ドラクエ魔法持ちのTS転生者なんだけど現実世界というのが問題です   作:魔法少女ベホマちゃん

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魔王襲来。ついでにふしぎなきのみ。

 ゆっくりと、闇の中から首をもたげた。

 誰かがわしを呼んでいる。

 魔王の一翼であるわしをおこがましくも召喚しようとしている。

 闇の中に淡く青く光る魔法陣が浮かび上がった。遠い異世界からの招待状だ。

 姿は見えずともわかる。

 召喚主は卑小なる存在。人間のメスの気配。世界の壁は厚く――気配はうっすらとしか伝わらなかったが、まだ成年にも達せぬような惰弱な精神性が伝わってくる。

 人間とは腕を軽く横薙ぎしただけでむなしくなる存在。

 普通でありたいと願うくせに、自分だけは特別だと思っている。

 群れることで安心するくせに、社会に対するうとましさを感じている。

 多くの矛盾を内包した醜い肉塊ども。

 おそらく召喚主も身の丈を知らずに召喚しようとしているのだろう。

 

――愚かなことだ。

 

 確かに召喚魔法は召喚主の意に沿うような個体が召喚される。

 召喚される方もべつに意思をねじまげられているわけではない。

 

 かよわき存在が極大の存在と意思を通わせ、まがりなりにも従わせる。

 この理は無数の()()()の組み合わせにある。

 

 この世界はあまねく宇宙をいくつも束ねたようになっており、それぞれの世界がわずかずつ異なるバージョンを生み出す。波動関数によって導き出されたバージョン違いは、万華鏡のように存在の様相を変えていく。

 

 極大の存在がちっぽけな魔力と引き換えに、かそけき存在に力を貸すこともあるだろう。比較的善性のあるバージョンが、たわむれに力を貸すということも可能性としてはありえるからだ。無数のわかたれた世界から、無数の試行回数が生まれる。無限の試行回数があれば、たとえ極小の可能性であっても、必ず()()が導き出されるというわけだ。

 

 だが――。

 

 この魔王であるわしが人間どもに力を貸すと思うか?

 

 答えは絶無。ありえぬ。

 人間など滅ぼすべき存在である。すべてのわしのバージョンがそう思っているだろう。わしのオリジナルとも言うべき存在の想念が、人に対する評価を規程する。バージョンの違いを物ともせぬレベルで、人間とは愚かな存在であると。

 

 召喚魔法は極小の可能性を極大化するが、仮にすべてのバージョンがマッチングしなかった場合どうなるか。

 

 どこぞの異世界では――召喚主をくびり殺し、その国の人間たちを一人残らず滅ぼした例もあるという。矮小なる存在がその身にあたわぬ願いを持った結果、魂すらも獄炎に焼かれ永遠の苦悶に囚われることになったのだ。

 

 今回もそうであろう。

 愚かな召喚主は自分の実力も推し量れず、魔王を召喚しようとしているのだ。

 身の丈を教えてやらねばなるまい。

 無礼をたしなめてやらねばなるまい。

 死によってな――。

 

 わしは魔法陣に足を延ばす。

 召喚主の恐怖に歪んだ顔を思い浮かべながら。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 イオはルナの研究所にいた。

 

 地下にあるプールは既に水を抜いてあり、コンクリートで覆われた壁は頑強だ。

 壁にはマジックバリアとスカラをかけて補強してある。

 

 召喚魔法については、世界から危険視されているものであったが今回許されたのは魔法力の最大値をあげる"ふしぎなきのみ"というアイテムを奪取するためである。

 

 かしこさをMPと等値にしてしまったことと、かしこさがあがればあがるほど使える魔法が使えないという状況から、高等な魔法を連発できる者はイオ以外にいない。

 

 この状況を打破するため、魔法を覚醒させたあとにドーピングするつもりだ。

 

 ちなみに、フールという魔法でかしこさを下げたあとに魔法覚醒処置をおこなっても、まったく効果に影響がなかったことから、かしこさの値は生来的なものでなければならないことが判明した。

 

 なぜ、はぐれメタルなどの経験値の高い魔物を呼び出さないかというと、当然魔物であっても殺したくないからだ。

 

 スラリンは殺さなくてはぐりんは殺してもよいという、人の都合まるだしの理論は受け入れがたかったのである。

 

 じゃあ、どうするか。

 

 召喚したモンスターと交渉するほかない。それはそれで人の都合ではあったが、

 

――ころしてでもうばいとる

 

 よりかは、遥かにマシである。

 

「しょうかん!」

 

