ゲッターコラボ外伝ー蒼穹の死・黄昏の時ー 作:野生のムジナは語彙力がない
え?何がって、アイアンサーガのゲッターロボとのコラボに決まってるじゃないですか〜
いやー最高でしたね〜
ゲッターロボも相変わらずカッコいいですし!
それに、今まで日の目を見なかったキャラクターたちの掘り下げとかもなされていて、ムジナはとても楽しませてもらいましたー
……なんて、言うとでも思ったか?
いいや、クソイベだね。あんなものは
遡ること数日前……
西暦202X年11月某日
クリスマスまで残り1ヶ月を切ったその日……
機動戦隊アイアンサーガで更新が行われた。
今思えば……
それはアイサガ史上、2番目に最悪の更新だった。
その更新により、ダッチーが兼ねてより宣言していたゲッターロボとのコラボがスタート。新しい機体とパイロットのお披露目が行われ、そして、1番の醍醐味とまで呼べるコラボストーリーが公開された。
また、本コラボ以前にダッチーはマジンガーZとダンクーガのコラボを展開しており、その双方でアイサガオリジナルのコラボストーリーを製作していた。
ゲッターロボとのコラボは、先に公開された2つのコラボの、その後のお話として描かれており、それを見て本作の作者であるムジナは……
「は?」
思わず、台パンしそうになった。(台パンした)
今回のイベントで、ゲッターロボ1番のアレな要素である『ゲッター線』という明らかにアイサガに相応しくない『異物』が持ち込まれたのは明白である。
いや、それだけならまだいい
ダッチーはこれ以前にも、害悪ライマーやクソドリル裸眼とのコラボを展開し、それまでのリアル路線をことごとく裏切っていた。今更アイサガにゲッターが出てきたところで、そう驚きはしない。
ムジナは辟易としつつもイベントを進めてみた。
しかし、問題だったのは
その主役が、カーズだったということ
「なんなのです!? このクソイベはァ!?」
ストーリーを読み進めて行くたびに、ムジナは心の底から込み上げてくる怒りを抑えられず、ついに大声を上げてしまった。
要約すると、そこに描かれていたのは、強化に強化を重ねてどういうわけか主人公っぽくなってしまったアイサガ界きってのモブ、カーズの姿だった。
最終的にアスモデウスとかいうヤバイ機体に乗り込み、そして無意味なほどに無双するというものだったのだ。
しかし、果たしてそれに意味はあったのだろうか?
ハッキリ言って、あんなモブ・オブ・モブのカーズ如きに、アスモデウスとかいう魔人シリーズを与える必要性はあったのか? そうしてまで、わざわざクソ雑魚いカーズを強くする必要はあったのだろうか?
……いや、ない!
というか、ああいうクソ雑魚パイロットにアスモデウスとかいう超有名な名前を冠した機体を使わせるのは如何なものなのだろうか?
やはり、強い機体はそれに相応しい、強い人物が使ってこそ吉というもの。それにも関わらず、モブ中のモブである『上方修正カーズ』に乗せるというのは、それは魔人シリーズのブランドを落とすことに繋がるのではないだろうか?
そもそも、別にカーズが主役である必要はない
活躍を与える必要もない
当然、無双要素を入れる必要もない
カーズに与える役割など……
せいぜい、散々使われた挙句捨てられる役で十分だ
(そう、ボロ雑巾のように!)
そして、カーズに追加されたよく分からない強キャラ設定、ブルーテイルとかいう人外ヒロイン、幼馴染との全くもって不要なやりとり、そして(付け焼き刃の)努力を……それでも、まるでムジナの好みを狙い撃ちしたかのような理想的な主人公像であることには変わりない。
だが、思い出してみてほしい。
これはあくまでもゲッターロボとのコラボである。
つまりは、真の主人公になるべきはカーズではなくゲッターロボのキャラクターでなくてはならない筈なのだ!
(大人の事情的な意味で)
しかし、ストーリーでは序盤から終盤に至るまで、全編にわたって(正直、キツイくらい)カーズの主人公っぷりが描かれていた。
果たして、カーズの主人公化はわざわざコラボの中で描く必要があったのだろうか? これらを踏まえて改めて問わせて頂く、本コラボイベントにてカーズが主人公である必要性はあったのだろうか?
……いや、ない!(2回目)
また、コラボでの問題はカーズの事だけではなく、他の様々な点で挙げられていた。その理由は長くなるので後述するが、総じてこのシナリオはクソシナリオであるという結論に達した。
この、明らかなクソイベに対し……
しかし、世間からは肯定的な声が多く上がった。
コメントはカーズを絶賛するようなコメントで溢れた。「カーズ見直した」などといった正当な評価コメントから「大出世して人気急上昇!」という意味の分からないコメントを叫ぶカズ中同然の者、そして「ベカスよりも主人公してる!」と宣う者もいた他、「ダッチー最高かよ!」とクソイベに対してまさかの最大限の賛辞を送るスーパーイエスマンまで現れる始末。
(スーパーイエスマンニキよ、それは褒めすぎだ)
カーズを活躍させたいがために、ダッチーはいったいいくら、カーズに無駄な投資をしたのだろうか?
