俺は、石田秋彦。七百中学に通う、中学三年生だ。
そして、一つ上の花里みのりは、
俺の幼馴染である。
「みのりちゃん!どうだった?
アイドルのオーディション?」
「ダメだったよ…また、不合格…」
悲しい表情をしていた、みのりが、目の前にいて、泣いた
俺まで、泣きそうになった、そして、泣いたのだった…
「どうしたら、いいんだろう…合格するには…」
「何かを成し遂げるって、凄く、難しいことだよね…」
「でも、夢を叶えるために、みのりちゃん、
すごく、頑張っているじゃん、
俺は、そのことを、誰よりも、知っているし!」
口が上手な訳じゃない、
何とか、彼女が、目標とする、アイドルになるには、
どうしたら、いいんだろう?
って、ついつい、悩んでしまうところである。
何とかしてあげたいと、思ってしまうのだった。
「何かないか?あっ、身近にいたよね?
アイドルの知り合い!」
「うんっ!遥ちゃんに、愛莉さん!
それに、雫さんも!」
「すごい!」
「でも、アイドルの世界は、非常に厳しいみたい
難しいって、言っていたし…
でも、そんなの、最初から、わかっているし、
何があるとしても、頑張って、追いかけていくつもり!」
「その意気だ、全力で応援する!」
こんなことしか、言えない、自分に、腹が立った
そして、みのりが、泣きそうになった。
「こんな、私でも、なれるのかな…?アイドルに?」
「俺もいるから、頑張るしかないよ!
ずっと、一緒に応援するよ!」
と、俺は、みのりを励ますのだった。
「私が弱いだけなの、心と精神が強くならないとね…」
「…」
二人で泣いた…目一杯、泣くのだった…
そして、泣き止む頃になり、俺は口を開くのだった。
「俺もそうだけど、アイドルが、好きなんだね」
「えっ?うん!アイドルは、大好きだよ!
何だって、小さい頃に、私に勇気をくれたから…」
かけがえのないってことか…と、勝手に嬉しくなった
「何年幼馴染やっていると、思っているの?」
「そうだね、秋彦くん、私を何度も助けてくれたし…」
「なぁ、みのり」
「どうかしたの?」
「俺たち、これから、どうなっていくんだろう?」
「うーん、私にも、わからないよ…
そんなこと…」
「だな、まぁ、今は、頑張って、努力するしかないな」
「そうだね…」
「何かいい方法が、あればいいんだけど?」
「うーん、あっ、考えたんだけどさ!
笑顔動画で、アイドルするのは、どうかな?」
「まぁ…それでも、いいんじゃない?」
「見てくれるかな?」
「もちろんだとも!」
「じゃあ、出来たら、真っ先に教えるね!」
「あぁ、楽しみにしてるよ」
何がともあれ、楽しみが一つ増えて、
希望が見えてきた気がするのだった。