せっかく女の子に生まれ変わったんだから、僕はただ……お嬢さまを僕好みに育てるついでに愛でて撫で回して甘やかして楽しもうって思っただけなのに!   作:あずももも

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今回はジュリーちゃんとリラちゃんが荒ぶっています。 リラちゃんはいつものことですが。


27話 貧乳(この世界基準、僕的には充分に普乳)という真理について

 

ジュリーさまが、お胸のことに……よりにもよって巨乳であらせられるシルヴィーさまに触れられてかちんと来られて、それで……おんなじような話を続けて何言っても止まらなくなってから、しばし。

 

さっきっから続いているお怒りが、まだまだ収まる気配はない。

 

「………………………………分かっていますわシルヴィーあなたのものは素晴らしいですものね私のこの貧相なものとは違ってまったくうらやましいですわああどうして私はお母さまに似なかったのでしょうかやはり運動不足だったからでしょうかそれともリラが言っていたような精神を追い詰める状態というものを何年も続けてきたからなのでしょうかええそうですわきっとそうですわだってお母さまもおばさまもお祖母さまもみな大きいのですものそれなのに私だけもちろんリラをはじめとしてみなさまは気にしないでそれでも魅力的だと言ってくださいますけれどもそれでもやはり私はあなたのように美しい胸が欲しかったわですからシルヴィー」

 

「ちょ、ちょっと、だからいい加減にやめてってば! おんなじ話ばっかりどうしてそんなに口が回るのよ!? どうして胸の話題となるといっつもいきなりそうなるのよ!? ……しょうがないでしょ、肉体的特徴なんだから! 私のお母さまだって別に私ほど大きいわけでもないし」

 

「それではシルヴィーのお母さまはシルヴィーを見るたびにさぞ嘆いていらっしゃる」

「だーかーらー、母と娘の体は必ず似るってわけでもないんだから!」

 

「ですけれども男性が私たち女性について話すときには必ずと言っていいほどに胸の話題になってどうしても私たちはお友だちなのですからすなわちあなたのその大きさと私のこの小ささについても当然に比べられているとどうしても気になったときに問い詰めてアルベールさまから言質を取りましたのやはりあのアルベールさまでさえ」

「そんなの知らないわよ!? それに、見られて嬉しいもんでも!」

 

左右から……金髪普乳なジュリーさまと金髪巨乳のシルヴィーさまの熱い熱い戦いが繰り広げられている。

 

それは女の戦い。

 

昔から今まで、そして異世界だろうと当然にして起きる戦い。

 

もちろん男だってモノの大きさでランク付けは自然と起きる……た、かもしれない……けど、戦いには発展しないような……性的な、身体的特徴についての、熱くも聞いていて嬉しいバトル。

 

そしてその真ん中で挟まれて静かにしている僕は。

 

当然ながらにしてまな板なのだ。

 

いや。

 

かろうじて微乳と言うべきか?

 

いやいや男でも……たしか成長期にはこうなるヤツがいるって知識があるし、疑わしいところ。

 

僕のことはどうでもいいとして、ともかく……ヒートアップされているジュリーさまはなかなかにレアだ。

 

だから、僕もまた抑えきれないリピドー(脳内のみ)から逃れられないんだ。

 

ゆえに。

 

……………………………………………………………………………………ああおかわいらしいジュリーさま貧乳なのを気にされてぐぬぬーってなっているいらっしゃるのがとてもけなげっていうか心にこうぐっとくるっていうかやっぱり恥じらいは正義なんだそうかこれが世界の真理かとにかくかわいい女神だもんな当然かまあ貧乳っていうかふつうのお胸なんだけどそう僕的にはBとCの中間くらいなんだけどだっていつも毎日おふろでマッサージと称して揉みしだいているんだからそれは確かだそれでもやっぱりジュリーさま的には貧乳ってわけでだからお胸を気にされているっていうのがすばらしくって僕はそれだけでジュリーさまたち以上に楽しくなるんだ。

 

「…………あーそうそう思い出したわリラ」

「なんでしょうかおっぱ、シルヴィーさま」

「ですからシルヴィー私の話はまだ終わっ」

 

「リラ、この前教えてくれたじゃない……本気で運動するための胸を覆う固いやつ。 家に来る人たちにそういうのある?って聞けないし、だからあるかどうかすら知らなかったけどあった、あれよ。 あれのおかげで……今日つけてくれば良かったわ、本当に……で、そこそこに全力で、子供の頃みたいに走れるっていうのは嬉しいの。 おかげで休みの日とかに楽しめているわ? ありがと、リラ」

 

「いえ、僕は元平民で商人の娘ですので。 町で売っているそういうものにも詳しかっただけです」

 

「……いつもそうやって、困ったらリラなんだから。 はぁ。 リラもリラよ……」

 

あああぶつぶつと僕をつんつんされながら文句を口にしておられるジュリーさまがおかわいくていやそれよりも今度はそうシルヴィーさまのお胸が重要だ。

 

そのたわわは大層にでかくて大きい。

 

おおきい。

 

それはそれは……おふろとかに限らずたびたび下から持ち上げさせていただいているけど本当に重いんだもちろん揉み心地もおもちのようですばらしいものなんだ将来のシルヴィーさまの赤ちゃんがうらやましくていやその前に許嫁のヤロおっとお方がもんのすごくにうらやましいほおばりたいだけどそんな美しくハリのあるお胸だからこそクーパー靭帯っていうとってもとっても大切なものがあるんだからシルヴィーさまのこの貴重でお綺麗なお胸を若くして垂れさせるわけにはいかないから知り合いになった以上そして揉まさせていただけているんだからそのお返しくらいはしなきゃなんだ垂れるなんて僕がそうはさせない早速にもっといろんなバリエーションを探し出してお届けしなければ。

