ドラクエ魔法持ちのTS転生者なんだけど現実世界というのが問題です   作:魔法少女ベホマちゃん

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掲示板。ついでにママンに叱られる。

61:名無しの魔法少女観察者

 

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

 

「おれは イオちゃんの前で、階段を登っていたと

思ったら いつのまにかイオちゃんが降りてきていた」

 

な……何を言っているのか、わからねーと思うが、 

 

おれも何をされたのかわからなかった……

 

頭がどうにかなりそうだった……催眠術だとか超スピードだとか

 

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

 

もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ……。

 

 

 

62:名無しの魔法少女観察者

 

どういうことだよ?

 

 

63:名無しの魔法少女観察者

 

イオちゃんとすれちがったと思ったら、もう一回イオちゃんとすれちがったってこと?

 

 

64:名無しの魔法少女観察者

 

あなたは霊の世界にいる

 

 

68:名無しの魔法少女観察者

 

ああ、そういやオレの初等科の弟がこっそりスマホで撮影したらしいんだけど

なんかイオちゃんが大量増殖してたらしいな

イオちゃんって増えるんだな、知らなかったよ

 

 

72:名無しの魔法少女観察者

 

>>68

 

うp

 

 

73:名無しの魔法少女観察者

 

>>68

 

あくしろよ

 

 

74:名無しの魔法少女観察者

 

ほらよ

 

 

75:名無しの魔法少女観察者

 

イオちゃんがたくさんいる

 

よくみたら撮影している子のおてても

なんだかすべすべしてるような。

 

あれ?

 

ああ。なんだ、あの手は! 窓に! 窓に!

 

(窓に反射するイオちゃんの姿)

 

 

77:名無しの魔法少女観察者

 

脳内に旧支配者のキャロルが流れたわ

 

 

78:名無しの魔法少女観察者

 

ひとりくらいもらってもバレへんか……

 

 

82:名無しの魔法少女観察者

 

スマホに映ってるということはマヌーサとかじゃないな

モシャスか?

 

 

83:名無しの魔法少女観察者

 

弟さんは何か言ってたか?

事情知ってる人説明してくれ。

 

 

87:名無しの魔法少女観察者

 

どうやらイオちゃんのクラスに洋ロリが転校してきたらしいな

あきらかに普通の生徒じゃないって感じだったから

そいつが何かしたんじゃないか?

クラスのやつらがイオちゃんの姿に変わってたらしいし。

 

 

90:名無しの魔法少女観察者

 

ちょっと待って

このイオちゃんズって、イオちゃんのクラスメイトたちなの?

 

 

94:名無しの魔法少女観察者

 

そうみたいだぞ。ちなみに、一時間もすれば全員元に戻ったらしい

 

 

 

95:名無しの魔法少女観察者

 

魔法使えなかったらしいけど、美少女になれるならそれだけで大勝利だわ

 

 

 

 

98:名無しの魔法少女観察者

 

オレなら速攻でトイレにこもるんだがな

 

 

102:名無しの魔法少女観察者

 

トイレにこもってナニをする気ですかねえ

 

 

105:名無しの魔法少女観察者

 

そりゃ性転換モノのお約束ってやつだよ

 

 

107:名無しの魔法少女観察者

 

転校生とか半世紀前の名作性転換劇場かよ

小学生の時から性転換魔法体験済みとか

性癖歪みまくるわ

エリート戦士でも生み出す気か

 

 

111:名無しの魔法少女観察者

 

オレもイオちゃんになりたかった

 

 

115:名無しの魔法少女観察者

 

しかし、昔見たマトリックスっていう映画のエージェントスミス状態でワロタ

 

 

116:名無しの魔法少女観察者

 

どっちかというと、『とある』のシスターズだろ、と

ミサカはミサカはいぶかしんだ。

 

 

118:名無しの魔法少女観察者

 

転校生の情報が手に入ったぞ

ルナちゃん(8)

いわゆるギフテッドってやつだな

アメリカ人とドイツ人のハーフらしい

日本はみじんも関係ないから、たぶんアメリカ関係じゃね?

 

 

121:名無しの魔法少女観察者

 

いきなり洋ロリに侵略受けているとか

なにやってんだよ団長ぉ!