そのイエスマンの群れに浸食されたコメント欄を前に、ムジナの批判コメントは低評価の嵐を喰らい、言論弾圧のごとく批判コメントは自然消滅してしまうのだった。(おそらく)
だが、敢えて言わせてもらうおう
カーズよ、お前はやり過ぎた
知っているか? 目立ち過ぎたモブは死にやすい
(サイコロステーキ先輩並感)
知っているか? 偶発的に大いなる力を手に入れた登場人物に待ち受けているのは……破滅の未来だ
知っているか? 貴様の強さは、所詮ダッチーの与えた補正によるものに過ぎないのだということを
貴様は歪んでいる(それは言い過ぎ)
お前はモブのままでいい
だからこそ、ムジナは決意した。
「そうだ!コラボイベントを爆破するのです!」
(京都に行くノリで)
コラボストーリーの存在を全てデリートすることで、アイサガでカーズがこれ以上活躍できない状況を作り出そう! ……そう決意したムジナは、意気揚々と準備に取り掛かるのだった。
しかし、ダッチーへ真っ向からアンチ行為を行ってしまえば、ムジナはダッチーのイエスマンから一斉に批判を浴び、最悪警察沙汰にまで発展しかねない。いくらムジナが人間ではないといっても(タヌキです)捕まれば保健所行きで、殺処分は免れないだろう。
だが、コラボのたびにこのようなクソシナリオを作るダッチーの凶行を、これ以上許してはならない。数ヶ月前のハゲメガネの件と同様、命を賭してまでダッチーへのサボタージュを行う覚悟が、ムジナにはあった。
しかし、ムジナにはとある秘策があった。
犯罪にならず、コラボイベントをアイサガから抹消する方法が……
これは、ゲッターコラボが死ぬほど嫌だった……とある1匹のタヌキの物語
というわけでタイトル変更です。
機動戦隊リアルアイアンサーガ
『ダッチー批判ームジナの提言ー』
注.
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体とは一切関係ありません。
そして、ムジナは再び過去に跳んだ。
ムジナは大きな丸い顔、くりくりとした丸い耳、つぶらな瞳、フサフサとした茶色の体毛、非常に柔らかい大きな丸い尻尾を持った、全長30センチ程度の『タヌキ型』BMである。
しかし、ムジナは武装を一切持たず(強いて言えば鈍器になる尻尾くらい)フレーム効果及び専属能力すら何もない、戦闘では全く役に立たないクソ機体だった。
ちなみに、C級機体に見えて実はA級機体であるのは生産数の少なさからくるプレミア的なもので、ランク自体に意味はない。
しかし、これらはあくまでも表向きの情報
ムジナには隠蔽された真のフレーム効果があったのだ。
そう、それこそがタイムスリップ能力である。
この能力を駆使して、ムジナはコラボイベントが公開される前のダッチー本社へと潜入……サーバー上にアップされたものからバックアップに至る、全てのコラボシナリオを削除しゲッターコラボのサボタージュを試みた。
因みに、ムジナがこの能力を使うのはこれが3回目である。
1度目は偶発的なもので、2度目はハゲヤクザをアイサガから抹消する為に使用した。(詳しくは、ムジナの著作である『ハゲメガネ暗殺計画』を参照して下さい)
過去、ハゲメガネが実装される前の日のダッチー本社へ潜入し、サーバー上のハゲメガネに関するあらゆる情報を削除しようとした試みは結果的に失敗するも……有事の際に備えて開発室にリスポーン地点を設定しておいたので、3度目となる今回は容易に潜入が可能だった。
中国ー杭州市ー
(ダッチー本社、開発室)
(また……?)
開発室へと降り立ったムジナは、そこで待ち構えていた指揮官と遭遇した。前回のハゲメガネ暗殺計画の際も、こうして指揮官の待ち伏せを受けて暗殺は失敗に終わっていた。
「くっ……やはり簡単にはいかないですか……」
そう言ってムジナはEMP爆弾を構えた。
指揮官の基地から勝手に持ち出してきたものだった。
EMP爆弾はただの爆弾ではない。爆発すると電磁パルスが放出され、人に一切の傷を負わせることなく、効果範囲内にある全ての電子機器に対してダメージを与えるというものだった。
「内部でこれを爆発させ、明日の更新作業を妨害します」
ムジナは血走った目つきで爆弾を高く掲げた。
(待って)
指揮官は、落ち着いた様子でそれを止めようとする。
(前にも言ったけどさ、それをやったらアイサガできなくなるけど、いいの?)
