コマンダーズbyロゼ   作:ロゼ116

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4話

翌日、私は普段より早く起きたのだった。

 

ロゼ「……今何時だ?」

 

時間を確認しようとスマホを確認する。そこには4:30の文字

 

ロゼ「うわ、めっちゃ中途半端な時間やん、マジかぁ」

 

そう思った時、ふと違和感に気づく。

 

ロゼ「あれ?12はどこに行ったんだ?」

 

そう、隣で寝ているはずの12がいないのである。

 

ロゼ「まぁ、いっか」

 

特に気にせず、寝室からリビングのような部屋に行くことにした。

 

すると、そこにはソファに座っている12がいた。

 

ロゼ「12おはよう」

 

12「あら、ロゼちゃん今日は早起きなのね」

 

ロゼ「あまり寝付けなくてね」

 

12「なら、時間までゆっくりしましょ、何か作るわよ」

 

ロゼ「そしたら、コーヒーをおねがい」

 

12「は〜い」

 

そう返事をすると、12はキッチンに行き、サッとコーヒーの豆を挽いていた。あとはお湯を注ぐだけで出来上がりだ。

 

ロゼ「やっぱり、12はカウンター越しの姿似合うね」

 

12「そうかしら」

 

ロゼ「うん、すごくかっこいい」

 

12「ロゼちゃんは可愛いよね」

 

ロゼ「……ちょっと何言ってるかわからない」

 

12「照れちゃってかわいいねぇ」

 

ロゼ「……」

 

12「ほら、コーヒー出来上がったから拗ねないで」

 

ロゼ「…全く」

 

そう言ってコーヒーを受け取り、下を火傷しないようにゆっくりと流し込んでいく

 

ロゼ「ふぅ…ふぅ…」

 

12「……」ニコニコ

 

ロゼ「そんなニコニコしてどうしたの?」

 

12「ん?猫舌のロゼちゃんがかわいいなぁって」

 

ロゼ「熱いから仕方ないじゃん」

 

ロゼ「そんな12はなにか飲まないの?」

 

12「そうね、紅茶持ってくるわね」

 

12は再びキッチンに行き、紅茶を準備していた。

 

ロゼ「12はお酒とかも作れるの?」

 

12「もちろん」

 

ロゼ「なら、今度作ってよ」

 

12「いいわよ、とっておきを作ってあげるわね」

 

ロゼ「やった!」

 

12(ふふっ、やっぱりロゼちゃんは可愛いわね)

 

そう思ったAK-12は出来上がった紅茶を飲み始めた。

 

二人はそのまま飲み物を飲みながら時間が来るまで談笑していた。

 

12「そろそろね」

 

ロゼ「もうそんな時間か……」

 

12「先に行ってるわね」

 

ロゼ「うん」

 

12は自室の扉を開け、今いる建物の屋上へと向かった。

 

ロゼ「……眠い」

 

そう一言だけ呟くと、クローゼットを開け、正装に着替えた。

 

ロゼ「…よし」

 

ロゼ指揮官も、12を追うように屋上へと足速に向かった。

 

屋上に着くと既に、12が地上を見下ろしていた。

 

12「皆楽しそうね」

 

ロゼ「まぁ、久々の出撃だからね」

 

12「そりゃあ、ロゼちゃんが出撃サボってるからねぇ」

 

ロゼ「……なんのことかな?」

 

12「あら、そんなこと言ってもいいのかしら?」

 

ロゼ「だって、仕方ないじゃんゲームしたいんだもん」

 

12「まぁ、それがロゼちゃんだからいいけどたまには出撃させてね?」

 

ロゼ「…気が向いたら」

 

そんな会話をしていると地上からハンヴィーのエンジン音とリトルバードの起動音がし始めた。

 

ロゼ「うん、いい音鳴らすねぇ」

 

下から何人か手を振っているのが見えたので、手を振り返した。

 

ロゼ「さて、うちらも色々準備するか」

 

12「それじゃあ、ゲームしないように執務室に行きましょうね?」

 

ロゼ「…あ、バレた?」

 

