ヒロアカの世界に転生!アレ?主人公は?えっ、俺?   作:孤狼 龍

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前回のあらすじ
個性の継承を行い訓練をし、雄英高校の入試に挑むと普通に合格した。
今日から雄英生徒としての生活が始まる。

「」個人の発言
『』全体の発言、その他機械など
[]個人の思ってること
【】全体の思ってること
()台詞の途中で思ってること


第3話 個性把握テスト

 雄英高校ヒーロー科。その入学式にやってきた俺は、1年A組の前に立っていた。

 

「ここが俺の通うクラスか……」

 

 扉を開けて中に入るとそこには言い合いをしてる二人の男子生徒がいた。1人は爆豪。もう1人はたしか入試の際に俺に注意してきた眼鏡くんだ。そう思っていると眼鏡をかけた子がやってきた。

 

「やぁ!俺は聡明中学出身の飯田天哉!君の名前を教えてくれ!」

 

「折寺中学出身の渚カヲルだ。よろしく飯田」

 

「渚くん。君はあの実技試験の構造(・・)に気付いていたんだな!俺は気づけなかった…!君を見誤っていたよ!悔しいが君の方が上手だったようだ!」

 

「確かに気づいていたが、最後の0ポイントに関しては偶然さ、俺も相手に出来ないと思って逃げようとしたけどたまたま人が残されてるのを見て助けなきゃって思っただけだしな」

 

「そうなのか?」

 

「あー!その白髪頭は!あの時助けてくれた!」

 

「君はあの時瓦礫に足をもつれてた少女」

 

「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け……ここはヒーロー科だぞ」

 

【なんかいるぅ!!】

 

 どうやら担任の先生が来たようだ……なんで寝袋に入ってるんだろうか……?

 

「はい。静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。君たちは合理性に欠くね」

「A組担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

[やっぱり担任の先生か…にしてもなんかくたびれてるな、プロヒーローなんだよな?]

 

「早速だが、体操服(コレ)着てグラウンドに出ろ」

 

「あ、先生。一つよろしいでしょうか?」

 

「…なんだ、渚」

 

「どのグラウンドでしょうか?この学校はグラウンドが沢山ありますし」

 

「…合理的な質問だ。全員、グラウンドαに来い」

_____________________________________________

 

『個性把握テストォ!?』

 

 全員が驚き、素っ頓狂な声を上げる。

 

「えぇ、入学式は!?ガイダンスは!?」

 

 麗日が食い下がるが…

 

「ヒーローになるんなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ。」

 

 と、バッサリ切り捨てられる。

 

「雄英は"自由"が売り文句、そしてそれは“先生側”もまた然り」

「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈。中学の頃からやってるだろ?“個性”禁止の体力テスト」

「国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けてる。合意的じゃない。まぁ文部科学省の怠慢だよ」

 

 すると、爆豪を見る相澤先生。

 

「爆豪、中学の時、ソフトボール投げ何mだった?」

 

「67m」

 

「じゃあ“個性”を使ってやってみろ、円から出なきゃ何してもいい。早よ」

 

 そう言うと爆豪にボールを渡す相澤先生。

 

「思いっきりな」

 

「んじゃまぁ(球威に爆風を乗せるー!!)死ねぇ!」

 

[……………死ね?]

 

 爆豪は暴言と共に爆風を乗せて球を放つ。

 しばらくすると相澤先生の持つ端末から音が鳴り、そこには『705.3m』と表示されていた。

 

「まずは自分の「最大限」を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

 どうやらこのテストは、自分の『最大限』を知るためのものらしい。

 

 

「すげええ!!705mってマジかよ!?」

 

「何だこれ!!すっげー面白そう(・・・・)!!」

 

「"個性"思いっきり使えるんだ!流石ヒーロー科!!」

 

 …それを聞いた直後、相澤先生から底知れぬ迫力が漏れ出した。

 

「面白そう…か。君達は3年間、そんな心積りで過ごす気なのかい?よし。トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し……除籍処分としよう」

 

『はぁぁぁっ!?』

 

