ストライクウィッチーズRTA「駆け抜けた空」 作:ヒジキの木
フラック・ウルフ社
1923年、ハインリッヒ・フラック(設計技師)、ゲオルク・ウルフ(テストパイロット)、ウェルナー・ノイマン(元空軍ウィッチ)によって、ブレーメン航空機製造株式会社として設立され、翌年1月にハインリッヒ・フラックの姓とゲオルク・ウルフの姓を合わせてフォッケ=ウルフ航空機製造株式会社として誕生した。
当初から航空機とストライカーユニットの両方の設計開発を行なっていたが、成績は芳しくなく、ウルフ氏がテスト飛行中の事故で死亡すると会社はカールスラントの助成金配分の関係でアルバトロス社と合併した。社名こそフラッグ・ウルフ社のままであるが、ストライカーユニット製造部門はアルバトロス社の有能な技術者でかつテストパイロットの元空軍ウィッチであるクルト・タンクを技術部門の長にしていた。
クルト・タンク技師が設計したストライカーユニット。Bf-109系の発展性の少なさを危惧したカールスラント空軍により補助戦闘ストライカーユニットとして計画が開始された。
Fw-190は液冷エンジンが主流であったカールスラント空軍において、初期型が唯一強力な空冷エンジンを搭載した主力戦闘機であった。
これは当時ストライカーユニットに使えるエンジンが空冷エンジンしかなかったがゆえであり後のD-4型からは液冷エンジンになっている。
またさらなる改良型は、設計者であるタンクの名称を取ってTa152と命名された。
機体構造としてはBf-109に比べて戦場での蛮用に耐える頑丈さを兼ね備えている。
特に胴体とエンジン部分は形状も簡単なものになるようにされており複数社で分散して製造したパーツを最終工程で組み上げるなどの量産性も高かった。
また整備も各部がコンポーネント化され壊れた部品はユニットごと交換するだけで簡単に修理できるようになっていた。そして点検用のハッチは大面積のものが用いられ、整備を容易にしている。
特徴的なものとし機体各部の作動機構をモーターによる電動式としている。これにより外部のバッテリーから電気を供給すれば動作させることが出来るため、エンジンを停止したままや下ろした状態でも各部の動作チェックが可能となり、前線での点検整備・交換が簡単に行えるようになった。
初期に搭載されていた空冷魔導エンジンBMW801エンジンもコマンドゲレートと呼ばれる自動制御装置、機械式アナログコンピュータが組み込まれていた。この自動制御装置は、ウィッチ側の出力入力だけで2段スーパーチャージャーの切り替え、点火時期調整、混合気濃度などが自動調整されるようになっていた。
余分な負担が減ってウィッチは戦闘に集中することができ、未熟なパイロットでも十分に扱うことができた。
Fw190の試作機がV型となる。特に初期の頃は番号規則に沿ってV型番号が与えられていたが後期になると量産機を改修して試験機とすることが多くこのV型の型式を持つ機体は作られていない。
V-1/2/3型
V-1型は当初予定していたBMW801型エンジンが間に合わず、飛行試験のためにBMW139(1400馬力)を装備し1939年5月中旬頃に完成した機体である。
エンジン外部機器の取り付け位置を変更したV-2/3型とともに試験を行うが冷却性に問題があった。
V-4型
破壊・強度試験機。
V-5型
試作5号機。14気筒のBMW801(1600馬力)が搭載された。
V-5型の量産型。
大戦初期の生産グループであるが、工場の疎開が行われている最中であり量産性に優れるFw-190であっても量産遅延とその期間での改良などにより細部が異なる機体が多い。
問題点としてBMW801型エンジンは高度5600mまでは1400馬力を発揮するもののそれ以上の高度になると出力が急激に低下する。
A-0型
V-5型の量産機仕様。V-5型からの変更点はないが、工場疎開のため8機のみの生産に留まる。
A-1型
A-0型からエンジンをBMW801C-1型に換装し出力を1700馬力に強化したモデル。