 イオは右手を掲げて召喚魔法陣を魔力で描く。青くビビッドに輝く魔法陣が水のないプールの底面に描かれていく。イオはこの魔法をマッチングアプリのようなものだと思っている。なにかよくわからないが魔法的なプロセスによって、適当にいいやつを見繕ってくれるそんな便利魔法だ。もちろん、こういうやつに来てほしいというような要望も出さなければならない。

 

 要望はイメージで。

 今回でいえば、"ふしぎなきのみ"を持っているやつという感じだ。

 

 ルナはしきりにベホマスライムを推した。シリーズによっては"ふしぎなきのみ"を落とすこともある比較的安全そうなモンスターであるからだ。

 

 ここはイメージを明確に持たなければならないところであったが、イオは上記のようにおおざっぱに考えていたため、ベホマスライムが出るとは限らない状況だった。まあ違ったやつがでても、すぐに強制送還すれば問題ないだろうと考えている。実際に地獄の帝王すら追い返せたのだし。

 

 もちろん、危険なことだと社会的には判断されるのだろうが、イオ自身はまったくそんなことは考えていない。召喚魔法というのは味方がでてくるものだという漠然とした信頼感があったからだ。

 

「大丈夫なんでしょうか主任」

 

 研究員のひとりがルナに聞いた。

 

「問題ない。神による抑制が働いている以上、あまりひどいことにはならないだろう」

 

 イオのいるプールは水圧実験などをおこなうためのフィールドであり、上方には実験を観察するための管理棟のようなところが存在する。

 

 そこには緊張した面持ちで、研究員たちが控えていた。

 

 イオとは違い、異形の存在を異世界から召喚することに危惧の念を抱いているものは多い。スライムでさえ、未知の細菌やウイルス、あるいは増殖して人の管理をはずれることを恐れたものは多いのだ。

 

「政府の高官たちはいったい何を考えてらっしゃるんでしょうか」

 

「ふしぎなきのみが量産できれば、エリート魔法使いを創り出せるだろうからな」

 

「かしこさの低いものにドーピングするんですか。確かにかしこさは知的水準ではないと思われますが……、例えば自己抑制する能力が低いという場合、危険ではないでしょうか」

 

「今のところ一番、かしこさが低いものでも40くらいであったからな。せいぜいできても上級魔法まで。もっと広く調査すればわからんが、閲覧魔法(ダモーレ)は単体魔法だから、なかなかイオにかけてもらうわけにもいかない。そのうち全国一斉調査すべきかもしれんが、客観数値による格差社会というのはゾッとしないな」

 

「確かにそうですね……」

 

 生まれたときからステータスを測られ、適性がわかる社会が望ましいとは限らない。

 

 いくら幸福を極大化できる可能性が最も高かったとしても、人間の精神は萌え出ずる草のように自由であることをやめることはできない。

 

 研究員がルナを見下ろすと、彼女は奇妙なことに笑っていた。

 

「どうしたんです?」

 

「我々はすっかり神の謀略に騙されていたんだよ」

 

「なにをですか?」

 

「かしこさがゲーム準拠の数値だとばかり思わされていたんだ」

 

「確かにそうですね。でも、ゲームでもよくわからない数値ではありましたよね」

 

「ああ……」

 

 ルナは白衣に手をつっこんだまま思考していた。

 

 もしも――である。

 

 全国で一斉調査し、かしこさが3程度の者が存在するとしたら、そしてその者にイオ並とは言わないまでも、MP999になる程度まで"ふしぎなきのみ"を与え続けたらどうなるだろう。

 

 イオを止める存在ができるのか?

 

 神がそれを許すのか?

 

「まあ答えは見てのおたのしみだ」

 

 眼下から異形の存在が姿を現し始めた。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 バラモスエビル。

 

 ドラクエⅢにおいては、魔王バラモスの量産型などと言われている。

 オリジナルのバラモスは地上の支配を大魔王ゾーマに任されている有能な部下扱いであるが、バラモスエビルは大魔王の支配が及ばない地域を任されている。いわば離島に派遣された公務員のようなものである。

 おそらくはクローン的な存在か何かなのであろうが、その力はオリジナルには及ばないものの、凡俗な魔物を遥かに凌駕する。

 ある意味、辺境伯的な立ち位置であり、場合によっては魔王と呼んでも差し支えないだろう。

 

 そんな存在が狭いプール内に現れようとしていた。

 

 背格好は、人間の大人を少し上回る程度。二メートル五十センチ程度だろうか。小説ドラクエⅢにおいては、人間の7、8倍程度の身長があるという話だったが、ゲームにおいてはドット的に人間とほとんど変わりがなかったことから、ゲーム準拠なのだろう。とはいえ、イオからすれば首が痛くなるほど見上げなければならなかったが。

 

