オリ主の詳細は後書きにあります。
第1話 オーズとリリィと初任務
とある駅で、ある少年と少女が一緒に、メモ帳を読んでいた。
梨璃「映司くんも、百合ヶ丘に入学するとは思わなかったよ?」
隣にいる少年を映司と呼んだ少女は、一柳梨璃。百合ヶ丘女学院の新入生である。
映司「実際、この力もヒュージに対応できるから、リリィと一緒に監視しようって感じだろ」
梨璃に、メダルを弄りながら返事をした少年は松原映司。梨璃と同じく百合ヶ丘女学院の新入生。
梨璃「でも……映司くんが、ヒュージと戦えるってどうしてわかったんだろう?」
映司「多分数値が高かったんだろうな……来たぞ」
ふたりは電車に乗った。
梨璃「あれが……」
映司「ヒュージネスト……」
ふたりは窓から外を見ていた。
映司「そろそろか」
ふたりは電車から降り、改札を出て軍の人に一礼をし、百合ヶ丘女学院へ向かった。
映司「着いたな」
梨璃「うん!」
ふたりは歩きだそうとしたが、目の前に1台の車が止まった。
梨璃「うわぁ!?」
映司「大丈夫か?」
梨璃「大丈夫だよ」
車のドアが開いた。
楓「ドア位自分で開けます」
車から降りてきたのは、楓・J・ヌーベル。大富豪のご令嬢で、映司と梨璃と同じく新入生である。
楓「あら?」
楓は映司と梨璃と目が合った。
楓「ごきげんよう」
映司&梨璃「へ?」
楓「あなたたち、もう帰ってよろしくてよ」
映司「いや……俺たちは……」
楓「でも私、付き人は必要無いと申し上げたんでしてよ?」
梨璃「つ、付き人!?違います!私たちはれっきとした百合ヶ丘女学院の新入生です!」
楓「どうして、百合ヶ丘に男が……」
楓は映司を見つめる。
映司「俺もヒュージと戦えるんだよ」
映司と梨璃は事情を話して、楓と一緒に学院へ向かった。
安羅椰「中等部以来お久ぶりです、夢結様」
夢結「何か用ですか、遠藤さん」
安羅椰「安羅椰と呼んでいただけませんか?」
学院内では人が集まっていて、その中心に居たのは、アールヴヘイム所属している1年生の遠藤安羅椰と2年生の白井夢結だった。
梨璃「やっと着いた……と思ったら、なんですか?あれ」
楓「大方、血の気の多いリリィが上級生に絡んでいるんですわ」
梨璃「そんな!リリィ同士でCHARMを向け合うなんて!」
映司「こんなに人が集まってるなら、生徒会とか来るんじゃないのか?」
3人は夢結の方を見た。
楓「あら!?あれは!」
梨璃は夢結を見て、自分たちを助けてくれた百合ヶ丘のリリィだと思った。
楓「白井夢結様ですわ!ごきげんよう梨璃さん!」
楓は夢結の方へ走っていった。
???「あ、あの!」
梨璃「え?」
ひとりの生徒に話し掛けられた。
???「今のは、楓・J・ヌーベルさんでは?」
梨璃「う、うん」
???「あの方は、有名なCHARMメーカー・グランギョニルの総帥を父に持つご自身も有能なリリィなんですよ!」
梨璃「へ、へぇ〜……」
???「あっちの方は遠藤亜羅椰さん!中等部時代からその名を馳せる実力派!もう一方の方は、どのレギオンに属さない孤高のリリィ、白井夢結様!」
梨璃「リリィに詳しいんだ」
???「防衛省発行の官報をチェックしていればこの位。あ!私、二川二水って言います!!」
梨璃たちに話しかけたのは、新入生の二川二水。
二水「さっきの様子だとヌーベルさん、夢結様とシュッツエンゲルの契りでも結ぶつもりかもですね」
梨璃「シュッツエンゲルか……二川さんにも、そう言う憧れのお方は居るの?」
二水「ふ、二水で良いよ!私みたいに補欠合格のヘッポコがシュッツエンゲルなんて……」
梨璃「あはは……気にする事ないよ。補欠なら私だって」
二水「知ってます。一柳梨璃さん」
梨璃「うっ!梨璃で良いよ……」
二水「そしてあなたは、この学院の唯一の男子生徒の松原映司さんですよね?」
映司「ああ、俺も名前でいいよ」
3人が自己紹介をしている間に楓は、夢結と安羅椰の近くまでたどり着いていた。
楓「夢結様!」
夢結「お退きなさい、時間の無駄よ」
安羅椰「なら、その気になってもらいます」
安羅椰の右手のリングが光り、CHARMに触れリングが起動し、CHARMの宝玉が光り、形状がアックス型に変化した。
夢結「手加減はしないわよ」
安羅椰「あら怖い〜ゾクゾクしちゃ〜う」
楓「はい、そこ!お待ちになって」
安羅椰が、CHARMを起動したと同時に楓が仲裁に入った。
楓「私を差し置いて勝手なことをなさらないで下さいます?」
安羅椰「何?貴方」
安羅椰がそう聞くが、楓は無視して夢結に向かって話し始めた。
楓「お目に掛かり光栄です。私、楓・J・ヌーベルと申します。夢結様には、何れ私のシュッツエンゲルになって頂きたい存じております」
安羅椰「しゃしゃり出て来てなんのつもり!?」
夢結「はぁ……」
亜羅椰「それとも、夢結様の前座と言う訳?」
楓「上等……」
楓はCHARMケースのファスナーを開けた。
楓「ですわ!」
楓がCHARMを掴もうたした時、梨璃が楓の手を掴んだ。
楓「っ!?」
梨璃「だ、ダメだよ楓さんまで!」
亜羅椰「?」
夢結「?」
周囲に居た生徒たちも梨璃に目を向ける。
映司「やっぱり、あの速度には追いつけないな」
二水「あれ!?梨璃さん何時の間に!?うっ!」
二水の頭に何かが乗っかった。
???「中々すばしっこい奴じゃな!」
二水「じゃな?」
ツインテールの少女の髪が頭に乗っかっていた。
???「じゃが、一歩間違えれば切られ兼ねんぞ」
二水(ミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウス!?)
