ストライクウィッチーズRTA「駆け抜けた空」 作:ヒジキの木
メッサーシャルク社
1923年当時25歳だったウィリアム・メッサーシャルクはかねてより夢であった航空機製造を開始するべく、メッサーシャルク航空機製造工場(以降メッサーシャルク)を立ち上げる。
その後カールスラントによる助成金の兼ね合いにより会社は早くもバイエルン社に吸収合併されることとなる。これはバイエルン社自体の航空機製造ノウハウの不足対策と助成金給付企業の数を抑えるための政策であり、実質的には名称だけがバイエルン社というだけで企業そのものはメッサーシャルク社であった。
しかしバイエルン社で唯一突出していた部門があった。それこそがストライカーユニット部門である。
元来、航空機の設計、製造を行いたいがために作られたメッサーシャルク社はストライカーユニットの製造部門を持っていなかった。それ故にストライカーユニット製造部門だけはバイエルン社からの引き継ぎで開発、製造が継続されていた。
ストライカーユニットの革命的理論とも言える宮藤理論とそれに基づいた宮藤式のストライカーユニットが製造されるようになってからはメッサーシャルク社内でもストライカーユニット部門はその存在を大きくしていく事になるが、それと同時にメッサーシャルク氏との衝突が増えた一部開発者が他社に転属するなどの社内問題も抱えるようになる。
特にBf-109を設計した主任設計者ロベルト・ルッサー技師は後にハインケル社に転属している。
宮藤式と呼ばれる脚部装着型のストライカーユニットとしては社内初のストライカーユニットとなる。
Bf-108と呼ばれる試作ストライカーユニットにて全金属製、水冷魔導エンジンの開発に成功した同社は、Bf-108を戦闘に耐えうるストライカーユニットとして再設計した。それこそがBf-109である。
この時点でバイエルン社は倒産からの再出発を図っており社名もメッサーシャルク社に戻っていたため記号はMeであるべきだったが、バイエルン社時代に設計が行われた機体であるということから公式上はBfが使用されている。
試作機。
各型式の試作として製造される他に装備試験、エンジン試験などで製造される機体であり基本的にワンオフとなる。
V-1型
風洞試験用木製モックアップ機
V-2型
後のA型となる。最も最初に作られたBf-109であり機体の特性試験に用いられた。発動機はjumo210が間に合わずブリタニアのロールスロイス ケストレル魔導エンジン(560馬力)を搭載。
V-4型
後のB型となる。550馬力のjumo210A倒立V型魔導エンジンを搭載。
V-7型
後のC型となる。670馬力のjumo210G型を搭載。また垂直尾翼の形状を若干変更している。
V-9〜11型
欠番。実機は存在しない。
V-12型
DB600型エンジン搭載。吸気レイアウトの見直しによりエアインテーク形状が異なる。本来ならD型として量産される予定だった。後に試験用チェイス機としてV-14型に改造される。
V-13型
後のD型となる。DB600型エンジンの生産遅延により急遽jumo210G型エンジンを搭載。
V-15型
後のE型となる。DB601エンジンを搭載。重量変化に対応するため主翼形状を若干変更している。
量産テスト機。
量産レーンの確立と量産時の問題洗い出しのために生産された機体。僅か4機のみであるが実戦投入されている。そのため細部派生機が無い。
先行生産型。
部隊配備後のウィッチ育成や機種転換訓練に主に使用されていた。
B-1型
最初の量産機V-4型と同型でjumo210Aを搭載している。
B-2型
B-1型のエンジンをjumo210Bに換装した機体。
改良型機。
B型で問題となった離昇出力の不足を補うためにエンジンを強力なものにした他ピッチ性能改善のため垂直尾翼の形状を変更している。
C-1型
V-7型の量産機。
エンジンをjumo210G(700hp)に換装している。
C-2/C-3型
計画のみ。どちらも武装ラックを取り付け携行武装を増やそうとした機体。V型の9〜11が欠番なのはこれらの機体の試作に割り当てられていたから。
本来であれば実際に量産されているE型がD型を呼称する予定であったがDB600エンジンの開発遅延でjumo210エンジンを積んだためDB600エンジン搭載機がE型になった。
登場経緯から派生型がなく極小数機の生産に終わった。なおjumo210系の魔導エンジンはエーテルの干渉波が2枚のプロペラのように見える(DB600系以降3枚)
Bf-109の中で第二次ネウロイ大戦初期を支えた機体。派生もその分多いのが特徴。出力向上による機体バランスの変化と飛行特性改善のためV-15型にて機体の設計変更がなされている。
E-1型
DB601Aエンジンを搭載。
E-1/b型
E-型の胴体下部に爆弾搭載用のラックを取り付けた戦闘爆撃型。
量産されたE-1型からの改造機で48機が製造された。
E-1/n型
ナイトウィッチ用の夜間戦闘型。大型な無線装置と左脚に収納式の高度計と姿勢指示器速度計、右脚に天体観測航法の道具が装備。
E-1型からの改造で8機のみ製造。
重量増大による性能低下が大きく以降の夜間戦闘型はBf-109シリーズでは作られていない。
E-2型
E-1型に武装ラックを取り付け継戦能力を高めようとした機体。
