アサルトリリィ 欲望の王   作:ユーリア・エドモンズ

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映司君と結梨ちゃんのチームはルーレットで決めました。その分、ヘルヴォルとグラン・エプレから1人ずつ増やしてます


第32話 ルナティックトランサー 映司と純の共同戦線

 

ルドビコ女学院・野外訓練場

 

『間もなく、全ガーデン混合訓練【タグ】が行われます。全リリィが参加する訓練となります。クジを引き、所定の場所に集まってください』

 

一葉「よっと……えーと4番……」

 

瑤「私と千香瑠も4番。よろしくね、一葉」

 

一葉「はい!こちらこそ、よろしくお願いいたします!」

 

千香瑠「頑張りましょう」

 

一葉「はい!」

 

夢結「4番……」

 

梨璃「やった!私もです!お姉様と一緒ですよ!」

 

夢結「ええ、頑張りましょう、梨璃」

 

叶星「あら、私4番、紅巴ちゃんと一緒ね」

 

紅巴「か、かかか、叶星様とご一緒できるなんて!な、なななな、なんて畏れ多いことでしょうか!」

 

叶星「なんだか運命を感じちゃうわね、紅巴ちゃん!」

 

紅巴「う、うううう、運命だなんてそんなもったいない!」

 

叶星「ふふ、リラックスしていましょう」

 

映司「俺は4番か……」

 

結梨「私も4番」

 

純「あなたも4番ですか」

 

映司「純……」

 

純「お互い頑張りましょうね?」

 

映司「やる気ないくせによく言うよ」

 

初「あら、そんなことありませんよ?」

 

映司「……初さん」

 

初「お久しぶりですね。映司さん」

 

結梨「映司、このふたり誰?」

 

映司「船田初と船田純。御台場で一番強い」

 

純「そういうことですわ」

 

初「では、わたくしたちはお先に」

 

映司「はい。また後で会いましょう」

 

結梨「一緒に行かなくていいの?」

 

映司「たかにゃん先輩が隠れて様子見てるからな」

 

高嶺「気づいてたのね」

 

結梨「高嶺も4番?」

 

高嶺「ええ、私も4番よ」

 

映司「梨璃たちのところに行くか」

 

結梨「ほとんど、いつものメンバーだね」

 

映司「梨璃、夢結姉、叶星に千香瑠姉、一葉にとっきー、瑤様、ルナトラ姉妹に、俺たち……」

 

高嶺「私たちのチーム、他のチームとの差が大きくないかしら?」

 

映司「俺と結梨が同じチームの時点で、この訓練ではチートだろ……」

 

結梨「どうするの?」

 

映司「本気でやるとは言ったけど……ほどほどにやるよ」

 

結梨「あ、いた。梨璃!」

 

梨璃「結梨ちゃん!映司くん!」

 

叶星「高嶺ちゃんも!」

 

千香瑠「映司君たちも4番なの?」

 

映司「俺たちも4番だ……ルナトラ姉妹は?」

 

叶星「遠くで見てるって……」

 

映司「純は変わってないみたいだな」

 

『タグ』開始から数分後

 

映司「うわぁ……」

 

映司は鷹の目を発動して、梅と二水が無双しているのを見ていた。

 

映司(……っ!これは闇黒剣の予知?)

 

梨璃「じくん……映司くん!」

 

映司「っ!」

 

梨璃「映司くん、大丈夫?」

 

映司「ああ……大丈夫」

 

梨璃「移動するって!」

 

映司「わかった」

 

叶星「訓練施設の範囲ぎりぎり。ここなら大丈夫そうね」

 

映司(さっきの予知……特型だよな……?)

 

映司は闇黒剣月闇の未来予知の内容について、考えていた。

 

映司「千香瑠姉、たかにゃん先輩」

 

千香瑠「どうしたの?」

 

高嶺「いい作戦でも思いついたのかしら」

 

映司「闇黒剣の予知で、もう少しで、特型ヒュージが現れるみたいなんだ……」

 

千香瑠「もう少しって……!」

 

警報が鳴った。

 

高嶺「どうやら、少しなんてものではなかったみたいね」

 

『ルドビコ周辺市街地に大規模ヒュージ郡出現。各リリィ、至急対応してください』

 

瑤「市街地――!」

 

映司「市街地までは予知できなかったか……!」

 

梨璃「ど、どうしてでしょう!?ガーデン周辺のヒュージは、ルドビコのみなさまが一掃したって聞いて――!」

 

