ドラクエ魔法持ちのTS転生者なんだけど現実世界というのが問題です   作:魔法少女ベホマちゃん

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魔法授与式。ついでに武術大会。

 この世界に来てから一か月くらいの時間が経過している。

 どうやら、アレフガルド(仮)の自転周期はほぼ地球と同じらしく、一日の時間も24時間からそこまでズレていないように思う。

 お姫様が寝るようなベッドで寝て、朝起きるという習慣を一か月も続けていれば、自然とユユルとの仲も深まる。わたしの隣にはユユルが寝ていて、わたしの指とユユルの指が重ねられていた。

 ユユルは静かな呼吸を繰り返して、いまだ寝入っている。

 そう――、あの日以来、わたしはユユルと同衾していた。

 べつにえちえちな意味ではなく……。

 でも、これって優勝案件ではありませんかね?

 

 ユユルとは仮の家族というか、お姉ちゃんになってもらった。わたしが宇宙の果てに来てしまって、家族の代わりが必要だったからだ。イオちゃんは超絶さみしがりやですからね。前世ではたっぷり一人で生きてきたくせに、今世で少しみんなに優しくされたくらいで、もう優しさ成分がないと生きていけなくなってしまっている。

 

 例のモンスターの首魁については、さっさと倒してしまえばいいんじゃないかとも思うんだけど、相手がオメガルーラを使ってきたら、もしかすると今度こそ()()()()()()()()へ飛ばされてしまうかもしれない。

 

 わたしは恐れた。

 ひとりぼっちになるのが嫌だった。

 ママンに会えないのは嫌だし、みんなに会えないのももちろん嫌だ。

 したがって、唯一の地球への手がかりである魔王ドゥアトを倒してしまってもいけない。

 話を聞かないといけない。となると――、たぶん相当な隙ができるわけで。

 オメガルーラでワンチャン大逆転ということもなくはないわけだ。

 つまり、ピッコロ大魔王が魔封波を恐れるようなものだな。ヘイヘイ、イオちゃんビビってる。

 ビビってるよ、悪いか。

 

 現状はわたしにとってはよろしくない。

 でも、ユユルはお姉ちゃんになってくれた。

 それはもちろん、人間の存続がわたしにかかっているからで、わたしが女神様的なポジションに収まってるからだろうけれども。

 

――甘えていいと言ってくれた。

 

 ユユルのためなら、少しは待ってもいいと思えるし。

 正直なところ、こんな言い方をするのはどうかと思うが、人間は弱いから人間といっしょに行けば相手も油断してくれるかなぁなんて都合のいいことを考えてたりもする。

 

 ぶっちゃけ、肉壁。

 

 今日は()()()()の選出が始まる。少しでも肉壁になりえる強い人間を選出する。

 要するに武術大会だ。

 裏では王族クラスに対して、魔法の覚醒を促したりと、わりと忙しい。

 とりあえず、姉ちゃんを起こしますか。

 

「お姉さま。朝になりましたよ」

 

「ん。イオ。おはよう」

 

「おはようございます」

 

 そのとき、奇跡が起こった。

 ユユル選手、なんとイオちゃんをギュっと抱きしめたのである。

 これは――姉ポイントが高いですよ。さすがユユル選手です。

 少しほっぺたが火照った状態でユユルを見ると、なにやら沈痛な面持ち。

 

「お姉さま?」

 

「人間の都合を圧しつけて申し訳ございません。イオ様」

 

 姉ではなく神と人としての会話をお望みらしい。

 とはいえ、ベッドの中なんですけどね。睦言……いやなんでもない。

 

「どういうことですか?」と、わたしは聞いた。

 

「イオ様がご降臨されて一か月。人の世も変わりました」

 

「魔法は広めていませんよね?」

 

「はい。王族やその親類から先にということで、陛下がお考えですので」

 

「じゃあ、何が変わったんですか?」

 

