ドラクエ魔法持ちのTS転生者なんだけど現実世界というのが問題です 作:魔法少女ベホマちゃん
81:名無しの魔法少女観察者
最近、イオちゃんのやらかし少なくない?
93:名無しの魔法少女観察者
そういえば最近はそうだな
国の事業を助けたりするのも少ないみたいだし
活動自体を縮小しているのかも
104:名無しの魔法少女観察者
小学生だぞ
夏休みを堪能しているに決まってるじゃん
スクール水着きてきゃっきゃうふふしているんだよ
110:名無しの魔法少女観察者
やらかしではないけど
イオちゃんズランドのこと忘れてないか
ただの無人島だったのが、なぜか来年の夏には
テーマパークとして開園するらしいぞ
国の公共事業としてな
138:名無しの魔法少女観察者
国の公共事業ってとこに草生える
浮かない島はただの島だ
160:名無しの魔法少女観察者
聖地きたー!
って……よく考えたら、その島でなにするの?
魔法的な何かがあるとも思えないし
176:名無しの魔法少女観察者
イオちゃんズランドにはかわいいモンスターがたくさんいるんだ
それでみんな触れ合えたりするんだ
あばれうしどりのミルクを飲めたり、スライムを抱っこしたりできるぞ!
178:名無しの魔法少女観察者
妄想たくましいw
まあドラクエのモンスターはコミカルなやつ多いけど
未知の生物とか地球がヤバくないですか?
197:名無しの魔法少女観察者
細菌ウイルスとかはインパスとかニフラムでどうにかなるにしろ
そもそもスライムですら王宮戦士をぶち殺せるわけだからな
危険生物であるのは確かだよ
215:名無しの魔法少女観察者
オレらがモンスター倒すじゃん
レベルアップするじゃん
魔法使えるじゃん
みんなでハッピーハッピー
224:名無しの魔法少女観察者
レベルアップでみんながみんな魔法力が上がるとは思えんけどな
戦士タイプはMP0のままだったし
無職やニートとかステータス上がらなさそう
230:名無しの魔法少女観察者
そういや二年後にはまたオリンピックがあるわけだけど
仮にレベルアップとか、魔法が使えるようになったら
オリパラだけでなくて、もう一つマホリンピックみたいな大会開かないとダメそう
245:名無しの魔法少女観察者
オレモンスター喰う
275:名無しの魔法少女観察者
モンスターだって生きてるんですよ
人権派の連中がモンスター権を主張しはじめる説
282:名無しの魔法少女観察者
モンスターは家畜と同じだろ
言葉を持たない生命体に人権はない
307:名無しの魔法少女観察者
いや普通に言葉をしゃべってたりするやん
ホイミンとか、名無しのスライムとか
バラモスとかもそうだし
310:名無しの魔法少女観察者
IQ500のスンバラリア星人からしてみれば
地球人は平均IQ100しかない家畜程度の存在
なので奴隷として支配してもいいということになる
328:名無しの魔法少女観察者
ノーゲームノーライフという作品では
そのあたりの話がちらっと書かれていたような気がする
知恵ある生命体であるかどうかは自ら証明しつづけるしかない的な
340:名無しの魔法少女観察者
そもそもかしこさ3のイオちゃんのことを思い出せ
IQとかかしこさはイコールじゃないかもしれんが
おつむが弱いから奴隷にして愛でるとかもってのほか
イオちゃんとの生活、しちゃっていいの?
352:名無しの魔法少女観察者
私は一向にかまわん。毎日、朝から晩まで撫でまくれるよ!
いやそもそも、イオちゃんがその気になればみんなのこと支配できる
かしこさ3の支配だと世界の耐久力を試すことになりそうだがな
382:魔法少女イオちゃん(マネマネ)
みなさん新作ドラクエの予約はお済ですか?
本日、午前10から各店舗で発売開始です。
409:名無しの魔法少女観察者
イオちゃんキター!