夢結「考察はあとよ、梨璃。今は、ヒュージの対処が最優先」

 

結梨「行こう!」

 

映司たちはヒュージの出現場所へ向かった。

 

幸恵「夢結!」

 

夢結「幸恵!状況は!?」

 

幸恵「市街地は大丈夫!すでに優秀なリリィたちが総出で向かってる!それより――」

 

叶星「他に、何か問題が?」

 

来夢「は、はい!世田谷方面に小規模ヒュージ軍が現れ、市街地へ向かっているとの連絡が入って、そのあたりはルド女の管轄なんですが、こっちの襲撃で対応に手が回らず――」

 

一葉「ならば、私たちが参りましょう!規模の大小は関係ありません。人々に危機が迫っているなら、行かなければ!」

 

瑤「うん、私もそう思う」

 

叶星「賛成。きっと姫歌ちゃんたちはもう個別に戦っているはず。捜している時間は無いわね」

 

紅巴「実力あるみなさまなら、きっと大丈夫です。わ、私も、微力ながら頑張ります!」

 

夢結「私たちも行きましょう、梨璃」

 

梨璃「もちろんです!お姉様!」

 

高嶺「映司、先走ったらダメよ?」

 

映司「……わかってる」

 

結梨「闇黒剣で何を見たかは知らないけど、サポートは任せて!」

 

映司「ああ、任せた」

 

千香瑠「無理はダメよ?」

 

映司「大丈夫。まだ余裕だから」

 

幸恵「助かるわ、ありがとう」

 

夢結「感謝する必要はないわ。私たちはリリィの責務を果たすだけ。そうでしょ、幸恵」

 

幸恵「ええ、そうね!」

 

来夢「みなさま、こちらです!急ぎましょう!」

 

映司たちは市街地へ向かった。

 

映司「はあああぁぁぁ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

映司(闇黒剣で見た特型ヒュージはどこに……!)

 

結梨「幼体だけど、あの特型が出てくるなんて思わなかった……」

 

梨璃「もうこんな市街地まで来てるなんて!早くなんとかしないと!」

 

夢結「焦らないで、梨璃。住民の避難は完了している。冷静さを失えば、足元をすくわれるわよ」

 

梨璃「は、はい!」

 

千香瑠「映司君もよ」

 

映司「……ああ」

 

幸恵「――手強い相手だけど、数は少ないようね」

 

紅巴「こ、ここの敵だけで全部なら、倒しきればこれ以上の被害は抑えられますね!」

 

一葉「ええ、急いで駆けつけてよかったです」

 

叶星「囲まれないよう移動しながら、戦いましょう!」

 

高嶺「……映司」

 

映司「どこかにいるはずだ……こいつらとは別の特型ヒュージが……」

 

叶星「夢結さんと幸恵さん、私と一緒に主力攻撃をお願いできる?」

 

夢結「ええ、いいわ」

 

幸恵「了解」

 

叶星「瑤さんは全体のサポートを」

 

瑤「わかった」

 

叶星「一葉は梨璃さん、来夢さん、紅巴ちゃんと一緒に後ろをお願い!敵を近寄らせないで!」

 

一葉「お任せください!」

 

叶星「高嶺ちゃん、映司君、千香瑠さん、結梨ちゃんは新手の対処を!」

 

映司「わかった」

 

紅巴「すごい、叶星様、あっという間に陣形を組み立てている……」

 

叶星「では、突撃――!」

 

映司「上か……結梨!」

 

結梨「うん!」

 

映司「千香瑠姉とたかにゃん先輩は、結梨が撃ち落としたヒュージを!」

 

千香瑠「任せて!」

 

高嶺「わかったわ」

 

映司「こっちも突撃といこうか!」

 

映司たちも動き出した。

 

映司「……っ!」

 

ヒュージの鳴き声が聞こえた。

 

結梨「今の……」

 

映司「闇黒剣で見た特型ヒュージか!」

 

夢結「……この揺れは……」

 

映司「こいつは……」

 

梨璃「み、みなさん……!あの建物の向こうを見てください!」

 

瑤「ギガント級……!」

 

一葉「小規模なヒュージ郡という報告でしたが……これは……」

 

幸恵「私たちも報告を受けてない。おそらく、これまで地下に潜んでいたんだわ!」

 

来夢「そ、それじゃ、まるで私たちをおびき出して、罠にかけたような……」

 