「イオ様の魔法によって、この都市は守られてらっしゃいますでしょう」

 

「マホカトールですね」

 

 なんのきなしに撃ち放った雑な魔法だけど、モンスターを弾いているようだ。

 ちらほらと斥候モンスターが侵入してこようとしているらしい。しかも人間に化けて。

 さすがに博愛主義のイオちゃんも、こちらに侵入しようとしてくる敵まで助けようという気は起きない。一方的に虐殺するのは好まないにしろ利敵行動までとるつもりはない。

 悲しいけど、これって戦争なのよね。

 

「その大魔法によって、この都市の地価はかなり上がったと言えます」

 

「あー……」

 

 選民思想とまでは言えないかもしれないけれど、その萌芽は出始めちゃってるのか。

 移民したいと他の都市の人は思うだろうし、元から住んでた人は移民が増えすぎるのもヤダって考えるだろう。最近、城下町に人多いなって思ってたんだよな。

 

「というか、パンク寸前だったりします?」

 

「いえ、もともとこの都市はモンスターとの最前線に位置しておりますから、他の都市に疎開している者もかなりの人数がいたのです。それらの者たちが帰ってきてはおりますが、まだイオ様の存在を覚知している者は少なそうです。商人は多くなりましたが」

 

 レムリアン周辺の人から少しずつイオちゃんの噂が広まってるという感じかな。

 

「それで?」

 

「端的に申しますと、女神による守護を賜りたいと他の都市も……」

 

 まあそりゃそうなるよな。

 べつにかまわないけどね。トベルーラで向かえば数分で済むだろうし。

 

「わたしが他の都市にもマホカトールを唱えればいいんですか?」

 

「そこが微妙なところです」

 

「どういうことでしょう」

 

「ここレムリアンは曲がりなりにも王都ですから、国の上層部はマホカトールはこの都市のみでいいと考えている者もおります。あるいは、マホカトールをかけるのはよいがその代わりにイオ様に貢物をせよ、と」

 

 その貢物は中抜きされて、ポッケナイナイされちゃうってわけですね。

 かしこさ3でもさすがにわかります。

 

「陛下はどうお考えなのですか」

 

「イオ様の名を借りて貢物を要求するなど不埒千万。イオ様に対して不敬であるとお考えです。私も同様ですね。本当は罰したいところでもあるのですが、いまは戦時ですので人心を混乱させないために放置しております」

 

 ふぅむ。

 ドラクエ世界はゲームでも結構世知辛いほうだとは思っていたが(特にドラクエ7とかね)この世界もかなり現実っぽいな。地球とほとんど変わらないというか。イオちゃんで利益を得ようとするやつらはいつでもどこでもいるようです。たぶん国の上層部だけでなくて一般人もわりと同じようなことを思っていているから、罰することができないんだろうな。

 

「姫様は……いえ、お姉さまはどうしたいんです?」

 

「……」

 

 ユユルは少し考えているようだ。

 美しいかんばせが悩んでいると、なんか興奮する。

 

「お姉さまがなさりたいことを、妹は叶える所存です」

 

「ありがとう、イオ」

 

「いいえ。どういたしまして」

 

「正直ね。メンドウくさいなと思っているのよ。人間はみんな自分勝手だし。けれど、みんな生きることに必死なのよね」

 

「お姫様も大変ですね」

 

「どちらかと言えば、イオのほうが大変じゃないかしら。いろいろと要求されて」

 

「お姉さまが望むことなら別に嫌じゃないですよ」

 

 そこまで言うと、ユユルは再度わたしを抱きしめてきた。

 胸の感触が顔にあたる。

 おお。神よ……。わたし救われちゃってる。

 

「マホカトールひとつとっても、人間は自分の利益を最大化しようとする。武術大会での優勝者には、イオと話をする機会が与えられるわ」

 

「つまり、好きな望みを言えってやつですね」

 

「そうなるわね」

 

