アサルトリリィ 欲望の王   作:ユーリア・エドモンズ

12 / 160
結梨「アサルトリリィ 欲望の王。前回の3つの出来事」

夢結「1つ。私はお姉様の幻覚に悩まされていた」

百由「2つ。私は映司と結梨ちゃんが生きていることを知る」

梨璃「そして3つ。私は映司くんと一緒にヒュージに立ち向かっていた!」


第12話 決戦と奇跡と決着

映司と梨璃はヒュージと向かい合っていた。

 

梨璃「すごい敵意と憎しみを感じる……」

 

映司「ああ、まるで……」

 

百由「ルナティックトランサー……?」

 

百由はパソコンを見ながら呟いた。

 

祀「百由。今なんて?」

 

百由「結界の中心部にある……この波形ルナティックトランサーによく似てる。避難が遅れていたら、私たちも影響を受けていたでしょうね……」

 

梨璃はヒュージに向けて弾丸を放つが全く効いていない。

 

梨璃「ちょっと……じゃなくて、こら!そこのヒュージ!貴方の相手は私たちよ!他の誰にも手出しはさせないんだから!」

 

映司「(最悪の場合はあれを使うか……)」

 

結梨たちと夢結は同タイミングで百由の部屋に来た。

 

夢結「結梨……!?」

 

結梨「夢結……今は時間が無いから……」

 

そして映司と梨璃は……

 

梨璃「うわぁ!」

 

映司「梨璃!」

 

ヒュージに押されていた。

 

映司「くっ……」

 

映司はメダガブリューでヒュージの攻撃弾いたが勢いを殺せず校舎にぶつかった。

 

梨璃「校舎が……」

 

ヒュージは梨璃にも攻撃しようとするが……

 

夢結「ふっ!」

 

ルナティックトランサーを発動した夢結がガードしていた。

 

梨璃「お姉様!?ルナティックトランサーを……それにCHARMは使えないはずじゃ……あっ!ダインスレイフ?」

 

夢結がヒュージの攻撃を弾き、ヒュージに向かっていった。

 

梨璃「お姉様が私を守ってくれた……?待ってください!」

 

夢結は3方向からの攻撃をガードするが、ヒュージの正面に出てしまった。

 

梨璃「離れてください!」

 

映司「梨璃!夢結姉!」

 

ヒュージの光線と梨璃と夢結のCHARMがぶつかり光が放たれた。

 

ミリアム「なんなんじゃ!ありゃ!?」

 

鶴紗「誰が戦ってる……?」

 

二水「梨璃さんと映司さんと夢結様です!」

 

梅「夢結もか……」

 

神琳「ふーみんさん、レアスキル使ってらっしゃいます?」

 

二水「あれ?そういえば使えてます?」

 

雨嘉「マギは使えないんじゃ!?」

 

鶴紗「……動いた……」

 

鶴紗のCHARMが変形していた。

 

神琳「ノインヴェルト戦術してみませんか?」

 

ミリアム「夢結様と梨璃の分はどうする?」

 

二水「いえ、あの3人なら戦ってます!」

 

雨嘉「なら、そこへ私たちがマギスフィアを届ければ!」

 

楓「んな事おっしゃられても……肝心のノインヴェルト用のバレットはどこにありますの?……あら?」

 

楓はノインヴェルトのバレットを取り出す。

 

雨嘉「これ……」

 

二水「バレットです!」

 

梅「なんで楓が持ってんだ?」

 

楓「あの時?」

 

梨璃は楓が倒れそうになった時に、楓を支えるのと同時にノインヴェルトのバレットを楓の制服に入れていた。

 

夢結「梨璃」

 

梨璃「ん?」

 

夢結「梨璃、まだ戦える?」

 

梨璃「はい、お姉様!」

 

夢結「といっても私たちだけでは勝負にならないわね」

 

映司「それにあの時、メダルを数枚落としたから……もしかしたら……アイツに飲み込まれたかもしれない」

 

夢結「貴方……今使えるメダルは?」

 

映司「プトティラとシャウタと結梨と百由様に預けてるコンボだけだ」

 

梨璃「ガタキリバとラトラーターが飲み込まれた?」

 

夢結「梨璃、貴方も持ってたわよね?」

 

梨璃「タカのメダルしかありません……」

 

映司「タトバとサゴーゾもか?」

 

すると銃声が聞こえた。

 