でもオレも洋ロリの侵略なら受けてみたいかも

 

 

124:名無しの魔法少女観察者

 

なんでイオちゃんすぐやらかしてしまうん?

 

 

125:名無しの魔法少女観察者

 

もしかすると、これは高度な欺瞞行為なのかもしれん

例えば、どこかの国がイオちゃんをさらおうとしても、

そのイオちゃんは本当にイオちゃんなのか見た目的に判別がつかないわけだ

 

 

128:名無しの魔法少女観察者

 

日本政府とか星宮のママさんは

イオちゃんにまず自重という言葉を教えるべきじゃないか

 

 

129:名無しの魔法少女観察者

 

イオちゃんの辞書に自重という二文字はない!

自重とかしてたらベホマズンはしないだろ普通

魔法自体を見せなくね?

 

 

131:名無しの魔法少女観察者

 

表情豊かなイオちゃんもなかなかいいな

かわいい男の子が中に入っていると思うと興奮する

 

 

134:名無しの魔法少女観察者

 

やっぱりホモじゃないか

 

 

135:名無しの魔法少女観察者

 

すべてがホモになる

 

 

138:名無しの魔法少女観察者

 

全人類がイオちゃんになる日も近いな

 

 

141:名無しの魔法少女観察者

 

普通に全世界ベホマズン使えるんだから、モシャスもできるべ

あ、でも単体仕様の魔法だから、範囲広がっても無理なのかな

教えてドラクエ博士

 

 

144:名無しの魔法少女観察者

 

>>141

モシャスは変化の杖と同じの効果だったら、

パーティ全員の姿を一気に変えてたりするから範囲魔法のようにも思えるが

戦闘での効果は、ヒットポイントやマジックパワーを除いて

キャラクター能力をそっくりそのまま『模写』することに使っているな

つまり単体呪文なんじゃないかな

 

 

146:名無しの魔法少女観察者

 

変化の効果って、誰かの容姿を真似るだけなんかなぁ

確か、変化の杖とか使ったらスライムとかに真似てたよな

あれってゲーム的な表現で、どこかで見たスライムの姿をコピーしたって感じなんだろうか

 

 

150:名無しの魔法少女観察者

 

イオちゃんが現れてから、オレの商売はあがったりだよ……誰かたすけて……

 

 

151:名無しの魔法少女観察者

 

おまえの商売ってなんだよ?

 

 

155:名無しの魔法少女観察者

 

>>151

ミステリー作家

 

 

157:名無しの魔法少女観察者

 

密室殺人事件?→はいアバカム!

凶器が無い?→はいザラキ!

死体消失トリック?→はいニフラム!

目撃証言がどこにもない→はいザオリク! 犯人はヤスです

 

 

158:名無しの魔法少女観察者

 

インパス使われて一ページでスピード解決する難事件とか

 

ミステリ作家泣かせだよな

 

もう二度とミステリ書けないねぇ(暗黒微笑)

 

 

160:名無しの魔法少女観察者

 

実際のところ十歳児が犯罪行為をおかすとは思わんが、

完全犯罪も完全探偵も思いのままだしな

魔法禁止で書くしかなかろ

 

 

163:名無しの魔法少女観察者

 

スマホとかの出現もクローズドサークル系には難敵ではあったしな

そこは作家の腕次第なんじゃないか?

まだ魔法は普及していないわけだし

イオちゃんしか使えないっぽいし

イオちゃんが犯人かもしれないとか

いちいち創作で書いても仕方ないと思う

 

 

167:名無しの魔法少女観察者

 

この作品の登場人物は魔法が使えないという設定になっております

ご了承ください

 

 

169:名無しの魔法少女観察者

 

絶海の孤島。そこにオレたちは来ていた。

この島ではルーラが不思議な力でかき消されてしまう。

みたいな感じで、いちいち冒頭で主人公に説明させるやつ。

 

 

171:名無しの魔法少女観察者

 

 

 

175:名無しの魔法少女観察者

 

現実世界がこわれちゃーう

 

 

179:名無しの魔法少女観察者

 

魔法がイオちゃん以外にも使えるようになったとして

政府がそれをどれくらい流出させるつもりなんかな

ザキ系を開放したら、隣のやつにいつザキされるかわからん恐怖の世界だし

兼ね合いが重要な気がするんだが

 

 

183:名無しの魔法少女観察者

 

銃社会のアメリカみたいなもんじゃね?