「魔法でできることならいいんですけどね」

 

「ちなみに魔法でできないことって何かあるの?」

 

「そうですね……」

 

 いろいろあるとは思うけどな。

 例えば、人の心を覗くとか。ノーマルな遠視とか。

 あるいは透視とかもできないな。やろうとしたのかという問いには沈黙だ。

 いくら小学生でも普通に犯罪なのでやりません。

 

 ちなみに時間停止はできないと思ってたら、普通にできたよ。

 あるいは発見したという感じか。ストップ・ザ・ワールドという呪文があったんだよね。

 なので、時間停止ものの9割は嘘だけど、わたしの場合は残りの1割です。

 

「その人の願い次第だとは思いますよ」

 

 イオちゃんと交際したいとかだったら、無理ですけどね!

 YESイオちゃんNOタッチでお願いします。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 わたしは王様が普段座っている椅子。つまりは文字通りの意味での王座に座っている。

 王様は傍らの椅子に座っており、こちらは下座になるのだろうか。並列というところがポイントかな。ユユルは傍らに立って、お久しぶりの姫騎士スタイル。騎士たちもズラリと並んでいる。

 

 わたしに会いにきたのは、この国では王族クラス。

 都市国家群であるレムリア王国では、都市の独立性が高く、公爵とかだとほとんど王に近い。

 このあたりは翻訳魔法の力の見せ所なんだろうけど、単純に部下と上司というわけでもない。

 要するに絶対王政だと思っていたら、微妙に共和制に近いというかそんな感じ?

 コスモポリタニズムかもしれんし、よくわからんな。

 

 ともかく、わたしは神様扱いなので、王様より偉いという位置づけみたい。

 

「久しいな。アレク」と王様のほうが口を開いた。

 

「陛下もご健勝でなによりです」

 

 まあ、ちょっと前まで絶賛死んでたけどね。

 アレクと呼ばれた青年は膝をつき頭を垂れていたのだが、王の言葉に顔をあげた。

 まだ少し幼げな顔つき。ユユルと同じくらいかな。

 短髪の青い髪に黒に近い濃い青の瞳が強い意志を宿しているように思える。

 わたしはユユルを見た。

 

「王弟の息子です。つまり私のいとこですね」とユユルが小声で教えてくれる。

 

 なるほどね。どことなく似ている感じだわ。

 わたしがアレクを見ていると、彼のほうもチラリとこちらに視線を流した。

 見つめあう一瞬。

 もちろん恋におちたりはしませんよ。

 男というだけで嫌悪したりもしませんがね。

 

「レーヴァラックはおそらくマホカトールを望んでます」

 

 ふぅん。為政者としては悪くない選択なんじゃないかな。

 少なくとも金が欲しいとか、ハーレム作りたいみたいな願いじゃないなら好感は持てますよ。

 とはいえ、わたしはユユルとの事前の話し合いで、マホカトールも無限撃ちするのはやめることにしたんだ。

 

 ひとつに小さな村まで含めると、この国には千くらいの人が住んでる場所があるらしくて、すごくメンドウくさそうだったことがある。大陸自体にかければいいじゃんと思われるかもしれないけど、それはモンスター側を刺激しちゃうからな。

 

 もうひとつは、人間側の微妙な政治バランスってやつだ。人類としてはすべての都市にマホカトールをかけてほしいんだろうけど、レムリアンの民としては、いままで前線としての義務をおしつけておいて、都合が悪くなったら自分のところにもお願いしますじゃ、虫がよすぎると考えている人が多い。援軍もすごくしょぼかったみたいだしな。

 

 確かにいままで全人類のために踏ん張ってきたのはこの都市の人たちで、他の領都はいわばおこぼれに預かってきたに等しい。

 

 ユユルはそのあたりを"微妙"と評していたけれど、心情としては簡単に力を与えるのはどうかというのもあるのかもしれない。

 