3人「マギスフィア……!」

 

梨璃「(皆……気づいてくれたんだ……)」

 

そして一柳隊のメンバーがマギスフィアをパスしていく。

 

神琳「夢結様……梨璃さん!」

 

夢結「マギスフィアが来るわ!私が受けるからフィニッシュは貴方たちが!」

 

ヒュージが腕を分解させた。

 

夢結「え!?」

 

ヒュージはマギスフィアを分解した腕で回し始めた。

 

神琳「なんですって!?」

 

映司「チッ!」

 

映司は腕を1本叩き落とした。

 

夢結「失敗だわ……逃げなさい梨璃!」

 

梨璃「お姉様が逃げてください!」

 

梨璃はヒュージに向かっていった。

 

夢結「たまには私の言うこと聞いたらどうなの!貴方は!」

 

梨璃「たまには!?」

 

夢結「シュッツエンゲルなのよ!私は!なのに梨璃は私の言うこと、いつも聞かなくて!」

 

梨璃「ええ!?お姉様、私のことそんな風に思ってたんですか!?だったら映司くんはどうなんですか!?」

 

夢結「そうでしょ!貴方たちは気がつけばいつも私を置いてけぼりにして……自分たちより他人のことに一生懸命で……」

 

梨璃はマギスフィアをCHARMで抑えた。

 

梨璃「やった!?」

 

映司「マギを吸いすぎている……夢結姉!」

 

夢結は梨璃のCHARMを自分のCHARMで弾いた。

 

天葉「行くよ、樟美!」

 

樟美「はい!天葉姉様!」

 

天葉&樟美「やあああぁぁ!」

 

梨璃「マギスフィアが!」

 

アールヴヘイムのメンバーや他の生徒たちもマギスフィアを繋いでいく。

 

梅&鶴紗「私たちも、もう一度!」

 

神琳&雨嘉「CHARMの限界まで!」

 

二水&楓「夢結様と梨璃さんに!」

 

ミリアム「頼むぞ!」

 

結梨「今度は私も一緒に!」

 

ミリアム「わしの!」

 

「「グングニル!」」

「ジョワユーズ!」

「ニョルニール!」

「マソレリック!」

「アステリオン!」

「タンキエム!」

「ティルフィング!」

 

楓「ノインヴェルトはCHARMを著しく消耗させるんですのよ!覚えておきなさい!」

 

梨璃「すみませんお姉様……私が無茶したから……」

 

梨璃は夢結の手に自分の手を重ねた。

 

梨璃&夢結「やああああぁぁぁ!」

 

梨璃と夢結はヒュージを真っ二つに斬り裂いたが……

 

映司「やっぱり飲み込まれてたんだな」

 

ふたりが斬ったのは分身だった。

 

梨璃「本当にメダルが……」

 

夢結「後は映司に託すしかないわ……」

 

結梨「映司!CHARM!」

 

結梨は映司に向けてCHARMを投げた。

 

映司「ハァ!」

 

映司はCHARMをメダガブリューで破壊した。

 

梨璃「なんで……CHARMを!?」

 

結梨「映司……!?」

 

すると校舎から大量のセルメダルが。

 

夢結「あの量のセルメダルが学院に?」

 

映司はメダガブリューを上に上げた。

 

梨璃「メダガブリューに吸い込まれてる?」

 

映司はメダガブリューに大量のセルメダルを食べさせた。

 

映司「セイヤァー!」

 

極限まで威力を高めて巨大な紫色のエネルギー刃を纏った状態で放った。

 

映司「くっ……ハァ……ハァ……」

 

映司の変身は解けていた。

 

百由「あれだけの威力の攻撃を耐えた……?」

 

映司「……だったら……!」

 

映司はもう一度プトティラコンボに変身しようとするが……

 

結梨「映司!これ使って!」

 

梨璃「映司くん!」

 

梨璃と結梨は映司に向けてメダルを投げた。

 

映司「っ!?」

 

映司はメダルをキャッチした。

 

映司「タジャドル……」

 

梨璃「ヒビ入っちゃったけど……」

 

結梨「ここに来る途中に拾ったんだ」

 

映司「ありがとう……ふたりとも」

 

映司はドライバーにメダルをセットし、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「……変身!」

 

梨璃&結梨「タカ!クジャク!コンドル!」

 

「タ~ジャ~ドル~!」

 

映司「ハァ!」

 

