ストライクウィッチーズRTA「駆け抜けた空」   作:鹿尾菜

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part 24死闘バルバロッサ2

弱き者から脱落していく過酷なRTAはーじまーるよー‼︎

 

第六波襲来でついに大型艦にも被害が発生します。

こっちがファイタースイープ狙いの空戦ネウロイと戦っているうちに低空から20体のネウロイが飛び込んで行きました。

制空戦闘機が攻撃を阻止しようとしますが防空砲の射程に入るまでに4機を撃墜したにとどまります。

防空態勢がついに飽和しました。

後は防空砲による防御しかありません。

真っ先に狙われたのは戦艦加賀。輪形陣からやや外れた位置にいたのが原因です。左舷にビームを被弾し副砲が損傷しました。

さらに追撃が行われようとしましたがシーファイアが同士討ち上等と言わんばかりに防空砲の射程にまで入り込んでネウロイを撃破しました。

また空母フォーミダブルが艦橋に被弾。艦長を除く首脳陣が戦死し行動不能に陥ります。さらに戦艦越後にも小さいビームが何発か船体に穴を開けます。

ファイタースイープ隊を撃破したので大型艦の救援に入ります。

いくらAIが優秀といえど基本は主人公頼りなところがあるせいか無視しておくとミッションの失敗条件に引っかかります。

すぐにフォーミダブル上空に飛び込んでネウロイを撃破し対空砲で撃墜される前にフライパス。戦艦越後を攻撃しているネウロイを流れるように撃破していきます。

 

眼下にいる巨大戦艦は見た目こそ健全そのものですが、船体が通った後には白い波飛沫ではなく黒く七色に光る液体が撒かれています。

燃料タンクか燃料移送パイプが損傷し燃料漏れが起こっているようです。

そして第六波が去ったタイミングで戦闘開始から6時間が経過しました。

ようやく待ちに待った電文が入ります。これで陽動作戦は終了。対空戦闘が終わった直後ですが早速艦隊一斉転舵となります。

輪形陣を崩さずブリタニアと扶桑の艦隊は見事な転舵を行ったかのように見えます。しかししれっと輪形陣から抜け出した艦が見えました。

 

ここで燃料タンクに損傷を負った戦艦越後が艦隊の転舵に反してリバウへ進路を向けたままとなります。

帰りの燃料が乏しく、途中で脱落する可能性があることと、艦隊の生き残りがネウロイの勢力下から脱出するまで踏ん張り続けるため単艦で突入するそうです。

まあうまくいけばリバウ近くに座礁し、地上部隊と合流することも視野に入れているのでしょうね。

 

上空のウィッチは本艦に構わずとか言ってますけどここは艦隊防空の任を無視して越後の援護にまわります。

分岐選択肢が出ました。ではハルちゃんは「越後の護衛を全うする」の方を選択します。

ブリタニアの飛行隊長(フォーミダブルの飛行隊長が戦死したため指揮を受け継いだヴィクトリアスの飛行隊長)が命令違反だという警告を送ってきます。うるさいので無線を切ります。

お、僚機ちゃんとピンク髪ちゃんもついてくるようです。

まあ、あのまま艦隊に残っていると戦闘一回分のロスですのでね。時間にして40回分の比較では5分短縮できました。

 

ちなみに艦隊離脱は他にも空母フォーミダブル所属のブリタニアのウィッチが二人。そして防空巡洋艦筑摩から緊急発進した扶桑のウィッチ二人。さらに扶桑海軍の駆逐艦磯風が随伴します。

愛されてるなあ。

 

 

 

では上空援護の前に、一度越後の後部航空機作業甲板に着艦します。これがまた難しい。空母のように着艦を想定して作られた甲板ではないのでかなりの難易度です。

まず斜めに艦尾側から侵入し、機関砲を避けてタッチダウン。航空機運搬レールに気をつけながらブレーキで止まります。

止まれないと副砲群に飛び込むことになります。まあウィッチなので大惨事にはならないですけど。

まあここにいる他のウィッチは一騎当千とまではいきませんがちゃんとエースなので下手なことはしないでしょう。

 

 

