トントン
ガチャ
「拓也さん、おはようございます!今日もよろしくお願い・・・・・・なななななにをしているんですか!?///」
「い、意外と大胆なのね・・・・・」
朝、拓也の部屋を訪れたシリカとリズベットは驚きの声をあげる。無理もない。目の前には知り合いの男女が同じベットでねむっているのだから。
「う~ん・・・・もう朝・・・・・?」
「まだ眠い・・・・。あと5分・・・」
シリカたちとは打って変わり、ユウキと拓也はゆっくりと体を起こす。
そして朝食時、場所はレストラン。
「腐ってるわね。」
「腐ってますね。」
リズベットとシリカはジト目で拓也を見る。それはまるで性犯罪をみるような鋭い視線。
「違う!俺は何もしてない!本当だ!」
必死で無実を訴える拓也。
「ふぅ〜、御馳走様。」
そんな彼を他所に朝食を食べ終える少女。
「それで拓也。僕たちのギルドに入る気になった?」
周囲の空気などおかまいなしに、そんなことを言うユウキ。
「だ・か・ら、俺は入らないって!しつこいぞ!」
「え〜!どうして!?」
「俺は一人がいいんだ!」
「じゃあシリカとリズベットは?」
「こいつらは俺の後ろを歩いているだけだ!」
何度も断っているのにも関わらず、それでも尚しつこく勧誘してくる。
「他にも強い奴はいるだろう?例えば・・・・・・・・・・・副団長とか・・・・」
何とかユウキを厄介払いしたい拓也。その手段として血盟騎士団の副団長の名を出した。性格はともかく、彼女の実力は本物で、本気を出せば多少のデジモンなど相手ではない。
「あの人はダメ。断られちゃった。」
当然といえば当然、血盟騎士団副団長と言う立場にいる彼女が盗賊ギルドに手を貸すというのはあまりにも世間体が悪すぎる。
「分かった。じゃあ、こうしょう。」
拓也は最後の手段に出るのだった。
「俺の頼みを聞いてくれたら、お前のギルドに入ってやる。」
「え!?本当!?」
「ああ。本当だ。」
拓也の言葉にユウキは目を輝かせる。
「なに?なにをすればいいの?」
勢い良く顔を近づけてくるユウキ。その様子にリズベットとシリカ自体を把握した。恐らく無理難題を押し付けるつもりなのであろう。そして拓也は、ゆっくりと口を開いた。
「逆立ちでデジタルワールドを一周。」
「え?」
だが拓也が放った条件は意外な物だった。
「それだけでいいの?」
「ああ。」
聞いていたリズベットたちも目を見開く。
だがすぐに呆れて表情へと変わるのだった。
「ただし、全裸で。」
そして次の日、拓也の自宅。
ざわざわ
「ん?何だか騒がしいな。」
外から騒ぎ声が聞こえ、拓也は椅子から立ち上がる。そして玄関の扉を開け、外に出る。
「何あれ?」
「クスクス。」
「ママ、あのお姉ちゃん何やってるの?」
「シッ。見ちゃいけません。」
家の前に野次馬が出来ていた。拓也はゆっくりと野次馬の中へと消えていく。
「・・・・・・・・・・。」
そして彼は言葉を失った。何故なら目の前に見知った少女がいたからだ。しかも逆立ちしている。
「おい、何やってるんだよ!?」
拓也は慌てて少女に駆け寄る。すると逆立ちしていた少女は空中で一回転しながら地面に着地する。
「あ、拓也!ヤッホー!」
「ヤッホー・・・じゃねぇよ!何やってるんだよ!?」
「何って・・・・逆立ちでデジタルワールドを一周してるんだよ。」
「はあ!?」
「あ!そういえば、全裸だったね。」
ユウキはメニュー画面を開き、装備を外し始める。素っ裸になる気だ。拓也は慌てて、それを止める。
「こらー!!スリーピング・ナイツ、そこで何してるの!?」
そして粗同時に騒ぎを聞きつけた血盟騎士団がやってきた。誰かが通報したんだな。
「不味い、鬼が来たぞ!」
「逃げるよ、拓也!」
こんなことで捕まるなんてゴメンだ。拓也とユウキは大慌てでその場を立ち去った。こういう時の二人は、息がぴったりである。
「お、鬼ってどういうことよ!?待ちなさーーーい!!」
顔を真っ赤にしながら、二人を追いかけるアスナ。
そして数分後、リズベット達と合流して拓也。
「ねえ、拓也。いい加減ボクたちのギルドに入ってよ。」
「・・・・・・・嫌だ。」
「どうして・・・?」
「どうしても。」
「・・・・・・・・・分かった。諦めるよ。」
ユウキは溜息をつくと、明らかに落ち込んだ表情になる。だがすぐに気を取り直して
「じゃあ、ボクとパーティを組んでよ!」
ガクッ
「同じだろ、それ!」
ユウキの天然ボケに拓也はツツコミを入れる。
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