ヒロアカの世界に転生!アレ?主人公は?えっ、俺? 作:孤狼 龍
死んで転生したらヒロアカの世界なんだけどその世界の記憶はない。ちなみに前世の記憶はある。
爆豪を助けたら軟化してオールマイトがやってきて個性の譲渡をする事になった。さて、どうなることやら
あれから2日後、朝5時。俺はゴミだらけの海浜公園に居た。そこにオールマイトもやってくる。
「さて、渚少年。どうやら君の身体は私の“個性”を身体に入れるだけの器は既に有るようだね。服の上からでもわかる素晴らしい肉体だ。HAHAHA!では、善は急げだ早速君に“個性”を渡そう!」
どうやって渡すんだ?と考えていると…オールマイトが1本髪の毛を抜き……
「食え」
「What!?」
「別にDNAを取り込められるなら何でも良いんだけどさ!さあグイッと!」
「はい…」
贅沢言う程子供じゃないけど言わしてくれ、辞めたい……大人しくオールマイトの髪の毛を口に含み、持ってきたミネラルウォーターで無理矢理流し込んだ。
すっごい酸っぱい味した。
「2時間もすれば、髪の毛が消化されて変化が起きる筈さ!」
「なんか半信半疑になってきた」
そして二時間後……不安気な顔をしてどうなるんだろうと思っている俺がいる。
「さぁ!やってみようか!」
「えっと、どんな感じだろ……自分の体内の血液が流れるのをイメージしてみるか……」
オールマイトがそう言って来たので、とりあえず俺は目を閉じ精神を統一する。血液の一本一本を意識するとだんだん体に変化が現れてる気がしてきた。それを理解すると体全体から力が湧き上がる気がしてくる。
【これが“ワン・フォー・オール”か。確かにすげぇ力を感じる】
ある程度出力を上げたが……限度がきた。
「…今は、ここが限界か…」
「まさかこれほどとは!予想以上だよ!」
全身に翠色の稲妻を迸らせる俺の姿に、オールマイトが感嘆の声を上げる。
「今の君は20%の出力を維持している。まさかこれ程の逸材だとは…」
「それでも20%か、先は長いな」
少し悔やむと、オールマイトは近くの冷蔵庫を叩きながら言う。
「じゃあ、これから君にやってもらう事を伝えよう! 内容は簡単! “個性”を使って、このゴミの山を綺麗にするのさ!!」
「体を鍛える為、いやそれだけじゃないだろう。だとするなら考えられるのは奉仕活動か…ヒーローの本業は敵の退治だけに在らずか」
「Exactly!正解だ少年!最近の若いヒーローは派手さばかり追い求めるけどね……ヒーローってのは、本来奉仕活動! 地味だ何だと言われても! そこはブレちゃあいかんのさ…この区画一帯の水平線を蘇らせる!! それが君のヒーローへの第一歩だ!!」
そのまま近くにあった冷蔵庫を片手でペシャンコにしながら、そう宣言した。
「なるほど……」
こうして俺の海浜公園清掃が始まった。それから俺は毎日海浜公園を綺麗にしていく。
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そして9ヶ月が過ぎ、入試半ヶ月前の朝6時…
オールマイトがトラックを運転して海浜公園へとやって来ると…
「うおおおおおおああああああああぁぁぁっ!!」
危険だったり重過ぎたりするゴミの山を見上げ、ジャージ姿で喜びを噛み締める渚の姿があった。
オールマイトが急いで海浜公園の中を見ると…
【オイオイ…指定した区画以外どころか公園の周辺、公園外までチリ一つも無くなってやがる…】
「マジかよ…Oh, my…Oh, my…!!…Goodness!!!」
その後、オールマイトと雄英高校入試までの修行は会わないという約束をし一人修行して雄英高校試験当日を迎えた。
雄英高校ヒーロー科とは、プロヒーローに必須の資格習得を目的とする養成校の一つ。
全国同科高校中最も人気で、最も難しく、その倍率は毎年300を超える。
雄英高校ヒーロー科の入試は2日に渡って行われる。
1日目が筆記試験、2日目が実技試験だ。
だが、1日目は雄英高校の校舎ではない別の場所で行われる。
つまり、雄英高校の校内に入るのは初めてなのだ!