結梨「CHARMが……」

 

一柳隊のCHARMが光っている。

 

梨璃「あのコンボが私たちのCHARMを?」

 

梅「夢結!梨璃!結梨!」

 

二水「3人とも大丈夫ですか!?」

 

夢結「ええ」

 

楓「私たちのCHARMが光っているのはどうして……」

 

梨璃「映司くんかも……」

 

神琳「タジャドルコンボにそのような力は無いはずでは?」

 

雨嘉「さっきの映司の攻撃でヒュージの分身は全部消えたんだよね?」

 

楓「今は本体だけですわね」

 

鶴紗「どうするんだ?」

 

梨璃「ノインヴェルト戦術……」

 

楓「バレットは使ってしまいましたよ?」

 

ミリアム「梨璃、何か光っとるぞ」

 

梨璃「え?」

 

梨璃はその光を掴んだ。

 

二水「これって……」

 

梅「バレットか?」

 

夢結「梨璃」

 

梨璃「ノインヴェルト戦術……やりましょう!」

 

梨璃は二水にバレットを渡した。

 

梨璃「二水ちゃん、最初お願いできる?」

 

二水「任せてください!」

 

二水はCHARMにバレットをセットした。

 

二水「楓さん!」

 

二水は楓にマギスフィアを放った。

 

楓「梅様!」

 

楓は二水から受け取ったマギスフィアを梅に渡した。

 

梅「鶴紗!」

 

梅は鶴紗に渡した。

 

映司「梨璃たちのマギを感じる……?」

 

タジャドルコンボに変身した時から感じていたことを呟いた。

 

映司「ハァ!」

 

映司はヒュージを思いっきり殴った。

 

映司「この力は俺だけの力じゃねぇからな」

 

二水「映司さんが、ひとりであのヒュージを圧倒しています!」

 

楓「私たちのCHARMと何か関係がありそうですわね」

 

鶴紗からミリアム、神琳、雨嘉と繋いでいって現在マギスフィアは夢結の手元にあった。

 

夢結「結梨!」

 

夢結はマギスフィアを結梨に渡した。

 

結梨「梨璃!」

 

結梨は梨璃にマギスフィアを渡した。

 

梨璃「ありがとう!結梨ちゃん!」

 

映司「……そろそろ限界か」

 

映司はオースキャナーを取った。

 

梨璃「やああああぁぁぁぁ!」

 

梨璃はマギスフィアを放った。

 

映司「ノインヴェルト戦術……」

 

ヒュージは魔法陣を展開しガードしている。

 

梨璃「映司くん!後はお願い!」

 

映司「ああ、任せろ!」

 

映司はクジャクウィングを展開し飛び上がった。

 

映司「これで終わらせる!」

 

映司はオースキャナーでドライバーをスキャンした。

 

「スキャニングチャージ!」

 

映司「ハアアアァァァ!」

 

映司は右足のコンドルレッグを展開し、マギスフィアを掴むようにヒュージにキックをした。

 

映司「この力は……俺の力だけじゃない……一柳隊の想いの力だ!」

 

魔法陣に亀裂が入っていく。

 

鶴紗「映司!」

 

梅「やれ!映司!」

 

夢結「決めなさい!映司!」

 

二水「頑張ってください!映司さん!」

 

楓「映司さん!貴方にかかっていますわ!」

 

雨嘉「映司!頑張って!」

 

ミリアム「絶対に決めるんじゃ!映司!」

 

神琳「映司さん!」

 

結梨「映司!」

 

梨璃「映司くん!」

 

梨璃&結梨「いっけーーーー!!」

 

映司「ハアアァァ……!セイヤァァァー!」

 

映司は魔法陣を貫き、その勢いでヒュージも貫き、貫かれたヒュージは大爆発を起こした。

 

映司「まさか……温泉が湧くとは……」

 

百合ヶ丘の生徒たちは温泉に入っていた。映司は梨璃と結梨に強制連行されたのだが……

 

結梨「映司。目開けなくていいの?」

 

映司「開けたら俺の命は無い」

 

梨璃「大丈夫だよ〜映司くん」

 

結梨「今は私と梨璃しか居ないから開けても大丈夫だよ?」

 

映司「梨璃は夢結姉のとこに行かなくていいのか?」

 

梨璃「さっき話してきたから大丈夫だよ!」

 

映司「……」

 

