アサルトリリィ 欲望の王   作:ユーリア・エドモンズ

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本来なら3話ですが3話では終わりません。


デュエマの話だから関係ないけど……ヴィルヘルムってモルネクより高いんだね(関係ない)


第3話 これで話は終わりか……?

行きすぎた一般人「たい焼き少女をなんとかしないと……。」

 

車で逃げた一般人は藍を見ていた。

 

行きすぎた一般人「ん?」

 

一葉「抵抗すれば、強制的に停止させます。大人しく車を降りてください。」

 

叶星「乱暴な真似はしたくないの。お願いします。」

 

行きすぎた一般人「あ、アナタたちは、撮影現場にいたリリィ……。え、なんで!?車に乗って移動してきてきたのに、どうしてここに!?」

 

一葉「ずっと乗っていましたよ。車の屋根にしがみついて、ここまでついてきました。」

 

叶星「私は……『リリィトピックス』のスタッフさんの車に乗せてもらって、あなたの車に追いついたのよ。」

 

行きすぎた一般人「な、なんなの!?特集ならワタシの推しが相応しいって、当然のことを主張しただけじゃないっ!それなのに、まさかワタシを捕まえに来たっていうの!?撮影できなかったからって……そんなの逆恨みじゃないっ!」

 

一葉「い、いえ、私は……。」

 

叶星と一葉はこの場に映司がいなくてよかったと思っている。

 

叶星(映司君がいたら……さすがに人は斬らない……と思うから、車でしょうけど……)

 

行きすぎた一般人「きぃぃぃぃぃぃっーーー!推しの舞台が控えてるっていうのに、こんなところで捕まるわけにはいかないんだからっ!!」

 

一般人は藍を人質にした。

 

藍「z z z……z z z……。」

 

藍は寝ていた。

 

一葉&叶星「………………。」

 

叶星「ちょっと、一葉!」

 

一葉「藍、なにをしているの!早く起きて!」

 

行きすぎた一般人「ムダよ!この子はワタシが推しのために買ったたい焼きを、ほとんど平らげたんだから!」

 

一般人のたい焼きだけではなく、藍が自分で買ったやつもあります。

 

行きすぎた一般人「そんなことをすれば、お腹がいっぱいになって、眠気に襲われるのは必然!ほら、早く離れて!じゃないと、この子がどうなっても知らないわよっ!!」

 

叶星「藍ちゃんになにか突きつけているわ!?」

 

一葉「そ、ソレは……!?」

 

一葉&叶星「………………たい焼き?」

 

一般人は藍にたい焼きを突きつけた。

 

行きすぎた一般人「…………。」

 

叶星「え、どうして、たい焼きを……?」

 

一葉「たい焼きなんて、なんの脅しにもなりません!早く藍を助けましょう!」

 

叶星「ま、待って、一葉!」

 

一葉「はいっ!?」

 

叶星「相手は誘拐犯よ。うかつに近づくのは危険だわ。」

 

一葉「まさか……あのたい焼きはフェイク!?」

 

叶星「えぇ、まだ奥の手を隠しているかもしれない……。」

 

一葉「警戒するに越したことはないということですね。」

 

行きすぎた一般人「……そ、そうよっ!このたい焼きは、ただのたい焼きじゃないんだから!わかったら、さっさと離れなさい!さあさあさあっ!」

 

一葉「くっ……!」

 

一葉&叶星「………………。」

 

叶星「ダメだわ……。でも、今回は仕方ないわね、一葉。」

 

一葉「え……?」

 

叶星「藍ちゃんには悪いけど、やっぱり誘拐犯を見逃すわけにはいかないわ。」

 

行きすぎた一般人「え!?アナタ、本気で言ってるの!?じゃあ、いいのね――このたい焼きが火を吹くことになっても!」

 

一葉「ま、待ってください!叶星様……。藍は私の大切な仲間です。ですから……。」

 

叶星「なら、選びなさい、一葉。」

 

叶星はCHARMを構えた。

 

叶星「仲間の命か、世界の平和か……。私は、この世界を守りたい。そのためなら、たとえあなたの仲間でも、命は……。」

 

一葉「――!!」

 

行きすぎた一般人「ちょ、世界って!ワタシみたいな一般人が、世界をどうこうしようだなんて、そんな度胸あるわけないでしょ……!?だから、なんでそうなるのよ……。やめなさい!リリィ同士で対立なんて……!」

 

