プロローグ
あの事件以来、粗毎日のように拓也の元を訪れる閃光、アスナ。
「あ〜、こんにちわ副団長。すいません。俺、今いないんで。」
「いや、居るし!」
ベットで寝そべっている拓也をジト目で睨むアスナ。
「お前嫌い、帰れ!」
拓也も負けずにアスナを睨む。
「子供か、あなたは・・・・。」
「しっかり大人です。」
いつものように二人の間に火花が散る。
そして数時間後、ある鍛冶屋では。
「はあ〜、疲れた。」
「どうかしたの?」
「最近、変な奴に付き纏われてんだ。」
拓也は眠そうに欠伸をし、そんな彼を鍛冶屋の主人は呆れた顔で見る。
「あんた、また何かしたの?」
「何もしてないぜ。」
「今日はギルドの攻略に参加しないの?」
「しない。もともと入ってないしな。」
鍛冶屋の少女は拓也の顔を覗き込む。
「そういえば拓也は聞いた、『絶剣』の話?」
鍛冶屋の少女は拓也の顔を覗き込む。
「なんだ、それ?レアアイテム?」
「ノンノン、人の名前よ。アダ名というか、通り名かな。あまりに強すぎるんで、ついたアダ名が『絶剣』。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「絶対無敵の剣。空前絶後の剣。そんな意味だと思うんだけど・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
拓也の頭にあるデジモンの姿が浮かびあがる。長い金髪を持つ青年の姿をしたデジモン。纏う鎧は漆黒の髑髏を思わせるデザインに胸・両肩・両肘・両足の計七か所に目玉をあしらった禍々しい姿である。兜は目元のみを露出したフルメットとなっていて、そこから覗く目の下には血の涙を思わせる紋様が見てとれる。
「それで、そいつは本当に人間なのか?デジモンじゃなくて?」
「うん、噂ではそうらしいよ。ここから北にあるデッカイ木が生えた観光スポットの小島があるじゃない?あそこの木の根元に、毎日午後三時になると現れて、立ち会い希望プレイヤーと一人ずつ対戦するの。今まで何十人ものプレイヤーたちが挑戦したんだけど・・・・・」
「・・・・・・・返り討ち?」
「全員、綺麗にね。」
「でもさ。そんだけ強いと、もう対戦相手はいないんじゃねえ?」
「それがそうでもないのよ。」
「何か凄いレアアイテムでも賭けているのか?」
「アイテムじゃないわ。なんと、オリジナルソードスキルを賭けてるのよ。それもスッゴイ強い必殺技級のやつ。」
「ふ〜ん。」
拓也は興味なさそうに答える。何故なら、拳で戦う拓也にとってはソードスキルなど、もらっても意味がないからだ。
「戦わないの?」
「興味ない。」
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