ソードフロンティア・オンライン   作:雛月 加代

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リーファは最後の取り巻きの首を掴むと、持ち上げる。

 

「う・・・・た・・・・・す・・・・け・・・・て・・・・」

 

取り巻きの男は必死に命乞いをする。その顔は真っ青で、危険な状態を意味していた。

 

「よせ、リーファ!」

 

急いで駆けつけてきた拓也たちが声を上げる。だが、怒りに我を忘れた彼女にそんな声が届くはずがなく・・・・・

 

ゴチッ

 

リーファは男の首をへし折った。

 

バタン

 

リーファは男の首を離すと、男の体は地面に倒れる。

 

「・・・・・・あれ?」

 

リーファは我に返った。だが何故自分がこの場にいるのかがハッキリ思い出せない。

 

「拓也?私・・・・・・何してたの?」

 

混乱するリーファに拓也はおずおずと声をかけた。

 

「覚えていないのか?」

 

「みんな、死んじゃった。」

 

「!?」

 

拓也とアスナの言葉にリーファは目を見開き、辺りを見渡す。周りに見知った人物が血だらけで倒れていた。そしてふと自身の血だらけの手を見る。

 

「これって・・・・・あの日と同じ・・・」

 

リーファの頭にあの日の光景が蘇った。ルーチェモンの軍団がせめてきたんじゃない・・・・。あの日、お兄ちゃんを貶めた連中を・・・・嘲笑っていた・・・・・見て見ぬ振りをしていた連中を・・・・全員・・・・・・私がこの手で・・・・・

 

「私・・・・・・全部・・・・・・私のせい・・・・・」

 

リーファはその場で崩れ落ち、泣き始めた。

 

「・・・・・どうしてこんなことになっちゃったんだろ・・・・私はただ・・・・・お兄ちゃんのために・・・・」

 

そんなリーファに拓也はゆっくりと近づき、笑みを浮かべる。

 

「ここには、お前の涙の数だけ花が咲いているんだな。」

 

「え?」

 

リーファはふと、頭を上げる。周りにはあちこちに綺麗な花が咲いていた。それだけじゃない。この城に住み着いていた野良デジモンたちがリーファの周りに集まってきた。まるで彼女を励ますかのように。

 

「生きてれば罪はつぐなえる・・・・・・思い出だって作り直せるハズだ・・・・・・そうだろ?」

 

「・・・・・・・・・。」

 

リーファは拓也に視線を向ける。

 

「本気で望めば人はいくらだってやり治せるんだ!俺たちと一緒に行こうぜ!」

 

リーファはデジモンたちに視線を戻すと、デジモンたちは嬉しそうに笑い出す。リーファは立ち上がり、涙を拭う。

そしてゆっくりと頷いた。

 

「俺は拓也。」

 

そう言うと拓也は手を差し出す。

 

「私はアスナ。」

 

「ボクはユウキ。」

 

「シリカです。」

 

「リズベットよ。」

 

「私はリーファ。」

 

そしてリーファは拓也の手を握る。

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