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「今日は俺のライヴにようこそー!!Everybody say "Hey"!!」
スポットライト中央から金髪モヒカンのDJ風な男が説明(?)を開始した。彼はノリ良く行きたいようだが、ここは説明会。
通常なら発生するであろう歓声も、真面目な受験会場からは発生しない。
「コイツぁシヴィーーーッ!!受験生のリスナー!!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!Are you ready!?」
「Yeahhhhhhhhhh!!!!!」
「とうとう自分で言い出したか……」
その後の説明を要約すると、試験内容は10分間の「市街地演習」。
受験会場は予め指定された演習場で、サポートアイテム等の持ち込みは自由。
演習場には3種類の"仮想ヴィラン"が多数存在し、それぞれの強さに応じてポイントが異なる。
また"仮想ヴィラン"を倒す必要は無く、『行動不能』に出来れば良く、このポイントを多く取った者ほど上位成績者となる。当然、他受験者への意図的な攻撃は禁止。
「なるほど、より多くのポイントを制した方が合格に繋がると……ん?待てよ、なら…なぜこんなふうな試験に?個人は時間的に無理にしてもまるで他のやり方があるような、ヒーローの本質を理解すれば分かるか?だとしたら……」
と、ここまで説明したところを聞いて考察していると…
「質問よろしいでしょうか?プリントには
眼鏡をかけた大柄な人物が立ち上がり、説明内容とプリントの矛盾について質問を始めた。
…それまでは良かったのだが
「そしてそこの白髪の君!」
「ん?」
「さっきからボソボソと気が散る!物見遊山のつもりなら、即刻
そう言って睨みつけてくる。うん、めっちゃイラってした。
「おい、それ言ったらあんたもそうだろ」
「何!?」
「お前言ったよな?規範となるヒーローにご指導を求めてるって、だが今の質問、どう考えても雄英高校だからミスはないという発言にしか聞こねぇ……逆に聞くがお前は自分が完璧だと思うか?この世に完璧はない、もしかしたらこの後その四体目についての説明があるかもしんねぇ、たとえ誤載だとしてもそれを話すつもりだったら、お前の今の質問は雄英高校に対する侮辱にほかならない……そういうお前の方が雄英高校をそんな目で見てるのなら物見遊山なんじゃないか?」
「なっ!し、失礼しました!!」
「オーケーオーケー。受験番号7111君、ナイスなお便りサンキューな!!そして今のリスナー!!その通り!!ヒーローだって人間!失敗はあるもんだ!だがそれに挫けてたらダメだぜ!ちなみにこれはミスじゃないぞ!じゃあ、説明を再開するぜー!!」
その後の補足説明によると、4種目のヴィランは倒してもポイントに含まれない0ポイント…いわば"お邪魔虫"のようなものらしい。
「…俺からは以上だ!最後にリスナーへ我が校の"校訓"をプレゼントしよう。かの英雄、ナポレオン=ボナパルトは言った!『真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えて行く者』と」
「……"
マイクによる説明の後、俺は専用のバスに乗り込んで演習場へと向かった。
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雄英高校敷地内にある試験会場。なんと敷地内に市街地が作られていた。しかも試験会場は複数有り、その数だけの市街地が有る。なおかつ規模が全て同等と考えると雄英高校の敷地の広さと資金の潤沢さを嫌でも理解できてしまう。
そろそろかと思いながらさっきまでしていた普通の呼吸を本気で挑む時の呼吸に変え、深く息を吸い込む…
『ハイ、スタートー!』
「《フルカウル》!」
プレゼントマイクの突然の試験開始の合図。
周囲の学生が困惑する中、俺はその声で意識は瞬時に切り替わる。
そのまま俺は周囲の学生がぽかんとしてる中、試験会場を駆け抜ける。
『どうした!? 実戦にカウントダウンなんざねえんだよ! 走れ走れ、賽は投げられてんだよ!1人のリスナーは既に試験会場に走っていったぜ!!』
「やべぇ!!」
「急げ!!」
周りの受験生達も行動し始める。
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『目標発見。ブッ殺「五月蝿い…」』
見事にスタートダッシュに成功した俺は的確に仮想敵を倒し、今は『3』と書かれた敵を右手で掴む。仮想敵はそんな俺を叩き潰そうと腕を振り上げる。
「《ATフィールド“クラッシュ・インパクト”》」
ATフィールドを多重に出して圧縮しバネの如く弾いて放つ事で3ポイントをぶっ潰す。
「やっぱり脆いな……次はフルカウルを試すか」
