ヒロアカの世界に転生!アレ?主人公は?えっ、俺? 作:孤狼 龍
雄英高校入学したカヲル達。やってきた担任に唐突に個性把握テストを半ば強制的に行われる。
個性把握テストが終わった翌日。
雄英も結構普通の授業するんだな、とプレゼント・マイクの流暢な英語と普通の教師ボイスを聞きながら思った。
………そして、午後の授業―――いよいよ、ヒーロー基礎学!!
「わーたーしーがー!! 普通にドアから来た!」
そんなセリフと共に、オールマイトが1-Aの教室に降臨。
No.1ヒーローの登場に、教室中が興奮と感動の渦に包まれる中……オールマイトが発表した本日の『ヒーロー基礎学』は……なんと一発目から戦闘訓練。
場所はグラウンドβ、入学前に提出した『個性届』と『要望』に沿って業者に発注した『コスチューム』に着替えて集合、とのことらしい。
_____________________________________________
コスチュームに着替えた俺たちはグラウンドβにやって来ていた。
ん?俺のコスチューム?聞いても意味ないと思うが……まぁいいか。
俺のコスチュームは黒いカッターシャツに黒色のベストとネクタイ。そしてズボン……簡単に言うならHELLSINGの全盛期の執事かな?
え?プラグスーツにしろよって?なんかやだ。
てかよく見るとB組の人達もいる……なんで?
するとオールマイトがやって来て、そこに集まった俺達に、オールマイト「かっこいいじゃないか!」といってから、今日の訓練内容を説明してくれた。
「敵退治は主に屋外で見られるが、統計で見れば屋内の方が凶悪犯出現率は高いんだ……君らにはこれから、『敵組』と『ヒーロー組』に分かれA組の2人とB組の2人で組んで4人でひとつのチームにし、4対4の屋内戦闘訓練を行ってもらう!」
「質問よろしいでしょうか!?何故B組の方々も一緒にいられるのですか!?」
「簡単に言うならこの授業はヒーロー基礎学兼交流会みたいなものにするよう私が校長に頼んだのだ!」
「なるほど!ありがとうございます!」
飯田がクソ真面目な質問をする。B組の人はそれを見て若干引いてた。
ちなみに今回の戦闘訓練の設定はこんな感じらしい。
敵がアジトに核兵器を隠していてそれを処理しようとしている。ヒーローは制限時間内に敵を捕まえるか核兵器を回収する事。敵は制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕まえること。
設定がアメリカンすぎやしないか?と思ったが気にしない事にした。
ペアは厳選なるくじ引きにより決まるらしい。
「適当なのですか!?」
「考えてみろ飯田。プロは他事務所のヒーロー達とも急造のチームアップすることがある。それも少なくない、それを考えるとそれをあらかじめ知っておこうということだろう。B組との交流会みたいなものって言ってたが真意はそういうことかもしれん」
「そうか、先を見据えた計らい…!失礼しました!!」
「いいよー!早くやろ!」
その結果がこちら
『A組』
Aチーム 渚 麗日
Bチーム 轟 障子
Cチーム 八百万 峰田
Dチーム 爆豪 飯田
Eチーム 芦戸 青山
Fチーム 砂藤 口田
Gチーム 耳郎 上鳴
Hチーム 常闇 蛙吹
Iチーム 葉隠 尾白
Jチーム 瀬呂 切島
『B組』
Aチーム 鱗 取蔭
Bチーム 柳 小大
Cチーム 泡瀬 宍田
Dチーム 物間 凡戸
Eチーム 吹出 小森
Fチーム 黒色 回原
Gチーム 角取 庄田
Hチーム 拳藤 鉄哲
Iチーム 骨抜 鎌切
Jチーム 塩崎 円場
「続いて、最初の対戦カードはこれだ! ヒーローがAチーム! 敵がDチームだ!」
俺は爆豪を見ると爆豪は『ぶっ殺してやるよ』と親指で自分の首を切るような動作をし親指を下にというジェスチャーする。それを見たオールマイトが「えぇっ」って顔をする。
