ソードフロンティア・オンライン   作:雛月 加代

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その夜、主街区のレストランでは・・・・・・・

 

「拓也さん、これからどうします?」

 

「そうだな・・・・・。」

 

シリカの向かいの席に座る拓也。夕食を食べながら、これからのことを考える。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・。」

 

そしてそんな彼の姿を遠くから観察する一人の少女。

 

「窮地から救い出してくれた彼、そんな彼に熱い視線を送る彼女、やがて二人は・・・・・・宿命的な恋に!」

 

アスナの耳元でリズベットは、ナレーション?を入れる。

 

「落ちないわよ!バカ。」

 

ニヤニヤ笑うリズベットにアスナはツツコミを入れる。

 

「なんで?」

 

「え?」

 

「あの人は何で?」

 

「私も詳しくは知らないんだけど、昔色々あったらしいのよ。」

 

「色々って?」

 

「さあ〜?知りたいなら聞いてみればいいじゃない!」

 

そう言うとアスナの腕を掴み、強引に彼女を席から立ち上がらせるリズベット。

 

「ちょ、ちょっと!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼するわよ〜。」

 

二人は拓也とシリカが座る席にやって来た。二人の姿を確認した拓也は

 

「あ!そうだ!俺、急用を思い出した!」

 

ポンと手を叩き、その場から立ち去ろうとする。が、

 

「ちょっと、待ちなさい!」

 

リズベットは拓也の腕を掴み、彼を引き止める。

 

「放せ!俺は明日に備えてやることがあるんだ!」

 

「悪いけど、それは私たちの用事が済んでからにしてもらえるかしら?」

 

「用事?」

 

拓也が振り返ると、そこには困ったような恥ずかしいようなアスナの表情があった。

 

「ほら、アスナ。」

 

「////うん・・・・・・。けて・・・・れて・・・・がと・・・・ヤ・・・・////」

 

アスナは、少し顔を赤らめながらボソボソと呟き始める。

 

「ん?何か言ったか?」

 

「///た、助けてくれてありがとう!!拓也くん!!///」

 

アスナは顔を真っ赤にして声を上げる。

 

「な!?今、何て!?」

 

「な、何よ!?私がお礼を言っちゃいけないわけ!?」

 

「いや、そんなことなはないぞ。」

 

思わず隣に立っているシリカと顔を見合わせる。

 

「色々キツイこと言って、悪かったわ。」

 

チラチラと横に立つリズベットを気にするアスナ。

 

「副団長、本当に悪いと思ってるか?」

 

「え、ええ・・・・思ってるわよ。」

 

「じゃ、『ゴメンなさい』って10回言いな。」

 

「な、何よそれ!」

 

「不当な扱いをうけて、俺の心は深ぁ〜く傷ついてるんだ。本当に悪いと思ってるなら、それくらい出来るだろ?」

 

「う・・・・分かったわよ。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。・・・・・これでいい?」

 

「ん〜、気持ちがこもってないな。もっぺん。」

 

「何ですって!悪いと思って素直に従えば・・・何で、こんな屈辱的な事、二度もしなきゃならないのよ!」

 

「本気で悪いと思ってるなら、何度でも謝れるはずだろうが。」

 

「勝手な事言わないでよ!そんなに謝られたいなら、鏡に向かって、頭でも下げなさいよ!」

 

「なんだと!」

 

拓也とアスナは睨み合い、火花を散らす。そんな二人を

 

「なんでこうなるのよ。」

 

「二人は水と油みたいな関係なんですかね・・・・」

 

リズベットとシリカは呆れた顔で見つめる。

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