(あのシリカっていう人間のデジコード・・・。僕が貰っていい?君はアイツを『思い出の丘』に連れて来て!)
チャックモンの言葉が拓也の頭の中を駆け巡る。
「あの・・・・、拓也さん?」
「・・・・・・・何だ?」
「・・・・・もしかして私、昨日何かしました?」
聞いてはいけないことかもしれないと思いながらも気になって離れない。
「別に・・・・。」
「なら、どうしてさっきから目を合わせてくれないんですか?」
悲しそうにしがみ付いてくるシリカ。
「・・・・・・・・・・・・・。」
拓也は、彼女を無視して歩き出す。
「拓也さん・・・・・。」
そしてシリカは急いで後を追う。
シリカが思い出の丘へ到着すると、そこには台座のようなものがあった。
「花がありません!」
驚きながらシリカが台座をのぞき込む。
「拓也さん・・・・・あれ?」
シリカはキョロキョロと辺りを見渡す。
「拓也・・・・さん?拓也さん!!拓也さん!!」
いつの間にか一緒にいた拓也がいなくなっていた。突然心細くなり、必死に彼の名前を呼ぶ。
「どうしたんだい、お嬢ちゃん?」
困っているシリカの背後からフードを被った男が現れた。
「あ、ごめんなさい。実は・・・・・友達と逸れてしまって・・・・・」
「そうなのか。だったら一緒に探してあげるよ。」
フードの男はゆっくりとシリカに近づいて行く。
「・・・・・・・・・。」
シリカは恐怖を感じ、後退りする。
「あの・・・・ちょっと聞きたいんですけど・・・・」
「何だい、お嬢ちゃん?」
「あなたの目は、どうしてそんなにおおきいんですか?」
「お前をよーく見るためだよ。」
「そ、それじゃあ・・・・あなたの耳はどうしてそんなにおおきいんですか?」
「お前の声をよーく聞くためだよ。」
「口はどうしてそんなに大きいんですか?」
シリカは急いでポケットから転移結晶を取り出そうとするが、
「あっ!」
ポケットから転げ落ち、男?はそれを踏み潰す。
「お前を食べるためだ!!」
男はフードを脱ぎ捨てる。
「デジモン!?」
そこには牛ともレイヨウやターキンとも犬とも取れる不思議な顔立ちをしていて、ゴリラか雪男のような身体つきのデジモンがいた。ブリザーモン、氷のビーストスピリットによって進化した、ハイブリッド体デジモン。ヴァリアブル種。
「わぁ、きゃあああああああああ!?」
シュルとシリカの足に何かが絡みつく。ブリザーモンの伸縮自在の髪の毛だ。
ドーン!!!
ブリザーモンはシリカを地面に思いっきり叩きつける。
「・・・・・・・・・・・・。」
シリカはその場で頭から血を流し、気を失う。
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