魔法科高校の魔導士   作:ウィングゼロ

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長くなりそうだったから分割することにした


入学編3

入学式の後、周囲の人目を受けながらも学園のそこに出て星空は達也達とほのか達合わせて七人で第一高に続く坂道を下って歩いていた。

 

「…………うぅ~……!」

「ほ、本当にごめんなさい。初めは差別意識がないか疑ってたんだけど。直ぐ二人が差別意識がないのは分かったから、その時点で達也が二科生ってこと伝えておくべきだった。」

「確かにそれもあるけど、それだけじゃない。高町さんが次席とか生徒会長と親しい間柄だとか色々な驚くことが多すぎてほのかの思考が追いつかなくなってショートしただけ」

「いや、主に僕が原因じゃないですか……」

 

あれからなんとか正気を持ち直したがみっともないところを見られた羞恥心で顔を赤くするほのかに星空は申し訳なさそうで謝った。

星空も達也を探していたときにほのかと雫が一科生や二科生と差別する人間ではないということは直ぐに分かった。そこで伝えるべきだったのかもしれないが、雫は他にも驚く内容があったことを指摘する。

元々ほのかは魔法の工程に無駄がないと星空と達也を賞賛していた。しかし現実はあまりにも差があった。

片や二科生で首席の妹と劣等生の兄のということで周りから差別の対象にされている達也。片や次席入学を果たし、現生徒会長、七草真由美の知り合いである星空。

あまりにも差が出来ていることにほのかは納得がいかなかった。

 

「光井さんだったか、俺は君が思うほど凄い人間じゃない。現に俺は二科生だから」

「何をおっしゃっているんですか!お兄様の実力は試験などでは計り知れません!深雪はお兄様がお強いことは存分に知っています!」

「深雪……そういってくれると俺も嬉しい」

 

そう司波兄妹による甘すぎる兄妹会話をほのか達4人は引き気味で見ていて、星空はもう何度も見て見慣れているのかあきれた表情を浮かべている。

 

「司波さん達って仲の良い兄妹なんですね。」

「いやまあ……見ているだけで胸やけをおこすというか……」

「は、はわわわぁ……」

「ほのか落ち着いて」

「まあ、友人の僕としては首席の妹とか劣等生の兄とかより度が越えてるシスコン、ブラコンとして思えないんだよね」

 

ちょっと直視できないのか頬赤くする柴田美月、二人の兄妹愛を見せつけれ少し後退る気持ちで見る千葉エリカ。あまりの二人にほのかはまた慌て始め。またそれを雫が落ち着かせようとする。そして最早見慣れている光景になっている星空は特に思うこともなく。自分の知る司波兄妹を述べた。

 

「所で柴田さん。この近くのカフェで親睦を深めたいとおっしゃっていましたが……」

「は、はい。実はこの近くに有名な翠屋があるみたいなので……ご一緒にどうかなっと思いまして」

「知ってる。海鳴市にある有名な喫茶店。」

「二号店がこの近くにあるみたいなんです」

「やっぱり翠屋だったんですね。それなら私もお兄様も元々翠屋に行くつもりだったんです」

 

美月の口から翠屋と名前が出ると雫が翠屋に反応して知っていると口にする。それを聞いた深雪も元々翠屋に行くつもりだったというと美月そうだったんですかっと納得した。

 

「というより、仮に学園で会えなかったら星空とはそこで会えると思っていたからな。」

「え?なんで高町くんとそこで会えるって確信でもあったの?それとも事前に約束してたとか?」

 

もし学園で会えなかったら翠屋で星空と会うつもりだったと述べる達也にエリカは元々約束していたのかと疑問をぶつけたが達也はいやっと薄ら笑いで否定して深雪も笑みを浮かべていた。

二人の表情にエリカや他のメンバーも首を傾げたが一人だけ会う予定だった星空はまた確かにそっちが確実だろうなとちょっと言い出しにくい表情をしていたがどっちみちばれると思い。口を開けた。

 

「いや、その……その翠屋なんだけど……うちのお店なんだ」

「……へ?」

 

星空の出した言葉にエリカは短い言葉と共に驚きで絶句した。

 

 

喫茶翠屋

海鳴市の商店街に創業されおいしいケーキや紅茶などで若者高齢者、あらゆる客層からも絶賛と呼ばれたかなり凄腕のお店で、作る職人もフランスに勉強して身に着けた腕前。

そんなお店の二号店がその第一高の近くに建てられて大凡7年。今や第一高の生徒からも憩いの場として繁盛していた。

 

「さて、到着っと……」

「うわぁ……もうかなり人が居ますね」

 

翠屋にたどり着き扉を開けると開閉によって鳴る呼び鈴がなり響く。

中に入ると既に第一高の新入生と思われる人達でカウンター席やテーブル席が殆ど埋まっていて繁盛ぶりが見て取れて分かった。

 

「この時期は一番忙しいからね。一応達也達と合流する予定だったから奥の個室が使えるようにしておいたから問題ないよ」

「それなら大丈夫そうですね」

 

元々、達也達と此処で会う予定だったため予め個室を抑えていると星空は言うと美月も人目を気にせずに大丈夫だとほっとした表情を見せる。

星空、先頭で個室へと向かう中レジの前にいる金髪の青年が星空達に気付き柔やかに声をかけた。

 

「いらっしゃい、達也くんも深雪ちゃんも久しぶりだね」

「ご無沙汰しています。ユーノさん」

「お久しぶりです」

「二人とも入学おめでとう。」

 

ユーノと呼ばれた青年に達也と深雪は敬意を払って挨拶をして、ユーノもそんな達也達の入学を祝言を送る。

 