映司は少し目を開けて周りを確かめて梨璃と結梨しか居ないことを確認する。

 

映司「本当にふたりしか居なかった……」

 

梨璃「映司くん」

 

映司「ん?」

 

梨璃は映司に抱きついた。

 

映司「梨璃?」

 

梨璃「生きてるんだよね?夢じゃないよね?」

 

映司「ああ……俺も結梨も生きてるよ」

 

結梨「私も一緒に」

 

3人で抱き合った。

 

 

そして夜。

 

百由「これが私たち百合ヶ丘女学院の管轄する柒号由比ヶ浜ネストの現在の様子よ」

 

百由は映司と梨璃、夢結にパソコンの画面を見せる。

 

梨璃「はぁ〜?」

 

百由「ここに映っているのが、ネストの主ともくされるアルトラ級ヒュージね」

 

梨璃「アルトラ級?」

 

映司「百由様それって海の底なのか?」

 

百由「そうそうそうそう!ちなみにアルトラ級ヒュージの全長は400メートルとも1キロとも言われているのよ?」

 

梨璃「よくわかんないですけど……すごいですね……」

 

百由「ここ最近のヒュージはこのアルトラ級から大量のマギを半ば奪う形で供給されていたわ」

 

史房「過剰な負荷を掛けられたせいで、今はネスト全体がその機能を事実上停止していると思われます。殲滅するにはまたとない機会よ」

 

梨璃「せ、殲滅?」

 

高松「そこで一柳君と松原君にその任務を頼みたいのだ」

 

夢結「……?」

 

梨璃「はい……え?私たち!?」

 

映司「どうやって殲滅するんですか?」

 

眞悠理「これだ」

 

夢結の使っていたダインスレイフを見せた。

 

夢結「これは……?」

 

眞悠理「お前たちの方が馴染み深いだろうな。ダインスレイフ……いわばこの事態の元凶となったCHARMだ。美鈴様の書き換えた術式が巡り巡って由比ヶ浜のヒュージを狂わせた」

 

百由「それをヒントにアルトラ級を倒すための……いわばバグとしての術式を仕込んだの。まさかこんな直ぐに使うことになるとは思わなかったから間に合わせの急ごしらえだけど……」

 

夢結「急ぐ必要があるということね?」

 

映司「昼間の戦いを終えてCHARMはこれ以外使えないからですか?」

 

史房「そうよ。私たちにはもうこの一振りのCHARMしか残されていないの」

 

眞悠理「もし今ヒュージが現れてもお前しか戦えない」

 

祀「これを扱うことができるのは、カリスマ以上のレアスキルを持つリリィだけ……そうでなければバグを送り込むどころか自身が汚染される恐れすらあるわ」

 

梨璃「えっと……あの……カリスマって結局なんなんでしょう?」

 

百由「今日の梨璃さんと映司君の戦い方は通常のカリスマの域を超えているわ。全リリィのパフォーマンスが著しい向上を示したの。私たちもつい参加しといてなんだけど……全校生徒でマギスフィアを繋ぐノインヴェルト戦術なんて常識じゃありえないもの。仮説だけどより上位のスキルを発現した可能性すら……」

 

夢結「それでも危険な任務に変わりないわ」

 

史房「ええ」

 

梨璃「あの理事長代行……先生?」

 

高松「ん?」

 

梨璃「ありがとうございました!」

 

高松「はて?ワシが?」

 

映司「結梨のこと庇ってくれたって百由様から聞いたんです」

 

高松「リリィを守るのがワシの役目だ」

 

梨璃「やります!私……仲間が居なくなって悲しい想いをするリリィも……もう居て欲しくないから……」

 

映司「梨璃がやらなくても俺がやれば……」

 

夢結「その作戦には私も同行します」

 

梨璃「お姉様!?」

 

夢結「今の梨璃の言葉は私の願いでもあります。私が梨璃と映司を想い……梨璃と映司が私を想う限り……私たちは必ず戻ります。梨璃と映司は私が……」

 

夢結の言葉は途中で切れた。

 

梨璃「お姉様!?」

 

映司「……ごめん夢結姉」

 

映司が夢結に手刀を使い夢結を気絶させた。

 

百由「貴方まさか……」

 

映司「何かあっても今の俺はふたりを守れない……梨璃たちのCHARMと同じで昼間の戦いで俺もメダルを数十枚失っているし、俺の体力も完全に回復したわけじゃない……それにネストに入れば変身しておかないといけない……」