ってマネマネかよ
新作ドラクエはとりあえず買ったわ
もしかするとそれで魔法が使えるようになるかもしれんのだろ
431:名無しの魔法少女観察者
国が広報するというダイレクトマーケティング状態だからな
世界各国にも同時発売だし
かつてない売上になりそう
434:名無しの魔法少女観察者
オレはドラクエを純粋にゲームとして楽しみたいんだ
437:名無しの魔法少女観察者
純粋勢もおるやろうけど
魔法を期待してって連中も当然多いだろうな
458:名無しの魔法少女観察者
オレが政府だったら、『魔法』は絞るけどな
それで外交カードにする
これで日本は1000年くらい安泰だよ
461:名無しの魔法少女観察者
ルーラとかベホマは便利だけど
他はそれほどでもないような気がする
新幹線や飛行機より早く到着するし、
医療に頼るよりベホマのほうがよかったりするだろうけど
べつになくてもなんとかなってきたわけだしな
外交カードとしても完全無欠ってわけじゃないだろ
他国に『魔法』を売るのを規制するにしろ
どうやってって感じもするな
487:名無しの魔法少女観察者
寿命でしか死なない不死国家が誕生するのか
511:名無しの魔法少女観察者
新作ドラクエたのしみー
540:名無しの魔法少女観察者
そういや今日、イオちゃんが枠取ってたでよ
新作ドラクエの配信するんだと
たぶん、誰よりも早くテストプレイしているだろうから
ドヤプレイしたいんだろうな
554:名無しの魔法少女観察者
ドヤプレイはなかろう
枠はとってるみたいだけど発売と同時に配信だろ
一プレイヤーとして純粋に楽しみたいんじゃないかな
564:名無しの魔法少女観察者
イオちゃんに意味もなく水着プレイしてほしい
593:名無しの魔法少女観察者
小学生の水着プレイを求める大人って……
☆
やったぜ。ついに、新作ドラクエの製品版をプレイできる日がやってきた。
もちろん、パイロット版はクリア済みなんで、そこは純粋な新作を楽しむって感じじゃないかもしれない。けれど、やっぱりパイロット版と完成品は少しばかり違うらしい。
もともと、今回のドラクエは大筋としては出来上がっていたのだけれど、パイロット版は魔法のために、少々物語的なラインというか道筋に無理が生じていた。
それを、プロの手腕でうまい具合に洗練させて、他に遊びの要素も付け足して、ゲームとしてのおもしろみを増すようにしたらしい。
そしてもう一つ。
我が家のゲーム機はリビングに一台きりだったのが、わたしの部屋にわたし専用のマシンも買ってもらったのだ。
禁忌の二台持ちである。
なにしろー。ふふん。金持ちですからー。ふふん♪
わたしの給料はママンが管理しているから、いくらなのかはわからないけれど、自分専用のマシンを買える程度には貢献しているはずだ。だからこのプレステは純粋にわたしの所有物といってもいいはずだ。
これでユアに邪魔されずプレイできる。最近のユアはわたしにベッタリだからな。ドラクエに限らずだが、パーティゲームでもないかぎり、たまには一人でプレイしたいときだってある。
このプレステを配信用の超ハイスペックパソコンにつないでっと。
ヨシっ。接続完了。
かしこさ3でも接続くらいできるよ。べつに複雑な設定は必要ないからな。
配信のほうはちょっとだけ難しいので寺田さんにお願いして設定してもらったけど、何度かはゲーム配信もしているし、一度設定しとけば、あとはクリックして専用のソフトを立ち上げるくらいだ。
ふふふ。にやつきが収まらない。
さて、これから何を行うかというと。
わたしは自分のお部屋で自分のプレステを使ってゲーム配信をする。
それだけじゃない。
みんながプレイしていない未知のドラクエを
かしこいイオちゃんが、みんなの前でプチスーパープレイを披露するんだ。
どやぁ……。
ああ、どやぁ……が止まらない。
ただ、ドラクエ配信は気をつけないといけない点もある。
なにしろメラとかバギとかを普通にゲームプレイ中に撃つわけだから、ついうっかり"現実"でもなんてことになったら目もあてられない。
部屋は燃えるし、備品はぶっ飛ぶし。
