幼馴染はアイドルになりたい   作:アッシュクフォルダー

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第二十八話 読み聞かせの練習

5日後、ある都会の公園にて。

 

望月穂波、花里みのり、青柳冬弥、草薙寧々、石田秋彦は、

読み聞かせの練習をしていた。

 

1日をかけててまで。

 

「この人が、花里さんの幼馴染?」

 

「あっ、はい!石田秋彦です」

 

「望月穂波です。よろしくね、石田さん」

 

「草薙寧々。よろしく」

 

「草薙さん。望月さん。今日はよろしくお願いします」

 

と、石田秋彦は初対面の二人と挨拶した。

 

それぞれの役で練習をしていた。

 

「じゃあ、まずは、花里さんから練習していこうか」

 

「はいっ!」

 

みのりが、絵本を読みながら音読した。

 

(ねぇ、あなた。ふもとの村に住んでいるでしょ?

私と一緒に遊ぼうよ!)

 

「わ…凄く、感情がこもっているから、

気持ちが伝わってきたよ」

 

「でも、体の動きは抑えた方が良いかな。

あんまり、派手に動くと読み聞かせじゃなくて、

劇になっちゃうから」

 

「うぅ~気持ちを込めようとしたら、

勝手に体が動くから気を付けます!」

 

「次は青柳君だね」

 

「あぁ、わかった、鬼を見つけた村人の役だな」

 

しかし、冬弥は真面目に言った、やったはずだが…

 

明らかに棒読みだった。

 

(おにがきたぞー)

 

「!?」

 

(何だったんだ…)

 

と、石田秋彦がどこかで変な気持ちになった模様。

 

「ええっと…もうちょっと、気持ちを込めた方が良いかと…」

 

「やはり、司先輩のように上手に出来ない。

だが、やるしかない!やり遂げなければ、司先輩が…!」

 

「やり方を少し変えた方が良いかと…」

 

と、秋彦が言いだす。すると寧々が、

 

「じゃあ、青柳君。身近な人、

例えば司先輩とかが、どんな風に喋るか、

想像するのはどうかな?」

 

「司先輩…?なるほど」

 

「お手本を想像したら、何となく出来るかもしれないよ?」

 

「よし、司先輩のようにか…もう、やるしかない!」

 

すると、冬弥も冬弥で大胆な言動を起こした。

 

(オニガキタゾーォォォォォ!!!!)

 

と、冬弥は大声で叫んでしまう。思わず。

 

「前よりはマシだけど…」

 

「なんか、前も後も、偏っていないか?気のせいか?」

 

「力が入り過ぎるような…」

 

「いや、俺が司先輩を意識しきれなかったのが悪い。

もう一度、やらせてくれ」

 

冬弥は力を抜いて…

 

(鬼が来たぞ)

 

と、言った。

 

その後

 

「じゃあ、秋彦君は、ナレーションをお願いしようかと…」

 

「わかった。任せてください!」

 

(昔々あるところに、ふもとの村には人が沢山暮らしており、

山から離れた所には、赤鬼と青鬼、

妖怪が暮らしていました)

 

と、石田秋彦は、ひたすら朗読を繰り替えていた。

 

「悪く無いかな?」

 

「良いと思う!」

 

「ありがとうございます」

 

と、石田秋彦は全力で練習するのだった。

 

 

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