キャストリアで行くハリー・ポッター 作:かぼちゃの騎士
お昼ご飯を食べ終えた後、気分良くこの後の授業を受けようと移動したけれどその内容を思い出し俺達はがっくりしてしまう。
「はぁ~、この後は飛行訓練ですね」
飛行訓練、だれもが思い浮かぶ魔法使いと言えば箒に乗って空を飛ぶってのを体現した授業だ。魔法史によるとその歴史は古く、現代で言う自転車感覚で愛用されてるらしい移動方法だ。本来なら楽しみで仕方ない授業だが、俺の言葉にハリーもロンも、そしてなぜかハーマイオニーまでもがため息をついてしまった。
「でもスリザリンと合同でしょ? そんなマルフォイにの目の前でほうき に乗って物笑いの種になるだけさ」
ハリーのヤケクソ気味な言葉に続き、そんな事があるのだと実は箒で空をまだ飛んだことのない私は知って絶望した。うちの家では箒よりもまず先に姿くらましの魔法を習うから楽しみだったというのに……そんなのあんまりだ。
「そうなるとは限らないよ。アイツ、クディッチが上手いっていつも自慢してるだけだけど口先だけだろうし」
ロンのいう事も分かる。マルフォイ君の自慢話はよく飛行の話をしてくれるんだけども何故かいつもマグルのヘリを危うく躱したところで終わるから信憑性が薄い。それにあの真面目なルシウスさんがそんな貴族以前に魔法族として危険極まりない真似させるとは思えないし、最近では嘘を並べてるんじゃないかと疑い出してもいる。でもなぁ~、問題はそこじゃなくて他の子も積極的に箒に乗ってるって事なんだよなぁ。
例えばシェーマスやフィネガンは田舎の上空を飛び回ってたと言うし、あのロンでさえ飛行経験があるって言ってるもんだから俺もようやく乗れると楽しみにしてたんだよなぁ……くそぉ。
ってか、飛行とロンって単語の並びで思い出したけどロンよ何故サッカーをバカにするのです。確かにクディッチは楽しいゲームだと俺も思うがサッカーはサッカーでクディッチとはまた違う楽しみがあるのです。だからスポーツに関する価値観の違いで夜中に談話室で喧嘩しないでくれよ、思わず必殺マジカルステッキ(大杖)で両成敗してしまったではないか。気絶させると運ぶの大変なんだぞ、人間ってのわ。
そういえば意外だったのがネビルが俺と同じで魔法族でありながら飛行経験が無いって事だった。過去に飛行しようとしたけどおばあちゃんの配慮により箒に近づく事すらできなかったとか…‥‥ネビルのおばあちゃんナイス! 普通にしていても何かしらヤラカシてしまうネビルの事だから箒に跨ろうものならば直ぐに何かしらヤラカシて大問題に発展していただろう。
あとハーマイオニーも飛行経験がないらしい……まぁ、マグルの両親で育った子だから納得だけどなんでそんなにビビってるの? 最近クディッチに関する資料だとか【よゐこの初めての箒教室】ってふざけたタイトルの本とか借りてたのってこれが原因か?まぁ、分からない事も無いけど心配し過ぎでは?
その日の午後、等々時間となった。場所は足元が大草原で覆われている禁じられた森がある方の広間で行われる。
ハリー、ロン、ハーマイオニーに俺の四人が到着した時には既にスリザリンの生徒達は到着していて皆なんだか自信たっぷりなこう、慢心……ですかね? そのような感情が読み取れる表情している。
地面には20本以上の箒が並べられていて一人一本ずつ使用する事が一目で分かる。そういえばロンの兄弟であるフレットとジョージが箒によっては癖の強い物があるから気よ付けろって始まる前に言ってたっけ……外れを引いてなければいいけど。
そんな不安の中、箒の隣に並ぶ俺達の元に先生が到着する。マダム・フーチ先生だ。
「こんにちわ皆さん」
「「「はい フーチ先生」」」
「アマンダも皆もこんにちわ」
短髪白髪な先生はまぁ、一言で表すと体育会系の先生と同じ雰囲気をした先生でその目には鷹の様な金色の瞳が映っている。集まっている集団の前を集合しているのを確認するように目を動かしながら横切ると俺達の方へと振り返る。
「いよいよ飛行訓練です。さぁボヤッとしてないで早く」
開口ガミガミとは……先生はやっぱり体育会系みたいだ。
「全員箒のそばに立って、急いで!」
俺は指示通りに箒の傍に立つ。俺の担当する箒をちらっと見てみるとそれは何だか皆の物よりも古そうで手入れも行き届いてないと見える……これは外れ引いたか?