叶星「……今までありがとう。とても楽しかったわ。束の間の平和だったけど……。」

 

一葉「なんで……………。なんで、こうなるんですか……!叶星様……!こんな運命、私は望んでなんか――っ!」

 

叶星「武器を取りなさい、一葉。仲間を――私から守りたければ。」

 

一葉「――っ!」

 

叶星「……………。」

 

一葉「そう……ですか……。どうしても戦わないといけないんですね。こんなにも貴方を――愛しているのにっ!」

 

叶星「……ありがとう。いつか平和な世界で巡り逢いましょう。」

 

一葉「叶星様……行きますっ!うあああああああーーー!」

 

叶星「さよなら……。」

 

叶星は自害した。

 

一葉「叶星様……どうして……。どうして……自害なんてっ!!」

 

叶星「戦えるはずないじゃない……。私も……あなたを……愛しているのだから……。」

 

一葉「愛しています、叶星様!私もあなたを!これからもずっと!だから……だから……っ!目を開けてください……!叶星様ーーー!!」

 

叶星「………………。」

 

一葉「くっ、う、うぅ……。うあああああああーーー!!!」

 

行きすぎた一般人「そ、そんなぁ……。」

 

一葉「…………あなたをひとりにはしない。旅立ちましょう。共に平和な世界へ……。」

 

一葉も叶星の後を負い自害した。

 

行きすぎた一般人「う、うぅ……ふたりは愛し合っていたのに……。ワタシの……ワタシのせいで……!」

 

恋花「じゃ、これに懲りたら、もう撮影の妨害なんてしないでね。瑤!」

 

行きすぎた一般人「え……?あ、しまった!たい焼き少女が……!」

 

藍「ん……?」

 

瑤「藍の安全は確保したよ。」

 

行きすぎた一般人「あ、アナタたち、いったいどこから……!」

 

姫歌「ひめかたちは、ずーっとあなたの近くにいたんだから!こんなにオーラで輝いているのに、なんで気づかないのよ……。」

 

千香瑠「ダメですよ?リリィにちょっかいをかけたら、タダでは済みませんからね?」

 

灯莉「はぁー!やっと動けるー!ずっと車に乗ってたから、スッゴイうずうずしてるんだよねっ!」

 

行きすぎた一般人「あのリリィの仲間?そんなぁ……。」

 

???「……そろそろ起き上がってもいい頃かしら?」

 

一葉「迫真の演技でしたね、叶星様。女性の注意を引きつけて、藍を救出することができました。」

 

叶星「助かったわ。とっさに合わせてくれるなんて、さすが一葉ね。でも、演技でも『愛している』なんて言われるのは恥ずかしいわね……。」

 

一葉「は、はい。言うのも恥ずかしかったですね……。」

 

紅巴「はあああっ……尊いです!もう土岐の頭は発熱していて、見た映像を脳内保存できません。この手にビデオカメラがあって本当によかったですっ!おふたりとも、最高の演技でした〜〜〜!!」

 

行きすぎた一般人「え……演技ぃ!?た、たしかにあのふたりの動き、どこかで見覚えが……。あ、思い出した!さっきのは『漆黒の騎士と白の姫騎士』のラストシーンじゃない!たしか、このあとは――」

 

叶星「はい。本来なら生き残った妹が国を破滅へと誘い、物語は幕引きとなります。」

 

一葉「でも。それはフィクションでの話です。あなたは破滅しないように、今までの行いをしっかり反省してください。」

 

行きすぎた一般人「は、はい。わかりました……。おふたりがお仕置きしてくださるなら、それはもう喜んで……。」

 

一葉&叶星「え……。」

 

千香瑠「まぁ、何はともあれ、これで一件落着みたいね。」

 

灯莉&姫歌「めでたしめでたしー。」

 

藍「ふあぁ〜〜〜。」

 

瑤「おはよう、藍。」

 

恋花「この寝坊助。今さら起きて……。」

 

藍「……ヒュージ?」

 

恋花&瑤「え?」

 

紅巴「……か、一葉さん……叶星様っ!うしろ、うしろです!ケイブがすぐそこに出現していますっ!逃げてください、ヒュージが……!」

 

ケイブからヒュージが現れ、一葉に攻撃をした。

 

一葉「なっ――!?」

 

叶星「――!」

 

叶星は一葉の目の前に移動した。

 

叶星(あれ……?痛くない……。ヒュージが吹き飛ばされてる……)