 

映司はメダルを取り出す。

 

百由「シャウタコンボね」

 

映司「俺がプトティラ以外で使えるコンボはこれだけだ」

 

百由「コンボの負担を考えれば……仕方ないわね」

 

梨璃「映司くん……」

 

祀「梨璃さん……映司さん……」

 

史房「ごめんなさい……貴方たちには大変な思いばかりさせて」

 

映司「いえ……皆さんは自分のすべきことをしただけです」

 

高松「どうか……頼む……!」

 

高松は映司と梨璃に頭を下げた。

 

映司「ネストの前まではプトティラで飛んで中に入ったらシャウタにチェンジだ」

 

梨璃「わかった!」

 

映司はプトティラコンボに変身し、ヒュージネストに向けて飛んだ。

 

梨璃「静かだね」

 

映司「もう中に入ったからじゃないか?」

 

「シャチ!」「ウナギ!」「タコ!」

「シャ、シャ、シャウタ!シャ、シャ、シャウタ!」

 

映司はシャウタコンボにチェンジした。

 

梨璃「あれが……アルトラ級ヒュージ……」

 

映司「梨璃……構えろ」

 

梨璃「うん」

 

映司と梨璃はダインスレイフを掴んだ。

 

梨璃「CHARMから美鈴様を感じる……」

 

映司「ああ」

 

アルトラ級ヒュージに近づいて行く。

 

映司「やるぞ……梨璃!」

 

梨璃「うん!映司くん!」

 

映司と梨璃はダインスレイフをアルトラ級ヒュージに刺した。

 

映司「くっ……!」

 

梨璃「ひゃっ!」

 

映司「これは……」

 

2方向に光線が放たれる。

 

梨璃「うわ……!」

 

映司「梨璃……大丈夫か?」

 

映司は倒れそうになった梨璃を支えた。

 

梨璃「ありがとう映司くん」

 

ダインスレイフはアルトラ級ヒュージの中に入っていく。

 

映司「梨璃!」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司は梨璃を抱き、外に出ようとするが……

 

映司「先が見えない……!」

 

映司は梨璃の制服の紐を解くと、黒い球体が出現し、映司と梨璃を包んだ。それと同時にアルトラ級ヒュージは爆発した。

 

梨璃「うわぁ!」

 

衝撃が梨璃たちを襲った。

 

映司「梨璃……大丈夫か?」

 

梨璃「映司くん?ここは?」

 

映司「俺たちはアルトラ級ヒュージを倒した。今は帰る途中だな」

 

梨璃「なんだか映司くんに包まれてるみたい」

 

映司「だったら本当に包んでやろうか?」

 

ふたりは手を合わせるとマギが反応し少し明るくなった。

 

映司「梨璃、これ羽織っとけ」

 

映司は制服の上着を脱ぎ梨璃に渡した。

 

梨璃「そっか……今の私下着だもんね」

 

映司「ごめんな?あの方法しか思いつかなかったんだ」

 

梨璃「うん……わかってるよ」

 

映司「結局俺の手元に残ったのはプトティラだけか……」

 

梨璃「もしかしてシャウタのメダルも?」

 

映司「梨璃の命に比べれば軽いけどな」

 

梨璃「ねぇ……映司くん」

 

映司「どうした?」

 

梨璃「美鈴様の想いはあのダインスレイフに強く……強く刻まれていたような気がして……私には伝わってきたから映司くんはどうなのかなって」

 

映司「なんとなくだけど感じた……ヒュージの暴走は美鈴様の意図したことじゃないってことかな」

 

梨璃「うん……でもわからないことがあるんだ」

 

映司「なんだ?」

 

梨璃「だってお姉様のこと好きなら好きでそれでいいと思うんだ……でも美鈴様はそういう自分を受け入れられなくて……だからって自分を呪ったりすることはないんじゃないかなって……」

 

映司「好きなら好き……」

 

梨璃「大事なことだと思うんだ……だから……言うね……?私……映司くんのことが……好き……あの時、映司くんが私の前から居なくなったって思った……その時に気づいたんだ……私は映司くんのことが好きなんだって……だから……映司くん……大好き!」

 

映司「梨璃……俺の居ない間に強くなったんだな……」

 

梨璃「映司くん……」

 