俺はそれに『かかって来いよ、逃げも隠れもしねぇからよ』と自分の胸を拳で叩くジェスチャーをする。
「え、えっと、とりあえず……敵チームは先に入ってセッティングを、ヒーローチームは五分後に潜入してスタートだ。飯田少年、爆豪少年、物間少年、凡戸少年!敵の思考を良く学ぶように。これはほぼ実戦、怪我を恐れず思いっきりな。度が過ぎたら中断する」
_____________________________________________
ヒーロー側の作戦タイム……俺たちは各々の個性の説明をした。
俺が個性2つ持ちと聞くとみんな驚いていたが気にしない。
少し経ってからオールマイトが開始合図の放送をする。
「よし、始めるか……行こう」
『うん!』
俺達は無事にビルの潜入に成功した。1階に見張りがいるかもしれないということで俺のATフィールドを階段状にして2階から侵入をした。
「ありがとう渚くん。便利やねそれ」
「まぁね」
「にしてもどうやって形を為してるんだ?」
「まぁ色々と」
「とりあえず先進んじゃおう……時間ないしね」
通路を進んでると微かな甘い香りが漂って来た。
「……全員伏せろ!」
『!?』
その瞬間大きな爆発音が響く。
麗日と取蔭は後ろにいたので下がる事が出来る。鱗はカヲルが引っ張り自身の後ろに立たせATフィールドを張る。
「す、すまない。ありがとう!」
「怪我は無いな?なら立て」
「お、おう」
するとすぐにエンジン音が響く。
「《ATフィールド》展開……《デストラクション・スマッシュ》!」
その音の正体を瞬時に察知した俺はATフィールドを足に纏わせてフルカウルで受け止める。
「飯田にしてはては戦闘スタイルが荒いと思った………やっぱお前か物間」
通路の少し前で立ち塞がる二人…爆豪と物間だ。
「おいコラくそバリア!防いでんじゃねぇ!それとモノマネ野郎!邪魔すんじゃねぇ!アイツは俺が殺る!!」
「おいおい!今はチーム戦なんだ!しっかり協力してくれないと困るじゃないか!しっかりしてくれよA組!」
「取蔭、麗日、鱗。3人は先に行って核を探しに」
二人が言い合いしてるので俺は三人を先に行くように促すと……
「お喋りとは余裕だなぁ!!」
「おいおい!行かせるわけないじゃないかぁ!!!」
爆豪と物間は爆破を手に出しながら2人で距離を詰めてくる。どうやら物間は個性を複数コピー出来るみたいだ。正直言ってめんどい相手だな。
だから俺は拳を構えて突き付けながら言った。
「《SMASH》!!」
拳を振るう。その瞬間に物間と爆豪は壁際まで飛ばされる。
「行け」
「サンキュー渚!」
「気をつけてね!」
鱗と麗日の二人はすぐに通路を抜けて階段を上がって行った。
「アタシは残るよ」
「だめだ!!取蔭さんの“個性”は戦闘向きじゃない。2人が爆破をできる以上…あなたは何も出来ない。だがその“個性”は今の所は索敵向け……だから麗日さんと鱗のサポートを頼む」
「だけど、それじゃあアンタが!」
「大丈夫……あの二人を導けるのはあなたしか居ないんだ。だから行ってあげてくれ」
「…!(コイツは自分が今こんな立場なのに他の2人やアタシの心配を…)」
「おいコラくそバリア!」
取蔭を説得してると爆豪が瓦礫を吹き飛ばして出てきた。
「さっさと行け…殿は俺が務めるって言ってんだ……かっこつけさせろよ」
「……気をつけなよ!」
取蔭は麗日達の向かった方に向かって走り出した。
「死ねぇ!!」
「甘いわ!!」
「なっ!?」
爆豪は右手で爆破を繰り出す…だがその爆豪の腕を掴みぶん投げる。
「拳を前に突き出しただけであの風圧……化物か…ブッ!?」
その方向には物間が居て投げられた爆豪が物間にぶつかる。