現実の耐久度を試すことになりかねないのです。
だからうっかり魔法力をこめるなんてことがないようにしないといけない。
まあ大丈夫だろ。
わたしの魔法制御力は誰にもわからない感覚なんだろうけど、比較的初級の呪文については完璧な制御ができていると思う。
ちょっと難しめなのがモシャスによる変化のイメージ。
それと、トベルーラのような常時発動する際に力をこめないといけないやつかな。
視聴者のみんなからしてみれば、わたしが実況で『イオ』とか『ギラ』とか言うたびに冷や冷やすることになるだろうけれど、一発だったら誤射かもしれないなんてことは起こらないから安心してほしい。フラグじゃないぞ。
でもできれば新作ドラクエで、物も回復する効果を念のため付与しておいて欲しいなーなんて。無理かな。
とりあえず、ルナの仮説について言えばだ。
魔法については今のところ
これらは完全にまったくなかったわけではなく、もともとは巻物として存在していたり、自白する呪文だったりと、元になる魔法が存在している。
それで、おそらく仮定的に考えられるのは、既存の魔法を元にしなければ新作魔法はできないか、あるいはできにくいということになるわけだ。
つまり、拡張だな。
ルナやわたしのママンが求めているのは魔法力を譲渡すること。正確には相手の魔法力を覚醒させることなんだけど、結果として求められているのは誰でも気軽に魔法が使える世界が到来することだ。そうすることで、わたしの価値が相対的に下がり、イオちゃんは普通の女の子として暮らせるって寸法である。
つい最近、レベルアップしたことで720兆ほどにふくれあがってしまったMPに追随できるほどの人が生まれるかというと、難しいだろうと思うし、そういう人ばっかりになるとやっぱり地球が壊れちゃうから、魔法が普及するって言っても加減が大事だろうけどね。
それと、元になる魔法があっても、拡張できなかった例があるから、周知度が関わっているのではないかということも指摘された。みんなに知られれば知られるほど、その魔法が拡張される可能性が高まるっていう説だ。いわゆる二次創作については、ほとんどの場合使えなかったので、周知度というのは国民的な周知度なのかもしれない。
今回発売されたドラクエはおそらく日本だけでなく海外でも売れまくるだろう。周知度を高めて、魔法の制限を突破する。それがみんなの願いだ。
調整は――。
まあ、会社と国に任せればいいや。
わたしは最初から変わらず、魔法を自分のために使う。
ちょっとだけズルするために。
具体的にはルーラで登校するために。
「イオです! そんなわけで新作ドラクエの時間だ。ヒャッハー!」
『いつもイオちゃんがイオです言うたびに肝が冷える』『イオです。ボカン!』『イオちゃんの私服。かわいいね』『新作ドラクエの時間だ!』『ヒャッハー!』
「みなさんありがとうございます。みなさんお待ちかねの新作ドラクエの時間ですね」
『この時を待っていた!』『いよいよ魔法のお時間ですよ』『魔法が使えるようになったらとりあえず、ルーラを取得する』『イオちゃんが楽しそう。50,000円』『実にたやすくおこなわれる課金』『よく見たら政府広報のアカウントじゃねーか。なに課金してんだよw』『血税ガー』『アカウントは政府のものですが、課金はポケットマネーだよ』『まあ、50,000円とかじゃ効かないくらい利益供与されているからいまさらではあるな』
「えっと、よくわかりませんが、そろそろプレイしていいですかね」
『どうぞー』『ふとももまるみえな服装がえっち』『イオちゃんは既に全国のお茶の間に水着姿をお披露目しているから恥ずかしくないです』『私は一向にかまわんぞ』
「ふ、ふともも丸見えはよくなかったですかね。ちょっと着替えようかな」
『パンツを伸ばそうとする仕草500億点』『使える』『使った』『はえーよ』『おいドラクエはどこにいったんですかねー』
あらためて指摘されると、少し恥ずかしいかもしれん。
水着姿は……不幸な事故だったが、私服姿、そんなに変かな。
今日は、ショートパンツ。