二水の頭にツインテールを乗せたのは、二水たちと同じく新入生のミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウスだった。
映司「おい、梨璃……」
『ゴーン!!』
学院の鐘が鳴り響いた。
全員「!?」
その場に居た全員が鐘の音に驚いた。
???「何をなさってるんですか!?貴方たち!」
現れたのは百合ヶ丘学院3年生、出江吏房
吏房「遊んでいる場合ではありません。先程、校内の研究施設から2体の生体標本のヒュージが逃走したと報告がありました。出動可能な皆さんに捕獲の協力していただきます」
夢結「わかりました」
吏房「待ちなさい、夢結さん」
捕獲へ行こうとした夢結を止める吏房。
吏房「単独行動は禁じます」
夢結「何故です?」
吏房「このヒュージは、周囲の環境に擬態するとの情報があります。必ずペアで行動して下さい。そうね……あなた夢結さんと一緒に行きなさい」
吏房は楓を指名した。
楓「あ、はい!」
夢結「必要ありません。足手纏いです」
史房「あなたには、足手纏いが必要でしょ?」
安羅椰の方は壱に引っ張られていた。
史房「実戦経験の無い方は体育館へ」
梨璃「わ、私もお供します!」
楓「何ですって!?」
梨璃「お役に立ちたいんです!」
夢結「……いらっしゃい」
夢結は梨璃が楓のことを、止めた時のことを思い出し承諾した。
史房「あと、そこの貴方」
映司「ん?俺?」
史房「申し訳ないけど、貴方も行ってくれないかしら?」
映司「わかりました」
映司はヒュージの捕獲に向かった。
史房「彼がCHARMを使わずにヒュージを倒せる男性のリリィ……一体どうやって……?」
その呟きを聞いたのは誰も居ない。
映司「さすがに、あの3人に追いつけないな……ただ、周りを気にせず戦えるのは好都合だな」
歩いてた映司の前にヒュージが現れ、触手で映司に向かって攻撃してきた。
映司「よっと!」
映司はそれを躱して、オーズドライバーを巻いた。
映司「久しぶりだけど……」
映司は赤、黄、緑のメダルをドライバーのスロットにセットし、腰に付いているオースキャナーを取り、ドライバーを傾かせスキャンした。
映司「変身!」
「タカ!」「トラ!」「バッタ!」
「タ・ト・バ、タトバ、タ・ト・バ!」
映司「まずは触手からだ!」
映司はメダジャリバーでヒュージの触手を数本切った。
映司「これで終わりだ」
映司はオースキャナーを取り、ドライバーをスキャンしようとするが……
映司「なんだ……これ?」
ヒュージが、霧を出現させ、姿を隠した。
映司「霧か……ん?……この音は……」
映司は音のなる方へ向かった。
梨璃「夢結様!」
梨璃が夢結の名前を呼んだ瞬間、梨璃の持っているCHARMが起動した。
楓「……一撃でしてよ。そのくらい出来まして?」
梨璃「うん!」
梨璃と楓の攻撃で、ヒュージの触手が破壊され夢結が着地し、ヒュージを攻撃しようとするが、映司と戦闘をしていたヒュージが現れ、夢結のCHARMを弾いた。
梨璃「2体目!?」
楓「夢結様!」
2体のヒュージは、触手をさらに増やした。
楓「今の夢結様では、あの量は避けられませんわよ!」
梨璃「夢結様!」
梨璃と楓が夢結を、助けに行こうと走り出そうとした時、ものすごいスピードで梨璃と楓の頭上を通り過ぎた、影があった。
楓「なんなんですの!?」
梨璃「映司くん!?」
「タカ!クジャク!コンドル!ギン!ギン!ギン!」
「ギガスキャン!」
映司「セイヤァー!」
映司はマグナブレイズでヒュージ2体を貫き梨璃たちの前に着地した。
映司「久しぶりにコンボ使ったな……」
夢結「あなたは……」
夢結と楓はオーズを見て驚いている。
梨璃「……!楓さん!」
梨璃は楓を押し、楓は洞窟に落ちて行って、崖からヒュージが落ちてくるのと同時に、出口が岩で塞がれた。
夢結「梨璃!」
夢結は梨璃を庇い、ヒュージの体液を被った。
映司「とりあえずこれ壊すか」
映司は、洞窟の出口を塞いでいる岩を破壊した。
映司「大丈夫か?」
楓「問題ありませんわ」
映司「ほら」
映司は手を差し出した。
楓「ありがとうございます」
