出久君の叔父さん(同学年)が、出久君の運命を変えるようです。Season2 作:SS_TAKERU
少し短いですが、お楽しみいただければ幸いです。
第2試合開始に向け、それぞれの自陣へと向かっていた中―
「………とこやみ、おまえは…俺と同類だ」
不意に
「黒色支配…“個性”は
「ケヒヒ…俺とおまえは…
「ホホウ…貴様も深淵の理解者ということか」
「ヒヒ…
お互いだけが理解出来る言い回しで、言葉を交わし…同時に背を向けて歩き出す。
そんな我らを見て、
「
自陣に到着したところで、俺達は
この試合は、ある意味
どちらの知略が上回るか…楽しみなものだ。
「お互い相手側の“個性”は大体知ってる。だけど…新技を使われたり、“個性”が伸びてたりすると
「だから、最初は
試合開始前、
「クケケ…打合せ通りだな」
「任せるよ
俺は
「マズハオ前カラブッ飛バシチマウゼ!!」
「
“個性”を発動。
「ナァッ…」
「さぁ、行こうか
A組陣地へ最高速で戻らせていく。
30秒と経たないうちに、
「あ、戻ってきた」
何も気づいていない奴らに、俺は内心笑みを浮かべながら接近。
「皆散れ! 戻れ
異変に気付いた
「
「フッ!」
「ケヒヒ!」
驚愕の声を上げる
「常闇踏陰。おまえは俺が穿つ」
そして、首から下を溶け込ませたあたりで、
「良いだろう。貴様の挑戦、我が全身全霊を以て受けて立つ」
「クケケ…」
予想通り奴は乗ってきた! この勝負、勝てる!
「全身全霊と来たか! 良いじゃねえか、見せてみろ!」
そう言い残し、完全に影へと溶け込んだ俺は、影の中を移動しながら奴らの隙を窺う。
「影の中を移動しています!」
「単騎突撃とは、想定外!」
仲間からそんな声が上がる中、無言のまま油断なく構えている
-常闇踏陰。おまえは俺が穿つ-
この言葉で、狙いはこの俺…! 宿敵! とか思ってんだろ? 全ては試合前から仕込んでおいた精神的トラップ!
俺は陰謀ヒーロー・ペンタブラック。これが俺のやり方さ。
「もらった…」
俺は音も無く
「やっぱり、
「は?」
振り返りもしないまま
「ぬぁぁぁぁぁっ!」
閃光によって周囲の影は全て消されてしまい、俺は目が眩んだまま姿を晒してしまった。このままじゃ拙い! 何とか影に、黒に潜ま―
「黒をお探しか?」
そんな声と共に、俺へと被せられる何か。俺は無我夢中でそれによって生じた影に溶け込んだけど…
「俺の外套に躊躇いなく飛び込むとは…溺れる者は藁をも掴む。とはよく言ったものだ」
「ッ!?」
それが罠だと悟った時にはもう手遅れだ。外套は丸められた上に、
このまま『激カワ据置プリズン』へ放り込まれれば、それで終わりだ。
「では、
だが、
なんだ? 何を考えている? いや、それよりも…この状況を
「ぬぁっ!?」
突然、
「
「察しの通り、
そう言うと
「クケケ…“個性”抜きの殴り合いをご所望か?」
「そういう事だ」
「面白い…
さっき
俺と
「シィッ!」
リーチ差を有効に活かす為、攻撃は蹴り主体。
「ハハッ! どうした
「言われるまでもない」
俺の挑発に乗り、蹴りの途切れた隙を突いて突っ込んでくる
と、
だが、
俺の左脇腹へ直撃するコースを進む
顎を狙って振るった拳は、
間髪入れず、右の掌で
そのまま左の掌で
「………」
顎への3連打を受け、膝から崩れ落ちる
「雄英体育祭に向けての特訓を重ねていた折、吸阪からアドバイスを受け、尾白の指導を受けながら鍛錬を重ねてきた拳法。朧気乍ら形になってきたな」
気絶した
投獄を終えたら、
「クロハナビラタケくん、キシメジちゃん、エノキタケにヒトヨタケ!」
「生えろや生えろ。世界を
向こうの方で強烈に光ったから、
だったら、取るべき作戦はプランB。これで間違いない…筈だ。
「うわー、きのこが、きのこが、はえてきたー!」
「シルエットみえちゃうー! はずかしー!」
そこへ聞こえてきたA組の焦ったような声。やった! プランBは
「
「ゴンッ」
「ガンッドガッ」
「あー~~~」
「ズドッズンッ」
私の声と共に、
「よし!」
入り組んでいる上に、キノコまみれで視界は最悪だけど、狙い通り
あとは気付かれないように接近して…
「
頭上から攻撃を仕掛ける!
「くっ!」
咄嗟に防御を固める
「想定通りですわ」
だけど、攻撃が命中する直前に
攻撃が命中した瞬間、人間の体から出る音としてはあまりに異質な…まるで機械を物理的に壊した時を彷彿とさせる硬質な音を響かせて、
「お覚悟を」
それと同時に突き出された
「貴女が破壊したこれは、試合開始までの時間で
「簡単な動きを3つほど行えるだけの簡素な構造ですが、その分見た目には気を使いました」
パッと見では本物の腕と思ってしまうほどに…そう言いながら、私は両手に持った
25口径のゴム弾を十数発撃ち込みましたが、急所は全て外していたので、決定的なダメージは与えられていない筈。
逆を言えば、この程度のダメージで終わるのであれば…
「ま、まだまだ…」
そんな声と共に、両足に力を入れて立ち上がる
私、貴女に言いたい事がたくさんあるんです。さぁ、お覚悟はよろしくて?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
合同戦闘訓練の状況は以下のようになっております。
第1試合(終了) 〇A組(切島、口田、心操、蛙吹) 4-0 B組(宍田、円場、鱗、塩崎)×
第2試合(試合中) A組(青山、常闇、葉隠、八百万) 4-3 B組(黒色、吹出、拳藤、小森)
第3試合 A組(飯田、尾白、障子、轟)vsB組(回原、鉄哲、骨抜、角取)
第4試合 A組(砂藤、吸阪、瀬呂、耳郎)vsB組(泡瀬、鎌切、凡戸、取蔭)
第5試合 A組(緑谷、峰田、芦戸、麗日)vsB組(庄田、物間、小大、柳)