梨璃「何があったんですか……」
一葉「……」
姫歌「映司と映司のお姉さん……花凜さんが戦って、映司が攻撃しようとしたら、叶星様が映司に攻撃を……」
梨璃「なんで……叶星様が……」
楓「梨璃さん、覚えていますか?」
梨璃「え……?」
楓「映司さんが、CHARMを壊して放ったあの攻撃」
梨璃「うん……って、映司くんはそれをやろうとしたの?」
高嶺「だから、叶星は映司に攻撃したのよ」
ミリアム「あの攻撃はわしらのことを考えてないからのう……」
高嶺「今の映司は戦うべきじゃない……」
梨璃「それでも……」
結梨「梨璃?」
梨璃「それでも、私は……映司くんを信じます」
夢結「詳しく聞かせてもらえるかしら」
高嶺「ええ」
夢結「梨璃、結梨。映司のことお願いね」
梨璃「はい」
結梨「うん」
姫歌「ひめかも残ります……」
灯莉「ぼくも」
高嶺「ええ」
高嶺たちは治療室から出ていった。
結梨「姫歌」
姫歌「結梨?どうしたのよ?」
結梨「映司は紫のメダルを6枚入れてるけど、本当に何もないの?」
梨璃「え……?」
灯莉「……!」
姫歌「なんで……」
梨璃「ねぇ……どういうこと?」
姫歌「梨璃さん……」
梨璃「教えてよ!なんで!?」
一葉「私の……せいです」
結梨「高嶺たちと一緒に行ったと思ってたけど、いたんだね。一葉」
一葉「映司さんが、私を助けるために自分から入れたんです……」
梨璃「……」
結梨「梨璃、一葉の言ってることはホントだよ。映司は自分で3枚入れた。何もないって言ってたから気にしなかったけど、プトティラで戦ったって言ってたから、気になっちゃった」
梨璃「花凜さんが気づかないわけないもんね。使い続ければ、日常生活に影響が出るよ」
姫歌「どの程度のものなの?」
梨璃「色覚、味覚が消えて……」
姫歌「は……?」
梨璃「グリードにも変化するようになる」
灯莉「映司のマギの色が、ぐちゃぐちゃだったのは……」
梨璃「グリード化の予兆だと思うよ……」
一葉「そんな……」
梨璃「グリード化すると、本格的にグリードにさせようと暴走が始まる。そして、もう戻れなくなる」
結梨「……」
姫歌「それ……知ってるのって……」
梨璃「映司くん、花凜さん、私」
結梨「……話を聞いた私たちもだよ」
姫歌「千香瑠様も知ってるの?」
梨璃「映司くんが話していればだけど」
一葉「私は……」
梨璃「一葉さん、お姉様たちに伝えてください……このことを」
姫歌「梨璃さん……それは……」
一葉「私、が……?」
梨璃「ふたりにはまだ、聞かないといけないことがあるので」
一葉「……わかり……ました」
一葉は治療室から出ていった。
灯莉「ぼくたちに聞きたいことって?」
梨璃「花凜さん、何か言ってなかった?」
姫歌「そういえば、メダルの話をしたあと、一葉さんを狙っていたけど、今の狙いは……」
灯莉「かなほせんぱい……?」
姫歌「あと、エンハンス・トレースは映司のと違って、リリィを見るだけでいいって……」
結梨「映司の言ってた。完結型のエンハンス・トレースだね」
灯莉「なにそれー?」
百由「エンハンス・トレースは2種類あったってことよ」
梨璃「百由様?」
百由「様子を見に来ただけよ」
姫歌「2種類あったって……」
百由「映司のと映司のお姉さん……花凜さんのエンハンス・トレースは違いがあるのよ」
梨璃「違い?」
百由「映司はリリィの発動したところを見るけど、花凜さんはリリィを見るだけでいいの」
梨璃「それって、映司くんを見れば……」
百由「映司のトレースしたスキルは使えるわ」
姫歌「だとしたら、完結型って……?」
百由「クリエーションへの進化がないのよ」
灯莉「進化がない……?」
百由「多分、エンハンス・トレースとして真価を終えたから」
姫歌「つまり、映司はクリエーションへの進化、花凜さんはエンハンス・トレースの真価ってことですか?」
百由「ええ、映司と花凜さんは同じエンハンス・トレースでも、明らかに違いがあるのよ」
姫歌「……」
百由「実際、目で見てるから分かってるとは思うけど」
灯莉「同じスキルを使ったとき、花凜が押されてたもんね」
姫歌「ええ……」
梨璃「映司くん……」
一柳隊 控室
夢結「本当なの?」
一葉「梨璃さんが言っていました」
高嶺「映司が黙っていた理由が分からないわね」
紅巴「心配させたくなかったのではないかと……」
高嶺「それでも……グリード化の危険があるなら話しているはずよ」
神琳「わたくしたちに、迷わず攻撃をさせるため……」
雨嘉「でも、もし映司だって分かったら……」
梅「少なくとも、梨璃は止めに入るよな?」
梨璃「……私は迷いなく攻撃しますよ?」
夢結「っ!?」
楓「梨璃さん!?いつの間に……?」
梨璃「映司くんと一緒にいるから、グリードが危険な存在なのは分かっています。それに、紫のコアメダルのグリードは一番危険です」
夢結「本気なの?」
梨璃「これは、私と映司くんがした約束の中で破ったらダメな約束です」
二水「梨璃さん……」
治療室
灯莉「結梨、さっきのメダルのことだけど」
結梨「わざとだよ」
姫歌「やっぱり、そうなのね」
結梨「それに、このタイミングじゃないと……ずっと知らないままだったから」
映司「それなら、ずっと知らないままの方がありがたかったよ」
姫歌「……映司!?」
灯莉「起きたんだ☆」
映司「聞いたんだろ?今の俺の状態」
結梨「……梨璃のこと呼んでくる」
灯莉「たかにゃんせんぱいも呼んでくるよ」
結梨と灯莉は治療室を出ていった。
姫歌「なんで……」
映司「……」
姫歌「なんで、黙ってたのよ!」
映司「……っ!」
映司は右腕をグリード体に変化させた。
姫歌「……っ!?」
映司「これを見ても、お前は俺を攻撃しないって言えるのか?」
姫歌「それは……」
映司は変化させた右腕を元に戻した。
映司「それに、味覚もたまに消える」
姫歌「そんなの……」
映司「次、プトティラで暴走したら、お前たちは俺を倒さないといけない」
姫歌「……わ、私は」
映司「その迷いは、定盛……じゃなかった……姫歌が優しいってことだ」
姫歌「そんなんじゃ……!」
映司「ありがとな……」
映司は姫歌の頭を撫でた。
姫歌「ねぇ……」
映司「ん?」
姫歌「あなたのこと――」
姫歌は映司の頬にキスをした。
姫歌「好きよ」
映司「じゃあ、そこにいるやつらの処理頼むわ」
映司は闇黒剣月闇を取り出して、空間を開いて中に入った。
姫歌「え?」
高嶺「姫歌さん、私の映司に手を出すなんて覚悟は出来てるのかしら?」
梨璃「高嶺様の映司くんでもないです!」
姫歌「ちょ……待ちなさいよ!?映司いいいぃぃぃぃ!」
次回は叶星先輩と千香瑠様と映司君の話
改めて文字にすると、紫のコアメダルってやばいね
花凜が生存する場合は別のライダーになります。ファルシオン?別のリリィに渡す予定ではある