「ふーん、見たところ此処のアルバイトしてる男性かしら」

「年も私達とあまり変わりそうにありませんね」

 

星空達の後ろ側にいるエリカと美月が小声でユーノを見て翠屋でアルバイトをする大学生?ぐらいの青年だと見る。二人だがそんな小声を聞いた星空は苦笑いを浮かべユーノに向かった口を開ける。

 

「ただいま。父さん……ちょっと大人数になったけど。個室使うけど問題ないよね?」

「お父さん!?」

「え!?ちょっと待って!?若っ!?」

 

星空の口から出た父親という事実に声を上げる美月とエリカの他にほのかや雫も黙って入るが驚きの顔を見せ、そのことを聞いていた第一高の生徒も信じられない顔で星空達の方に視線が集中する。

 

「お帰り。星空……個室の方は問題ないよ。それとあまり騒ぎ立てないでね。他のお客様のご迷惑にもなっちゃうから」

「あ、すみません」

 

星空の言葉に返事をするユーノはその後にエリカ達の大声に注意する。

 

その後星空に案内される様に個室へと入っていき個室の扉を閉めた。

 

「注文はそこにある電子端末から注文して、それとそこにあるテレビを映したかったらそこにリモコンがあるから」

「かなり快適だね」

「それと防音設備もしっかりしてるから外には声が漏れないよ」

 

密会しても問題なしっと冗談目にいう星空に達也は全くと行った表情を浮かべる。

そうして電子端末で注文をした後、ほのかは緊張しながらも意を決して口を開けた。

「あ、あの!司波さん!」

「えっと……お兄様の方ですか?」

「は、はいそうです。あの実は……実技試験のころから司波さんと高町さんのこと凄い人だなって思っていたんです!」

「俺と星空が?」

「何でも光井さんは魔法を扱う手腕が見えるらしい……魔法に注ぐ魔力に無駄がなかったって……」

「なるほど……光井さんはそういった……いやもしかして光に敏感に反応するということかな?」

「は、はい。そうです。ですから私てっきり司波さんは一科生だって……」

 

自分で言っていて、自分の価値観だけで勝手に決めつけたことを後悔しているのか俯くほのかに……流石に星空も何かフォローをしないとっと思って口を開けた。

 

「えっと……光井さん。一科生と二科生この区切りは厳密に魔法力の差異にある。それは知ってるよね?」

「は、はいそれはもちろん」

「だけど一科生は魔法力が高い。たったそれだけだ」

星空の言葉にそれはどういうっと言った表情で雫とほのかは疑問に思う中達也と深雪は納得した表情で星空を見ていたが星空が達也を見て少し申し訳ない表情をしてから星空は笑みを浮かべながら口にした。

 

「達也は魔法演算領域が狭くてどうしても速度だけは覆せなかった。たけどそこだけなんだ」

「そこだけって?」

「お、おい……星空お前は何を言うつもりなんだ」

「僕は達也の非常識さは知ってる身だからね……知ってるよ。達也が入試の筆記テスト学年一位取ってるの」

「なっ!?」

「え、ええええ!?」

「しかも、最難関とも言える魔法理論と魔法工学を第一高かつて誰も成し遂げたことがない満点取ったって」

「はい!?え?達也って……本当にあの……」

「ちょっとまて、星空一体何処からそんな情報を……」

「真由美先輩が良くここに来るから。その時に教えてもらった!」

 

因みに真由美先輩に受験勉強もよく見てもらってたと付け加え力拳で力説する星空。そんな星空の言葉に達也は翻弄され取り乱し雫は内心でだから仲良かったのかと星空と真由美の関係に納得がいった。

 

「そうです!お兄様はやはり魔法力しか取り柄のない深雪などより優れているはずなのです!やっぱり入学式の答辞はお兄様にこそふさわしかったはずです」

「深雪。ここでそれをぶり返すのはどうかと思うぞ。というより深雪は魔法力だけじゃないだろ?」

 

深雪にとって達也は自分より上の存在と梃子でも否定しない深雪は答辞は達也がやるべきだったと断言する深雪を達也はなんとか納得するために言葉の限りを尽くす。

 

「えっと、どうすんのよ……これ」

「本当に司波さん達は仲が良いですね」

「見ててこっちが口の中甘くなるけど……何処か微笑ましいんだよね」

 

おもいっきり爆弾を投下して収拾が着かなくなりそうな事態にエリカはじとめで投下した星空を見つめ。美月も何処か兄妹で尊重しやっているのをみて微笑ましい気持ちになり。

星空もそれを同意して達也達の話し合いを見つめているとドアがノックされる。

 

「失礼します。ご注文の商品をお持ちしました」

 

そういって扉を開けると外からカートで全員分のケーキや飲み物を持ってきた栗色の髪の女性が入ってくる。

 

(うわ……綺麗な人……)

(えっと……此処の従業員みたいだけど……あれ?高町さんに似てる?)

 

従業員を見て雫は綺麗な人と見惚れて、ほのかも同じ感じだったが何処か女性の顔が星空に似ている様な気がする。

 

「あ、母さん。厨房良いの?」

「お母さん!?」

「あっ、やっぱり高町さんの母親」

「さっきの父親といいこの母親といい……高町さんの両親が大学生ぐらいに見えるのはどうしてなの?」

 

やってきたのが母親だったことに厨房の方は良いのかと訪ねる星空に、ほのかはとても親子には見えない若さに驚き、何処となく似ていることと先程の例からやっぱりといった表情でなのはをみる雫。そしてエリカはなのはとユーノの外見からとても星空のような高校生の両親とは思えない若さだったため小声で呟いた。

 

 




原作では喫茶店はアイネブリーゼですがこの作品では翠屋に置き換わってます
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