 

………………………………………………………………。

 

すうーっ。

 

………………………………だけどジュリーさまがここまで気にされているんだからジュリーさまのおふたつもそろそろお育ちになられてきてもいい頃合いなのにな成長させるためのマッサージもして差し上げているけど一向に大きくなる気配もないもんな僕にとってはその方が嬉しいんだけどだってやっぱりジュリーさまはジュリーさまであられるからこそジュリーさまなわけで僕の女神な天使さまなんだしつまりはジュリーさまが気にされている以上にはとにかくサイズアップが最優先だから貧乳からランクアップさせて差し上げなければならないんだだからこそこれからもいっそうに揉みしだいて差し上げてお胸の発達を促しつつ女性ホルモンを分泌させそうないろんなのをもっともっと試さなければ。

 

………………………………ふぅ。

 

欲望解放終了。

 

男だったらきっと物理的に解放しなきゃならなかったはずなのに、女に生まれて頭の中で興奮すると頭の中でこうして発散して解放できるのはなんでなんだろう?

 

不思議だ。

 

だって、こーやって考えるだけで……すっきりするんだもん。

 

女体の神秘………………………………じゃないだろーけども。

 

もうちょっと経って第二次性徴が始まったら、なにか変わるんだろーか。

 

今から楽しみな次第だ。

 

うへ、うへへへへ……。

 

 

 

 

ジュリーさまがシルヴィーさまと僕とのどちらにもぶつくさ言うだけになっている。

 

シルヴィーさまはちょっとほっとされてて適当なことを話しかけてこられているけれど、あいにくと僕にはそれに生返事しかできていない。

 

だって、僕はというと……ひたすらにつんつんつんつんされていたあと、今度はぎゅーって抱きしめられてきてるからだ。

 

温かい。

 

柔らかい。

 

いい匂い。

 

それはもう嬉しいってレベルじゃなくって、まさにここが天国……あ、これいっつも思ってるな僕、幸せのハードル低すぎない?

 

……だったんだけど、すーっと冷たい風が吹いて来て見上げた空は、少し赤みがかかっていて。

 

「あらもうそんな時間? 陽が傾いて来ているじゃない」

「はい。 残念ですがそろそろ帰りましょう。 この時期はあっという間に寒い風が吹きますゆえ、おふたりがお風邪でも引かれたら一大事です」

 

「それはあなたもじゃない」

「僕は今のところ風邪とは無縁ですので」

 

「……そんなに体ちっちゃいのにねぇ」

「子供は風の子ですゆえ」

 

「んん? ………………………………それ、どこの言い回し?」

「あ。 …………………………………………確か南だったかと」

 

やっば。

 

つい出ちゃった。

 

……って思って出た言い訳。

 

南って、なにかと便利だなー。

 

いっつもこう言っておけば、不審にさえ思われないんだもん。

 

ありがとう、てきとーになんでも押し付けられる神秘の南の世界。

 

あ、もちろん、これは前世の…………東の地域のものだったはずだ。

 

こうしてうっかりと前世が漏れるときは、とりあえず南のって言っとけばいい感じ。

 

みんな、ふーんって言って納得してくれるし。

 

南の方は、交流がないぶんほんとに神秘の地域だからな、僕たちがいるこの北の地方。

 

便利でお得な南方の世界には、大変にお世話になっている。

 

それはもう、僕ひとりで南の神秘性を爆上げしているくらいだもんな。

 

まあ、とにかくおふたりが大満足してくださったみたいで僕もまた大満足だ。

 

グッジョブ、僕。

 

………………………………………………………………。

 

……それならご褒美に、今晩もまたお二人の背中を……ジュリーさまについては当然に前の方も、全身くまなく、いつも通りに。

 

昨日は軽くあしらわれちゃったけど、できることならシルヴィーさまのお胸とかおまたとかまでを洗わせていただく権利をいただきたい所存だ。

 

なんとか流れでそうならんだろーか。

 

いやでも、シルヴィーさま、ガードかったいからなぁ……ふだんはこんなにもフレンドリーなのに、はじめはおふろだって一緒に入ってくれなかったし。

 

なんでだろ?

 

……そんな僕たちの会話を聞いていた、邪魔にならない程度に離れていたお付きの人たちが近づいてきて。

 

それじゃあ行きましょうかみたいなことを言い始めて、ジュリーさまが起き上がられて。

 

…………悲しいことに、抱きつかれていたところがすーっと寒くなって、じゃあしょうがないなぁ、なんて僕も思って立ち上がろうと思った……ら、僕の上にふたつのメロンが、おっとそうじゃない、ということの世界メロンないし、いやでもやっぱりダブルメロンだな、まちがいなく。

 

で、そんなシルヴィーさまが、僕の顔の上までさらさらと……まさにシルクみたいな銀髪を流してきながら、僕の上に乗っかるようにして覗きこまれてきている。

 

そのおっぱいを揉ませてくださいできればぱふぱふっとさせてくださいお願いしますシルヴィーさまなんでもしますからどうかお願いいたしますかしこみかしこみ申し上げます。

 

……そんな、新しく湧いてきた欲望が口から出ないように、んぐ、って我慢していると、さっきまでとはぜんぜんちがう感じのトーンで、……夕日を背にしているから暗くて表情が見えなくなってしまわれたシルヴィーさまが、ぼそっ、っていう感じにおっしゃってくる。

 

「……、リラ。 あなたは今、「幸せ」 ……なのかしら?」

 

幸せ?

 

なんの話でしょうかそれよりもそのたわわについてぜひともお願いしたいことがありますゆえどうかどうか……。

 

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