時刻は真夜中。場所は水のターミナル。
「というわけで。やるわよ、肝試し!」
「ええ〜っ!!!」
リズベットの言葉にアスナは声をあげる。
「はいはい、文句言わない!夏の夜といえば、肝試しをするって決まってるの!」
「決まってるのか?」
「そうよ!」
拓也の問いを即答するリズベット。そしてリズベットは、遠くにそびえ立つ城を指差した。
「お城みたいですね・・・・・」
まるでおとぎ話に出てくるような大きな城だった。夜中だけあって、凄く不気味だ。
「副団長、もしかして怖いのか?」
「そ、そんなわけないでしょう!?」
先程から明らかに動揺しているアスナに拓也はジト目で問いただす。
「どうする、拓也?」
ユウキの問いに拓也はため息をつく。
「しょうがない、参加するよ!」
「決まりだね。さあ、行こう!」
ユウキは拓也の腕を掴むと、そのまま走り出す。
「あっ、待ってください!」
シリカも後を追いかけた。
「ちょ、ちょっと!まだクジを引いて・・・・!
「待って!!置いて行かないで!!!」
そしてリズベットとアスナもその後を追いかけた。
「随分、古い城だな。」
「幽霊なんていませんよね。」
拓也は掌から小さな炎を出す。そしてその炎が生み出す明かりを頼りに城の奥へと進んでいく。
ガサガサ
「ひっ!?」
反射的に拓也はシリカたちの前に立つ。すると一匹の鼠が拓也たちの前を通り過ぎた。
「きゃあー!」
アスナが半泣きで拓也の腕にしがみついてきた。
「アスナさん、やっぱり・・・・・」
普通なら拓也にしがみついているのだが、アスナの怖がり方にそんな気が全く起きないシリカだった。
「な、何よ!お化けが怖くて何が悪いのよー!」
涙目になりながらアスナは開き直った。
「『「『・・・・・・・・・・。』」』」
拓也たちはジト目でアスナを見ると、そのまま歩き出した。
「あっ!ちょっと待ってーーーー!!
しばらくすると、拓也たちは城の中庭に到着する。
「ここは・・・・・・・・・」
目の前に広がる驚きの光景。見渡す限りの大量の石碑。拓也たちは目を見開く。
「そこにいるのは、誰?」
ふと声がしたので、振り返る。そこには少女がいた。緑がかった容姿を持つ金髪ポニテール。
「ここで何をしているの?」
少女は拓也を睨みつける。
「あ、いえ、私たちは、怪しい者じゃなくて・・・・・・」
「そうそう、ボクたちは肝試しでここに来ただけで・・・・」
慌てふためくシリカとユウキに対して、拓也はゆっくりと口を開いた。
「これは、お前がやったのか?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「どうなんだ?」
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