映司「コンボ使うなら、もう少し鍛えた方がいいな……」
映司は変身を解いた。
楓「あなたは……梨璃さんと一緒に居た……」
学院に戻った後、映司と梨璃、夢結の3人は、検疫室に居た。
梨璃は夢結に2年前に助けてくれたのが夢結だったことを話した。
梨璃「百合ヶ丘のリリィだって事は分かっても、それ以上の事は分からなくて」
夢結「まさか、それだけでここへ?」
梨璃「はい!補欠ですけど」
夢結「筋金入りの無鉄砲ね」
梨璃「こうしてすぐに夢結様に会えて、夢叶っちゃいました。けど夢結様、2年前にお会いした時よりも、何処か……いえ、何でもありません。もうひとりのリリィにもお礼を言わなくちゃ」
検疫室の照明が点き、扉が開いた。
???「やあやあやあ!3人共ごめんね〜」
入ってきたのは工廠科の2年生の真島百由。
百由「初めまして!私は真島百由。標本にするはずだったヒュージをうっかり逃がしちゃって。まさか厚さ50センチのコンクリートを破るとは思わなかったわぁ〜」
夢結「迂闊な事ね」
映司「しかも2体……」
百由「予測は常に裏切られるものよ。私たちは楽な相手と戦ってる訳じゃない。その為のリリィでしょ?勿論、夢結とこの子たちには感謝しているのよ?」
夢結「この子たちではないわ。梨璃と映司よ」
梨璃「夢結様……」
百由「分かっているいるわ。だからこうして来たんでしょ?あー!この言い方がいけないのね?反省しています。ごめんなさい!」
検疫室前で楓が座り込んでいた。扉が開き、3人が出て来た。
楓「……!」
梨璃「楓さん!さっきは突き飛ばしちゃって……」
すると楓が梨璃に抱き付いた。
梨璃「あ、あの……私、梨璃だけど……」
楓「自分でも驚きですわ。信じて頂きたいのですけれど、私そんなに軽い女じゃありませんのよ。すみません夢結様……私、運命のお相手を見付けてしまいました」
夢結「いえ、お構いなく」
そう言いながら講堂へ行ってしまった。
梨璃「そんな……えぇ!?」
4人は講堂に向かった。
梨璃「入学式、もう終わっちゃいましたね……」
講堂のドアを開ける。
梨璃「誰も居ませ……あっ!」
生徒全員が梨璃たちを待っていた。
二水「居たーーーー!入学式はこれからですよ!」
梨璃「二水ちゃん!」
二水「今日1番の功労者の為にって、理事長代行が時間をずらしてくれたんです!」
ミリアム「おう有名人!初陣でCHARMと契約してヒュージを倒すとは、やらかしおる!それに、お主もだな、仮面の戦士になれるとは!」
梨璃「私は足を引っ張っただけですよ!」
楓「そんな事ありません!梨璃さんはご立派でしたわ!」
映司「あれは、オーズ。仮面ライダーオーズだ」
ミリアム「う〜ん……これにはそう書いてあるがの」
ミリアムは1枚の紙を出した。
梨璃「何です?それ」
二水「私が刷りました!週刊リリィ新聞号外です!でも、何でヌーベルさんと腕組んでるんですか?」
楓「これには、深ーい訳がありますの!」
楓は梨璃をスリスリしている。
梨璃(あれ?夢結様?)
講堂には夢結の姿がなかった。
吏房「映司さん、理事長代行があなたとお話がしたいと」
映司「なんで、理事長代行が……」
吏房に案内され、映司は理事長室に向かっていた。
吏房「松原映司を連れて来ました」
高松「入りたまえ」
吏房「失礼します」
映司「……失礼します」
映司は吏房の後に続いて部屋の中に入っていった。
高松「君はCHARMを使わずヒュージを倒している……だが、君は同時にリリィでもある」
映司「俺にCHARMを使えと?」
この後、映司は理事長代行と話し合い、CHARMを使うことになる。
オリ主紹介
松原映司
一柳梨璃の幼馴染み。
梨璃と同じくラムネが好き。
仮面ライダーオーズに変身する。
男だがヒュージを倒せることから百合ヶ丘女学院に入学することになる。
オーズに変身した状態でも使えて、コンボの力をフル活用できるCHARMを百由と一緒に作っている。
スキル
エンハンス・トレース
一度見た他のリリィのスキルを倍以上の効果で使用できる。
二水「次回は梨璃さんが夢結様と、シュッツエンゲルの契りを結ぶお話です!」
楓「何ですって!?」