スー
シリカの部屋の扉の隙間からガスのような物が入ってきた。ガスは部屋に入ると、寝転がっていたシリカの耳の中へと侵入していった。
「・・・・・・・・・・・。」
シリカは立ち上がった。彼女は虚ろな目で、手は弱く垂れ下がり、まるで人形のようだ。
「すー。すー。」
拓也は自分の部屋のベットで眠っていた。
カチャ
すると不意に部屋の扉が開いた。
「・・・・・・・・・・・・。」
入ってきたのは下着姿のシリカだった。その目は活力を失っていてる。
「・・・・・・・・・・・・・。」
シリカは寝ている拓也の前に立つと、ダガーを取り出した。そして
スッ
それを思いっきり振り上げる。
ザン!!
「!?」
目を覚ました拓也は、間一髪彼女の攻撃をかわした。
「し、シリカ!?」
シリカはダガーを片手にジリジリと詰め寄ってくる。
「わああああ!」
シリカは拓也に突撃し、拓也は彼女の攻撃を避ける。
ガシャン
ガシャン
部屋にあった壁や物が派手に壊れていく。
「シリカ!」
拓也は彼女に飛びかかり、ダガーを取り上げる。そして彼女の肩を激しく揺らし、大声で名前を呼ぶ。
「・・・・・・・え?・・・・・・・拓也さん・・・・・・・私・・・・・一体・・・?」
拓也の声で彼女は正気に戻る。そして周りを見渡すと、そこはさっきまでいた自分の部屋ではない。しかも壁は傷だらけ、床には破れた布団や本が散らばっていた。そして何より・・・・・・・・
「/////はああああああああああ!!!/////」
シリカは今の自分の姿を見て、顔を真っ赤にした。
翌日、シリカと拓也は強化装備をつけ、花村にやってきた。だが着いた途端、二人は
「え!?」
「・・・・・・・・・・・。」
目の前に広がる光景に驚きの声を漏らす。花の街、その名の通り辺り一面に咲く花畑が印象的であった。だが今は
「寒い・・・・・・・。」
辺り一面雪景色。花どころか人っ子一人いない。
「雪の国・・・。ホントにここなんですか?」
ブルブル震えるシリカの肩に、拓也は自身が着ていたコートをかける。そして
「・・・・・・・・・・・・。」
何かを察したのか
「シリカ。」
「どうしたんですか、拓也さん?」
シリカへ転移結晶を差し出す。
「これは?」
「もし予想外の事態が起きて、俺が離脱しろっていったら必ずこのクリスタルでどの街でもいいから飛ぶんだ。」
「・・・・でも。」
「いいな?」
真剣な顔で言う拓也にシリカは戸惑いながらも
「分かりました。」
承知した。
「じゃあ、行くぞ。どうやら、この道を進めば思い出の丘だ。」
それだけ言うと拓也は歩き出す。そしてシリカもその後に続く。
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