「はい! ムジナはそれで構わないのです!」
(ええ……)
きっぱりと言い放つムジナに、指揮官は少しだけ驚いていると、ムジナは爆弾の安全ピンに手をかけた。
「流石のムジナも、今回のシナリオは許せないのです! だからこそ、この私……ムジナ・イシュメールが粛清するのです!」
(せめて、理由くらい聞かせて?)
激昂した様子のムジナに、指揮官は落ち着いた様子で説得を試みた。
「……ぬぅ、分かったのです」
ムジナは頭に青筋を浮かべながらも、指揮官の言葉に従って両手のEMP爆弾をゆっくりと下ろした。
(それで、何を怒っているの? 前回のダンクーガの時とは違って、今回はムジナの嫌いなマフィアお……)
「ヤクザ!」
(……ヤクザさんは……)
「さん付けする必要はないのです!」
(……ヤクザは、出てこなかった筈だけど?)
そんなに正式名称を使うのが嫌なのか、ムジナは指揮官の言葉にいちいち反応して、その度に指揮官に言葉を改めさせた。
「そうですね、確かに今回のコラボでハゲメガネは出てきませんでした。はい、それは本イベントで唯一の評価ポイントだったと思うのです」
(唯一って……じゃあ、どうして?)
「それは……」
ムジナはポツリポツリと理由を話し始めた。
「アイサガから、アイサガらしさが失われたからです」
(と言うと?)
「指揮官様は、アイサガの1番の魅力ってなんだと思われます? カッコいいメカ? 迫力のあるバトル? 個性豊かなキャラクターたち? そんな彼らによって織り成される重厚感のあるストーリー?
もしくは可愛いキャラクターたち?……とまあ、色々あると思いますが」
(うん、色々あるよね)
「はい。それで……ムジナにとって、アイサガの1番の魅力は『リアリティ溢れる描写』にあると思っています」
ムジナは指揮官の前をウロウロしつつ、続ける。
「ストーリー序盤のアフリカでの砂埃っぽさを感じさせる激闘、内部に色々な問題を抱えたババラール連盟の情勢、陰謀渦巻く日ノ丸、チュゼールにおける血生臭い内乱……などの細かな設定。そう言った設定や舞台を背景に、実弾とビームが交錯する戦場にて、戦争という命をかけたやりとりが絶えず繰り返される。それだけではなく、戦友、大切な人の死、価値観、生き様、正義と悪……アイサガの世界に生きる人々の、様々な思惑が交錯する描かれ方はとてもリアリティーがあり、ムジナ的にもとても魅力的なものでした」
(うん、そうだね)
「そして、スロカイ様を始めとする一部の人のみが扱うことのできる特殊能力の存在。リアルをベースに、ユーモアそして少しのミステリアスという名のスパイスが振りかけられた、無骨でありながら奥行きのある物語……アイサガで描かれているのは、本来そう言った調子のストーリーでした」
ムジナは小さく息を吐き、言葉を続ける。
「サービス開始当初からアイサガをやっているムジナですが、アイサガがただのキャラゲーならこんなに続いていなかったのです。因みに、ムジナはキャラゲーと化したスマホ版スパロボは1ヶ月も経たないうちに引退しており、それほどに、ムジナはこのアイサガという世界と、それらを背景に展開されるリアリティ溢れる描写に心底惚れ込んでいました」
(そうなんだ……)
「そうなのです。ですが、最近のアイサガはどうです?」
ムジナは手元のEMP爆弾を強く握った。
「ダンガイオーやゼオライマーとかいう、アイサガの世界線に合わない外来種が出てきたかと思えば、いつしか怪獣が出現し始め、極め付けがゲッターコラボによる大怪獣バトル! そして非科学的なロボットプロレス! はいクソーーーーーー!」
そう言ってムジナは鈍器と化した尻尾を振り回して開発室のデスクに打ち付け、台パンし始めた。
「いいですか? 今のアイサガは、元のアイサガからは比べ物にならないほどにファンタジー化してしまっています。今まで目を瞑ってきましたが、もう限界です。私は、こんなファンタジーをやるためにアイサガを始めたんじゃない。それはただのスパロボだ! 二番煎じだ! ムジナはスパロボをやるためにアイサガを始めたんじゃないのです!」
ムジナの攻撃を受け、デスクが破壊されていく
「最早、アイサガは死にました。かつてアイサガにはスパロボにはない(これでもかというほどの)『リアル』があり、それがアイサガの魅力でもありました。しかし、いくつかのコラボを経て、ダッチーはそれまで築き上げてきたアイサガの魅力を、自分で殺してしまったと言わざるを得ないのではないでしょうか?」
ダッチー、お前のせいだ
ダッチー、お前のせいだ
ダッチー、お前のせいだ
ムジナは尚もデスクに尻尾を叩きつける。
まるで、アイサガを悪い方向へ変化させてしまったダッチーに対して、積もりに積もった怒りをぶつけるかのように……
「そして別世界からセイレーンみたいな変態コスプレイヤー(笑)まで出てくる始末……何の脈絡もなく、唐突にそーいう存在を出すくらいだったら、最初からそういう設定にして欲しいのですが? まあ、無理でしょうね……所詮、後付け設定なのですから」
開発室のデスクは完全に破壊されてしまった。
「しかし、そんな後付け設定をすることは、アイサガが何年もかけて積み上げてきた『リアリティ』を捨てることよりも、重要なことだったのでしょうか? ムジナの惚れた、初期のサーガを返してください……ああ、そうですか。ムジナの惚れたアイサガはもうないんですね……そうですか」
そう言って、ムジナは再びEMP爆弾の安全ピンに手をかけた。
「じゃあ、壊すしかないのです」
(待って)
「止めないで下さい指揮官様! これ以上、ダッチーの暴走を許してはいけないのです! これ以上、アイサガの素晴らしいリアルな世界観をダッチーに壊されるくらいなら、ダッチーのスパロボ信仰に汚染される前に、ここで全てを壊してしまった方が遥かにマシなのです!」
(でも、それだけじゃないんでしょ?)