E-1型より2機のみ改造。
重量バランスが崩れた重量増大による性能低下が許容値を超えたため早急に消えた。
E-3型
AN/MG131GAN Pod Systemを搭載するための専用取り付け金具と電気回路が追加された機体。
E-4型
E-3型の主翼構造を強化し耐G性能を上げた機体。
E-4/U-1型
対地戦闘を行う襲撃機としてE-4型を改造して4機が製造された。
主翼や胴体下部への防弾板の追加と燃料タンクの不燃化が行われている。
E-4/U-2型
Ju87型襲撃ストライカーユニットへ搭載する予定の37mm対装甲用機関砲を搭載した機体。胴体内部を大幅に補強している。
E-4/v-1型、v-2型
E型のエンジン出力向上型。1500馬力まで出力を上げる予定であった。
戦争激化による工場移転のため計画のみ。
E-4/v-3型
最後の欧州工場開発型。DB601魔道エンジンを応急処置的に強化、最大で1310馬力まで出力を出すことが可能。
排気管、エアインテーク、主翼の設計変更。生産設備萎縮による簡易化でガンポッド、爆弾等の搭載をやめている。
20機が既存のE-4型から改造され8機が工場で新造されている。
E-5型
偵察型。
Rb21/18航空カメラ(フィルム長60m、約300枚撮影可能)1台を左脚のユニット装備。
生産工場のノイエ・カールスラントへの移転後に設計、製造された機体。
E型の出力向上型の計画案を元にエンジンをより強力なDB601E型に載せ替えフラップの形状を変更している。
F-1型
搭載されているDB601E型は1350馬力を常用で出せるように強化したエンジンである。ただしF-1型はE型の機体にエンジンカウルの若干の形状変更で対応したためにある種のバランスの悪さがでていた。
F-2型
エンジン載せ替えによる重量バランスを調整するために一部構造が変更になったこと。離陸時の特性見直しのためフラップの形状が大きく変更された本格的なF型の量産機。
F-2/b型
地上攻撃用の爆弾を胴体下部に搭載できるようにラックを追加した機体。
F-3型
F-2型に魔力を使用した防弾用術式を一部に搭載した機体。
F-4型
戦術とエレクトロニクスの発展により個人携帯式の通信装置では能力が不足することからユニット自体に無線機を内蔵した機体。
重量は重くなったが、携帯無線機のバッテリーなどを持ち運ぶ手間がなくなった。
DB605型エンジンを搭載し離昇出力の向上を行なった機体。
F型と比べて高高度での出力が向上しているがその分燃費の悪化による航続距離の低下が発生している。
設計開始がF型と同時期であり、メッサーシャルク社の想定では中低空域をF型、高空域をG型で分担する狙いがあった。
G-1型
1475馬力のDB605Aを搭載した機体。G型の中での初期生産グループに該当する。
試験機のV型を戦局悪化のためほぼ改良なしで導入したため初期不良が多く小数生産に留まる。
G-2型
G-1型での不調箇所をフィードバックして生産された機体。
主に胴体とエンジンの接合部分の補強が行われ重量が増加している。
G-2/Ra型
離昇出力が2100馬力のDB605A-Raを搭載した高出力機。
ブリタニアのロールスロイス社が開発したビッグタービンと水メタノール噴射装置を搭載し2100馬力を捻り出している。
欠点としてエンジン寿命が短く、ビッグタービンゆえのターボラグがある。また格闘戦性能を上げるために前進翼を採用している。
G-3/4/5型
尖りすぎているDB605A-Raから使いやすいDB605N型エンジンの変更した機体。計画のみ。
G-6型
DB605N型エンジンと水メタノール噴射装置を搭載した機体。
G型の後期生産グループに該当する。
大型のターボが搭載されているため左右非対称になる大型の過給用エアインテークが張り出している。
G-6/N型
G-6型をベースに加速性と高高度性を重視し翼の先端をG-6型より小さく切り詰めた直線番長といえる機体。
G-10型
過給機のレイアウト変更により出っ張りがなくなった機体。
G-6型からの改造機となる。
G-14型
G-10の設計、製造が遅れた事による繋ぎの機体。
一部製造が開始されていたG-10型の部品をG-6型に取り付けたもの。
最終生産型
Bf-109シリーズはG型でほぼ完成の域に到達していた。
しかしより強力になるネウロイに対抗するためより強力なエンジンを積んだ機体が開発された。
K型はG-6/Ra型をベースとしG-6型と同じ主翼にした上で2000馬力級エンジンを搭載した。
K-4型
2000馬力のDB605D型を搭載した機体。
K型初の量産機であり4から始まっているのはK-1からK-3までがG-6型改造の実験機であるから。
K-14型
2100馬力で実用飛行高度14000mを可能とするDB605L型エンジンを搭載した機体。魔導干渉の波が4枚プロペラのように見えるのが特徴。
ハルちゃんの三走目
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ストパン2期
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RtB
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アフリカ