ソードフロンティア・オンライン   作:雛月 加代

30 / 35
3

アスナに説教されること数十分。海水浴場にはいつもの面子が集合していた。

 

「えへへ、どうかな?この水着。」

 

ユウキがぴょこんと跳ねて拓也の前に来ると、くるりと回った。長い髪がしなやかに翻る。紫を基調としたビキニタイプの水着。思ったよりも生地の表面が小さくて、結構大胆だ。

 

「似合ってる?」

 

少し上目遣いで顔をのぞきこんでくる。その仕草がやっぱりかわいい。少し顔が熱くなるのを感じた。

 

「・・・・・もちろん、似合ってるぞ。」

 

「やった♪嬉しいな〜と」

 

 

 

 

 

「わ、私の水着も見てください!」

 

ユウキに対抗するように、シリカが割り込んできた。そして拓也の前に立つと、

 

「・・・・・・・ど、どうですか?」

 

少し恥ずかしそうにしながら、そんなことを聞いてくる。

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

じっとシリカが拓也を見つめる。暖色系の色使いがシリカの優しい雰囲気に合っていた。

 

「似合って・・・・・・ませんか?」

 

不安そうに揺れるシリカの瞳。

 

「もちろん、似合ってるよ。」

 

そう答えると、

 

「えへへ〜」

 

一転してとろけそうな笑顔になる。こうも素直に感情表現をされると、こっちもなんだか嬉しくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふん!」

 

「副団長ももちろん似合ってるぞ。」

 

「や、別にそんなついでで言ってもらわなくても。」

 

「いや、別についでってわけじゃないんだけどな。」

 

白を基調としたビキニタイプの水着。普段のアスナの雰囲気に合っていた。

 

「ほんと、副団長にぴったりだと思うぞ。」

 

「・・・・・・・・・・・ありがとう。」

 

アスナは小さくそう呟くと、頬を染めながら俯いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さすがは拓也ね。このぉ、女殺し♪」

 

「なんだよ、いきなり。」

 

「嫌味なく、あくまでさりげなく女心をくすぐるように褒める。しかも、計算されつくしたさわやかな笑顔をセットにしてね。」

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

「あんたのこのテクニックにかかれば、大抵の女なんてイチコロね。このナチュラルプレイボーイが」

 

そんなことを言いながらずいずいと近づいてくるリズベット。

 

「で、私の水着はどう?」

 

「・・・・・・・・・・。」

 

「感想を聞かせてほしいな。」

 

さらにぐいっと目の前に迫る。灰色を基調とした水着。リズベットのプロポーションの良さがあるからこそ、この水着を着ても、水着に負けてないと言うか。さすがに少し目のやり場にこまってしまうけど。

 

「いや、お前も似合ってるぞ。」

 

「ふふふ。」

 

リズベットも満更でもない笑顔を浮かべる。やっぱり水着姿を褒められると嬉しいもんなのかな。

この小説は続けた方がいい?

  • 続けた方がいい
  • やめた方がいい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。