指揮官の放った言葉に、今まさに爆弾の安全ピンを外そうとしていたムジナの手がピタリと止まった。
「はい……ムジナのダッチーに対する恨み辛みはまだまだあるのです! 特に、ソロモンの描き方……!」
(ソロモンの鍵?)
「そうです!」
ムジナは数回にわたって大きく頷いた。
「ソロモンの元ネタはイルミナティであると聞いた事があります」
イルミナティとは、
イエズス会の修道士であるアダム・ヴァィスハウプトによって1776年に設立された秘密結社であり、ドイツ南部とオーストリアにおいて一斉を風靡し、バイエルンにて発展したとされている怪しげな政治組織である。(wikiより)
(確か、あのフリーメイソンを裏で操っているとされているんだっけ)
「そうです! つまり、アイサガ内においてソロモンとは秘密結社であると言えるのです。その証拠に、ソロモンの秘密結社っぷりはアイサガ本編の冒頭でも描かれており、バアルのテストやアフリカでの暗躍など、怪しげな感じがまた、アイサガのリアルな世界観に良いテイストを与えてくれているような感じでした」
(他にも、チュゼールでも秘密裏に十二巨神の捜索を行っていたり、グレートブリテンの王政にも一枚噛んでいるそうだからね……)
「ええ。世界を裏で支配し、暗躍する巨大組織……何とロマンに溢れた設定なのでしょうか!」
しかし、そこまで上機嫌に話していたムジナは急に眉を潜め……
「……で、ここ最近のソロモンは何なんですかね?」
(えっと、何かあったっけ?)
不機嫌そうなムジナに、指揮官が尋ねると
「何かって……アイツら、マジンガーでもダンクーガでもゲッターでも、コラボ先のキャラと馴れ馴れしくお友達ごっこしてるんですよ! そして秘密結社の癖に、一緒に世界の平和を守りますよ的なムーブかましちゃってよぉ! アンタら秘密結社なんだから積極的に前に出ちゃダメでしょーが!」
(あー……)
「描くならもっと、裏で何をしているのか分からない、陰謀を感じさせるようなムーブをするべきでした。しかし本コラボ……いえ、マジンガーZから全面的に正義の味方っぽく描かれてしまっているため、秘密結社としてのダーク&ミステリアスな雰囲気が激減してしまっているのです! 台無しなのです!」
尚もムジナの批判は続く……
「秘密結社なら、そこはコラボ機体と共に世界を守る的なムーブをするのではなく、コラボ相手たちと敵対してその技術力の強奪を企むとか、そういう風なのが良かったと思います。
当然、ソロモン如きが性能ぶっ壊れのマジンガー乙やダソクーガに勝てるはずもないので、強さもよく分からないクソダサい怪獣と戦わせるよりも、その方が、コラボ機体であるマジンガーやゲッターの強さを引き立てることができるのではないかと思いました。やるからには、ソロモンには徹底的に秘密結社としての立ち回りをして欲しかったです。
しかも、隠匿されるべきソロモンの存在が一般市民であるハゲメガネにも知られてしまっているんですよ? この時点で最早、秘密結社とは? と問いたくなるような感じになってしまっているのです!」
ムジナはそこで肩をすくめてみせた。
「ハッ……ダッチーは今回、あまりにもソロモンのことについて描き過ぎました。それにより、まだ公開すべきではなかったソロモン本部の場所(オーストラリア)まで明らかにしてしまいました。まあ、これに関してはありがとうございました。ククク……お陰で、ソロモン関係者全員が殺害される『ソロモン撲滅イベント』が書けそうなのです」
(なんか、穏やかじゃないね……)
「そんなストーリーを構想してしまうほど、ムジナは怒り心頭なのです! ああ、ついでにカーズも殺します! かのオルガ・イツカと同じように、名前すらないヒットマン(3名)に蜂の巣にされて……」
(それはちょっと、許可できないかな……)
「そうです! カーズです!」
そこでムジナはハッとしたように顔を上げた。
「最近のカーズにはすっごくイライラとさせられるのです。あのクソ雑魚が、つい最近までモブだった奴が、あんな大出世を果たすことは許せないのです……チョーシに乗りやがって! モブはモブのままで良かったのに、本来の主人公であるはずのベカスよりも活躍しちゃってよぉ……ケッ」
ムジナはいつものキャラを捨てて悪態を吐きはじめた。
「あー、つまんねー! カーズとかいう興味ねぇ野郎の活躍を見せられるこっちの身にもなってくれっての……オマケにアスモデウスに乗りやがって、ぶっちゃけカズ公があんなに活躍したのはダッチー補正があったからだよね? 大して強くもない癖にしゃあしゃあとでしゃばりやがって……はいクソ」
カーズに対して罵詈雑言を展開するムジナ、それに対して指揮官はムジナのことを宥めるでもなく黙って見つめていた。
(ん……)
「指揮官様、何か言いたいことでも?」
仲間への罵倒に対して、指揮官から何かしらの反論があると想定していたムジナは、怪訝そうな顔で指揮官の言葉を待っていると……
(とは言いつつもさ)
「……なんです?」
(本当はカーズのこと、そんなに嫌ってないんじゃない?)