 少なくとも、この国が提供している"安全"を買えと言いたいのだろう。イオちゃんは最強安全グッズの一角だけど、妹を安易に消費するなって憤慨してくれてた。

 

 だから、マホカトールをポンポン撃つのはやめておくことにしたんだ。

 

 とはいえである――、

 

 とはいえ人類全体の問題でもあるから、難しいところなんだろうな。

 

 

 

 ☆

 

 

 

「陛下。偉大なる女神イオ様にご拝謁賜りたいのですが……」

 

 拝謁って、目の前におるやん。

 というツッコミはなしでお願いしたい。

 

 目の前にはいるけど、神様と直接会いみまえることができる人間は限られているという考え方らしい。それは王であっても同じで、王様から大臣らしき頭の光ってるおっさんへ、おっさんから姫巫女であるユユルへ伝言ゲームがその場で行われて、ユユルからようやくわたしにアレクの言葉が到達する。

 

 アホすぎる茶番だけど、いちおう今公式の場だからね。

 歴史の教科書に乗るレベルの話だから、これくらいしないといけないらしい。

 

「偉大なる女神イオ様にご拝謁賜りたいと言う者がおります」

 

「許します」

 

 ちょっと大きめの声で応えるわたし。

 

 また伝言ゲーム。

 

「女神イオ様は拝謁を許すと仰せられました」

 

 ユユル→大臣→王様→アレク。

 メンドウ。果てしなくメンドウ。

 

「ありがたき幸せ」

 

 アレクはこちらに向きなおる。

 王様からわたしのほうに角度を変えた形だ。

 これで拝謁した――神様に会ったことになるらしい。

 

 ただし、これで王様と大臣はショートカットできるけど、ユユルはカットできない。

 神さまに直接言葉を投げかけるわけではなくて、あくまで姫巫女を通じてのものになる。

 

「私はアレク・エル・レーヴァラック。レムリア王国公爵家の嫡男でございます。この度はいと高き御方にまみえる機会をいただき恐悦至極に存じます」

 

 直答を許す――ぐらい言いたいけど。

 ここはグッと我慢です。イオちゃんの礼節レベルは高い。そのことを思い出していただきたい。

 わたしは鷹揚にうなずいた。

 

 なんかわけのわからん美辞麗句をまとわりつかせた挨拶がなされる。

 

――イオ様。おおイオ様。天高きところより、人を救うために来られた方。

 

 うんぬんかんぬん、と。

 

 だいたい三分くらい経過した。

 頭の中がほわほわしてくるわ。

 もういい加減に本題に入ってほしい。

 

「偉大なる女神イオ様のお力の一端を、卑小なる人の身に与えたまえ!」

 

「マホアゲル」

 

 被せ気味に言っちゃったよ。

 

 イベントシーンをスキップできないのはクソゲーだな。

 

 そのあと、事前の段取りでメラを唱えて無事済んだあと、また三分くらいかけて感謝の言葉を伝えて、儀式は終わり。賞味30分くらいだろうか。

 

 ちなみに王族クラスはだいたい20人くらいはいるらしい。

 もうゴールしてもいいよね……。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 これで魔法授与式の一人目が終わったのだが、全員が全員同じ日に行うわけではない。

 ゲームの武術大会もそうだったけど、この世界の武術大会も何日もかけておこなわれるらしい。国中の力自慢を集めているんだから、そうもなるか。

 

 いま城下町はかつてないほどにぎわっている。闘技場のほうは既に満員御礼。

 天下一武道大会みたいに、外と内の二か所でやっていて、建物の内側では同時に何試合も行えるようになってる。巨大な体育館みたいなものだな。

 

 魔法授与式の合間合間には、わたしも観覧している。

 どうやらユユルも参加するらしいが、姫巫女特権でシードらしい。ずるくね?

