アサルトリリィ 欲望の王   作:ユーリア・エドモンズ

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叶星先輩がいる理由とエムの正体と暗黒剣月闇についてがわかります。

そして、エンハンス・トレースの上位スキルについても。


第2話 正体と上位スキル

叶星は歩き出し、映司はそれを追った。

 

映司「……!」

 

老人が気を失った状態で現れた。

 

映司「叶星、ここはなんなんだ?」

 

叶星「ここは地獄よ……滅んだ人間が葬られる場所。」

 

映司「……地獄……?」

 

叶星「私はこの地獄を終わらせたいの。」

 

映司と叶星はまた歩き出した。

 

叶星「ここを作ったのは貴方よ、映司君。」

 

映司「俺はそんなの作った覚えは……!?」

 

叶星「エムの正体は松原映司、貴方なのよ。」

 

映司「なんで……こんなことを……。」

 

叶星は立ち止まった。

 

叶星「……。」

 

映司「それに、どうやってこの世界に……。」

 

叶星「レアスキル【クラフト】を使ったのよ。」

 

映司「クラフト……?」

 

叶星「貴方のレアスキル【エンハンス・トレース】の上位スキルよ。」

 

映司「上位……スキル……?」

 

叶星「ええ。」

 

映司「クラフトって言っても、そんなことできるのか……?」

 

叶星「貴方のマギを全て使えば可能でしょうね。」

 

映司「でも、なんでこの世界に来たんだ?」

 

叶星「この世界にはアークがいたから。」

 

映司「っ!?」

 

叶星「そして、映司君は数年前のナノマシンの開発に目をつけた。」

 

映司「ナノマシンの開発?」

 

叶星「高嶺ちゃんのマギを治すためにね。」

 

映司「たかにゃん先輩のマギを……。」

 

叶星「でも、ある日を境に彼は変わった。」

 

映司「……?」

 

叶星「彼は人間であることを捨てたのよ。」

 

叶星は歩き出した。

 

映司「ここは?」

 

映司と叶星は教会へ入った。

 

映司「たかにゃん先輩!?」

 

映司は高嶺がいることに驚いた。

 

高嶺「映司!?」

 

叶星「高嶺ちゃん、この映司君はこの世界の映司君よ。」

 

高嶺「……そうなのね。」

 

映司「叶星、たかにゃん先輩。」

 

叶星「どうしたの?」

 

映司「エムは、闇黒剣月闇っていう剣を使ってたけど、もしかして……。」

 

叶星「ええ、彼は仮面ライダーよ。」

 

高嶺「オーズにも変身していたわ。」

 

映司「オーズにも!?」

 

叶星「メダルを全て失って、新しい力を手に入れたのよ。」

 

高嶺「仮面ライダーエスパーダ、仮面ライダーカリバー。」

 

叶星「それが、エムが変身していたライダーの名前よ。」

 

高嶺「闇黒剣月闇で変身するのは、カリバー。」

 

叶星「もう1つ、雷鳴剣黄雷で変身するのが、エスパーダよ。」

 

映司「もう1つ剣を持ってるってことか?」

 

高嶺「ええ。」

 

叶星「エムは、世界を滅ぼそうとしている。」

 

映司は近くにあったロウソクに触ろうとした。

 

映司「……っ。」

 

ロウソクが透けて触れなかった。

 

映司「どうやって?」

 

叶星は被せてある布を取った。

 

映司「っ!?」

 

サウザンドジャッカーが刺さっていた。

 

叶星「世界崩壊という扉を、開けるための鍵を使って。」

 

映司「エムは最初からキーを生み出すゼアの力を狙ってたのか……。」

 

叶星「私達がエムを止める。」

 

高嶺「止めなきゃいけないのよ。」

 

叶星と高嶺はサウザンドジャッカーに装填されているキーを外そうとしている。

 

叶星「くっ……!」

 

映司「……。」

 

叶星「ダメ……やっぱり止められない……。」

 

高嶺「このままじゃ、世界を……。」

 

映司「俺が……エムを止めてみせるよ。」

 

叶星「不可能よ、貴方もここから出られない!」

 

叶星は映司を掴もうとしたが、映司が透けた。

 

映司「出られるよ……どうやら、本当の俺がいるのはこの世界じゃないみたいだ。」

 

高嶺「……。」

 

映司「たかにゃん先輩は多分、わかってただろ?」

 

高嶺「ええ、貴方がロウソクを触った時、透けてたもの。」

 

叶星「そうなの?」

 

高嶺「もし、エムならここには来ないはずよ。」

 

映司「ゼアが、繋いでくれたんだ。」

 

叶星「……。」

 

映司「俺と2人の世界を……だから、エムは俺が止める。」

 

映司は教会を出ようと歩き出した。

 

叶星「エムに伝えて!」

 

映司「……?」

 

映司は叶星と高嶺の言葉を聞いた。

 

映司「……!?」

 

映司は教会から元の世界へ転送された。

 

叶星「頼んだわよ、映司君。」

 

高嶺「叶星。」

 

叶星「高嶺ちゃん?」

 

高嶺は叶星にあることを伝える。

 

叶星「……ええ、そうね。」

 

映司は元の世界に戻ってきていた。

 

映司「あ……う……!」

 

映司は車の上から降りた。

 

映司「……。」

 

百由「おーい、映司!」

 

映司「百由様!?」

 

百由「忘れ物を届けに来たわよ〜!」

 

タカカンドロイドと共に百由がやってきた。

 

百由「はい、オーズドライバー。」

 

百由は映司にオーズドライバーを渡した。

 

映司「なんで、ここに……。」

 

百由「30分くらい前に私のパソコンにゼアからのメッセージが来たのよ。」

 

映司「ありがとう、百由様。」

 

映司がオーズドライバーを巻くと、映司の目が一瞬だけ紫になり、体内からプテラ、トリケラ、ティラノのメダルが出現した。

 

映司「……!」

 

映司は出現したメダルを掴み、オーズドライバーにセットすると、ドライバーを傾かせ、オースキャナーでスキャンした。

 

映司「変身!」

 

「プテラ!」「トリケラ!」「ティラノ!」

「プ・ト・ティラーノ、ザウルース!」

 

映司「ウオオオオオオォォォォ!」

 

映司は冷気を放ち、咆哮を上げた。

 

映司「百由様、百合ヶ丘に戻ってくれ。」

 

百由「ええ、そうさせてもらうわ。」

 

映司はエクスターナルフィンとテイルディバイダーを展開して、エムがいるビルに向けて飛んだ。

 




エムの正体は家族も叶星先輩もたかにゃん先輩も全て失った、パラレルワールドの映司君です。

エムはオーズには変身できないし、エスパーダの名前は出たけど、雷鳴剣黄雷はエムの使ってた聖剣じゃないよ。

次回は映司君が元の世界に戻るまでの間に現実世界で起こっていたことになります。
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