傷が多い青年のアカデミア   作:yu-way

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戦闘訓練(前編)

翌日、その日は午前中は必修科目、高校の普通科でもやる必修科目の授業から始まった。ちなみにプレゼントマイクの授業の時は……

 

((((普通だ・・・・・))))

 

(四番だ……!!)

 

(クソつまんねえ)

 

各自様々な事を思っていた。ちなみに猛は……

 

(改めて見ると……インコみてえ)

 

と、授業とは全く違うことを考えていた。

 

そして必修科目の授業が終わると、大半の生徒は、食堂でクックヒーロー、ランチラッシュが作る格安学食を食べる。ちなみに猛は、食べやすいパンだけ買って屋上で食べていた。

 

「んぐんぐ……ああいうごちゃごちゃした空気は苦手だな……」

 

ガチャン

 

「あ、やっぱり屋上にいた」

 

「どうも」

 

猛が一人で屋上で昼食を食べてると、取蔭と柳がやってきた。

 

「どうしたよ、下で食ってたんじゃねぇの?」

 

「いやさ、どうせ猛は食堂では食べないだろうと思って」

 

「私は、あんまり人混みが好きじゃないし……」

 

「そうかい、そんじゃ、似たもの同士達で駄弁るか」

 

そう言って、猛は座ってる場所を少しずれ、そこに取蔭と柳が座る。

 

「猛はどうなの?クラス、誰かと喋ったりしてるの?」

 

「お前は俺の母親かっ!!別に、普通だよ、一人俺のことを物凄い視線で見つめて来る奴がいるが」

 

「「!!」」

 

その言葉に、取蔭と柳はあからさまに反応する。

 

「いやお前らが思ってるような事はねぇからな?男だし、多分俺が入試主席で入ったので、気にいらねぇんだろ、プライド高そうだし」

 

「なぁんだ、つまらない」

 

「そうなんだ……少し安心(ボソッ」

 

「ん?どうかしたレイ子」

 

「ううん、何でもない」

 

こうして、3人は駄弁りながら、ゆっくりと昼休みを終えたのだった。そして、午後の授業が始まった。

 

 

「わ~た~し~が~!!」

 

「来っ……!!」

 

「普通にドアから来たぁ!!」

 

午後の授業、それの担当をするのは、誰もが知るナンバーワンヒーロー、オールマイトだった。

 

「すげぇ!!マジで雄英で教師やってる!!」

 

「画風が違いすぎで鳥肌が……!!」

 

「あれ(シルバーエイジ)時代のコスチュームね!!」

 

皆がオールマイトの登場でテンションが上がっている中、猛はというと

 

(普通に登場出来ねぇのか……相変わらずだなあのおっさん)

 

辛辣な事を考えていた。

 

「私が担当する教科は、ヒーロー基礎学力!!ヒーローの素地を作るために、様々な特訓をする科目だ!!そしてそして、今日やることはこれ!!戦闘訓練!!」

 

「戦闘……!!」

 

「訓練……!!」

 

オールマイトがBATTLEと書かれたプレートを出すと、生徒達全員がざわめきだす。

 

「へえ、いきなり」

 

「そしてそれに伴ってこちら!!入学前に送ってもらった個性届と、要望にそってあつらえた、コスチューム!!」

 

オールマイトがスイッチを取り出し、スイッチを押すと、黒板の横から人数分のコスチュームケースが入った棚が現れる。

 

「さあ!!これに着替えてグラウンドβに集まるんだ!!」

 

「「「「はーい!!」」」」

 

そうして、生徒達は自分のコスチュームケースを持って更衣室に行く。

 

(さて、俺の要望通りかね……)

 

 

グラウンドβ、そこは入試でも使われた仮想市街地だった。猛が向かうと、既にほとんどの生徒が自分のコスチュームに着替えてグラウンドβに集まっていた。

 

「取り敢えず要望通り……少し、面白味に欠けるが」

 

猛のコスチュームは、上が赤い色の革ジャン、拳にはガントレットを装備しており、ズボンは黒のテーパードパンツ、靴が金属が編み込んである特注のブーツだった。

 

