ロム爺が死んだ。
それは紛うことなき、エルザの手によって。
――どうする。どうすれば助かる!?
フェルトは…まだなのか。
風の加護を持っているから早く見つけられると踏んだのに…。
エルザ「そちらのお姉さんの腸は綺麗かしら?」
…『腸狩りのエルザ』その名がエルザの2つ名だ。
『綺麗かどうかは分からないけれど裂いてみるかい?』
ロム爺が死んだ時からこの周回はアウトだ。
エルザ「あら、諦めたのね。良いわ、動かないでね。私刃物扱い不得意だから」
近づいてくるエルザに腹を裂かれる。
―――いたい、いたい。
けれどスバルが死ぬまでは…。
『ス…バル、こん…かいは失敗…だ…』
それを告げてから気を失うふりをする。
そして出血多量死しないように軽く流れる血の量を少なくする。
私が死んだと思いスバルの方を向くエルザ。
エルザ「お爺さんとお姉さんは倒れ貴方はどうするのかしら?女の子に逃げられたのは失敗したけれど…」
スバル「お、おれは…!…っ、殺してくれ」
エルザ「あら、諦めたのね。動くと痛いから動かないでね」
エルザがスバルの腹を裂く、そして両目も切り裂いた。
スバル「――っががあああ、目は…ちが…うだ…ろ」
エルザ「ああ、腸は綺麗な色をしている。目は…ついでよ」
―狂ってやがる。
エルザ「ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、痛みに悶えて」
――血の量元に戻そ。
スバルもしばらくしたら死ぬだろうし。
―ああ、血が無くなる、だんだんと頭が真っ白になり、血の気が引く。
???「おい!エトワール!エト!」
誰だ、僕の名前を呼ぶのは。
『フェル…ト?良かった、さい…ごに会えて。フェルト…生き…てね、ロム…爺と僕ら二人の分も…』
フェルトが悲痛な顔で涙を流している。
――ああ、可愛い顔が涙でぐしゃぐしゃじゃん。
頭撫でてやりたいけど、ごめんな、体言うこときかないや…。
――そうして僕、エトワールとナツキ・スバルは命を落とした。
剣聖 side
風の加護をもつ少女に案内されてやってきた盗品蔵。
入る前から血の匂いがしていた。
入ってみたら、酷い有様だ。
至る所に血は飛び散り、1番ひどいのは短髪の男の子だろう。
腹を裂かれ、両目も失うという。
「…この者達はどうなさいますか?」
フェルト「…埋葬させてやりたい」
「かしこまりました。近くに埋めますか?それとも時間を頂きますがここを取り壊し、ここに埋めますか?」
フェルト「…近くで」
ー1時間後
思ったより時間がかかってしまった。
特に巨人族の男を運ぶのに苦労してしまった。
「フェルト様、お気持ちが落ち着くまで私は離れていときます」
フェルト「ああ、頼む」
フェルトside
3人の埋葬が終わり、アタシは混乱していた。
人を探すのに時間がかかりすぎた。
騎士団に行こうにも中に入らせてはくれないし。
だから、王都内で非番の人を探していた。
まさか剣聖が非番とは思わなかったけど。
盗品蔵に入り、むせ返るような血の匂いに唖然としながら、生存者が居るのか見ていた。
ちょうどその時、スバルが持っていたのであろう徽章が落ちたのでソレを拾ったら辺りが眩しい光に包まれた。
そこからだ、剣聖の顔色が変わったのは。
アタシの名前を聞き、様呼びしてくる。
アタシの気持ちが落ち着いてから話すようだけれど、様呼びは慣れないな…。
エトワールと少し話せてたのはよかったけれど、ロム爺が死んでいたのがとてもツラい。
剣聖sideとフェルトside、どうでしたか?
原作との相違点は、フェルトが死なず、剣聖を連れて来た。
しかし遅すぎた為間に合わず。
フェルトは王選に参加するのかな、この回。
王選参加しようとしたロム爺が居ないしな…。
多分、参加しないでしょう。
次回、3度目!