できることが増えるとルールも増えるもんだ

社会が禁止するかどうかはわからんな正直

お国柄によっても違うだろうし

 

 

185:名無しの魔法少女観察者

 

なんだかんだいってもまだまだわからないことだらけだしな

イオちゃん次第なところあるわな

案外、イオちゃん自身はそんなこと考えてないのかもしれないけど

 

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 考えなしで申し訳ございませんでしたっ!

 

 わたしは怒気迫るママンの前で頭を下げていた。

 

 創作的には土下座とかするシーンかもしれないが、親からすれば子どもの土下座なんて見たくないだろうし、普通に頭を下げているだけだ。

 

 しかし、まさか――。

 

 まさか、ルナのもらってる許可が『アメリカ』のことだなんて思わなかった。

 ママンの許可についても、ルナのママンのことだったらしいからな。

 

 つまり、あのイオちゃん大量発生事件について、ママンは寝耳に水という状態だったらしい。

 

 ルナとLINE交換してた私は動画通信のほうでルナを呼び出したんだが、しばらく説明すると事情を理解したらしく神妙な顔をしてこう言った。

 

『本当に申し訳ない』

 

 しょんぼりするルナの顔がかわいい……じゃなくて、おそらくだがルナの顔に嘘は見られなかったと思う。ルナはたった三日で日本語を習得し、ここにやってきたらしいからな。天才とはいえ八歳児、完全無欠の存在じゃない。

 

 即席のにわかな知識でこちらにやってきたせいか、いろいろと穴があったみたいだ。

 アメリカにも穴はあるんだよな……。

 

 ともかく、ユアみたいな妹とほぼ同じ年齢の子を責める気にはなれない。あのクラスの異様な連帯感はおもしろくもあったし、魔法ってやっぱり楽しいんだよ。いろいろと考えすぎるからよくないんだよとわたしは主張したい。

 

 もちろん、そうはいかないのが人間社会だってこともわかっているけどな。

 

 わたしとしては、日本政府とかがそこらへんガッチリガードしてくれよって思いもほんとはある。

 

 だけど、日本は日本でアメリカに許可を出したのが、昨日とかで、まさか昨日の今日で来るとは思っていなかったとか。

 

 日本については、こっちが勝手にやってることに合わせてもらってる形だし、わたしから責める立場でもないだろう。

 

 とどのつまり、いろいろめぐり合わせが悪かったということだろうか。

 

 そんなふうに事情が明らかになったせいか、ママンの怒りはそこまでのものではないようだが、やらかしはやらかしである。

 

 モシャスはあれだけ禁止といわれているにも関わらず、スマホでちょっとでも連絡をとればたやすく確認ができることだったのに、それを怠ったという点はまぎれもなくわたしが悪い。

 

 それがわたしの罪。

 

「あなた一体何回やらかせば済むのかしら」

 

「すみません。できる限り確認をとってから行動するよう心掛けたいと思います」

 

「わたしの胃はボロボロよ」

 

「あの、完全回復呪文(ベホマ)……」

 

 ぽやぁという光がママンを包みこむ。

 ママンは余計にげんなりした顔になった。

 

「はぁ。なんでもかんでも魔法で解決しようとするのはやめなさい」

 

「問題が解決するのならば、方法(メソッド)なんてどうでもいいのでは?」

 

「そんなわけないでしょう。だったらなんでメソッド演技法とかあると思ってるのよ。ほとんどの人間にとって物事の自然な導入というのは必要なことなの。わかるかしら。わかるわよね?」

 

「むにむにするのやめてください」

 

 わたしのほっぺたはママンに蹂躙されてしまっている。

 しかし、ママンのヒートアップはとまらない。

 

「むにむにもするわよ。あなたが5年くらいやってた子役の演技がここまで染みていなかったとは思わなかったから愕然としているのよ。ほんといったいなんだったの? 才能がないってレベルを越えているわよ。底なしの柄杓で水をすくってる船幽霊の気分よ」

 

 ママンがすごくガッカリしていた。

 

――まるで成長していない……。

 

 みたいな感じか?

