幼馴染はアイドルになりたい   作:アッシュクフォルダー

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第二十七話 春の相談事

3月中旬。花里みのりから、石田秋彦宛てにメールが届いていた。

秋彦はスマートフォンのメールを確認した。

 

(秋彦君!春祭りがあるみたい!ぜひ、観に来て欲しいな!)

 

と、場所と日にちと時間が書かれていた為、

秋彦は参加する事を決意した。

 

どうせだと思ったのか、返信した。

 

(手伝おうか?)

 

と、みのり宛てに返信した。

 

(本当に?じゃあ、カフェに、この時間に来て欲しい!)

 

当日。指定されたカフェで、その時間に、

石田秋彦と青柳冬弥と天馬司が呼ばれていた。

 

「なるほど、それで、俺が呼ばれたと」

 

「はい、そのようです。司先輩」

 

「隣にいるのは、石田秋彦くんって言って、

私の幼馴染です!」

 

「あ、どうも、石田秋彦です」

 

と、秋彦はお辞儀をした。

 

「天馬司だ。よろしくな。秋彦」

 

「青柳冬弥だ。よろしく頼む」

 

「それで、本題だが…妖怪に対する恐怖心か…」

 

「はい。妖怪に対する恐怖心を少しでも和らげたいと思っていて、

それに、日頃ショーで笑顔にしている、司先輩なら、

それが可能だと確信しています」

 

と、冬弥が力説していた。

 

「ふむ、それには同感だな!

スターである、この俺、天馬司がその依頼を全うして見せる!」

 

「司さん。よろしくお願いします!」

 

と、みのりは司にお辞儀をした。

 

「青柳くんも、秋彦くんも、ありがとう!協力してくれて!」

 

「俺もあの子の願いを聞いたからな。これも何かの縁だ」

 

「それに、この俺がいるからな!人々を笑顔にさせる事、間違いなしだ!」

 

と、冬弥、司、秋彦は自信満々だ。

 

司がある事を言いだす。

 

「ちょうど、獅子舞ロボに活躍の機会を、設けたいところである」

 

「獅子舞ロボ…?」

 

「あっ、前にショーした時、正月だったかな…?

何か、観たことあるような気が…」

 

「秋彦は知っているのか?」

 

「何となく」

 

「その通りだ!正月と言えば、獅子舞だからな!

俺と獅子舞ロボで、人々が楽しめるようなショーを、

やってみせよう」

 

「ありがとうございます!きっと、皆さん喜ぶと思います!」

 

「礼には及ばん!最近は観客と近い距離でショーをしなかったからな…

俺のほとばしるスター力で、当日は観客を圧倒させようぞ!」

 

「それは、楽しみですね…俺も司先輩のショー、観たくなってきたな…」

 

すると、咲希がウェイトレス姿で登場。

 

「はい。ご注文のコーヒーとパフェです!」

 

「あ、咲希ちゃん!」

 

「おお、ありがとう!咲希!」

 

「あっ、キミがみのりちゃんの言っていた、秋彦君?」

 

「あっ、はい!石田秋彦です!」

 

と、石田秋彦は再びお辞儀をした。

 

「これから、よろしくね!秋彦君!

あっ、みんな、どんな会話をしていたの?」

 

「えっとね、妖怪の怖いイメージを少しでも和らげるには、

どうしたらいいのか!って、思っていて、

みんなで話し合いをしていたの、

何が出来るかなって、考えていて!

司さんにショーをしてもらう事になったの!」

 

「そうだったんだ!お兄ちゃんなら適任だね!」

 

すると、冬弥が…

 

「しかし、当日は司先輩がショーをやるとして、

俺達にもっとできる事はあるだろうか?」

 

と、冬弥が疑問視していた。

 

「えっ?」

 

「あっ、楽しいショーを観たい気持ちで、

来てくれる人は沢山いると思う。

しかし、妖怪が怖い思う人や子は、

ショーだけで来てくれる保証はないのでは?

と、思っている」

 

「あっ、そっか…!」

 

「ふむ、確かにな」

 

すると、咲希が、

 

「だったら、絵本の読み聞かせはどうかな?

鬼が人間と仲良くなる絵本があったような気が…」

 

「何かヒントになりそうだな…」

 

一体、どうなる?

 

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