ソードフロンティア・オンライン   作:雛月 加代

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血盟騎士団はユウキを取り囲んだ。

 

「却下、それはゴメンだよ。」

 

ユウキはニッコリ笑った。

 

「でしょうね。」

 

するとアスナはその場で小さなため息をつく。

 

「今、私は別の任務についているの。正直、あなたの首なんかに興味はないわ。」

 

「なら見逃してよ。」

 

「そうもいかないの。」

 

「え〜。」

 

「私が血盟騎士団・・・・あなたがスリーピング・ナイツであるかぎり。」

 

「つまらない理由。楽しく行こうよ!」

 

アスナとユウキは互いに睨み合う。

 

 

 

 

 

 

 

「げ!」

 

目の前にアスナが現れた事に拓也は驚く。不味い。このままここにいれば、大変なことになる。なので、拓也はその場から静かに立ち去ろうとするが

 

「おい!お前!」

 

いきなり血盟騎士団の一人に呼び止められる。

 

ビクッ

 

「そこにいたら危険だ!早くこっちに来なさい!」

 

「はっ、はい!」

 

救いの手が差し伸ばされ、拓也は急いでその場から脱出・・・・

 

ガシッ

 

するといきなり腕をユウキに掴まれる。

 

「このお兄さんは、僕の相棒だよ!」

 

ユウキは大声で高らかと宣言する。

 

「なに!?」

 

「『「『え〜!?』」』」

 

血盟騎士団は勿論のこと、野次馬たちも声を上げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「拓也さん・・・・・」

 

「あいつ、いつもこういったトラブルに巻き込まれるのよね。」

 

よりによってスリーピング・ナイツの一員に間違われるとは・・・・・。シリカとルズベットは哀れみの視線を拓也に向ける。

 

 

 

 

 

 

「よーし!お前も逮捕してやる!」

 

血盟騎士団は剣を拓也にも向ける。

 

「おい、お前!何言ってんだよ!?」

 

勝手な事を言うユウキに拓也はその場で抗議する。だがユウキはそんな彼の言葉を無視し、

 

「間違いないね、この感じ。やっと見つけた!」

 

そう言いながらユウキは拓也の両肩に手を置く。

 

「あの日から、ずっとお兄さんのことを探してたんだ!」

 

ユウキはニッコリ笑う。そして拓也の腕を掴み、その場から走り出す。

 

「逃げたぞ!」

 

「追え!!」

 

そして二人の後を血盟騎士団が急いで追いかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄さん・・・・・ううん・・・アグニモン。ボクたちに力を貸してください!」

 

「力?・・・・・って・・・ん?」

 

拓也はユウキの顔を見つめる。そういえばコイツ、誰かに似てるような気がする。でも誰だっけ?

 

「ボク、どうしても姉ちゃんを助けたいんだ!」

 

ユウキは頭を下げる。

 

「お、おい、落ち着け。よく分からないけど・・・・人違いしてないか?」

 

「・・・・人違い?」

 

「ああ。俺はお前と会うのは今日が初めてだ。」

 

「???」

 

「俺は拓也。人間であって、デジモンじゃない。」

 

「・・・・・タク・・・・・ヤ?」

 

「そうだ。」

 

何かを確認するように見上げてくるユウキに拓也は頷く。

 

「本当にアグニモンじゃないの?」

 

「ああ。」

 

「・・・・・・ジー・・・・。」

 

ユウキはジト目で拓也を見始める。

 

「アグニモン・・・・・・・って噂の?」

 

「ああ、うん。伝説の十闘士の一人で、すっごく強いんだ!」

 

「ふ〜ん。戦ったことあるの?」

 

「うん。ボクもそこそこ自信はあったんだけど、アグニモンには全然敵わなかったよ。」

 

どうやら自分と彼女はあの夢で繋がっていたらしい。

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