そう言って今度はフルカウルになり仮装敵を倒し続ける。気がつけば何ポイント稼いだなんか忘れていた。
「これで何ポイント目だ?それより助けた人たちは大丈夫だろうか……」
何度も仮装敵を探してると囲まれていたりしていた受験生が多数いたのでそれを助けていた。
もしかしてもう倒されてしまったのかと思っていると突如、すさまじい轟音とともにビルがなぎ倒されていった。そこから現れたのは巨大な仮装敵……
「……こいつが“お邪魔虫”か…なんてデカさだよ」
そしてそれを見た受験生達は皆一斉に逃げ始める。俺もそれに続こうとした時、聞いてしまった。
「いったぁ…」
少女が瓦礫に足を取られ転んでしまっている。お邪魔虫はその少女に向かって拳を振り上げる。それを見た瞬間俺の体は、勝手に動いてた。
「《ATフィールド》!展開!!」
お邪魔虫が拳を振り下ろすと同時に少女の傍に来た俺はATフィールドを展開し拳を防ぐ。
「《フルカウル》&《多重ATフィールド》!」
「え…」
お邪魔虫が体制を崩すと同時にATフィールドを無数に張りながらそのATフィールドを足場にお邪魔虫敵の眼前まで跳ぶ。
「刺し穿て!《ロンギヌスの槍》!!」
『お、おおぉぉおおっ!?』
お邪魔虫の眼前に着くと俺は、自分の手に傷をつけ血を流すとATフィールドで形を整えエヴァのロンギヌスの槍を形成する。螺旋状の二叉の槍。それをお邪魔虫敵に向かって放つと捻れて細長い槍となりお邪魔虫敵の体を貫きその衝撃で粉々に砕け落ちる。
その破片が少女のいた方向に落ちていくのでATフィールドでを自分の真上に展開しそれを足場に一気に下に落下して破片の真横に向かうとその破片に向かって多重ATフィールドを展開させ圧縮し放出する。
「《ATフィールド“クラッシュ・インパクト”》!!」
そのまま破片も遠くへ飛ばされ建物の被害も少なく済んだ。
「よっと!」
ギリギリで体制を変えて着地すると汗を拭う。その瞬間…
『終了〜!!!!』
試験が終了し、俺は特に怪我もしてないので退場する。この試験の構造も理解したから間違ってなければ合格は間違いないはずだ。
ロンギヌスの槍は勿論回収した。ATフィールドの操作をすれば体内に血液を戻すことが可能なのだ。
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試験を終え、一週間経った日……雄英高校から合否の通知が届いた。
中を見るとスイッチのついたチップがあったのでとりあえずスイッチを押してみた。
『HAHAHAHAHA!久しぶりだな!渚少年!私が投影された!!』
「オールマイト!?」
驚くのも無理もない、今投影された人物は自分に個性を与えてくれた師なのだから。
『連絡が取れなくてごめんね。なぜ私がこんなことをしているかって?私がこれから雄英高校の教師として働くことになったからさ!え?巻で?いや彼には他にも話したいことが、え?あとがつっかえてる?OK分かったよ』
大変なんだな、オールマイトも……てか連絡取れなかったのはそれが原因か…
『さて、先日の試験結果だが、筆記は九割も取れている!!ビックリしたよ!君どんな勉強したんだい!?なかなかこんな点数は出ないそうだよ!』
そりゃ必死こいて勉強しましたからね、後は前世の記憶。あの
『そして実技は敵ポイント88点!これだけでも文句無しの合格だが実はもう1つの採点基準があってね!それは救助ポイント!点数は審査制だがこれの得点も君は非常に高い!救助ポイント62点!実技合計150点文句無しの合格さ!』
『来いよ、渚少年!ここが君のヒーローアカデミアだ!』
「面白くなってきたな……」
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時は少し遡り雄英入試試験審査会場。
「実技総合成績出ました」
スクリーンにデカデカと映し出される個々の実技総合成績。
受験生全員の実技順位について発表されていた。
「
「
「だが、それよりも異質なのは“彼”だろうね」
「
「えぇ、“個性”は『ATフィールド』と『超パワー』……攻防特化型の2種持ちですね」
「だが防御系の『ATフィールド』とやらも攻撃、もしくは移動に使っていた。凡庸性は高いというわけか」
「最後に使っていた槍も、彼自身が造り上げたものみたいだしな」
画面には手から血を流し槍の形に変えてるカヲルの姿が映っていた。
「……合理的な奴にも見えなくはないな」
今回はここまでとします。
ATフィールドの使い方はほとんどオリジナルです。もちろん原作通りの使い方、新劇場版の使い方もしてるのでご安心ください。
個性把握テストでもATフィールドの使い道を沢山考えてるので予想しながら楽しみにしててください。
それと基本的に不定期なので数日空いてから投稿される場合もありますのでご了承下さい。
それではまた次回!