 

 ママンには才能がないって言われたけど、あれって本当のことだったんだな。まあ子役の演技はメダパニぢからに任せた自己暗示だから、ある程度は自動的なんだよな。このあたりの感覚は人には説明しにくいんだが、べつにわたしの意思がないわけではない。

 

 メソッドはメソッドとして、わたしはちゃんと演技をしようと考えている。

 

 言ってみればそうだな、リモコンを操作したらテレビがつくのと同じような感覚だ。

 

 なぜ、テレビがつくのかは知らん。つまり過程はわからん。だけど、結果としてテレビがつくことは理解しているし、テレビをつけようという意思もある。

 

 そんな感じで、子役としての演技もなぜその演技が自然な導入として受け入れられるかについてはわからない。役柄の人生をトレースするようなメソッド演技も、役者側の主観的な解釈に過ぎないわけで、わたしはその『主観』を魔法というシステムで『客観』にすり替えているのである。

 

 なにを言ってるのかわたしでもよくわからんくなってきたな。誰か頭のいい人がいたら、わかりやすく説明していただきたいところだ。

 

 ともかくシンプルに言いたいことはひとつ。

 

 テレビを見たいと思ってリモコン操作したらテレビがついたんだから、どういう仕組みでテレビがついたかとか、そんなのどうでもいいやんという論理だ。

 

 望む結果がほぼ得られるのに、なぜ疑義を抱くのか。

 確かに過程は大事だよ。結果がすべてだと雑に言うつもりはない。

 けれど、結果なき過程もむなしくはないだろうか。

 

 魔法でしか治せない(キズ)があったとして、導入が不自然だからって理由で使わないでいいのかって話だ。

 

「これはわたしの手には負えないのかもしれないわね」

 

「お母さまのおっしゃることは理解しているつもりです」

 

「何よ。言ってみなさい」

 

「人に優しくってことですよね?」

 

「そういうことよ。優しくっていうのは、配慮するってこと。わかる?」

 

「いちおうは理解しているつもりです」

 

「魔法で短絡(ショートカット)してわかった気分になっているだけじゃないわよね?」

 

「そ、そんなわけないですよ」

 

 じっと見定められている気がして居心地が悪いイオちゃんです。

 

「最近、力不足を感じるわ」

 

「お母さまは世界一のアクトレスだと思っています。力不足なんてことがあるのですか?」

 

「母親としての力不足よ。あなたを育てる能力のこと」

 

 ふぅと大きなため息をついて、化粧台に力なく座った。

 ママンもお疲れのようだな。

 体力も回復するはずなのに、必要以上に迷惑をかけているみたいだ。

 正直すまんかった。わたしがもう少しまともだったらママンの胃も無事だっただろうに。

 

 ママンはふと視界を上げた。

 

「イオ。あなたにはわたし以外の言葉も必要だと思うわ」

 

「お母さま以外の言葉ですか?」

 

「ええそうよ。わたしの言葉はあなたには近すぎるのよ。アレをしなさいコレをしなさいとずっと言ってきたわけだし、言われるがままで自動的になってしまってるでしょう? 考えないと成長しないと思うの」

 

「お母さまに習っていれば間違いはありませんでしたからね」

 

「わたしはひとりの女優にすぎないもの。演技のことならいくらでも教えてあげられるけれども、魔法に対する適切な対応なんて、正直わからないわ。だから、他人の言葉をもう少し聞く必要があると思うのよ」

 

「どなたかに社会についてご教授賜るのでしょうか。まさかおばあ様ですか?」

 

「違うわよ。あの人はあの人で問題だし、もっと社会のことをよく知ってる人に教えてもらったほうがいいと思っているのよ。ちょうどあなたにモノ申したいって人から打診がきているわ。少し迷いどころではあるけれど……いまのあなたの様子からするとすぐに会ったほうがいいと思うわ」

 

「お母さまがそうおっしゃるのでしたら従います」

 

 わからんことは人に聞くしかないからな。すげぇ社会学とかの先生が来るのかもしれない。

 魔法と社会のバランスの取り方とか、未知すぎる学問だろうけど、とりあえずわたしは素直な子なのでお勉強するつもりですよ。

 

「で、いったい誰なんですか?」

 

「首相よ」

 

「殊勝ですか。ほめられるとさすがに照れます。照れ……」

 

「じゃなくて、内閣総理大臣。この国の政治の長!」

 

 ほうほう……って、内閣総理大臣がくるのかよ!?

 

 久々にワロタ。

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