映司「どうして……こうなった……」
映司は叶星に膝枕されていた。
高嶺「あら、起きたのね。」
叶星「大丈夫!?映司君!」
映司「はい……大丈夫です。」
高嶺「叶星は貴方が倒れた時すごく焦ってたわ。」
叶星「た、高嶺ちゃん!?」
映司「……すみませんでした。」
叶星「どうして倒れたの?」
映司「朝ご飯食べないで戦闘して、レアスキル使ったからだと思います。」
高嶺「なら、これ食べる?」
高嶺は映司にチョコを見せた。
映司「じゃあ、いただきます。」
高嶺「はい、あーん。」
叶星「た、高嶺ちゃん!?」
映司「あー。」
映司はチョコを食べた。
映司「美味しいです。たかにゃん先輩。」
叶星「映司君、私のことも様じゃなくて先輩でいいのよ?」
映司「なら、改めてよろしくお願いします。叶星先輩。」
叶星「ええ、よろしくね。」
灯莉「あ!映司、起きたんだー!」
映司「おー、灯莉。」
灯莉「これあげるよ!」
灯莉は映司にチョコを渡した。
映司「7個目……〇龍、呼べるかな?」
姫歌「ド〇ゴ〇ボールじゃないし、そもそも呼べないわよ!」
映司「定盛、お前いつも元気だな。」
姫歌「誰のせいよ!」
灯莉「定盛ー、映司にチョコ渡さないの?」
姫歌「なんで、あんたが知ってるのよ!?」
紅巴「あの、映司さん……私もチョコを作ったんです。」
映司「とっきーもか。ありがとうな。」
姫歌「受け取りなさい!」
姫歌はチョコの入った箱を投げた。
映司「ありがとう、定盛。」
叶星「皆、元気ね。」
高嶺「叶星は渡さないの?」
叶星「え!?」
灯莉「かなほせんぱいも作ってたよね?」
叶星「でも、映司君はチョコを9個も貰ってるし……百合ヶ丘に戻ったら、また増えるし……」
高嶺「大丈夫よ、彼は全部食べるわ。」
叶星「映司君、貰ってくれるかしら?」
叶星は映司にチョコを渡す。
映司「ありがたくいただきます。」
叶星「わ、私が食べさせてあげるわ!」
映司「……はい?」
灯莉「あはは!かなほせんぱい、だいたーん!」
高嶺「叶星、無理しなくていいのよ?」
叶星「映司君!あ、あーん。」
映司「……あー。」
叶星「ど、どう?」
映司「美味しいです。」
その頃、百合ヶ丘では……
二水「号外!号外です!」
二水がリリィ新聞を配っていた。
梨璃「二水ちゃん!?」
楓「いきなり元気になりましたわね……」
夢結はリリィ新聞を見た。
夢結「っ!?」
新聞には映司が千香瑠から、チョコを貰っている写真と、叶星と高嶺が映司にチョコを食べさせている写真があった。
神琳「これは……」
雨嘉「ふーみん、大丈夫かな?」
見出しには『1年椿組、松原映司。浮気か?』と書かれていた。
梅「アイツ……いつの間にあの3人にフラグを立ててたんだ?」
鶴紗「そういう問題か?」
ミリアム「今回は怪我ではすまんかもな。」
結梨「二水とお別れする日も近いってこと?」
ミリアム「そこは……映司のさじ加減じゃな。」
そして梨璃は……
梨璃「映司くんだし仕方ないですね。」
梨璃以外「え?」
楓「梨璃さん、怒らないんですの?」
梨璃「怒るというより……二水ちゃんの方が心配かな?」
そして映司は……
映司「叶星先輩、たかにゃん先輩、ありがとうございました。」
灯莉「映司、お返しはマカロンがいいな☆」
映司「灯莉はマカロンか、叶星先輩達は?」
高嶺「私はタルトがいいわ。」
叶星「私もタルトでお願い。」
映司「叶星先輩とたかにゃん先輩は、タルトか、紅巴と定盛は?」
紅巴「私は、クッキーで……お願いします。」
姫歌「変なモノじゃなきゃ、なんでもいいわ。」
映司「紅巴はクッキー、定盛は激辛料理と。」
姫歌「言ってないわよ!しかもお菓子じゃなくて、料理になってるじゃない!」
映司「お返しくらいはちゃんとしたの作るから安心してくれ。」
叶星「今度ゆっくりお話しましょうね?」
映司「(千香瑠様にも同じこと言われたな)はい、今度は普通に遊びに来ます。」
映司は百合ヶ丘へ向かった。
映司「もしもし、叶星先輩?今から百合ヶ丘に来ます?」
映司が百合ヶ丘に戻ってきて早々、二水の命懸けの逃走が始まろうとしていたことを、この時の二水はまだ知らなかった。
あれ?梨璃ちゃんってこんなに肝が据わってたっけ?
叶星先輩とたかにゃん先輩がヒロインになってますね。浮気かな?