12「ロゼちゃんどれでも指揮官なんだから戦闘くらい見てないさいよ」

 

ロゼ「まぁ、UAV飛ばす予定だけど」

 

12「なら、それで偵察できるわね」

 

ロゼ「うへぇ、やるかぁ」

 

くだらない話をしながら、二人は執務室に向かって歩いていた。

 

執務室に着くなり、ロゼ指揮官はUAVの起動ボタンを押して、プレデターを滑走路へと前進させた。

 

ロゼ「とりあえずプレデターで出たけどアレいつ使おう」

 

12「サーモバリック?」

 

ロゼ「そう」

 

12「着く前に使うか支援するときに使うかじゃないですか?」

 

ロゼ「そうなんだけど、着く前はともかく支援は人形に被害出そうなんだよねぇ」

 

ロゼ「もう適当に落とすか」

 

12「その方が人形に被害出そうですけどね」

 

ロゼ「撤退したあとならなにも気にせず落とせるからそっちにしよ」

 

彼女たちが出撃してから、数十分そろそろ狙撃小隊が到着する頃だろう。

 

ロゼ「お?このリトルバードってうちの?」

 

12「そうね、ってことはハンヴィーももう少しね」

 

ロゼ「なら、あとはゆっくり見ておくか」

 

私はUAVの自動旋回機能を起動して椅子の背もたれに寄りかかって腕を組んでハンヴィーの到着を待っている。

 

その頃、ハンヴィーは目的地の3キロ手前を走行していた。

 

36「久々の実戦ですね」

 

95「そうですねぇ」

 

36「AEKはノリノリですね」

 

999「ん〜?そりゃあ、久々の実戦、それに合わせた新曲。心踊らないわけがない!」

 

45「楽しそうね」

 

AUG「もうそろそろ着くから準備しなさい」

 

車内無線から賑やかな声が聞こえてくる

 

14「あっちは楽しそうね」

 

9「こっちも楽しく行こうよ!」

 

15「それで効率が落ちたらどうするのですか?」

 

14「そんなに効率を気にするものではないですよ」

 

K11「うへへぇ、新薬の実験ができるぅ」

 

RPK「一体、どんな薬を作ったんですか?」

 

K11「それはついてからのお楽しみです」

 

そんな会話をしてくると、ヒュンッ!という風を切る音がした瞬間、正面の建物群から複数のマズルフラッシュが見えた。

 

15「contact!!」

 

15の一声でハンヴィーは2台づつに別れて進行し始めた。

 

そして、それぞれに付いている火力支援小隊が敵に向かって銃撃を始めた。

 

雨のように降り注ぐ銃弾を掻い潜り、無事に建物に到着した。

 

36「go!go!」

 

その声とともに第2分隊の人形たちがドアを蹴破り、建物に突入していった。

 

それとほぼ同時に東側で小さな爆発が起こり、15の「GO!!!」の声が聞こえてくる。

 

そして、それぞれが建物1階を制圧、階段の前で合流した。

 

この建物は3階建てのようで、第1分隊が3階、第2分隊が2階を担当することにしたようだ。

 

相変わらず、外では火力小隊が敵と撃ち合っている音が聞こえてくる。その音をBGMに階段を登る合図をお互いが交わす。

 

AUG「……」コク

 

14「……」コク

 

お互いがハンドサインで会話をして、静かに階段を登っていく。

 

2階に到着すると敵が待ち構えており、すぐに銃撃戦が始まった。1分隊はそんな中で3階へと続く階段を目指す。

 

しかし、3階へ続く階段の先にはショットガンを構えた敵が構えていた。が、撃とうとした瞬間敵が倒れた。

 

すると、14の耳につけている無線から声が聞こえてきた。

 

Zas「こちら狙撃小隊、排除完了」

 

そう、別で待機している狙撃小隊が直前で敵を撃ち抜いたのである。

 

そうして3階に突入した1分隊も無事制圧し、建物内の無力化に成功した。

 

建物内を無事占拠した1、2分隊はこのままハンヴィーに乗り、撤退する予定だった。

 