 

???「間に合ったみたいだな。」

 

???「ケガはないわね、愛しのお姫様……。」

 

叶星「あ……。高嶺ちゃん!!映司君!!」

 

映司と高嶺がヒュージの攻撃を防ぎ、攻撃をした。

 

高嶺「ここまで台本どおりなのね。最後は『漆黒の騎士・妹』が引き寄せてしまった魔物が、国を滅ぼして幕引きとなるのだけれど……。」

 

映司「俺達が撮影しているのは国を滅ぼしてはいるけど、生き残ったのは叶星のほうだから結末は少し違うけど……。」

 

高嶺「べつに……。」

 

映司「ハッピーエンドにしてもいいんだよな?」

 

高嶺「ハッピーエンドにしてしまってもいいのよね?」

 

恋花「いや、高嶺さんの役は物語の中盤で死んじゃうし、映司は国を滅ぼす役じゃん!ふたり揃って空間を移動して、登場する時点でめちゃくちゃだけど!」

 

灯莉「映司とたかにゃんせんぱい、めっちゃくちゃー☆」

 

高嶺「あら、そうだったかしら?じゃあ、生き返ったのね。叶星と映司がいるかぎり、私は死なないもの……。たとえ、台本が私と叶星と映司を引き離したとしても、そんなもの運命ごと書き換えてあげるわ。」

 

叶星「た、高嶺ちゃん……!」

 

映司「なんで、俺も含んだんだよ……たかにゃん先輩……。」

 

高嶺「あら、嫌だったかしら?」

 

映司「嫌じゃないけど……じゃあ、そんなお姫様達を守るのが、俺の役目ってことで。」

 

叶星「映司君まで……。」

 

高嶺「ふふっ。私たちを守るのは、世界を滅ぼすよりも大変よ?」

 

映司「俺の手の届く範囲なら、絶対に守ってやるよ。」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを取り出し、ページを開いて閉じた。

 

「ジャオウリード!」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇にリードして、ドライバーにジャオウドラゴンワンダーライドブックをセットして、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「闇黒剣月闇!」

 

「Jump out the book Open it and burst The fear of the darkness.」

 

「You make right a just,no matter dark joke.」

 

「Fury in the dark.」

 

「ジャオウドラゴン!」

 

「誰も逃れられない……」

 

千香瑠「確固たる意志……。眩しいわね……。」

 

一葉(たしかに千香瑠様の言うとおりですが、叶星様を守れたのは、圧倒的な戦闘技術も兼ね備えているから……強い……。私も守れるだろうか?高嶺様と映司さんのように大切な人を……)

 

高嶺「貴方もできるわよ。」

 

一葉「えっ!?」

 

映司「今から協力して守るんだ。俺たちの大切な仲間を。」

 

一葉「は、はい!それは、おっしゃるとおり……ですが……。心を読まないでください、高嶺様!映司さん!」

 

姫歌「一葉さん……あなたもひめかと同じね。高嶺様と映司から見たら、わかりやすいのよ。一緒に送りましょう、高嶺様と映司に先読みされる人生を……。」

 

一葉「えぇ!?」

 

高嶺「ふふふっ……。じゃあ、そろそろ物語の幕を引きましょう。」

 

叶星「そうね。一葉、みんな。行きましょう!」

 

全員「はいっ!」

 

叶星「グラン・エプレ――」

 

一葉「ヘルヴォル――」

 

映司「一柳隊――」

 

4人「攻撃開始っ!!」

 

映司と高嶺はゼノンパラドキサを発動して、ヒュージに近づき攻撃をした。

 

高嶺「隙ができたわ。今よっ!」

 

叶星「一葉!」

 

一葉「叶星様!」

 

一葉&叶星「やあああああああっーーー!!」

 

叶星と一葉はヒュージに攻撃をした。

 

叶星「映司君!」

 

映司「これで話は終わりだ。」

 

映司はジャオウドラゴンワンダーライドブックを閉じた。

 

「ジャオウ必殺読破!」

 

映司は闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーのボタンを押した。

 

「ジャオウ必殺撃!」

 

映司「はあああああぁぁぁぁ!」

 

映司は全身に闇を纏うと、4体の竜を召喚して、ヒュージに向けて放ち、闇黒剣月闇の刀身にまとわせた闇を、ジャオウドラゴン型のエネルギーとして放った。

 

「You are over.」

 