(まあ、近接戦主体の俺なら特に気にすることも無いか)

 

「わあ!!紅蓮くんかっこいい!!バイカーみたい!!」

 

そう言って話しかけてきたのは、先日個性把握テストの時、吹っ飛ばしてしまった透明の個性の生徒だった。その女生徒のコスチュームはというと……

 

「えっと……葉隠だっけ?服は?」

 

「えへん!!これが私の個性を最大限活かせるコスチュームなんだ!!」

 

葉隠という生徒のコスチュームは、ブーツと手袋だけ……ようは、全裸だった。

 

「・・・・・・恥じらいくらい、持ったら?」

 

「え?だって見えないし」

 

(羞恥心がかけている……)

 

「ヒーロー科最高」

 

猛の心配を他所に、ブドウのような生徒は親指を立てていた。

 

「いいじゃないか、かっこいいぜ諸君、さあ、始めようか有精卵ども!!」

 

そして、オールマイトの号令で、授業が始まる。

 

「先生!!ここは入試で使用した仮想市街地ですが、また市街地演習をするのでしょうか!!」

 

「いいや、もうニ歩先に踏み込む!!これから行うのは、2対2に別れて行う屋内での対人戦闘訓練だ!!」

 

「基礎訓練も無しにですか?」

 

「その基礎を知るためさ!!ただし、今回はただぶっ壊せばいいロボとは違うのがミソだぜ」

 

「勝敗システムはどうなりますか?」

 

「ぶっ飛ばしてもいいんすか」

 

「また相澤先生の時みたいに除籍とかあるんですか?」

 

「別れてとは、一体どういう方法で別れればよいでしょうか」

 

「んん~聖徳太子~!!」

 

(いや、静かにしろぐらい言えんのか、相変わらず人に教えるの向いてねえ)

 

そうこうしていると、オールマイトがポケットからカンペを取り出す。

 

「いいかい、状況設定としては、核兵器をアジトに所持したヴィラン側と、それを処理しようとするヒーロー側っていう状況だ!!ヒーロー側は、制限時間内にヴィラン側全員にこの確保テープを巻くか、核兵器を確保する事、ヴィラン側は核兵器を時間内守り切るか、ヒーロー側を全員確保する事が勝利条件だ!!」

 

((((設定アメリカンだな!!))))

 

オールマイトの説明を聞いて、大半の生徒が同じ事を考えた。

 

「ちなみに、チーム分けはこのくじを使って行う!!」

 

「適当ですか!?」

 

「ほら、最近は別の事務所とのチームアップも増えてるから、そういう状況も考えてるんじゃ無いかな?」

 

「なるほど、先を見据えての計らい、失礼しました!!」

 

「う、うむ、緑谷少年はよいところに目を付ける!!(やっべ、適当だった)」

 

(適当だったんだろうな……緑谷の機転で助かったな)

 

そうして、ヴィラン側とヒーロー側で別れた。猛はヴィラン側で、チームは芦戸という生徒だった。

 

「芦戸三奈です!!よろしく!!」

 

「紅蓮猛だ、よろしく」

 

「さあ、始めよう!!まずはDチーム対Aチーム!!ヴィラン側のチームは先に入って核を設置しておくこと!!」

 

そして、一番最初の組の戦いが始まろうとしていた。

 

(ヴィラン側のDチームは飯田と爆豪、ヒーロー側のAチームは緑谷と麗日……緑谷、なんかめちゃくちゃ爆豪にビビってねぇか?)

 

そう考え、今度は爆豪の方を見ると、爆豪は今にも人を殺しそうな顔をしていた。

 

(うわぁ……これは……なんかあるな)

 

猛の予想は、悪い形で当たるのだった。




なんか、とある小説を読んでたら猛の個性ってドラゴンボールっぽいのかなって思いました、髪が赤くなるところとか……狙ってはいません、ドラゴンボールは詳しくありませんし。猛のコスチュームに関してはいいのが思いつきませんでした。もっとこういうのがいいとかあったら教えてもらいたいです……ちなみに、戦う相手は轟&障子に決まりました。
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