「……っ!?」
指揮官の言葉に、ムジナは一瞬だけ顔を引きつらせた。
「何を根拠にそんなことを……?」
(だって、ムジナはアイアンサーガのキャラクター1人1人に対して、真摯に向き合っている人だから……)
「真摯に向き合う? ムジナがですか?」
そこで、ムジナは小さくため息を吐いた。
「それはあり得ないのです。ムジナは心の狭い生き物なのです、アイサガ内においてカーズと同様に嫌っているキャラは沢山います。指揮官様のように、全ての人を愛することができるほどの器量は……」
(じゃあこの前、ウッドに対する酷い扱いに怒っていたのはどうして?)
「……っ!」
それは今から数ヶ月前……
アイサガ内でバレンタインイベントが開始された時のことだった。その際に実装されたストーリーにおいて、ハゲヤクザことマフィアにより、ウッドが虐げられるという事件が起こった。
これに激怒したムジナは、ダッチーとハゲヤクザを激しく批判。タイムトラベルを決意し、ハゲヤクザの実装を阻止するために過去のダッチー本社へと跳んでいた。
それが2回目のタイムスリップのあらすじだった。
(詳しくは『ハゲメガネ暗殺計画』をご参照下さい)
「それは……」
言葉に詰まるムジナを、指揮官は穏やかに見つめた。
(努力が好きだって、ムジナはそう言っていた)
指揮官の言葉に、ムジナはびくりと反応する。
(カーズだって、努力をしていたよ。確かに、彼はベカスのように強いわけじゃない。ましてやスロカイ様のように何か特別な能力があるわけでもない。でも……強くなくても、弱くても、せめて自分にできる精一杯のことをやろうって、必死に努力していたよ)
指揮官はさらに言葉を続ける……
(彼の今回の活躍も、アスモデウスへの搭乗も、ダッチーの補正があったからじゃなくて、全ては彼の積み重ねてきた努力の賜物だと考えることはできないかな?)
「…………」
それに対し、ムジナは深いため息を吐き……
「知っているのです。ムジナは、カーズへの偏見が詰まった色眼鏡をかけた状態でストーリーを読んではいましたが……彼の熱意と努力には、素直に脱帽していました」
(やっぱり……ちゃんと、見ているんだね)
「まあ、アイアンサーガの二次創作を書かせている者としては当然のことなのです。最も、読解力はそんなにありませんけどね……」
その言葉に、指揮官は安堵の表情を浮かべた。
(あの時のムジナの言葉に、嘘偽りがないのだとしたら……一体、何がムジナをそんなにまで駆り立てたの?)
「……流石ですね」
ムジナは再びため息を吐くと、観念したように続けた。
「そうです。アイサガがコラボし過ぎてスパロボ化しているという点も、カーズが活躍し過ぎている点も……全てムジナにとって面白くない問題点ではありましたが、そこまで嫌っているわけではないというのが本音なのです」
ただし、ソロモンの描き方については擁護できないことを指揮官に示し、ムジナは続ける……
「特にスパロボの件は、今に始まったことではないですし……正直、ゼオライマーが始まった時点ダッチーがいつかスパロボをやらかすというのは薄々感づいていたので、今ここでヤケを起こしたところで何を今更という感じではありますね。まあ、本来のリアルを追求したアイサガが失われたのは寂しいではありますけど……」
(じゃあ、どうして?)
「それは……」
ムジナは少しの沈黙の後、意を決したように告げた。
「不用意に宇宙へ進出したからなのです」
(どういうこと?)