映司「梨璃……俺もお前のことが好きだ。一緒に添い遂げたいと思うくらいにな」

 

梨璃「……!映司くん!」

 

梨璃は映司に抱きついた。

 

映司「梨璃……っ!?」

 

梨璃は映司の唇に自分の唇を重ねた。

 

梨璃「……しちゃったね?」

 

映司「赤くなるなら自分からやるなよ……」

 

梨璃「むぅ……なら今度は映司くんからしてよ」

 

映司「……いくぞ?」

 

梨璃「う、うん!」

 

映司は梨璃の唇に自分の唇を重ねた。

 

梨璃「んっ!?」

 

映司はさっきの仕返しで梨璃の舌に自分の舌を絡めた。

 

梨璃「……映司くん!いきなり何するの!」

 

映司「その言葉そのまま数分前のお前に返すぞ」

 

梨璃「……もう1回」

 

映司と梨璃は唇を合わせ舌を絡めようとした時に球体が割れた。

 

映司&梨璃「……あ」

 

上は羽織っているが下着姿の梨璃に周りは驚いた。

 

二水「皆でずっと探してたんですよ〜!おふたりとも、無事で良かったです〜!」

 

神琳「これは、良い記事になりそうですね」

 

ミリアム「しっかしこの格好じゃ、新聞には載せられんのう!」

 

楓「ようやく見つけたと思ったら!真昼間から何してらっしゃいますの!」

 

楓は怒ってタオルを投げた。

 

梨璃「あ、ありがとう。皆さん」

 

梅「おかえり!ふたりとも」

 

雨嘉「おかえりなさい」

 

鶴紗「おかえりだ」

 

リリィたち「おかえりなさい!」

 

他のリリィたちも映司と梨璃の帰りを喜んだ。

 

映司&梨璃「……ただいま!」

 

夢結「映司……貴方には言わないといけないことがあります」

 

映司「……え?」

 

夢結は映司の頭に手を置いた。

 

夢結「よく戻ってきたわね。おかえりなさい」

 

映司「ああ……ただいま……夢結姉」

 

そしてリリィ新聞には映司と梨璃がキスしている写真と帰還の記事が載せられていた。(映司はクリスマスパーティーの数日前まで部屋から出ずに、何かしていたと梨璃から一柳隊と生徒会に伝えられた)そしてもう1つはミリアムと百由のシュッツエンゲルの電撃契約の記事もミリアムと百由が花冠被り花を持っている写真が載せられていた。

 

 

 

 

深海にはダインスレイフが刺さっていてマギの部分が一瞬光った。

 

 

 

 

 

 

 

とある教会では映司と謎のライダーが向かい合っていた。

 

???「死ぬ気か?」

 

映司「世界中の笑顔を守るためならな……変身!」

 

「プログライズ!」

 

「Hells energy as destroy the world

HELL RISINGHOPPER!」

「HEAVEN or HELL in doesn't matter」

 

映司「ウワアアアァァァァァァ!」

 

映司は雄叫びを上げルナティックトランサーを発動し、制御できなくなり暴走を……

 

 

 

 

 

 

 

 

梨璃「……映司くん!……映司くん!」

 

映司「ん?……梨璃?」

 

梨璃「こんな場所で寝てるなんて……」

 

映司が寝ていたのは一柳隊が模擬戦でよく使う廃墟だった。

 

映司「今の戦力はプトティラだからな」

 

梨璃「疲れてここで寝ちゃったの?」

 

映司「そうみたいだな……(あの夢はなんだったんだ……)」

 

梨璃「映司くん、戻ろう?」

 

映司「ああ」

 

ふたりは学院へ戻った。

 

 




仮面ライダーオーズ タジャドルコンボ(BOUQUET)
映司と一柳隊の繋がりで誕生した奇跡のコンボ。
一柳隊のCHARMを呼び出せる。
一柳隊のCHARMとマギとレアスキルを大幅に強化できる。
スペックは通常のタジャドルコンボより高くプトティラより低い。




理事長室でのシーンは梨璃ちゃんに告らせるため夢結様には眠ってもらいました。(夢結様推しの人許して)
映司君と梨璃ちゃん9日間も球体に居たらイノチ感じてそうですねぇ……
映司君の見た夢はヘルライジングに変身した夢です。(REAL×TIMEやるのは相当先なんですけどね)



ラスバレのリリースまで短編投稿するのでよろしくお願いします。



  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。