映司「もう1体いる……!」

 

梨璃「に……2体目のギガント級……!」

 

一葉「市街地に火の手が広がっていきます!」

 

瑤「あの大きさ……歩くだけで街を破壊していく……!」

 

映司「おまけにコアメダルも入ってる。多分、特型ギガント級だ」

 

来夢「そんな……特型ギガント級が2体も……?わ、私たちだけでは……!」

 

瑤「今、応援を呼んだ。それまでは、ここで頑張るしかない」

 

幸恵「ええ、私たちの後ろには、住民の避難場所がある。ここは通せない!」

 

夢結「……特型ギガント級が2体……決定的な対抗手段である、ノインヴェルト戦術はこの状況では使えないわね」

 

一葉「はい……ノインヴェルト戦術を使い、たとえ1体を倒せたとしても、もう1体を止める余力が残りません……!」

 

叶星「時間を稼ぎ、応援を待つしかない……か」

 

夢結「注意を引き、ギガント級をあの場に釘付けに――」

 

梨璃「お姉様、どうされました?」

 

夢結「……ヒュージの気配を感じる。それもたくさんの」

 

一葉「――!!か、囲まれています!」

 

紅巴「す、すすす、すごい数です!」

 

幸恵「見たことのない種類ね……こちらも特型!?」

 

来夢「2体の特型ギガント級に、特型スモールの群れ……」

 

幸恵「特型スモール級の群れは私と来夢がなんとかするわ」

 

一葉「私と瑤様と千香瑠様もお手伝いします!みなさまはギガント級2体の足止めを」

 

映司「一葉」

 

一葉「映司さん?」

 

映司「千香瑠姉には特型の相手をしてもらう方がいい」

 

千香瑠「タテガミ氷獣戦記の力ね」

 

一葉「なるほど……」

 

映司「結梨、とっきー、お前たちはここで、一葉たちと一緒に戦ってくれ」

 

紅巴「私と結梨さんがですか?」

 

映司「こっちに戦力を集中させるのは、何が起こるか分からない状態でするべきじゃないからな」

 

叶星「……それしかなさそうね」

 

映司「道は俺が開ける……」

 

映司はメダガブリューを掲げて、メダガブリューに大量のセルメダルを食べさせた。

 

映司「セイヤァァー!」

 

映司は極限まで威力を高めたメダガブリューに、巨大な紫色のエネルギー刃を纏った状態で振り下ろした。

 

来夢「ほ、包囲が崩れました!今です!」

 

夢結「了解。いくわよ、梨璃」

 

梨璃「はい!来夢さん、またあとで!」

 

叶星「高嶺ちゃん、行くわよ!」

 

高嶺「ええ!」

 

千香瑠「映司君!」

 

映司「ああ!」

 

叶星「敵は2体!こちらも二手に分かれましょう!」

 

映司「叶星、たかにゃん先輩。しばらくふたりで、特型の相手を頼めるか?」

 

高嶺「片方からメダルを回収するのね」

 

叶星「わかったわ」

 

映司「俺たちはあっちのギガント級を、叶星たちは――」

 

叶星「私と高嶺ちゃんはこっちの相手ね」

 

高嶺「……大きいわね」

 

映司「っ!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

夢結「マギリフレクター……」

 

映司「……千香瑠姉!」

 

千香瑠「任せて!」

 

千香瑠は水勢剣流水をドライバーに納刀して、タテガミ氷獣戦記ワンダーライドブックの上のスイッチを押し込んだ。

 

「必冊凍結!」

 

千香瑠は水勢剣流水を抜刀した。

 

「流水抜刀!」

 

「タテガミ氷牙斬り!」

 

千香瑠は水勢剣流水を地面に突き刺して、地面から氷の槍を出現させて、ヒュージに突き刺した。

 

梨璃「ヒュージの動きが止まった!」

 

映司「今度こそ!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

映司「っ!」

 

映司は特型ヒュージに腕を入れた。

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「最低限しか持ってきてないんだから、この方法しかない!」

 

夢結「会議と合同訓練だけとしか伝えていないもの。梨璃、今回は仕方ないわ」

 

梨璃「帰ったら、検査だからね!」

 

映司「分かってる……よ!」

 

映司は特型ヒュージから、腕を抜いた。

 

映司「ブラカワニか……」

 

梨璃「映司くん!」

 

映司「……っ!」

 