ムジナの言葉に、指揮官は思わず眉を潜めた。
「いいですか! アイサガの世界において、軌道エレベーターの存在等は物語の中で言及されているものの、それ以外で宇宙開発関連の話が殆ど表に出ていないことから……現状、何かしらの理由(恐らく巨神戦争)によりアイサガ世界の宇宙開発は廃れ、宇宙への進出が難しくなっているとムジナは解釈しました」
あくまでも1つの解釈であることをハッキリ示した後、ムジナは続けた。(異論がありましたら、是非コメント欄へお願いします)
「しかし、メインである陸上戦から戦場が宇宙に進出するのは王道的な展開ではあります。アイサガがスパロボに憧れていることを考慮すると、いずれアイサガのバトルフィールドが、地上から宇宙へと移行するのはムジナにとっても想定済みのことでした」
そこで、ムジナは指揮官の目をジッと見つめた。
「それまで重力にとらわれていた世界の住人たちが、その枠を超えて新たなる世界である宇宙へと進出する……これがどれだけ重いシチュエーションなのか分かっていますか?」
(なるほど、つまり……アイサガ世界における宇宙進出っていう大役を、最初にカーズに担わせたのが、ムジナは気に入らないということ?)
「そのような些少な問題ではないのです!」
ムジナは興奮したように拳を握りしめた。
「かつて地球が誕生してから間も無くの頃……酸性の海の中で誕生した生物にとって、大気というものは猛毒でした。しかし、やがて生物はその毒を克服し、陸上へと進出するようになり、膨大な数の進化を繰り返し、そして今の生態系が作られているのです。それは人間が宇宙へ進出することも同じではないでしょうか?」
そう述べながら、握った拳を目の前まで掲げた。
「生物が海中から陸上へと進出したことと同様に、宇宙進出は人類の……いえ、この地球に生まれ落ちた種としての革新を意味します!」
(なるほど。かつて陸上が生物にとって猛毒(死)の世界だったのと同様に、人類にとって真空の宇宙は未知の世界であり、生物の生きられない死の空間……共通しているね)
「はい。ですから先に述べたように、アイサガ世界の宇宙産業が衰退していると仮定した場合……そのノウハウはゼロから新しく築き上げていく必要があります。なので宇宙への進出はもっと慎重に、度重なる実験、データ収集、分析等……様々な過程を経て描くべきでした」
しかしながら……
敵が宇宙に出てきた!
じゃあ、こっちも宇宙行こう!
丁度よく宇宙でも動かせるBM(アスモデウス)あるやんけ
よし、行ったれ!
「……とまあ、コラボの中ではこんな感じでサクサクと話を進めちゃったものですから、アイサガ界初の宇宙進出はロマンもクソもない……あまりにも都合良すぎな茶番になってしまうのです」
また、地球から月までの片道分のエネルギーは?
(推進剤絶対足りないよね? なるほど、古代機だからヴォワチュールリュミエールみたいなものでも張れるのか?)
一瞬で片道38万キロメートルの距離を移動できる時点で最早意味不明。空気抵抗がない宇宙空間とはいえ、アイサガ世界ではあまりにもオーバースペック
(ゲッターは月面まで到達するのに3日を要した。←いくらゲッターとは言っても3日間もぶっ通しで戦えるとは到底思えないことから。アスモはそれに一瞬で追いついて戦闘? なるほどね! そこは古代機の力ってことね!)
注記
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、月の静止衛星軌道にいた連邦軍のMSがわりとすぐに地球へ到達していた(ゲタを使って、片道)。
ただし、これは宇宙航行に関するノウハウを持つガンダム世界の連邦軍だからこそできたのであって、古代機とはいえ陸戦主体のアイサガ世界の機体では……しかも単機で……?
改定
文章を改めて読んでみた限りでは、どうやらブルーテイルのテレポート(?)を使って戦場に出現したとも取れる描写があり……
→それで移動できるなら最初からそうしろよ
(というかテレポートてまた都合良すぎ……)
パイロットの安全性は?
(空気の問題もあるが、そもそも乗っただけで廃人になる機体から、いくら調整したとはいえ長時間降りることのできない状況でカーズが生きて帰って来れる時点でナンセンス!)
それよりも、カーズがアスモデウスへの搭乗に耐えることのできた理由は? これに関してはたった数ヶ月程度の努力では補いきれない(どうせ主人公補正)
そもそも無重力下でのロクな訓練すら受けてないパイロット(所詮、カーズ)が行って、すぐに戦闘できると思いますか? 姿勢制御の為のAMBACとか出来ないだろ!
(なるほどね! そこは古代機に秘められた能力で、パイロットが宇宙での戦闘に速攻で適応したとか……?)
いやいやいやいや!
