幼馴染はアイドルになりたい   作:アッシュクフォルダー

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第十五話 お任せ!学級副委員長!

石田秋彦は、公立七百中学校の三年二組の、

学級副委員長である。

 

今日も、学級副委員長に依頼が来ていて…

 

「なぁ、学級委員だろ?

何とかしてくれよ!」

 

「よーしっ、この俺が、学級委員の名に懸けて、

ぱぱっと、解決しちゃうぞ!」

 

内容は、喧嘩の仲裁だった。

 

「おいおい、何があったんだ?」

 

「実はよ、宗田と田上がケンカしてさ、

プロレスごっこして、大変なんだよ!」

 

「どういう訳で?」

 

「いつもの口喧嘩のはずなのに、

ヒートアップしたって感じでさ」

 

「わかった。俺に任せろ」

 

「さっすが、うちの学級副委員長!」

 

と、同じクラスメイトの、松岡が、

体育館の入り口に案内された。

 

 

早速、その現場に

 

「おい、ケンカはよせって」

 

「あー実はよ~コイツと口で口論していたけどさ…」

 

「思わず、殴り合っちゃって…」

 

「プロレスごっこは、立派な暴力だろ?」

 

「そうだけど…」

 

「あの二人、仲悪いはずなんだけどな~」

 

「まぁまぁ、ケンカする位だったら、

距離を取ったらいいじゃねーのか?」

 

「あぁ、そうだけどさ…

俺と田上、高校も同じなんだよな」

 

「どこなんだ?」

 

「公立の旭正高校だ」

 

「あの共学の高校か」

 

「進路先を、別々にしたいけど、

俺らの学力じゃ、これ以外に通えれないしよ~!」

 

「そこは、進路指導の先生だな…」

 

「お前等、元々、どんな関係なんだ?」

 

「昔は、仲良しだったけど、中学になってから、

いがみ合うようになってさ」

 

「女の子一人を奪い合ってたしな…」

 

「それで、仲が悪く?」

 

「あぁ」

 

「マジか…」

 

「しかしも、あの子、俺らの後輩が好きで、

確か、高木雅利って奴が好きでさ…」

 

「二年生の高木雅利か」

 

「あぁ」

 

「アイツ、俺ら三年生を差し押さえて、

二年生のくせして、女の子にモテモテなんだよ!」

 

「地味に腹立つ!」

 

「…そうか、そうだよな」

 

「おい、石田はどうなんだ?」

 

「俺?」

 

「幼馴染がいるんだろ?」

 

「どうだろうな…付き合っているか、

まだ、不確かなモンだしな…」

 

「その取り合っていた女の子は?」

 

「高木と同じ二年生の、中村って女の子」

 

「その子が好きだったのか?」

 

「あぁ、一目ぼれでな」

 

「救いようがねーケンカだったな!」

 

「あぁ、悪かったな…」

 

「俺もだ、この子が好きだったのにな…」

 

「しかも、中村って子は、高木が好きでな…」

 

「マジかよ…」

 

「中村梨子…あの子のお姉ちゃんたち、

宮益坂女子学園に通っているらしいぜ?」

 

「それも、中等部と高等部」

 

「そうか、みのりと同じ学校だな」

 

「石田はいいよな~みのりって子がいて!」

 

「羨ましいな~おい~」

 

「アハハ…」

 

笑うしかなかった。

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