では越後での補給ですが、20ミリが一回分、それを使い切った場合零式の機関砲として使っている九七式七粍七固定機銃があるのでそれのウィッチ仕様である丁1型を供与してもらう事になります。

連射速度と携行弾数が大幅に増えるのですが火力不足がどうしても拭えない。

戦いは瞬間火力なんだよ瞬間火力。

まあ20ミリを使い切らなければ良いだけです。

ではカタパルトで空に飛び上がります。

流石に甲板が短すぎです。専用の補助装置があればアニメの宮藤みたいに垂直発進も可能です。

ですがあれは恐ろしいほどの燃費の悪さと宮藤だからこそできる芸当なので迂闊に真似しちゃダメでですよ。大人しくカタパルトから打ち上げられましょう。

やるなら専用のユニット固定装置が必要になります。

めっちゃ火薬臭い。後ものすごい衝撃。

油圧カタパルトが欲しいですわ。

まああれもかなり衝撃は強いんですけどね。

 

はい、ミッションが変更されました。

越後と磯風の体力をともに70%以上残した状態で日の入りまで戦うミッションです。

 

戦闘機がいなくなり防空ウィッチの数も護衛も全くと言って良いほど足りていません。

しかしやり遂げることは出来ますしこれ無くして最速タイムは取れないのですよ。

では第七波が襲来です。

知ってかしらずか今回は戦爆連合のネウロイです。

しかし全て小型。リバウのネウロイの巣では中型を数機生み出すのが精々なため数を揃えるには小型を主力とせざるをえないようです。しかし数45機はまさしく暴力です。

まあ、倒せば良いんですよ。

 

ヘッドオンすると散開されて逃げに入りました。こいつらは護衛の空戦ネウロイです。無視。急旋回で離脱。

隣のグループに向かって再度ヘッドオン。

こっちはまとまったままです。攻撃をするにはまとまって一箇所から突っ込んだ方が効果が最も大きくなるため爆撃隊はなかなか編隊を解くことが出来ません。

当たりなので予測位置に20ミリをばら撒いて先頭集団を撃滅します。その合間にピンク髪と僚機ちゃんが飛び込んでネウロイの爆撃隊を撃滅していきます。

他のウィッチは空戦型のネウロイの相手をしているものの爆撃ネウロイが壊滅したのに気づいて目標をウィッチから戦艦越後に切り替えました。

 

ただでさえ速度差があまりない空戦型がこちらを相手にせず戦艦に一直線に突っ込まれたら追いつけるわけありません。

越後に被弾がいくつか発生します。しかし小型の空戦型ネウロイが放つ攻撃など戦艦の前には無力。

左舷側の対空砲群が半壊してますがまだやれます。喫水線の下にもダメージが入っているようですが誤差の範囲。

こちらが追いつくまでにマスト下の電探室がやられましたが、電探は磯風も持っているのでまだ大丈夫。

 

それに日没後はネウロイは航空攻撃を諦めます。まもなく日没となります。つまりここが正念場ということです。

まあ移動しない上都市や軍港なら夜間攻撃も簡単でしょうが洋上を進む船を夜間で捕捉するのは困難な上に洋上という指標物が全くない空間での飛行はそれだけでも迷子の因です。特に夜間は天体観測航法くらいしか無いですし。一応基地とか空母なら位置ビーコンを複数の場所から放って誘導することも出来なくはないですけどネウロイにはそんなものできませんので。

日が落ちるとネウロイの姿もぱったり消えました。

補給と休養のために越後に降ります。

 

再出撃の為の武装変更を行っておきます。

20ミリは品切れのため7.7ミリ機関銃二丁に変更です。ついでなのでナイフから扶桑刀に切り替えます。リーチが長くなった分この刀は下手に使えば一瞬で折れる極端な刀です。それでもナイフより圧倒的に戦闘力が上がるので20ミリが無くなったことによる火力低下を補う目的で持っていきます。

 

 