映司は特型ヒュージの攻撃を避けた。

 

映司「メダルは回収したから、叶星たちのところ行くか……」

 

梨璃「気をつけてね?」

 

映司「梨璃も無理はするなよ」

 

梨璃「うん!」

 

高嶺「……この音……!」

 

叶星「高嶺ちゃん、大丈夫?」

 

高嶺「大丈夫よ……」

 

特型ヒュージは咆哮を上げた。

 

高嶺「くっ……!」

 

叶星「――!!」

 

高嶺「この音をどうにかしないと……まともに攻撃できないわね……!」

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司は特型ヒュージにメダガブリューを振り下ろした。

 

叶星「映司君……!」

 

映司「大丈夫か?」

 

叶星「ええ、大丈夫よ」

 

高嶺「っ!映司!」

 

映司「っ!」

 

特型ヒュージは触手に電気を纏わせ、映司に向けて攻撃を始めた。

 

映司「……この力……シャウタのメダルか……!」

 

叶星「電気……私たちには使わなかった……」

 

高嶺「私たちが舐められていたのか、映司がメダルを持っているから使ったのかは分からないわ」

 

叶星「でも……」

 

高嶺「ええ、映司にあの攻撃が当たるのは時間の問題になったわ」

 

映司「避けて攻撃しようと思ったけど、近づけないならやらなくてよかったな!」

 

映司は触手を左手で弾き、特型ヒュージとの距離を詰めた。

 

映司「はああああぁぁぁ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

映司「さっきのをやられる前にぶっ倒す!」

 

梨璃「映司くん!叶星様、高嶺様!」

 

映司「梨璃?」

 

夢結「こちらも苦戦してるみたいね」

 

叶星「こちらも?ということは――」

 

千香瑠「はい……特型ヒュージに攻撃が効かなくて、後退するしか――」

 

映司「やっぱり、マギリフレクターを突破するのは無理だったか」

 

高嶺「こちらも大分追い詰められてるわ。ギガント級の直接攻撃というより、その音に――」

 

映司「……仕方ないか」

 

梨璃「映司くん?」

 

映司「マギリフレクター持ちは俺が引き受ける。だから、梨璃たちはもう片方をノインヴェルトで倒してくれ」

 

梨璃「でも、それだとメダルごと――」

 

???「やれやれ。どうやら出番のようですわね」

 

夢結「――!?」

 

純「特型ギガント級2体……確かにこの人数では、ノインヴェルト戦術で倒せるのは1体のみ――」

 

映司「片方はまだメダル入ってるからな」

 

純「……足止め程度なら、ノインヴェルト戦術じゃなくとも、十分可能と見ましたわ」

 

叶星「純――!」

 

純「詳しいお話はあとにいたしましょうか。まずは、あの2体の侵攻を止めることこそが大事。背に避難した方々がいる以上、撤退はありえない。おまけに――」

 

映司「……」

 

純「かつて取り逃した敵にまたまみえることができるとは――」

 

映司「メダル入れてる方かよ……」

 

純「なんという僥倖。今度は逃がしませんわよ」

 

映司「お前の逃がした方はメダル入ってるからな。気をつけろよ」

 

純「わかっています。そちらの巨大なみなさま方、覚悟はよろしくて?」

 

純はルナティックトランサーを発動した。

 

夢結「……マギが練り上げられていく……それも、凄まじい量の……」

 

梨璃「ち、ちょっと待ってください。2体いっぺんに相手をするつもりですか!?無茶ですよ、そんなの!」

 

映司「片方は俺の獲物だ。いいよな?」

 

純「……構いませんわ。わたくしの邪魔さえしなければ」

 

高嶺「映司なら大丈夫でしょうけど、下手に手を出せば、巻き込まれて真っ二つにされるわ。気をつけなさい」

 

映司「その辺は知ってるから大丈夫」

 

叶星「映司君、あなた……もしかして」

 

映司「その話はあとだ」

 

映司はルナティックトランサーを発動した。

 

純「あなたもルナティックトランサーですか……」

 

映司「それはどうかな?」

 

純「まぁ、いいですわ。御台場女学校所属レギオン『ロネスネス』隊長――船田純、推して参りますわ!」

 

映司「マギリフレクターごと貫いてやる!」

 

映司はフェイズトランセンデンス、ゼノンパラドキサ、縮地を発動した。

 

映司「はあああぁぁ!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

梨璃「マギリフレクター……!」

 

