探索
ふと、目が覚めた僕である。
何時だろう?だが、言わなければ行けない事がある。
『――知らない天井だ』
メイザース辺境伯の屋敷か。
隣にいる寝ているスバルを見て――ああ、生き残れたんだなと思う。
よし、探索するか。
部屋を出る。
マナ探知をしていたら大きいマナと小さいマナが自分のところから見て、左上の部屋にいる。
そこ目指すか。
僕達の部屋の最上階の部屋はエミリアかな?
あー、もう1つマナがいる。ちらりとその部屋を除くと水色髪のメイドが寝ていた。
…おっと、違った。
…トイレどこだろう。
テキトーに部屋開けるか。
――何故か、本だらけの部屋に辿り着いた。
その奥に佇むのは金髪の縦ロール幼女が本を抱えて座っていた。
???「なんの用かしら」
『あー、トイレ探しているんだけど…』
???「なら、この部屋を出てもう一度同じ部屋に入ればいいわよ」
『そうか、ありがと、僕の名前はエトワール。名前教えてくれるかな?』
???「ベアトリスよ」
名前に聞き覚えがある。
意識はしっかりしてなかったが、エミリアがその名前を呼んでいた気がする。
『ありがと、ペティ。僕とスバルの傷治してくれたよね?それもありがとね』
ベアトリス「ふん、半魔が悲しむからやっただけよ」
『うん、それでも助かったからありがとうなのよ、ベアトリス――それじゃあね』
部屋を出てまた同じ部屋に入る。
そこは本だらけではなくトイレがあった。
…扉を介して場所が変わるのかな。
凄い魔法だなぁ。
――スッキリしたので、屋敷の主の場所へ向かう。
――コンッコンッコンッ
3回ロックする。
???「誰かしぃらぁー?どうぞお入りぃー」
扉を開け一礼をしてマナー良く話し始める。
真正面に座っているのがロズワール辺境伯か、その膝にピンク髪のメイドが居るがお邪魔したかね?
『お初にお目にかかります。ロズワール辺境伯様。この度は我らエトワール、ナツキ・スバルを屋敷内にお泊め下さり、ありがとうございます』
ロズワール「うぅむ、わたーしぃはロズワール・Lメイザースだぁよー――こーれぇは随分な丁寧な挨拶だ事。部屋まで来たのには理由があーるのかねぇ?」
――ここからが勝負だ。
「はい。福音の予定通りに進んでいますか?」
それを言った瞬間、勢いよく壁にぶつかった。
『――ッハ』
一瞬呼吸が止まる。
喉に手を当て、呼吸を正しくさせる。
ロズワール「……ラム、下がりなさい」
ラム「ですが、ロズワール様…」
ロズワール「良いから」
ラム「わかりました。何があれば呼びください」
―ラムというのか。
調子良い話し方ではなく拒否を言い出さない口調でラムを追い出す。
ロズワール「――どこまで何故知っているんだ」
『未来が見えるもので、全てを』
ロズワール「…そうか。何がしたい?」
『何も。強いて言うなら、共有を。そだね、僕の目的はエミリアを王とするスバルの援護かな』
ロズワール「邪魔はしないんだな」
『邪魔?する訳ないじゃない軍よりも強いロズワールにさ。ああ、提案なんだが、私スバルに仕えるのが理想なんだけど、同時にロズワールとエミリアに仕えるのどうかな?3人からの命令は聴くしさ』
ロズワール「3人のメイドとしてか。いいんじゃないのぉ?」
『ありがと。未来を知ってる僕から取引だ。ロズワールは福音の通りに動いてくれ。何があれば僕とナツキ・スバルでなんとか対処してみせる』
ロズワール「…ふむ、わかった」
『ああ、最後に一つだけ。明日スバルと一緒に顔を出すけど、その時は初対面のフリをしてくれ。その方がスバルに怪しまれない』
ロズワール「ああ、了解した」
『それじゃ、また、明日、おやすみなさい、ロズワール様』
ロズワール「おやすみ、エトワール」
就寝の挨拶をして部屋を出る。
ラム「―何もロズワール様に危害加えていないかしら?」
『何もしてないよ、ロズワール様とお話してただけよ』
ラム「そうなら、良いわ」
ロズワールのことを様呼びしているから違和感持たれただろうなぁ。
まぁ、しゃーない。
――これで、死に戻りしても大丈夫だ。
この内容は忘れない、消えないはずだ。
1章完!!
連続して投稿したから次更新するの遅くなるかも。
でも早く聖域書きたいので頑張りますけど…。