幼馴染はアイドルになりたい   作:アッシュクフォルダー

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第一話 アイドルになりたい幼馴染

俺は石田秋彦。

公立七百中学校に通う、中学三年生だ。

 

「みのりちゃん!」

 

「秋彦くん!」

 

この子は、花里みのり、一個年上の、幼馴染だ。

 

「ねぇ、合格した?

アイドルのオーディション」

 

「ううん、また、不合格だったよ…」

 

「そ、そっか…なかなか、なれるもんじゃないね

アイドルって…」

 

「そうだね…」

 

「どうしたら、いいんだろう…」

 

「それを、俺に聞かれても…」

 

「そうだよね、秋彦くんに、

そんなこと、言っても、わからないよね…」

 

「でも、みのりちゃん

頑張り屋さんで、ひたむきで、素直で優しいから、

きっと、アイドルになれるよ!」

 

「うんっ!ありがとう!秋彦くん!」

 

 

アイドルになりたい、幼馴染の為に、

俺は、何かしてあげたいと、思うのだった。

 

「そーだな…みのりが、アイドルになるには…

あっ、周りにいるか?アイドルになった子とか?」

 

「いるけど?遥ちゃんが、いたよ?」

 

「遥って、ひょっとして、桐谷遥ちゃんのこと?」

 

「知っているの?私、遥ちゃんのファンなんだ!

それでね、偶然にも、同じ学校なんだ!」

 

「スゲーじゃねーか!」

 

「うんっ!でも、遥ちゃん言っていたよ

わかってはいたけど…アイドルの世界は厳しいって…」

 

「そりゃ、そうだよ、

アイドルの世界って、言うのはな…」

 

「何だか、泣きそう…」

 

「…ゴメン、俺が悪かった…」

 

「いいよ…私の覚悟が、足りないだけだから…

もっと、頑張って、心が強くなるようにしないと!」

 

「そ、そうだな…」

 

 

 

後日、俺は、みのりと一緒に、CDショップへと

やってきた。

 

「アイドル、結構好きなんだね、俺もだけど」

 

「うん!大好き!だって、小さい時から、私に元気をくれたから…」

 

「かけがえのない宝物って物か…」

 

「もう!秋彦くん!私と、秋彦くん、何年付き合っているの?」

 

「そーだな、そう言えば、あの時は、

驚いたぜ?」

 

「えっ?」

 

「だって、小学校に上がるまで、俺と、みのりちゃん、

同い年かと思っていたぜ?」

 

「そうだったね…

昔は、よく、幼稚園や、公園で、よく遊んでいたね

私も、最初、同い年かと、思っていたよ」

 

「それでも、みのりちゃんが、小学校に、上がる時

俺は来年だよ?って、言ったからな~」

 

「まさか、私と一個違いとは、思わなかったよ~」

 

「にしても、中三の男子と、高一の女子が、

幼馴染で、同じ女の子のアイドル好きって、

ある意味、変わっているかも?」

 

「えーそうかな?」

 

「でも、俺は、全力で、応援する!

みのりちゃんが、アイドルに、なった後でも、

ファンとして、幼馴染として、支えてやる!」

 

「秋彦くん…ありがとう…」

 

「どういたしまして!」

 

何がともあれ、支えて応援することになった。

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