 顔つきはカバに似ており――実際に四コマ漫画ではカバと馬鹿にされたりもするが――本来はトカゲのモンスターと言われている。

 

 下等なモンスターと違い、彼は明るく渋い黄褐色の服を着ており、胸元には鈍い光を放つペンダントまで装備している。単なる防具として装備しているのかもしれないが、服飾をまとうことができる知能を持つということは交渉事が可能ということかもしれない。

 

 オリジナルとの違いは、全体的に濃い色をしていることであろう。レンガを焦がしたような色合いをしており、顔色が悪いようにも見える。

 

「あのー、初めまして?」

 

 イオは下のほうから話しかける。

 

 しかし、高身長のバラモスエビルはきょろきょろと周りを見渡して、イオに気づく様子がない。

 

「初めまして!」

 

 イオ、大声をあげた。

 

 ぎょろり。

 

 ようやく彼の視線がイオに向いた。

 

「愚かな人間が……わしを召喚するとはおこがまし……うえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」

 

「ふえ?」

 

 イオは一瞬の判断で飛翔した。それでなんとか回避に間に合った。

 なんと、バラモスエビルがイオの姿を目にした瞬間、大量の吐瀉物を吐き出したのである。

 すわ攻撃かと思って身構えたが、そのままバラモスは顔中から涎や鼻水を出して哀れなことになっている。なぜかはわからないが、戦闘できるような状況ではないようだ。

 

 イオはいぶかしんだ。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 目を開けると、そこは異世界の雰囲気。

 人間が作り出す人工的な角度――、すなわち直角で作られた建物。

 硬度は大理石程度、あるいはそれ以上に硬そうだ。

 

 わしを見下ろしている人間どもの姿が見える。頭が高い!

 あとで、焼き殺してくれよう。

 それとも、はらわたを食いちぎってみせようか。

 

「あのー、初めまして?」

 

 かそけき声が聞こえてくる。

 わしは首が短く、下方は見えにくい。

 どうやら召喚主がいるらしい。

 

「初めまして!」

 

 友人のような気軽な挨拶。

 

 愚かな――。

 わしを誰だと思っている。

 オリジナルに及ばないとはいえ、国をまるごと一つ潰す程度はある魔王の一翼だぞ。

 

「愚かな人間が……わしを召喚するとはおこがまし……うえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」

 

 ソレに視線を向けた瞬間に身体全体が浸食されるような膨大な怖気が走り、胃がそりかえる思いがした。すぐに変調は身体を通して現れた。

 

 胃液ごとすべて吐き出してしまう。魔法に――魔法に感染する。

 

 あれはヤバい。

 いや、ヤバいというレベルを越えた何かだ。

 

 細身の身体。銀髪で金色の瞳。

 容貌はただの人間と変わらない。

 

 だのに――。

 

 その身にまとう魔法力はまるで底なしのブラックホールのようだ。

 勝てる勝てないのレベルではない。

 わしの魔法力はゴミのような人間を基準にすれば常人の数百倍はあるだろう。それだけの魔法力があるからこそわかる。

 

 この召喚主は人間の皮をかぶったナニカだ。

 

 仮にこの存在が軽い気まぐれで死ね(ザキ)と一言つぶやけば、即死耐性があろうがなかろうが、魔法抵抗力という概念そのものが意味を持たないだろう。たとえ幾多の年月を経て長大な生命力を持つわたしであっても例外ではない。マホカンタ? 貫通されるに決まっている。 マホステ? 無駄だ。超高圧縮された魔法は概念構造すら相転移させる。つまり、反射という概念すらたやすく貫いてしまう。

 

 命そのものを常に握られている。

 蟻を踏み潰すよりも簡単に魂ごと破壊される。そしてそれらは再生できない。

 

 上にいる人間どもはなぜそれに気づかないのか。魔法力が少なすぎるかまったくないため鈍感なのだ。わしは初めて人間どもがうらやましく思った。

 

 このような恐怖を感じることなく過ごせるのだから。

 

「あの、大丈夫ですか。おからだの調子が悪いんですか?」

 

 異世界の言葉がわかる。召喚による同調だろう。

 ソレの名は、イオという。ただの学童ということも理解した。

 だが、どんなに常識というものがインストールされたところで、わしの恐怖を抑えることはできない。異常な――異常すぎる存在。モンスターと呼ばれ、魔王とすら恐れられるわしよりも異形。おぞましく名状しがたいナニカ。

 

「た……たすけてくだされ」

 

 わしは命乞いをする。恥も外聞もない。

 

「ええっ!?」それは驚いたように目を見開いた。「べ、ベホマしましょうか?」

 

「ひ、ひぃ」

 

 そいつに魔法をかけられるというだけで全身が拒否した。

 畏怖のこころで、その場にひざまづきたくなる気持ちを必死におさえ、どこかに脱出路がないか探る。召喚魔法陣はまだ消えていない。

 

 あそこに飛びこめば。

 

「あ、待って。気分が悪いときに動くと逆に危ないですよ」

 

 服のすそをつかまれていた。

 

 魔法力を筋力に変換するバイキルト。もしも超絶の魔法力でふるえば、たとえ魔王であっても指先ひとつ動かすことができなくなる。

 

 大魔王からは逃げらない……!