 相澤先生からそんな言葉が出てくると皆が驚く。

 

「生徒の如何は先生(おれたち)の"自由"」

「ようこそ!これが雄英高校ヒーロー科だ!」

 

 相澤先生のその言葉に、クラス中のほとんどから困惑と抗議の意見が出る。理不尽すぎる、との声も。

 

「自然災害、大事故、身勝手な(ヴィラン)たち。日本は理不尽にまみれている」

「そういう理不尽(ピンチ)を覆していくのがヒーロー」

「放課後喫茶店で談笑したかったならご愁傷さま。これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける」

「“Plus ultra(さらに向こうへ)”さ。全力で乗り越えて来い」

 

[洗礼と言うには重すぎる……これが最高峰!やるしかない!]

 

[もっと行けんな]

 

「さてデモンストレーションは終わり、こっからが本番だ」

 

 皆は一気にやる気を出して第1種目をやる準備をする。

 

【第1種目】 50m走

 

 まずは50m走。中学の時は6秒3だった。今回はフルカウルとATフィールドの同時使用をしよう。それと少し手加減を……

 

『15番、轟焦凍。16番、渚カヲル。位置ニツイテ、ヨーイ、ドンッ!!』

 

「《フルカウル》&《ATフィールド“クラッシュ・ブースター”》!」

 

『記録、1秒03!』

 

「ま、負けた!」

 

「1秒ってマジか!!?」

 

 一瞬でクラスメイトはどよめく。爆豪には別に新しい個性が発現したと伝えていたので特に何も言われてない。

 あと何故か飯田が落ち込んだ。

 

【第2種目】 握力

 

「540kg!?あんたゴリラかよ!?いや、タコか!!」

 

「タコって、エロいよね」

 

 腕を複数持つ人が手を増やして握力計を握り、540kgという記録を出して大騒ぎになっているこの種目。

 これはフルカウルだけしか使えないから上限ギリギリの25%でやろう。

 

『記録620kg』

 

 腕を複数持つ人が驚き落ち込んでいた。他にも、万力を体から出して『1.2t』の記録を出した人もいた。ありなんだねそれ

 

【第3種目】 立ち幅跳び

 

 これは多重ATフィールドを使って空中散歩しよう。

 

「《多重ATフィールド》展開」

 

「渚、それいつまで展開しどこまで行ける?」

 

「俺が解くか攻撃をされ続け壊されるか一定の距離離れるかしない限りずっとですし何処までも」

 

「記録“無限”。測定不能だ」

 

『無限出たァァァッ!?』

 

 驚く事かね?いや驚くことなのか?

 

【第4種目】 反復横跳び

 

 これもATフィールドとフルカウルを併用してやろう。

 

「《ATフィールド“ランパード・デュアルサンド”》&《フルカウル》」

 

 フルカウルを使ってスピードを早くしながら一定の位置に自分を挟むように二枚設置したATフィールドで線から行き過ぎないようにして行う。

 

『記録986回』

 

「あ"あ"あ"あ"あ"!!オイラ、この種目自信あったのにィィィィ!!」

 

 ブドウのような頭をした小さい人が叫んでいた。ごめんね?

 

【第5種目】 上体起こし

 

 上体起こしはATフィールドを押さえてる人の目の前に展開しフルカウルで20%で、一瞬だけ25%の力を腹筋に出しては、また一瞬25%の力を背筋に出して戻る力を強化し、ということを繰り返し行う。その際の風圧はATフィールドが防いだ。

 

『記録250回』

 

【第6種目】 長座体前屈

 

 これは多重ATフィールドで無限に展開していく。先程説明したのでこれも記録は無限となった。

 

『またかよ!!』

 

【第7種目】 ソフトボール投げ

 

 麗日がボールに働く重力加速度を無くして…

 

「(ピピッ)…無限だ。」

 

『すげえええ!』

 

 無限を叩き出し、全員が驚いた。

 

「次は俺か……《フルカウル》&《ATフィールド“クラッシュ・インパクト”》!!」

 

