ソードフロンティア・オンライン   作:雛月 加代

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「おお!ここだここ!」

 

突然声がしたので、振り向く。するとガラの悪いプレイヤーたちゾロゾロとやってきた。

 

「誰、あなたたち?」

 

突然現れた侵入者にリーファは、声を上げた。

 

「お!見ろよ!妖精だぜ!」

 

「売り飛ばす前に色々楽しんじゃおうぜ!」

 

「うっわ、お前サイッテーーー」

 

ギャハハハハハ、と下卑た笑い声がそこら中に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと! 離しなさい!」

 

リーファはいきなり三人に体を押さえつけられた。

 

「こら、暴れんなって!」

 

「にしても上物だな!」

 

「オッパイでかいし、顔も俺好みだ!」

 

「ああ、今日は楽しめそうだぜ!」

 

振りほどこうとしたが相手もずいぶん鍛えているのか、全然外れない。

 

「ワン!ワン!ワン!」

 

「わあ!な、なんだ、こいつ!?」

 

リーファの危機を感じたトコモンは男を威圧する。だが

 

ドン!!

 

「邪魔くせえーっ!!」

 

トコモンは蹴り飛ばされ、壁に激突する。

 

「トコモン!」

 

駆け寄ろうとするが、他のプレイヤーたちに羽交い締めにされる。そして狼狽えるリーファを見たレッドプレイヤーたちは名案を思いつく。

 

「面白い遊びを思いついたぜ!」

 

そう言うと男はバットを取り出し・・・・

 

ダン!

 

ダン!

 

ダン!

 

思いっきりバットでトコモンを殴り始める。何度も。何度も。殴る度にトコモンは悲鳴をあげ、血が飛び散る。

 

「やめてーーーー!!!」

 

「あれー?動かなくなっちゃった・・・。つまんねえの。」

 

羽交い締めから逃れ、リーファはトコモンのそばにやってきた。リーフアはその場で泣きながら蹲る。

 

「ハハハ。デジモンを殺す時って、楽しいな。バカみたいに泣き叫んで、面白すぎで笑えるぜ!」

 

男はタバコに火をつける。

 

「さて次はお前の番だ。安心しろ、お前はそう簡単に殺しはしねえよ。」

 

ブチッ

 

その瞬間、リーファの中で何かが切れた。

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

男は目を見開く。リーファは物凄い速さで、ポケットに入れていたナイフで・・・

 

「があーーー!!」

 

男の左目を刺した。

 

「いてぇ!!いてえーーーーよ!!!!」

 

男は悲鳴を上げ、左目を押さえる。だがリーファの攻撃は止まらない。

 

バキーー!!

 

リーファは近くにあったバットを手に取ると、そのまま男の顔に一撃を叩き込む。

 

バタン

 

男は頭から血を流し、その場に崩れ落ちる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『「・・・・・・・・・。」』」

 

突然のことに、取り巻きたちはその場に立ち尽くす。

 

ギロリ

 

リーファはゆっくりと振り返る。

 

「ま、待て!」

 

次は自分たちだと直感し、後ずさりする。

 

「お願いだ、聞いてくれ!全部ソイツのせいなんだ!」

 

「そうそう!俺たちは見てただけだ。」

 

「私たちは無理矢理ここに連れて来られただけ!」

 

取り巻きたちは、とうとう崖っぷしまで追い詰められる。

 

スルッ

 

そして全員足を滑らせ、頭から海へと転落する。

 

「『「うわああああああ!!!」』」

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