ドラクエ魔法持ちのTS転生者なんだけど現実世界というのが問題です   作:魔法少女ベホマちゃん

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ケーキ。ついでにキアリー。

「失礼します」

 

 みのりさんに続き、わたしは理事長室に入った。

 ソファのところに座っているじいちゃんが、内閣総理大臣だったな。顔は知ってる。

 名前は――えっと、名前は。

 ま、まあいいや。知らんくてもわたしの人生には関係ないし……。

 テレビの中の有名人なんてファンタジー世界の住人と変わらん。

 

 いや、魔法を開陳するにあたってはそうもいかないか。

 この人は、既にわたしの目の前にいるんだし。無関係じゃない。

 これからの人生には関係があるだろうし、覚えておこう。

 

 しっかし、このじいちゃん、めっちゃ顔色悪いな。

 今にも死にそうな感じだぞ。

 

「よく来てくれた。私は大江戸三郎。内閣総理大臣をやらせてもらってる」

 

 重い体をもちあげ、こちらに歩み寄ってくる首相。

 戸三郎じいちゃんか。優しそうな人だな。

 視線が孫を見る目だし、敵意は感じられない。むしろ見守りの視線だ。

 

「星宮イオです。戸三郎おじいちゃんとお呼びしてもよろしいですか?」

 

 人好きのする孫を演じつつ、わたしは言った。

 

 じいちゃんは孫に弱い。

 特に異性の孫にはメロメロだ。これは永久の真理といってもいい。

 たとえ、内閣総理大臣だろうが、どっかの法王だろうが、たぶんそれは変わらんだろう。

 これから何を話されるのかはわからんけど、好かれるに越したことはないからな。

 10歳の女児にこう言われて拒否れるやつはそうそういないと思う。

 

 じいちゃんは破顔した。

 口の周りの皺は深く、権力者のものであったが、同時にいたずらっこのようでもあった。

 

「もちろん、かまわんとも。わたしもイオちゃんと呼んでもいいかね?」

 

「はい。かまいません。ふふ、おじいちゃんは初めてです」

 

「おじいさんがいないのかね」

 

「はい。ですから戸三郎おじいちゃんとお呼びできてうれしいです」

 

 そう、うちの今世のじいちゃんは両方とも死んじゃってるからな。

 なにげにおじいちゃんという存在にあこがれていた。

 これはべつに交渉事を有利に進めたいから嘘をついているというわけではない。

 

 ほがらかな雰囲気のままソファに導かれる。

 軌道寺理事長。じいちゃん。そして隣にみのりさん、わたしという配置だ。

 

 みのりさんは退出しないの?

 

 視線で見てみると、無言のままにこやかにほほ笑んでいるスライムの女神様。

 どうやら、わたしを心配してくれているのかな。

 みのりさんはわたしを妹のように見てくれているらしく、今回もそんな感じらしい。

 

「さて、ケーキでも用意してなごやかなお茶会にしたいのだが、廉治くん用意はできているかね」

 

「ええ、用意しております。星宮さん。ショートケーキは大丈夫かな?」

 

「はい。大丈夫です。ありがとうございます」

 

 理事長は、前回あったときより、なんというかだいぶん人当りがよくなっているな。

 娘さんを治療した実績からいえば不自然ではないけど、初回の怪しさとの対比がマジパナイ。

 

「みのり。冷蔵庫に入っているのを出してもらえるかい」

 

「はーい」

 

 そんなわけで、みのりさんが理事長室の角に用意してある、ホテルに設置してあるような小型の冷蔵庫の中から、ショートケーキをとりだしてきた。

 

 白無垢のような穢れを知らない色。そこに瑞々しいイチゴが頂点に乗っている。

 

 ついでに、ポットから緑茶。甘いケーキと合いそうだ。

 

 みんなの前に設置されたあと、おごそかに戸三郎じいちゃんが声をあげる。

 

「それではいただくとしよう」

 

――いただきます。

 

 それで、みんな思い思いに食べようとしはじめた時だった。

 

「イオちゃん。おねえさんが食べさせてあげるね」

 

 ふえ?

