アスナに説教されること数十分。海水浴場にはいつもの面子が集合していた。
「えへへ、どうかな?この水着。」
ユウキがぴょこんと跳ねて拓也の前に来ると、くるりと回った。長い髪がしなやかに翻る。紫を基調としたビキニタイプの水着。思ったよりも生地の表面が小さくて、結構大胆だ。
「似合ってる?」
少し上目遣いで顔をのぞきこんでくる。その仕草がやっぱりかわいい。少し顔が熱くなるのを感じた。
「・・・・・もちろん、似合ってるぞ。」
「やった♪嬉しいな〜と」
「わ、私の水着も見てください!」
ユウキに対抗するように、シリカが割り込んできた。そして拓也の前に立つと、
「・・・・・・・ど、どうですか?」
少し恥ずかしそうにしながら、そんなことを聞いてくる。
「・・・・・・・・・・・。」
じっとシリカが拓也を見つめる。暖色系の色使いがシリカの優しい雰囲気に合っていた。
「似合って・・・・・・ませんか?」
不安そうに揺れるシリカの瞳。
「もちろん、似合ってるよ。」
そう答えると、
「えへへ〜」
一転してとろけそうな笑顔になる。こうも素直に感情表現をされると、こっちもなんだか嬉しくなる。
「ふん!」
「副団長ももちろん似合ってるぞ。」
「や、別にそんなついでで言ってもらわなくても。」
「いや、別についでってわけじゃないんだけどな。」
白を基調としたビキニタイプの水着。普段のアスナの雰囲気に合っていた。
「ほんと、副団長にぴったりだと思うぞ。」
「・・・・・・・・・・・ありがとう。」
アスナは小さくそう呟くと、頬を染めながら俯いた。
「さすがは拓也ね。このぉ、女殺し♪」
「なんだよ、いきなり。」
「嫌味なく、あくまでさりげなく女心をくすぐるように褒める。しかも、計算されつくしたさわやかな笑顔をセットにしてね。」
「・・・・・・・・・・・。」
「あんたのこのテクニックにかかれば、大抵の女なんてイチコロね。このナチュラルプレイボーイが」
そんなことを言いながらずいずいと近づいてくるリズベット。
「で、私の水着はどう?」
「・・・・・・・・・・。」
「感想を聞かせてほしいな。」
さらにぐいっと目の前に迫る。灰色を基調とした水着。リズベットのプロポーションの良さがあるからこそ、この水着を着ても、水着に負けてないと言うか。さすがに少し目のやり場にこまってしまうけど。
「いや、お前も似合ってるぞ。」
「ふふふ。」
リズベットも満更でもない笑顔を浮かべる。やっぱり水着姿を褒められると嬉しいもんなのかな。
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