しかし、外では支援小隊の4人がずっと射撃を続けている。

 

そう、建物の無力化は成功したとはいえ、建物の外では今いる人数以上の敵が押し寄せてきていた。

 

狙撃小隊の方も狙撃の援護しつつ自身の安全の確保をするために、一緒にいる護衛のARたちが周囲を牽制している。

 

建物の1階に降りて、支援小隊と合流をする。

 

36「そっちの状況は?」

 

RPK「最悪ですよ!」

 

周囲に敵が大量に押し寄せている状態だ。

 

支援小隊に加勢する形で制圧小隊が加わった。

 

15「どうしますか?このままここにいても埒があきませんよ」

 

36「しかし、この後どこに行くと言うのですか!」

 

9「そういえば、指揮官って撤退の時の行動どうするか言ってたっけ??」

 

45「言ってなかったと思う」

 

15「とのことだが?」

 

36「ご主人様は大事なところでおっちょこちょいなんですよね」

 

15「それはそうだな」

 

そうして、彼女たちはここから撤退するためにも、狙撃小隊と合流しなければならないと考え、移動することに決めた。もちろん、狙撃小隊にも連絡した。

 

一方、ロゼ指揮官はUAVの画面を見て、くつろいでいた

 

12「…ロゼちゃんはくつろいでていいの?」

 

ロゼ「大丈夫でしょ、みんな強いし。」

 

12「でも、撤退どうするか言ってないわよね」

 

ロゼ「……」

 

12「言ってないわよね?」

 

ロゼ「ッス—…ヤッベェ」

 

12「やっぱり」

 

ロゼ「気付いてたの?」

 

12「もちろん」

 

ロゼ「なんで言ってくれなかったの?」

 

12「だってその方が面白いじゃない?」

 

ロゼ「いや、うんまぁ、そうなんだけど、なんかあったらめんどくさいじゃん」

 

12「あの子達なら大丈夫よ」

 

ロゼ「ならいいけど…」

 

そう言いつつもロゼちゃんはやっぱりくつろぐのであった。

 

狙撃小隊と合流した主力小隊はこれからどうするかの話し合いをし始めた。

 

45「この後どうする?」

 

スプ「とりあえず、連絡するのがいいんだろうけど、こっちはハンヴィー4台一応走り抜けられれば帰還できるけど。」

 

14「しかし、ある程度の攻撃は考慮しなければならないでしょうね」

 

15「だが、ここに留まっていても埒が明かない」

 

36「では、今回は4台で行動して、反撃しつつ撤退することが良さそうですね。」

 

話し合いも終わり、これから撤退する準備を始めようとしたとき、空から何かの落下音が聞こえてきた。

 

そして、大きな爆発音とともに着弾地点周辺が火の海に包まれていた。

 

その正体はUAVから落とされたサーモバリック爆弾だった。

 

999「ふぅ!!いいぞ指揮官!いい音だ!」

 

15「ある程度は敵を蹴散らすことができたが、未だ敵がいることは確かだ。警戒するに越したことはないな」

 

撤退の準備が整い、基地に向けて出発した。

 

街を走り始めると至る所から銃撃されているが、この調子なら無事に帰還できそうだ。

 

UAVを見ているロゼ指揮官も撤退している様子を見ていた。

 

ロゼ「いやぁ、直前でサーモバリックのこと思い出してよかったわ、やっぱ陸戦は嫌ダァ!」

 

12「でも、こうやって上から見れるからいいじゃない」

 

ロゼ「まぁね、とりあえずUAVを帰還させて彼女たちが帰ってくるのを待ってようか」

 

12「そうしましょう」

 

そう話してから数十分経った頃、地平線から4台のハンヴィーが見えてきた。

 

その後はみんなを労ってパーティーをして騒ぎまくって、今回の作戦が無事完了したことを報告書にまとめて寝たのである。




やっと!やっと終わった!!
次回ロゼ指揮官とAK-12のイチャイチャだ!勝った第三部完!!
ってことで、次で最終話です!

次回、コマンダーズ!作者、死す(尊死)!デュ◯ルスタンバイ!
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