 

 そう、彼女は大魔王なのだ。そうに違いない。

 

 もしご不興を買えば、存在ごとバラバラにされてしまう。

 

 死にたくない死にたくない死にたくない。

 かつてわしが人間どもにしたように、嬲り殺される。いや、死ぬことも許されないかもしれない。生と死を無限に反復横跳びさせられるのだ。ダンゴムシのように――それ以下の存在のように。

 

「とりあえず、ベホマとキアリーかけときますね?」

 

 淡い光に包まれ、わしの身体が完全に癒されたことを悟る。

 そもそもダメージらしいダメージは受けていなかったが、かつてないほど身体の調子は良い。

 ゾゾゾ。背筋にヒャドを突き立てられたようだった。

 

 回復魔法ひとつとってみても、彼女がもしほんの少し力のこめ方をまちがえれば過剰回復によって身体中の細胞が耐え切れず、腐って溶け落ちるだろう。

 

「顔色……悪いですね。いやもとから悪いからよくわかんにゃいですけど……」

 

「帰らしてくだされ……」

 

 わしはついにひざまづいた。

 彼女を人間だとは考えない。人間のカタチをした大魔王に膝を屈していると考えれば、プライドも傷つかなかった。

 

「あ、ホームシック! ホームシックで吐いちゃったんですね。ごめんなさい。すぐに返しますから……えっと、逆召喚の魔法は――どうするんでしょう」

 

「召喚はイオ様の魔法力を用いて行われているはずです。魔法力を打ち切るか、拡散させるかなりすれば、元の世界に帰れるはずです。帰らしてください……」

 

「なるほどぉ……物知りですね。すごいです」

 

「それで答えはいかほどでございましょうか」

 

「うん。すぐに帰してあげたいところなんですが、実はほしいものがありまして」

 

「なんでございましょう……」

 

 わしは震えあがった。もし、命と言われたら――いや、おまえの恐怖に歪む顔だと言われたら――わしの精神は粉々に砕け散ってしまうだろう。

 

「ふしぎなきのみってお持ちですか?」

 

「こ、ここ……」

 

 これ以上、魔法力をあげてどうするんだという声がでかかった。

 しかし、大魔王の依頼に逆らえば、死あるのみ。

 わしにNOという選択肢はない。

 

「こちらをお納めください」

 

 うやうやしく掲げる。

 大魔王イオ様は、鷹揚に頷くとそれを受けとった。

 ふしぎなきのみはかなりの貴重品であるが、命には代えられない。

 

「ありがとうございます。これってどうやったら育つんですかね?」

 

「わしにもわかりませぬ」

 

「もう二、三個ないですか」

 

「ひとつきりです……」

 

「そうですか。残念です」

 

 おまえはもう要らんだろとつっこみたかったが我慢だ。

 まるで、不良にたかられる気弱な学生の気分である。

 小銭をたかられたあとに、その場でジャンプさせられて残った百円玉まで取られた気分だ。

 仮にも魔王を名乗るわしがなさけない。

 

「あのぉ……そろそろ帰らしてもらっても」

 

「んぅ。そうですね」

 

 イオ様はしばらく悩んでいた。

 上の人間となにやら言い合っていたが、わしの処遇を決めているらしい。

 こんなところで一生飼われるのは嫌だ!

 超魔法汚染物質の近くで呼吸するだけでも息が苦しい。

 そのうち、魔法濃度があがって死んでしまいそうだ。

 魔界の破壊神様に祈りをささげる。

 お願いします。

 今度からはきちんと人間の苦しみの声を毎日ひとり以上は捧げますから。

 

 やがて、結論はでた。

 

「君もう帰っていいよ!」

 

 イオ様はにこやかな笑顔で言った。

 チェレンコフ放射に似た魔法力の投射に、再びこみあげてくるものがあったがなんとか耐えた。

 

 救われた。救われたんだ。万歳!

 

 わしは闇の中に帰還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それからしばらくの後。

 

「あの、そろそろ補充されてます? ふしぎなきのみ?」

 

 わしは呼ばれた。数えるのもおこがましいほどに。何度も何度も……。

 

 




主人公は大魔王というよりバグキャラみたいな存在です

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