映司「この方法は使いたくなかったけど、仕方ない!」

 

映司はヒュージに腕を入れて、腕を抜くと同時にメダガブリューを入れた。

 

千香瑠「ヒュージの中にあるメダルが、メダガブリューに……」

 

映司はドライバーを、オースキャナーでスキャンした。

 

「スキャニングチャージ!」

 

映司「はあああぁぁ……セイヤァァァー!」

 

映司はメダガブリューを振り下ろした。

 

千香瑠「マギリフレクター……」

 

映司「倒しきれなかったか……!」

 

叶星「純!」

 

映司「っ!」

 

映司は純が戦ってる特型ヒュージに向けて、メダガブリューを投げた。

 

純「っ!」

 

映司「純!」

 

純「まったく……あなたは一切変わってないようですわね!」

 

純は特型ヒュージにCHARMを振り下ろした。

 

映司「そう簡単に変われるわけないだろ……」

 

特型ヒュージは咆哮を上げた。

 

純「――!!」

 

叶星「また、この音――!!」

 

純「音……?以前戦っときにはそんなものは……」

 

ケイブが出現して、2体の特型ヒュージはケイブの中に入って姿を消した。

 

梨璃「い……行っちゃいましたね……」

 

純「ちっ。また――!!」

 

夢結「あちらの方面に市街地はないわ……ひとまず、避難した人たちは守れたわね……」

 

梨璃「そうだ!一葉さんや来夢さんたちが――!」

 

一葉「梨璃さん!みなさま!!」

 

幸恵「さっきギガント級が逃げていくのが見えたけど、あれは――!」

 

夢結「ええ、撤退したわ。理由は不明。その調子だと、あなたたちが相手をした特型も?」

 

幸恵「ええ、同じく蜘蛛の子を散らしたように――」

 

一葉「あ……急いでルド女に戻りましょう!!」

 

映司「ギガント級が出たのはここだけのはずだ」

 

初「映司さんの言う通りです。みなさま、各ガーデンを代表する実力派――」

 

純「ええ、助太刀は不要ですわ。先ほど連絡したところでは避難と消火活動も、すでに人員は十分。防衛構想会議の最中であったことが、幸いでしたわね」

 

純「それより、姉様。例のヤツが」

 

純と初の会話は聞こえなかった。

 

叶星「……?」

 

映司「あの特型……片方は探知できないな……」

 

来夢「それにしても、防衛構想会議の襲撃なんて、驚きましたね」

 

紅巴「大勢のリリィが集まっているところへの襲撃だったから、被害が抑えられたと考えれば、すごく幸運だったのかもしれません」

 

夢結「ええ、でも、このタイミングは――」

 

一葉「……偶然、なんでしょうか?それとも……」

 

叶星「わからない、わからないけど――何かが始まろうとしている、どうしてもそんな予感がしてしまうわ……」

 

数週間後

 

映司「梨璃たちはルドビコなのに、どうして俺は御台場に?」

 

槿「椛」

 

映司「あ、うん。理解した」

 

槿「……来たわよ」

 

映司「……」

 

椛「映司君」

 

映司「椛……姉」

 

槿「ん?」

 

楪「姉にランクアップしてる?」

 

映司「……気にしなくていいよ。スルーしてくれ、説明すると長くなる……」

 

槿「簡単でいいから、説明してくれるかしら?」

 

映司「ちょっと前に、生き返った姉の墓参りに行ったら、千香瑠姉が叶星と一緒に連れてきた結果がこれ」

 

槿「色々と説明が欲しいんだけど……?」

 

椛「わたくしも、お姉さんが生き返った――」

 

映司「最近フィギュア化が決まった侑ちゃんは黙っていただいても?」

 

椛「映司君、お話しましょう?」

 

映司「ごめんって、キタちゃん」

 

椛「うまぴょい(物理)するわよ?」

 

槿「椛、あなたもブレてきてるわよ」

 

映司「……まぁ、いいや。しばらくよろしくな」




千香瑠様とたかにゃん先輩を映司君と同じチームに入れたから大所帯になったけど、特型にメダル入ってるから妥当なのかなって(特型とまともに戦ったの映司君と純だけだけど)

映司君が御台場に行ったのは、メイルストロムからメダルを回収するためだけです。

僕はキタちゃんより、ダイヤちゃんが好きです(ウエハース買ったら、キタちゃんが出てきた)
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