 フルカウルで投げる際一気に指で押し出し、さらに多重ATフィールドで圧縮しバネのように放つことで物凄い勢いで飛ぶ。

 

「学校の敷地を出たな……記録は…28kmだ。」

 

『28km!?』

 

「まずまずか……」

 

 すると、相澤先生が話し掛けてくる。

 

「渚、次は本気を出して投げろ。ずっと手加減してたろ」

 

「……バレてました?」

 

「当たり前だ。ずっと涼しい顔しやがって」

 

『えっ?えぇぇぇっ!?手加減してアレ!?』

 

 相澤先生にそう言われると皆が驚いた声を上げる。爆豪はマジかこいつまだ上があるのかという目で見てくる。

 

「本気出さなきゃ除籍処分だ。力を見せずにこの先やっていけると思うな」

 

「はーい…じゃ、やりますか…おいで《ロンギヌスの槍》」

 

 人差し指の第2関節辺りを噛み切って血を流すとATフィールドで形を整え螺旋状の二叉の槍を造りあげる。

 

『なんだそりゃ!!?』

 

「槍……紅き槍…魔槍」

 

 全員は驚いて見ていて、頭が黒い鳥の人はかなり興奮している。

 

「ふぅ……」

 

 両手で槍を持ちボールを二叉の間に挟む。すると槍は細長い1本の槍へと変貌する。

 ボール?絶賛槍の中でございます。

 

『形が変わった!?』

 

 そのままフルカウルになると一気に体を捻って構える。

 

「空へ向かって駆け穿て!《スマッシュ・ザ・ロンギヌス》!」

 

 一気に投擲すると雲を消し飛ばしながら飛んでいき赤い流星となり、そのまま赤い星となり、赤い星も消える。

 しばらくすると相澤先生の持つ端末から音が鳴り響くと、その端末を皆に向ける。

 

『記録無限』

 

『二人目ェ!?』

 

「てかなんだ今の!?」

 

 本気を出したら無限を再び叩き出してしまった。

 二人目の無限が出たことに全員驚き、言葉を失っている。

 

【第8種目】 持久走

 

 持久走はフルカウルのみを使って1分8秒の記録を出した。

_____________________________________________

 

「んじゃパパッと結果発表。…あ、ちなみに除籍は嘘な。君達の最大限を引き出すための…"合理的虚偽"」

 

「「「はぁぁぁぁあ!?」」」

 

 飯田、麗日、ブドウ頭の小さい人が絶叫する。

 

「あんなもの嘘に決まってるじゃない。少し考えれば分かりますわ。」

 

「いや、あながち嘘じゃないかもしれないぜ」

 

『えっ?』

 

 俺のそのセリフにクラスメイトが注目してくる。誰よりも注目してきたのは先程のポニーテールの女子だ。

 

「確かに俺らのやる気は出すつもりだっろうが、実際に成績が悪い、やる気も見せない。そんな事をしてるならここに居る意味は無いって判断したらその人は除籍処分だったろうね、さっきまでの俺みたいな奴とか」

 

「……!」

 

【え?マジ?】

 

 その言葉に反応する相澤先生。それを見たクラスメイトはマジかよという雰囲気を見せる。

 

「そうですよね?相澤先生」

 

「……お前、分かってて手加減してたのか?」

 

「本気を出したところは出しましたけどね」

 

 相澤先生が俺を睨むと俺は少しニコっとしながら話す。

 

「……個性把握テストはこれにてお終りだ。教室にカリキュラムなどの書類があるから目を通しておけ」

 

 こうして個性把握テストが終わった。

_____________________________________________

 

 そして放課後、俺は帰路につこうとすると後ろから飯田くんに声をかけられる。

 

「やぁ渚くん!俺も一緒でいいかな?」

「飯田か……構わんよ」

 

 そうして帰ってると今度は麗日もやって来て一緒に帰ることになった。

 

To Be Continued




今回はここまでとします。
ATフィールドの使用を多めにしました。
次回の戦闘訓練ではちょっと原作と違う形にしようと思っています。

それではまた次回!
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