 まさかの内閣総理大臣の前でイチャイチャ行為かよ。

 

 いやじゃないけど。いやじゃないけどさ。

 じいちゃんとか理事長の前ではさすがに憚られる。

 

 わたしの困惑もお構いなしのみのりさん。

 フォークでわたしのケーキの先端を切り分け突き刺した。

 

 そのまま、アーンの姿勢に。

 

「あの、みのりさん。わたし子どもじゃありませんし、ひとりで食べられます」

 

「ざんねーん。お姉さんが食べさせてあげようって思ったのに」

 

 そのまま――、フォークに突き刺したケーキを、彼女はパクリと一口で食べてしまった。

 

 わたしの、ケーキ……。

 

「うーんおいしい。あ、イオちゃんが残念そうな顔になっている。心配しないでも大丈夫だよ。ちゃんと交換してあげるから」

 

 みのりちゃんは、手のつけられていない自分のケーキと交換した。

 

 手元には(キズ)ひとつないケーキが残った。

 みのりさんはあいもかわらずケーキにパクついている。

 

 その様子を見ていた、じいちゃんが突然カカカカカカと笑いだした。

 なんだ、いきなり。

 じいちゃんもわたしのばあちゃんと同じ類の人間じゃないよな。

 具体的に言えば、突然バトルをしかけたりするような人だったり。

 

「みのり嬢はご立派に成長なされているらしいな。廉治くん」

 

「恐れいります」

 

 じいちゃん。

 みのりさんの方に視線をやって楽しげに笑う。

 ちょ、まっ。確かにみのりさんはご立派な感じにご成長、いや()()()()()()()()()けれども。

 さすがに、中学生相手にセクハラはどん引きですよ。

 

「ふむ。イオちゃんにはまだ早かったかな?」

 

 じ、じいちゃん!

 おまえ、まさか10歳児にまで欲望の目を向けていないよな。

 かわいらしい孫に向ける目が実はそんなだったとかどん引きを通り越して犯罪的ですらあるぞ。

 

 そんなふうにわたしがマジでザキする5秒前みたいな感じになっていると、

 

「みのり嬢は、イオちゃんが毒殺されないか心配だったのだろう」

 

 じいちゃんが心底愉快そうに言った。

 

「え?」

 

 なにそれ?

 そんなことがあるのか。

 ケーキに視線を落とす。なんの変哲もないただのケーキだ。

 だけど、だからこそ。

 白無垢のような穢れのなさが唐突に恐ろしく見えた。

 

「もちろん我々ではない。みのり嬢も我々が毒を入れるとは思っているわけではない。だが、どこかですり替えられる可能性もあるし、ひそかに混入ということもありえなくはない。わたしが今日ここに来ることはどこかの誰かにはバレているかもしれんからな。情報は隠そうとすればするほど、明るみに出るということもある」

 

 淡々と述べるじいちゃん。

 だとすれば――、だとすれば、みのりさんはわたしのためにその身を犠牲にしたのか。

 

「犠牲とかそんなたいしたもんじゃないよ。わたしはイオちゃんを信じているだけ」

 

「信じてる……?」

 

「イオちゃん。いざとなったら解毒呪文(キアリー)使えるでしょ。即死するような毒が入っていたとしても、わたしだったら生き返らせてもらえば問題ないけど、イオちゃん自身が死んじゃったらみんないっしょに毒殺されちゃったままじゃない」

 

「だとしても」じいちゃんが言う。「とっさにはそこまでのことはできないだろう。わたしが驚いたのはね、それをなんでもないふうに日常の一コマとしておこなったことだよ。現にイオちゃんも、私が指摘をしなかったら、気づきもしなかっただろう」

 

「気づきませんでした」

 