おいコラクソダッチー、何でもかんでも「古代機だからできる」と「主人公補正」で済まそうとするんじゃねぇ! 考えるのを放棄するんじゃねぇぞ……(例えスパロボ脳だったとしてもいけない)
だとしても、カーズの件は無理です。
(こればかりは、いくらカーズが努力を行なっていたとしても擁護できません。宇宙空間の戦闘である以上、そもそも努力のしようがないので)
いや、分かりませんね
古代機やそのスペックなど、公開されている情報があまりにも少ないため、これ以上の考察はムジナには無理です。(そもそまムジナには語彙力もなければ読解力もないので……)
説明不足ですみません……
ただ、(スパロボ脳に染まった)ダッチーが「こうすれば盛り上がるんじゃね?」という浅はかな考えで物語を作っている感じは否めないというのをお分かりいただきたい。
(それまでに培ってきた『リアル』を悉く無視して)
つまり、何が言いたいかというと……
つまりダッチーが本コラボで描いたアイサガ初の宇宙進出は、スパロボ脳に染まったダッチーの『自己満足』とカーズを目立たせたいがための『ダッチー補正』と『ご都合主義』を最大限に発揮したものである。
そして今後プレイアブル化されるアスモデウスの『ガチャ回転率』を上げる為の演出に過ぎないということなのです!(逞しいな!)
「……と、いうわけなのです!」
一通り指揮官に説明し、ムジナは額を拭った。
(うーん?)
それに対して指揮官は微妙な表情を浮かべた。
それを見かねたムジナは指揮官へと微笑みかけ……
「いいですよ、分からなくても……無理に理解しようとしなくても」
ムジナはそこで背伸びをした後に、こう続けた。
「ただ……この宇宙進出には、アイアンサーガ特有のリアルもなければ、カーズの努力も全く活かされていない! 本イベントは、その全てが古代機特有のガバガバ設定とご都合主義に頼った、ダッチーの自己満足と主人公補正の塊と言っても過言ではないのです」
これが……ムジナがゲッターロボコラボをクソシナリオと呼ぶ所以なのです!(もし、何か異論や指摘があるのなら受け付けます、是非コメント欄へ!)
(まあ、言いたいことは大体分かったよ)
指揮官はため息を吐き、ムジナを見つめた。
「そもそも、やはり宇宙への1番乗りがカーズってのはちょっと……ねぇ? いくら彼が努力を積んだと言っても、そこはやはり納得がいかないのです……」
(あはは……そこはやっぱり嫌なんだ?)
「当たり前じゃないですか! やはり、一般人が仕方なーくに宇宙へ行くんじゃなくて……こういう偉業を成し遂げるのは、名実共に『選ばれし者』が良かったなぁと……」
(じゃあ、誰だったら良いの?)
指揮官がそう聞くと、ムジナはぎくりと震えた。
「え……それ、聞いちゃいます?」
(一応、参考までにね。やっぱりベカスとか、それともスロカイ様とか?)
「あー……それはですね」
ムジナは少し考えた後、ゆっくりと……宇宙へ行くのに相応しいと思っている人物の名前を告げるべく、口を開けた。
「あなたです、指揮官様」
(え?)
突然、名指しで呼ばれて指揮官は困惑した。
(なんで、自分が?)
「そりゃ……自分の仕える主人には常に高みを目指して欲しいと思うのは家臣としての本望ですので。まあ、ムジナから見て指揮官様は、人類を代表して宇宙へ行くに相応しい人物であるからに決まっているでしょう? なのです!」
(人類を代表って、別にそんなことは……)
「何を言っているのですか? 世界各地のBMを収集し『剣聖』を始めとする、世界に名高い猛者たちを抱える我が軍は、今や世界最強と呼んでも過言ではありません。そして、それを作り上げたのは他ならぬ指揮官様ではないですか!」
(それは、そうかもしれないけど……)
「さらに日ノ丸やグレートブリテン、機械教廷、ヴァルハラなど、世界各国の要人から絶大な信頼を受け、時に身分の垣根を超えて彼らを従えることのできる……このような人物は、指揮官を置いて他に類を見ないのは明白なのです! それに、指揮官様は老若男女問わずいろんな方々から好かれておりますからね!」
ムジナのベタ褒めに、ただ普通に傭兵業を営んでいたつもりの指揮官は、素直に喜んで良いのか分からず頰をかいた。
「今や世界は貴方様の動向に注目しております……そこで、ムジナから1つご提案が!」
(えっと……何かな?)
「今度、宇宙へ遊びに行くなんてどうでしょう?」
(ええ……)
遊びに行く……という軽い言葉とは裏腹に、その背後に隠れたスケールの大きさに、指揮官は首を傾げた。
「はいなのです! カーズとかいうモブにできて我々にできないことなんてないのです。アホなダッチーが不用意に宇宙を解禁したこれを境に、我々も宇宙進出すべきなのです! そして、世界中に見せつけてやるのです!」
(えっと、具体的にどうするのかな?)