半ズボンみたいなやつだけど、ちょっとだけ広がりがあってかわいらしい。
わたしもかわいいのでダブルカワイイ。
そんな単純な思考だったのだが。
そもそも小学生だぞ。みんな悪ノリしすぎじゃないですかね。
『お着替え』『換装した感想ですが』『小学生の生着替えが見られる配信があるらしい』『着替えようかな発言使える』『ドラクエの起動すらままならない』
「もう、気にしません! 普通にドラクエ始めます」
『すねるイオちゃん』『ごめんてかわいいから』『かわいいイオちゃんが怒った顔もかわいい』『ザキされないように必死な視聴者さんたち』『あ、ドラクエのOP』
「最初はやっぱり定番のOPですよね。これだけで脳汁がでます」
『わかるわー』『うむそうだな』『国歌斉唱』『名前を呼んではいけないあのお方が創った曲なだけのことはある』『ちなみにイデオンもです』『イデの力で宇宙を破壊しないで』『イデ=イオだった?』
「まずは冒険の書を作ります。名前はイオでいいですよね」
『イオちゃんは勇者だった?』『ほよじゃないの?』『もょもとじゃ?』『イオちゃんは魔法使いだろ』『ドラクエは女・男だけじゃなくてレズ・ゲイ・ホモ・オカマなども選べるようにすべき』
「さあ。始めます。物語は定番に戻るという説があるように、このドラクエでは勇者の一人旅から始まります」
『ほえー。ぼっち勇者か』『まあそういうパターンもあるよな』『そもそも群像劇的なドラクエ4とかのシナリオが異常なんだよ』『ドラクエ3でうれた後のシナリオなのに、超絶冒険しているよな』『古式ゆかしいドラクエ作法』
しばらくプレイは進んだ。
最初のほうではマホアゲルのシナリオが入っている。
仲間になる戦士的な男がある女性に恋をする。
その女性はインテリじゃないと嫌だわとすげなくこれをお断りする。
そこで戦士は主人公に近く洞窟にマホアゲルを覚えるための呪文書があるからいっしょに行ってくれと頼むというような感じだ。
マホアゲルの書は、一生のうちにわずか三人に対してだけ、魔法の力を減らすことなく分け与えることができる。
つまりは、わたしのためだな。
わたしの魔法力は既に720兆くらいあるから、全世界の人間に分け与えてもいいんだろうけど、減らさないほうがよいというルナの進言にしたがってそうなったんだ。
そして対象者を三人に限ったのは、魔法を不必要に広めないためだ。魔法の拡張については、限定的にすることで成功するかもしれないという考えもあってのことのようである。
ともかく、この作品におけるマホアゲルは三つのお願いみたいなやりなおしの効かないもの。
見事マホアゲルを使えるようになった主人公は、惜しげなく戦士に魔法力を分け与える。
戦士は魔法が使えるようになる。正確には最大MPが0から20程度まで増える。それ以降はレベルアップによって増えていくことになる。
20という数値は、実のところかしこさに依拠している。その戦士はかしこさが20ということだ。ここにかしこさ3の女の子がいるんですよ! と言いたいところだが、まあHPや力よりは現代日本人は数値が高めのようだからそうしたみたいだ。一律999とかでもよかった気はするがな。そこらへんはゲームバランスってやつなんだろう。
「戦士さんは結局フラれてしまうんですけどね」
『残念ながらMPが足りないのは適当な言い訳だったらしい』『最初に気づけ』『戦士が主人公の親友になるの早くね?』『主人公(♀)に親友っていうのもなんつうか捗る』『16歳の美少女に恋心を抱く30歳男性』『おいやめろ。戦士の年齢書いてないだろ』
「ともかく、ここまで進めていただいたらわかりますとおり――、マホアゲルは一生のうちに三人までに対して魔法力を覚醒させるみたいな感じになります。かしこさ準拠ですけれども」
『教育うけたらかしこさ高くなるの?』『マホアゲルしたのかオレ以外のやつと』『三人限定っていうのが少なく感じるが、倍々ゲームであっという間だろう』『新型コロナみたいな』『おい不謹慎』『十年前はマジでひどかったからな』『いまなら魔法で大丈夫』『もう新型じゃねえ旧型コロナだ。おまえなんかこわくねぇ!』