一葉「はあっ……はあっ……。これで、ケイブから出現したヒュージは倒せました……。」

 

藍「いっぱい戦えて楽しかったー!らん、今日はすごくがんばったよ!」

 

叶星「ふふっ、そうね。ありがとう、藍ちゃん。みんなもお疲れ様。」

 

藍「えっへん!」

 

姫歌「ひめかたちの活躍も忘れないでくださいねっ!」

 

一葉「べつに張り合わなくても……。」

 

高嶺「ふふふっ……。」

 

一般人は防衛軍の軍人に捕まった。

 

行きすぎた一般人「ねえ、教えて!あのラストシーンを演じたアナタたちの名前、知っておきたいの!ワタシ、すっごく感動したから……。だからお願いっ!」

 

一葉「……私は、相澤一葉。エレンスゲ女学園、ヘルヴォルのリーダー。相澤一葉です。」

 

叶星「私は神庭女子藝術高校、グラン・エプレのリーダー。今叶星よ。」

 

行きすぎた一般人「一葉ちゃんに、叶星ちゃん……。おぼえた、おぼえたわ!ワタシ、これからはふたりのことかを推すわ!推し変よ!あの演技で全部持っていかれたわ。最高よ、本当にありがとう!」

 

一般人は防衛軍に連れていかれた。

 

高嶺「ふふっ、ふたりにファンができたみたいね。あれだけ他のリリィに熱心だった人を虜にするなんて、いったいどんな演技だったのかしら?」

 

一葉「そんな、たいそうな演技では……。まぁ、演技を評価していただいて、好いてもらえるのは嬉しいことなのですが……。なんだか……ちょっと複雑な気持ちです。」

 

叶星「そうね。私は誰かの憧れの対象になるようなリリィじゃないし、急にファンだって言われても……。」

 

瑤「それだけの名演技だったよ。一葉も叶星さんも……。」

 

姫歌「ま、叶星様はグラン・エプレのリーダーですから!」

 

灯莉「かなほせんぱい!すごーい☆」

 

恋花「ホント、一葉のくせにね。」

 

藍「一葉のくせにー。」

 

一葉「えぇっ!?」

 

千香瑠「あらあら、こんなに明暗が分かれるなんて……。でも、今度こそ一件落着ね。ふふふっ。」

 

紅巴「………………。」

 

紅巴は少し離れた場所で叶星たちを見ていた。

 

紅巴(あぁ……皆さん、仲睦まじくて大変よろしいですね……尊み熱で、土岐の脳内保存機能がダウンしてる今、カメラにしっかり保存せねば……)

 

副編集長「あぁ、よかった……!ねぇ、キミ!ちょっといい?」

 

紅巴「ひゃい!?」

 

副編集長「カメラを返してもらってもいいかな?編集長の鬼電がすごくてね……。早く映像を送れってうるさくて……。」

 

紅巴「あ、はい。うまく撮影できているか、あまり自信はありませんけど……とりあえずお返ししますね。」

 

副編集長「あ……でも、見たところ、映像はちゃんと撮れてるみたいだね。ありがとう。本当に助かったよ!」

 

紅巴「いえ、皆様の尊みあふれる映像を世に送り出すお手伝いができて、土岐はとっても嬉しいですっ!」

 

副編集長「私も、キミのような人にお願いしてよかったよ。よーし撮影は終了!」

 

これで『漆黒の騎士と白の姫騎士』の撮影は終了のはずだった……

 

叶星&一葉「え?」

 

一葉「『漆黒の騎士と白の姫騎士』を……。」

 

叶星「もう一度……?」

 

数日後、『リリィトピックス』の副編集長から連絡があった。

 

千香瑠「編集長が映司君のファンだった?」

 

高嶺「映司のシーンが少ないから、また撮影するのね。」

 

映司「俺のシーンが少ないのは仕方ないだろ……。」

 

編集長「ごめんね?」

 

編集長が車から降りてきた。

 

映司「あの時の……。」

 

叶星「映司君、知り合いなの?」

 

映司「叶星たちと藍を助けに行く前に、ヒュージに襲われそうだったから、助けたんだよ。」

 

編集長「あの時は助かったよ!ありがとう!」

 

高嶺「貴方にもファンがいたのね。」

 

映司「叶星と一葉よりはマシだな。」

 




ということで次回は漆黒の騎士と白の姫騎士の撮影の話です。

映司君VSたかにゃん先輩のシーンから始まるけど……
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