「お前大抵右の大振りだろ?攻撃パターン……知ってんだよ…爆豪。さ、これで邪魔者はいねぇ……やろうぜ?どっちが強いか……決めたかったんだろ?」
「ハッ!分かってた上であんな優しい言葉で行かせたって訳か」
「事実だしな……まぁおかげで心置き無くやれる」
睨みながら対峙する爆豪と俺……すると座り込んで睨んでる爆豪の下から声が響く。
「僕も居るんだが!?てか早くどいてくれないかな!?」
物間と爆豪は手を爆破させながら俺を見て、俺はフルカウルを発動させながら対峙する。
_____________________________________________
その頃モニタールームでは…
「…(渚少年!!ここではあくまでも生徒と教師!厳しく評価させてもらうよ!!)」
「うっひゃぁァ…こんなに広い部屋あんのか…」
「こんだけ広いと色々できるなぁ!!」
「どっちが不利とかあるのでしょうか?」
「…ん。」
「どちらかと言えばヒーローの方が不利そうな感じだけど…」
「まあ、見て見ないとわからないこともあると思うし、しっかり見てよっか。」
「おい渚が爆豪の攻撃かわしたぞ!!」
「今のよく避けたね!!」
「しっかり鱗君まで庇ってるし」
今度は物間が渚に目にも止まらぬ速さで蹴り飛ばそうとし逆に後ろ回し蹴りで防がれたのがモニターに写った。
「あれって飯田の個性だろ!?なんであいつが使えんだよ!!」
「あいつは他のやつの個性をコピーする個性だからな。まだ飯田といた時にコピーしといたんだろ」
「おいおい!チート個性じゃねぇかよ」
「そうでもないらしいですよ。コピーするには触れるのが条件らしいですし、コピーできる時間も5分と言っていたので使うにはかなり難しい個性です」
「だけど、渚って人凄いね、今のに対応したよ」
渚が2人を吹き飛ばし何かを喋っているが何を言っているのか聞こえない一同。
そして2人、3人と階段を登って行った。
「声が聞こえないと何が起きてるのかよく分からないね!」
「でも…渚ちゃんが凄いのはわかるわね」
「そうですわね。2人を相手に渚さんは核を優先して行かせたのだと思いますけど、2人を相手にする技量があるのは先程の爆豪さんを投げた時にわかりましたわね」
モニタールームではそれぞれが考察を残しながら話し合いが続いた。
_____________________________________________
麗日たちが上に行って二分経った頃…俺は爆豪と物間の猛攻を避けたり軽くいなしていた。
「ちょこまかと動きやがって!!」
「もう少し連携をとってくれないかなぁ!!じゃないと僕も巻き添えをくらうんだけど!?」
「うるせぇ!!てめぇが合わせろ!!」
正直爆豪と物間の連携はクソみたいなほど揃ってない。正直何もしなくても勝手に自滅してくれそうなほど
「…(あれだな、このまま2人が協力しなければ楽にやり過ごせるな…その間に皆が核を…)」
「めんどくせぇな!!おい渚!!お前は知ってんだろうが、俺の爆破は俺の汗から出るニトロみてぇなもんを爆発させてる。この篭手はそれを溜め込むために手についてる!!」
爆豪はその篭手を俺の方に向ける。
「おいおい!!また何も言わずに始めるきかい!?」
「うるせぇ!!俺の後ろにいれば当たんねぇよ!!」
そう言って篭手についたピンに指をかける。
『やめろ!!爆豪少年!!渚少年を殺す気か!!』
「こいつはこんなんじゃ死にゃしねぇよ!!」
オールマイトが止めに入るがそれを聞かない爆豪。
そのままピンを抜いた瞬間…俺は爆炎の中に飲み込まれた。
今回はここまでとなります。
今回の戦闘訓練ではB組と合同訓練ということにしました。
何かと接点を持たせるためにこうさせました。合同クラスだと上手く出来るような気がしないのでヒーロー基礎学だけ合同という形にしようかと思ってます。
次回は戦闘訓練の終盤です。お楽しみに
それではまた次回!