エンジンの生産工場が疎開するのに時間がかかり4機のみの小数生産。
A-2型
主翼の形状を変更して翼面積を増やした機体。
工場移転後に生産が開始する。A-0型とA-1型はエンジン換装と翼部分の交換により全機がA-2型に改修されている。
A-3型
胴体下面に爆弾架を装備し爆装が可能になった。
A-4型
無線機をより強力で機体内蔵式のものにした機体。
A-5型
エンジンの取付架を延長し重心位置を修正。ほとんどがA-3/4型からの改修型とされ、当初からA-5型として生産された機体は少なかった。
A-6/7型
計画のみ。エンジンの強化型
A-8型
計画のみに終わったA-7型を叩き台とし出力増強装置のMW50を搭載した。これは水メタノールを気筒内に吹き込み、出力を増強するもので使用可能時間は10分間以上だった。
B型はBMW801にGM-1出力強化装置を装備し高高度での出力を強化しようとしたモデル。数機がA型から改造されたが性能は芳しくなく、量産されることは無かった。
高高度試作戦闘機。
A型をベースとし、空冷のBMW801系エンジンと水冷のDB603型を搭載した機体を製造した。量産を前提にしておりV型の型番での製造を行なっていない。
C-1型
BMW801型エンジンに二段二速式過給機を搭載したBMW801Eを搭載。8800mで1600馬力、実用最高高度10800mで1510馬力を出す。
しかし不具合が多く量産はされなかった。
C-2型
DB603型エンジンを搭載する。
しかしエンジン供給側のベンツ社がエンジンを回す事が出来ず(DB605系に生産が移行していた他の機体への配球で手一杯)jumo213系エンジンの供給に目処が立ち2機のみ試作され計画中止。
D型は液冷12気筒エンジンjumo213系(1776馬力)を搭載しエンジン周りおよび胴体延長した高高度戦闘に対応したFw-190。
D-1型
C-2型をベースにエンジンをjumo 213A-1型に換装した機体。2機が製造された。
D-9型
D型の正式な量産機。合間のD-2〜8型となっているが詳細は不明。
戦闘爆撃型。
ユニット下部に本格的な爆弾搭載ラックや対地攻撃ロケットを搭載できる。
F-1型
A-6型をベースにした戦闘爆撃型。
全機がA-6型からの改修機となる。
F-2型
D-9型からの改修機。主翼の下部にも爆弾を搭載できる。
計画名称Fw190Ra-4。より高高度での戦闘を考慮して強力な液冷エンジンと高いアスペクト比を持った主翼を持つ機体。Taとついているが実際にはFw-190の改修機である。
計画遅延を避けるため扶桑の中島飛行機との共同制作を行っている。
試作型。中島飛行機との共同開発になったためハ-47液冷V18気筒を搭載しているのが特徴である。
Ra-1型
当初の計画通りJumo213Eを搭載した機体。高度10,600mにおいても1,260馬力を発揮するが、冷却性とエンジンの異常振動の解決に手間がかかり最終的に中島飛行機との共同開発でRa-2型に改修される。
Ra-2型
中島飛行機製のハ-47型エンジンを搭載している。
高高度での出力は良いが離陸時のレスポンスが悪く、離陸には補助ロケットが必要となる。
主翼をFw-190と同じものとし低空での飛行特性を挙げた機体。
また主翼にも爆撃型と同じく爆弾やロケット砲を搭載できる。
高いアスペクト比の主翼を搭載した高高度での戦闘性能と航続距離を重視した機体。
H-0型
翼内燃料タンクを装備しない先行型。航続距離が短い。
H-1型
H型の本格量産機。翼内燃料タンクを装備。エンジンはJumo213EBあるいはハ-47型。
ハルちゃんの三走目
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ストパン2期
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RtB
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アフリカ