 ていうか、そんなの気づくか。普通。

 

 もちろん、わたしの油断みたいなのもあっただろう。実をいうとぶっちゃけ毒殺も効かんけど。解毒魔法があるからというのもあるが、常時回復魔法とか、あらかじめ蘇生呪文をストックしておくことができるからな。

 

 けれど、みのりさんは違う。普通に死ぬ。

 死ぬかもしれないというのがわかっていて、その身を危険にさらせるものなんだろうか。

 

 みのりちゃんと視線をあわせる。

 

 この子、マジで女神様か。

 正直なところ、おっぱいが大きいだけのえっちな中学生とばっかり思っていたよ。

 それはそれで女神様だけど、この子の精神力は既に神の領域に達している。

 

「尊い行為だ」

 

 戸三郎じいちゃんは感心しているようだった。

 あるいは、わたしに言い聞かせてるようだった。

 しかし、じいちゃんくらいの年齢から、『てぇてぇ』を聞くとは。

 もちろん、百合なおねロリが尊いという意味じゃないのは、わたしにだってわかる。

 

 じいちゃんの解説は続く。

 

「みのり嬢は、まず目の前にいない誰かの悪意を想像した。それもなかなかにできることではないが、それだけではなく、次にイオちゃんのこころを想像した。悪意にさらされるよりは、自分の中に飲みこんでしまおうとしたのだ。ちょうど、ケーキを一口で食べたように」

 

「そこまで考えたわけじゃありません」

 

 みのりさんは少しだけ恥ずかしそうにうつむいている。

 

――小声で。

 

「イオちゃんが良い子だって信じていただけなんです」

 

 慈しむような声だった。

 

「わたしは、イオちゃんのことが大好きだから」

 

 ぶわっ……。泣いちゃう。

 メダパニとか易々と突破して、わたしはボロボロと涙を流していた。

 

 年甲斐もなくなんて思わない。元男とかも考えない。

 だって、女の子だもん。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 みのりさんに抱きしめられてあやされて、たっぷり4分30秒分くらい泣いたあと……。

 

 わたしは猛烈に恥ずかしさを感じていた。

 

 悲報。イオちゃん(精神年齢30歳男性)。中学生に抱きしめられて号泣する。

 

 いや、それはべつにおかしなことじゃない。中学生くらいのママにバブみを感じて、癒されたいというのは、世の成人男性のほとんどが思い描いていることだ。

 

 思うに、ママは若ければ若いほどいいが、成熟したママ成分も欲しいという欲張りさん嗜好なのだろう。人は大人になればなるほどほめてもらえなくなるからな。だれかに存在ごとおもいっきり全肯定されることはそうそうなくなる。特に男の場合、能力で判断されることが多くなって、無条件の愛情を受けとる機会が少なくなる。え、イケメン男子だったら違うって? やかましいわ。

 

 愛されることは人間にとって必要です。

 

 ではあるものの――、理事長とかじいちゃんの前で泣いちゃったのはやっぱり恥ずかしい。

 

 泣いちゃうと、自己暗示(メダパニ)がはがれちゃうんだよな。

 情動がメダパニバリアを突破しちゃうせいかもしれん。

 そして素の状態になると、恥ずかしさが爆発的に襲ってくる。

 

 まるで、そう――、裸で大通りを歩いているような気分だ。

 みんな、動物園に来たばかりのパンダが珍しくも鳴き声をあげたみたいに考えているのか、なま暖かい視線でこちらを見てきている。

 

 かぁ~~~~~。み、見られると、あかん、顔からメラがでそう。

 

「イオちゃん。なんか顔が赤いね。お熱あるの?」

 

「当然でしょう。人間は熱がなければ死んでしまいます」

 

 わたしは、照れ隠しにケーキを食べた。

 

 そういえば、ケーキの毒というのは、もちろん想像の一種であり、実際がどうなのかはわからんかったわけだけど、遅効性の毒ということもありえるわけだよな。

 

 みんな普通に食べちゃってるけど、そう考えたら怖くなってきたぞ。

 

 ここにいる内閣総理大臣は、なにやってんのかは正直ぜんぜんわからんけど、いなくなったら困る人なのはまちがいないだろう。民意を集合させ分配させるのが政治家の役割であるからして、つまり、公民の授業をうけているわたしには、当然そのくらいわかるのです!