そう思ったのつかの間、次の指示が出て俺は右手を突き出した。
〖いよいよフラッグファイターである俺が飛び立つ時が来たのか!〗
ん? 今何か聞こえたようなぁ……?
「そして、【上がれ】と言う!」
何か空耳が聞こえたと思ったけど気のせいかな? 先生の指示で皆一斉に【上がれ!】と叫び始める。
まず上がったがハリーやロン達乗った事のある人達の箒だった。一度乗ったことがあるだけにやり方は知っていたんだろうと思うとちょっと悔しい。
でも、それよりも圧倒的に多かったのが上がってない人達。ハーマイオニーはコロコロと転がるだけで上がらず、ネビルに行ったってはうんともすんとも応答がない……まぁ震え声で行ってちゃそうもなりますか。
俺も箒を取るべく声を上げた。
「上がってください」
すると―――
〖承知!〗
―――再度空耳で聞いた声が響く。箒はそのまま天高くへと飛び上がってしまった‥‥‥‥
( ゚Д゚)
いや、そうは普通ならないでしょ。
「ん? アルトリア、箒はどうしましたか?」
唖然と空を見上げる俺に先生は箒の行方を聞いて来たんだけども。ほ、箒なら上、上にすっとんでいきました……
「え、飛んで行った??」
先生も信じられないような表情で俺と同じくそらを見上げる。そこにはブンブンと高速で飛び回る箒の姿が目に映った。さ、最近の箒ってのは良きがいいね‥‥
たっぷり3分ほど飛ぶと箒は満足したのか俺の手元へとやって来た。
〖すまない少女よ、久しぶりの飛行だった為に私としたことが燥ぎすぎてしまった〗
……
( ゚Д゚)
(/ω\)ゴシゴシ
(; ゚Д゚)
ほ、箒って喋れたりするっけ???
〖フッ、好意を抱くよ、その握り加減、その表情、その態度……興味以上の対象だ〗
何だコイツ!!!何だコイツ!!なんだコイツぅぅぅ!!!
先ほどから頭の中で響く声。タイミング的にこの箒が喋っているんだろうけど、マジでなんだコイツ!
〖なんだとは何だ少女、そんなに驚いた顔をしてこの私に何か不備でもあったか?〗
いや、あり過ぎだから。普通箒って喋るもんじゃないからな! なんで喋ってんだよ我ェッ!
〖先ほどから失礼な人間だな君は。だがこんな出会いが過去あっただろうか……乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられない〗
そしてなんで俺の心の声が分かるんですかねぇぇぇ! 不気味すぎるわ!
今すぐにでも真っ二つにへし折って地面に叩き突けるか焼却炉へと放り込みたかったが今は授業の真っ最中、何とかその欲を飲みこみ授業へと集中するんだけども……
〖そんなに握りしめてくれるとは……私と君は、運命の赤い糸で結ばれていたようだ!〗
〖多少強引でなければ君は口説けないようだ!〗
〖もし体があるのならば抱きしめたいな‥‥少女よ!〗
う、うるせぇ。さっきからどっかで聞いたことがあるセリフを連呼するなよ。集中できないじゃないか!
先生の授業はその間でも続き、次はとうとう箒へと跨り実際に飛行するみたいだけど……ま、跨りたくねぇ。本当になんなんだ、こいつ!?
俺の言葉に反応したのか響き渡る心からの笑い声。跨りつつその声をうるせぇと思いながら聞いていると笑い声は止む。お? 死んだか?
〖あえて言わせてもらおう……グラハム・エーカーであるとッ!〗
…
…
(ヾノ・∀・`)ナイナイ
あのフラッグファイターキチであるグラハムが箒に宿っているはずナイナイ。
これも最近00を一気見したのが悪いんだ!
ってか、毎日投稿キツイですね! 誤字修正はいつも助かったマス。 コメント返しは朝に持ち越しって事でおにゃします!
今回の話はどうでしたか?
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唐突のグラハムに驚いた
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オリが箒に乗ったことが無いのに驚いた
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とりあえず驚いた
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多分驚いた
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驚いた……まだ評価を入れていなかったぜ!