 まあユユルは既にバフをモリモリ盛ってるんで、普通の剣では傷ひとつつかないだろうけどな。

 

「ところでお姉さま。武術大会についてなんですが、魔法はありなんですか?」

 

「ありですよ」

 

 魔法ありだとすると、魔法授与している王族がメチャクチャ有利な気がするんだけど。

 民間まで魔法が普及するのはけっこう時間がかかるだろう。王族から家臣へ。家臣から民間へというふうにじんわりと染みこんでいく広がり方だからな。武術大会中にいきなり民間人が使えるようになるとは考えにくい。

 

「王族か、それに準ずる高位の人しか勝ちぬけられませんよね?」

 

「そうでもありませんよ。魔法が使えなくても見るべき技術を持っている人はおります。ケイブンは魔法よりも剣が早いと言っておりましたから」

 

 普通の人は魔法を使うのに集中しなければならないからな。

 イオちゃんは指先ひとつでポンポン撃ってるけど、てか地球人はけっこうそれ系なんだけど、どうもこの世界の人たちはわりと集中力を必要とするらしい。

 なので、ファンタジー小説にありがちな後方火力支援としての魔法という使い方が一般的となる。

 あるいは初級魔法と剣技を組み合わせた魔法剣士スタイルが一般的だろうか。

 

 すみませんね。わたしだけメラでメラゾーマクラスをマシンガンみたいにぶっぱなしてしまって。

 

「誰か気になる者はおりますか?」ユユルが聞いてくる。

 

「そうですねぇ……」

 

 正直なところ、差がわからん。

 上半身裸の筋肉むきむきの男がでかいハンマーみたいな武器を振り回してたりとか、拳闘士みたいなやつもいるけど、ほぼ筋肉たち。女の人も三割くらいはいるみたいだけど、その人たちも、みごとに腹筋の割れた女戦士って感じで……。

 

 つい最近まで魔法がなかった世界なんてこんなもんだよ。みんな脳筋なの。

 筋肉の信者なの。だから、戦い方もともかく筋肉でぶん殴る、ぶった切るという感じで、ドラクエみたいな魔法の力を付与してギガスラッシュとか、そんなのは無い感じ。

 

 ただひたすら『たたかう』のコマンドを押してる。

 

 そんな戦いに興味がひかれますかといわれると――、まあ剣技としては面白いんだろうけどね。

 現代地球の剣道とかのほうがまだ洗練されているかもしれない。まあ相手をぶったおすための技術だろうから、これでいいんだろうけどね。

 

 ユユルはまだ姫様っぽさがあって、この世界でもSSRクラスの容姿なんだと再認識したよ。

 

「アレクが出ますね」

 

 ユユルがぽつりと呟いた。

 アレクはいとこだけあって、魔法授与式が終わったあと親しげに歓談していた。

 わたしも少しは話したけど、ユユルが絶妙にブロックしていたのがほほえましかった。

 もしかして、いとこをとられそうとか思ったのかな。

 なんてな。

 

 アレクのほうもわたしたちに気づいて右手で応える。

 イケメン動作が映えますな。

 

「イオ様はアレクのことが気になるのですか?」

 

「いえ、それはないですけど」

 

「そうですか」

 

 ほっとしているようなユユル。

 

「お姉さまこそ、アレクさんのことが気になったり?」

 

「は? どうしてアレクのことが? ありえません」

 

「さっきわたしのことをさりげにブロックしていたような」

 

「あいつは女子に人気があるんですよ。イオがたぶらかされないようにお守りしたにすぎません」

 

「ふぅん……」

 

 お姉ちゃんに守られちゃった。妹的な嬉しさが心の中に広がる。

 

 これがお姉ちゃんを慕う心。悪くはない。

 

 いもうとごころを習得したイオちゃんです。

 

 なお、アレクは魔法も使わずに相手を瞬殺してたけど、正直わたしは見ていなかった。

 

 ユユルとイチャイチャするのに忙しかったからだ。


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