 

 だから――。いちおう、念のため。

 

解毒呪文(キアリー)

 

 とりあえず念のため、顔色の悪そうなじいちゃんから。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 さて、察しのよい方はそうそうに気づかれたであろうが、やらかしの時間である。

 

 ここで、イオが照れ隠し半分リスクマネジメント半分で放った解毒呪文(キアリー)について解説しよう。

 

 ドラクエにおける解毒呪文(キアリー)とは、『毒』状態を解除する単体回復呪文である。

 

 では、毒とはなにか。

 

 これは実のところなかなかに難しい。毒と薬は物質的には同じであるが、人間の主観によってより分けている。では、主観とはなにか。

 

 毒とは、生命活動を阻害する物質を総称するものである。

 

 物質というからには、異常増殖したガン細胞も定義上含まれる。

 

 アニサキスなどの寄生虫が体内に侵入することを食中『毒』と呼称することからも、生命由来の物質も毒であると呼称する。

 

 キアリーは、蛇の毒だろうが、蜘蛛の毒だろうが、すべて毒であると判断する。

 

 つまり、メチャクチャ効果範囲が広い。

 そんな便利なお手軽呪文をイオは唱えてしまったのである。

 

 なにが言いたいかというと、意図せず()()()()()()()()()()()()()

 

「む……身体が軽い。これは……」

 

「え、戸三郎おじいちゃん。毒に冒されていたのですか? 念のためベホマもしましょうか?」

 

「あ、いや、その……」

 

 戸三郎はさすがに狼狽した。

 

 当たり前である。イオと話す前は、高潔な精神でイオに対して『悟性とは何か』を迂遠にゆるやかに伝えようとしていたのだ。悟性とは何かというと難しいが要するに他者のことをよく考えなさいということだ。

 

 優秀であればあるほど、人は他者を自分の内に取り入れてしまう。

 

 人としての能力が優秀であることと、サイコパス的な性質は両立しうる。だから、サイコパスは通常人がどのように考えるかを予測して行動できる。装える。

 

 とくにイオがそういったサイコパス的な性質を持っているわけではないが、魔法という特大のチートを持っているがゆえに、そうなるだろうことは誰にでも予測しうることだった。

 

 つまり、()()()()として見ない。

 人ってこんなもんだろというふうに軽く見てしまう。

 攻撃されれば、ほらねと冷笑しつつザキで葬る。

 

 戸三郎はそうなるのを危惧し、自らの身命を賭してまで、問いただそうとしたのである。

 

 が――、ダメ!

 

 戸三郎の高潔なる精神はイオのうっかり八兵衛的な行為によって粉々に砕かれてしまっていた。

 

 本人にはまったくその気はない。戸三郎がガンであることを知らなかったのだから。

 そして、当然に上記のような黄金の精神に泥を塗りたくってしまったことも知らなかった。

 

 残念な結果だった。ただひたすらに残念な結果だった。

 イオにその気がないのがいっそ哀れに感じる。

 

 仮にイオを弁護するとすれば、悟性を発揮しろと言われてもかなり難易度が高い場面であったことをあげることができるだろうか。ガンを治せるのに治してほしいと願わない人間は、あまりいないだろうから。

 

 きょとん顔をしたイオには悪意のかけらも見受けられない。

 これが真のわたし何かやっちゃいましたかである。

 

 軌道寺はすべてを察し頭を抱えた。

 

「星宮さん。魔法を人にかけるときは、その人の同意をとってから」

 

「え、でも……、ここでは同意がある流れでしたよね?」

 