「かしこさについては、たぶん固定値です。まだ短い期間しか定点観測してないからわかりませんが……」
『平均値はどれくらいなん?』『マホアゲルって一般人も受けられるようになるの?』『イオちゃんからマホアゲル喰らいてぇ』『オレくんにはオレから熱いマホアゲルをくれてやろう』『アッー!』
「平均値は……ぐす……平均値は100くらいはありそうです」
『泣いちゃった』『かわいそうかわいい』『今日もイオ虐がはかどる』『泣かないで』『100はあるのか。まあ分布がどうなってるのかわからんが、100あれば結構使えるな』
「そうですね。ルーラくらいならポンポン使えるようになるんじゃないでしょうか』
『そもそもMPあっても魔法使えるのかな』『魔法を覚えるというのがどういうことなのか』『イオちゃんが魔法先生になる可能性』『まあこれからだよ』
「MPは前提ですからね。魔法を実際に使えるようになるのはこれからの実験次第でしょう」
と、そこで。
唐突に部屋のドアが開いた。
「お姉ちゃーん。お昼ご飯できたよー」
ユアだった。ユアはなんだかんだいってまだ七歳児。
プライベートという感覚が薄い。というか、つい数日前までトイレの中までくっついてくるくらいベッタリだったからな。部屋の鍵くらいかけとくべきだった。
「ユア配信中ですよ!」
『いもふらキター!』『ユアちゃんもかわいいよな』『天才子役のユアちゃん』『声だけでなくて姿も見たいぞなもし』
なんかいろいろ言ってるけど、それはダメだ。
角度的な問題で今は見えなくなってるけど、ユアがスラリンを抱えている。
いつもはぴきーって鳴いているスラリンだが、いまはじっとしている。
それだけが救いだ。
ともかく、バレたらマズイ。
「そ、そろそろお昼ご飯なんで失礼しますね」
『いかないで』『イオちゃんプレステつけっぱなしはよくないよ』『結構電気食うからなぁ』『セーブは大事。超大事』
「わかりました。ちょっとお待ちください」
わたしは慌てて教会に向かう。
「お姉ちゃんまだー」
ユアがスラリンを抱えてるのが悪いんだよ。
ちょっとずつ部屋のなかに入ってくるから心臓に悪い。
あたふたしながら、ようやく教会でセーブ完了。
「ふぅ。じゃあとりあえずこれで」
プレステ本体の電源を切りにいく。
と――、ノートパソコンの電源に足を引っかけてよろけてしまった。
線にひっぱられる形で、くるりとパソコンの角度が変わり、ちょうど仰角もいい具合に皆さんの前にアルカイックスマイルの世界一かわいい青色モンスターがお披露目されることになる。
『は?』『スライムやん』『え、ぬいぐるみでしょ』『ぷるぷるボク悪いスライムじゃないよ』『きゃーかわいい!』『ユアちゃんもあいかわらずかわいい』
「こ、これは違うんです。なにかの間違いなんです。みなさんは何も見てませんよね!」
『バッチリ見えちゃってるんですが』『悲報。いつのまにかモンスターは存在した!』『スライム一匹欲しいな』『あわてるイオちゃん』『ユアちゃんのほうは泰然としているなぁ。大物だよ』
ユアは無言のまま近づいてくる。
スラリンを画面いっぱいになるまで近づいた。
あれ、これって……本当のぬいぐるみだ。
これってわたしの勘違い。
「あはは。なーんだ。普通のぬいぐるみでしたよー」
『イオちゃんごまかしきれてないよ』『イオちゃんが焦ったのって本当のスライムがいるってことだよね』『本当のスライムを見たいなぁ』
「ダメです。そんなの怒られるに決まってるじゃないですか」
「お姉ちゃん……ごめんね。わたしが悪かったよね。まさかぬいぐるみと見間違えるなんて思わなくて」
「ユアぁ……」
『イオちゃんかしこさ3』『でもかわいいから許す』『スライムはみんなのこころのなかにいるんだよ』『いやこれもういるって言ってるのと同じでしょ』『悲報。イオちゃん自白する』
悲報。
スラリンの存在、知られる。
今日起きたのが5時だったんで、わりと焦りました。
改稿設定
マホアゲル「ひとり」限定→「3人までOK」
こうしないと増えなさすぎるということでそうなりました。