火災による黒煙を引きずりながら越後がようやくリバウに到着しました。

ようやく此方を認識したのか飛行ネウロイが何機か出てきます。

こちらもカタパルトで発進です。

本戦闘のミッションは護衛対象の越後が消滅するまで戦い続けるというものです。

夜間ですが周囲がほんのり明るいしこれから明るくなっていくのでそんなに気になるものではありません。ピンク髪が夜戦の経験が無いくらいです。

闇夜の空に不気味にネウロイが赤いビームを放ってきます。

ロールで回避をしながら横合いより殴り込みます。うーん小型がメインなのに数発当てないと落ちませんね。やっぱ火力足りないわ。

少しだけネウロイの撃墜に苦戦している合間に少し奥の風景をご覧ください。

ガッツリとまではいきませんが結構小さいネウロイの巣がありますね。

まあ戦艦程度の大きさなので本当にできたばかりの巣のようです。

小さいとはいえ巣は巣なので問答無用で46センチ砲が火を噴きました。上空からならよく見えます。

一応着弾観測機も上がっていますがこちらも決死の着弾観測です。

あ、被弾した零式水偵が粉々になって火の玉に変わりました。

 

さらに地上からの反撃で越後も次々に被弾していきます。地上にいるネウロイは新タイプです。防御力を犠牲に火力に特化した自走砲ネウロイです。

その火力たることや口径36センチのビーム砲です。某宇宙戦艦の冒頭あたりの戦艦が搭載していた砲程度の火力はあります。

ウィッチのシールドすら焼け石に水です。

舵が破壊され、右舷側の対空砲火群が沈黙。浸水が発生したのか傾斜が始まりました。

空戦をしながらですが自走砲ネウロイを撃破します。防御力皆無なので7.7ミリでも胴体中央のコアに届いちゃいます。というか普通に貫通して地面に土煙をあげています。これで少しは安心です。

すぐに越後の傾斜が戻り砲撃再開。しかしネウロイの巣には微妙に直撃しない。

はいお空のネウロイを倒しちゃったんでちょっと見学です。

再び地上からの応射で、マストを直撃。電探室の残骸とマストを吹き飛ばします。

高角砲も新たに2基が吹き飛び、そばにあった機銃弾薬の木箱をいくつか誘爆させています。

艦橋トップのレーダー射撃用アンテナも破壊されました。どこから飛んできているのかわからないビームで後部艦橋と艦橋基部にあった兵員待機室が被弾炎上。満身創痍です。

 

あ、座礁しました。

しかし砲火は健在。再び放たれた46センチ砲弾でようやく巣が破壊されました。

ただし相打ちでビーム数発が艦橋に直撃します。

夜戦艦橋と昼戦艦橋、防空指揮所とトップの射撃指揮所も大きく破壊されました。同時に電路が損傷し主砲の動きが止まります。

一応シールドで守りましたがあまり意味ありませんでした。

では護衛目標が消失したのでミッション終了です。

 

護衛し続けた駆逐艦磯風は反転離脱。燃料に余裕がないブリタニアのウィッチは磯風に緊急着艦(ほぼ突っ込んでる)。

こちらはバルバロッサ本体と合流するために北上します。

 

では今回はここまでとなります。ご視聴ありがとうございました‼︎




ブラッドフォード級防空軽巡洋艦

全長188m全幅20.3m
基準排水量11020t

機関
主缶
アドミラリティ式重油専焼三胴型水管缶4基
主機
パーソンズ式ギヤードタービン 4基4軸推進

出力83000shp 最大戦速34kt
乗員880名

兵装
Mark III 1938年型 11.4cm連装高角砲10基
ボフォース40ミリ四連装機関砲6基
エリコン20ミリ単装機関砲20基

タウン級巡洋艦のグループの一つであり船体はエディンバラ級のものを流用して設計されている。
主砲はイラストリアス級にも搭載された高角砲を艦橋前に三基、後部へ3基と2本の煙突を挟むように左右2基づつの合計10基とし、艦載機運用能力と魚雷発射管を撤去し某空戦闘に専念をしている。
また、新たにCIC室や電探室を建造時から設置した関係で艦橋は元のエディンバラ級とは異なっている。
アトランタ級防空巡洋艦にも影響を与えた本艦級であるが、高射指揮装置が二組しかなく防空能力は高いとは言い切れない。しかしCIC室と新鋭の電探により他の艦との連携力が高かったことから6隻が建造された。

ハルちゃんが次に走るルート

  • ブレイブ
  • ストライク2
  • アフリカ(1943)
  • RtB

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