「うーん、そうですねぇ……宇宙へは指揮官様お一人で行っても構いませんし……勿論、指揮官様のお好きな方をお誘い頂いて宇宙デートをするってのもアリだと思います。ああ、他にも大勢の方を連れてクリスマスの時みたく楽しくパーティをするのもアリかと!」
ムジナは指揮官めがけて手を振った。
「というわけで、指揮官様。リクエストお待ちしているのです! 一緒に宇宙へ行きたい人がいるのなら、是非コメントへどうぞー!」
(まあ、考えておくよ……)
「あ、そうそう……ブルーテイルは参加者に含まれますが、どうあがいてもカーズは含まれません。もう十分に活躍したでしょ? なので今後あのモブは一生出禁なのです」
(カーズ涙目……)
ピー、ピー
その時、指揮官の持っていた通信機が鳴った。
『指揮官ー、今どこ?』
指揮官が通信機を取ると、スピーカーから女性の声が聞こえてきた。指揮官は少しだけ言葉を選んだ後、返事をするべく通信機を通話状態にした。
(シェロン? どうしたの?)
『今日の約束……覚えてるよね?』
(勿論、覚えてる)
『じゃあ、遅れないでよ? 今日は月に一度の映画鑑賞会なんだから……指揮官がいないと始められないんだからね?』
(先に始めててもいいのに?)
『指揮官がいないとつまんない……それに、せっかくこの私がポップコーンなりジュースなり用意してあげたんだからね! みんなはもう来てるから遅れないでよ! 絶対に、絶対にだからね!』
(分かった……それじゃあ)
指揮官は小さく笑って通信を終えた。
それを見て、ムジナはブンブンと尻尾を振った。
「映画なのです? いいですね!」
(一緒に来る?)
「是非! ……と、言いたいところですが……ムジナはこの後他にやらないといけないことがありまして、御誘い頂きありがとうございます」
(そっか、気が向いたらいつでも来てね?)
「はいなのです! それじゃあ、帰りましょうか」
そう言ってムジナは指揮官の手にそっとEMP爆弾を握らせると、スタスタと開発室の出口へと歩いて行った。
(これはいいの?)
「はいなのです! 指揮官様に話したら、なんだかスッキリしたので」
チョロいなぁ……
手の中のEMP爆弾へ視線を落としてそんなことを思いつつ、指揮官はムジナの姿を追ってその場を後にした。
かくして、ムジナの計画は失敗に終わった。
しかし……
「やっぱり、カーズのことは気に入らないのです!」
ムジナの衝動は未だ治らなかった。
カーズに対して制裁を加えるべく、ムジナは……
「そうだ! カーズを防衛単機で編成するのです!」
かつてハゲメガネにやったように、ムジナはアリーナの防衛をあえてクソザコBMに乗せたカーズ単機でやることで、彼が撃墜されたことを知らせる防衛失敗の通知を見て、憂さ晴らしをしようと考えていた。(防衛失敗で喜ぶのは、恐らくこのタヌキぐらいしかいないだろう)
「ならばさっそく……編成編成と……」
現代に戻ってスマホを開き、パイロット一覧をスクロールするムジナだったが、どこまでスクロールしても、カーズの特徴的なダサいバンダナはいつまで経っても見えてこなかった。
「あれ? そういえばカーズってどこに置いてたっけ?」
練度の高い最上部から、1ミリも育てていない最下層まで一通り確認を終え、カーズの姿がどこにも見当たらないことを確認すると……そこで、あることに気づいたムジナは、慌てて図鑑の方からパイロット一覧を確認し……そして
「あれ……? ムジナは、もしかしてカーズのことスカウトしていなかったのです?」
驚くべきことに、アイサガほぼ初期勢であるはずのムジナは、カーズのことをスカウトしてすらいなかったのだった……(実話)
おわり
どうも、クソムジナです。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
カーズのことはね、作中ではボロクソ言ってますけど、言うてそこまで嫌っているわけじゃないのです。まあ、スカウトはしませんがね
特に、外伝(グルミのやつ)の中に描かれていたカーズは、私の記憶の中でもすごく印象に残っています。弱いながらも周りに流されることなく、己が正しいと信じた意思を貫こうとする彼の姿勢には、私も素直に「凄いな」と思いました。
ただし、それはあくまでもモブとしてのカーズで、主人公になるとなるとちょっと受け入れられない自分がいました。
主人公ではないからこそ、モブであったからこそ、カーズの生き様には光るものがありました。
何といいますか……今回の主人公化で、かつてムジナが良いなと思った『モブのカーズ』はもういないんだという思いがありまして……勿体ないなぁと
まあまあ、他にも色々と言いたいことはありますが、今回はこれで締めたいと思います。
また、今回のお話はダッチー批判をしたいが為の急造品であり、ムジナのシナリオ読み込みも甘いところがあります。その為、あまりにも的外れな解釈だったことが判明した場合、ムジナは本作の存在を即抹消致しますのでご了承ください。
そうそう、クリスマスまでもう間も無くですね!
というわけで、今年も非公式クリスマスイベントを書きたいと思います。
指揮官様とアイサガのキャラクターたちの、クリスマスらしいロマンチックなひと時を作ることができればなと思っております。
それでは、また……