 話の流れや文脈からすれば、確かにそういった一面もある。

 ただし、これも満点の行動をとろうとすれば、できなくもなかった。

 最初に是非弁舌呪文(インパス)あたりをかけていいかを聞き、しかるのちに赤であれば、キアリーというようなふうに段階を踏むべきだったのだ。

 

 そもそも空気の読めないイオに、流れを理解する能力があるはずわけもなかった。

 

「廉治くん。いい。私から話そう」

 

 身体のほうはかつてないほどイキイキとしているのに、悄然とした様子の戸三郎である。

 

「実をいうとね。私はガンだったのだ」

 

「そうなんですね」

 

「それが、いまのイオちゃんの呪文でどうやら治ってしまったらしい。身体が羽のように軽く心は鉛のように重たいよ。君の母上の気持ちが少しわかってしまった」

 

「は、はぁ……そうなんですか」

 

 身体が治ったのはよいとして、こころが重たいとはなんなのか。

 イオにはまったく想像の埒外だった。

 それは戸三郎にも予想できたことだ。

 

「私はね。イオちゃんがもし私の病気を治すことができたとしても、治してもらうつもりはなかったんだよ」

 

「死にたがり、とか?」

 

「違う。そうではない。私だって死にたくはない。だが、なんでもできる力というのは、人のプライドをいたく傷つけてしまうとは思わんかね」

 

「あんまり思ったことないですね。だって、魔法はわたしですから」

 

「君にとってはそうなんだろう。だが、普通の人は魔法を使えない。君に治してもらったとしても、うれしくはないという人もいるはずだ」

 

「戸三郎おじいちゃんもうれしくなかった?」

 

「そうだな。わたしの生き方を否定されているようでつらかったよ」

 

「ごめんなさい……」

 

「いいんだ。君はまだ子どもなのだからね。これから経験値(EXP)を積んで、人のこころを理解するように努めなさい」

 

「はい。わかりました」

 

 いちおう、本人にやる気はあるのである。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 しかし、人のこころの不可思議さを感じる。

 

 この星には七十億もの人が住んでいて、いろんな考え方があって、いろんな主義主張がある。

 たとえ、わたしが大多数の人が受け入れる長生きしたいという願いをかなえたところで、その主張もまた誰かには否定されるところなんだろう。

 

 わたしは自分が人間のつもりで行動しているが、もしかすると、一部の人間には神さまのように思われてるのかもしれない。

 

 それは――わたしを崇め奉るとかそういうのではなく、人の世は人のもの、神の助けなんて要らないという思想だ。ナイトハルト殿下も言ってたしな。『神の存在など不要だ』と。

 

 わたしは、前世で神さまカッコカリに会ったことがある。

 ドラクエの魔法は、もしかして少しばかり強すぎる力なのかもしれない。

 

 わたし自身はちょっと便利に使えればそれでいいと思ってるけれども、わたしを通じて神さまカッコカリを見ているのかもしれない。

 

 神に盤上をかきまわされたくないって連中もいるのかもしれない。

 

 2000年前にキリストとか、ほかいろんな神さまがいたわけだけど――、現代になってからは、神様は形而上学的な存在になってしまった。

 

 実存の神に、わたしがなると思われているのだろうか。

 

「ただのかわいい美少女なだけなんですけどね」

 

 いよいよ明日、記者会見の日だ。

 

 わたしは魔法を全世界に向けて公開する。

 

 公式に神さまカッコカリと会ったことを宣言する。

 

 まるで使徒だなと思わなくもないけど……、力の源泉を説明する関係上、やむをえないだろう。

 

 またひと悶着あるかもしれないけど、最後にはルーラでお家に帰れるようになれればいい。

 

 ちなみにパッパは撮影が正念場なんで、すまんが帰れんということだった。

 

 パッパは自分の映画にお熱のようである。

 

 もっと娘にかまってくれてもいいのにと思う。




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