─インフィニット・ストラトス─ 温羅物語(仮題) 作:バリスタ
放課後
篠宮
「…あ、帰宅か…」
山田
「あ、その事でお話が」
篠宮
「ヤマヤ先生」
山田
「一応、仮の部屋割りが決まったので…そちらに
荷物は生活必需品とパジャマ、それから…その…
だ、男性用の…ぱ…パンツを各種揃えてあります!」
篠宮
「…なんかすいません…」
山田
「いえ…その…男性とのお付き合いの経験がなくて…
どれがいいのかわからなくて…3種類ほど…」
篠宮
「ちなみに…部屋は織斑と同室ですか?」
山田
「…あー…そのー…すいません…」
数分後
篠宮
「…はぁ…仕方ないか…」
ドアをノックする
『あ、相部屋の方ですわね
お待ちくださいませ!』
扉が開く
セシリア
「お待た…せ致……しまし…」
篠宮
「…やぁ…」
セシリア
「…なんの用ですの」
部屋番の書かれた鍵を差し出す
セシリア
「!?」
篠宮
「…出来る限りの抗議はした」
セシリア
「…な、なんで!」
篠宮
「文句は織斑先生に言ってくれ…
寮長は織斑先生だから…」
セシリア
「…くっ…」
篠宮
「…ま、荷物だけ持って外で野営でもするよ…
春先にしては暖かいし…
…最悪…ISの生命維持機能を使って…」
セシリア
「…おまちなさい!」
篠宮
「?」
セシリア
「構いませんわ、同居人として認めてあげますわ!」
篠宮
「…え?」
セシリア
「負けの言い訳は減らさせてもらいますわ」
篠宮
「…なるほどね…
じゃあ…まぁ…とりあえずよろしく」
セシリア
「えぇ…」
篠宮
「………」
セシリア
「………」
篠宮
「(…なんなんだよこの地獄は!)」
セシリア
「…あの」
篠宮
「うおっ!はい!」
セシリア
「…そろそろ夕食にしませんか?」
時計は午後7時を指していた
篠宮
「…そうだな」
セシリア
「…ふふっ」
不意にセシリアが笑う
篠宮
「ん?」
セシリア
「いえ、奇妙な縁もある物だなと思いまして…」
篠宮
「確かにな…IS学園生活一日目で言い争いした相手と
同室とかな…」
セシリア
「えぇ…」
篠宮
「…今日は…その、俺、色々言うタイミングが悪かった」
セシリア
「いえ、私も自分の立場を理解せず…
好き放題言ったのは事実ですわ…」
篠宮
「………」
セシリア
「………」
篠宮
「…ふっ…」
セシリア
「ふふっ…」
食堂
一夏
「…あれ?篠宮……とセシリア・オルコットさん?」
?
「…昼間喧嘩してなかったか…あの二人…」
一夏
「…あぁ…箒…どういうことだろう…
…なんかパッと見仲良く見えるぞ…」
箒
「…一体何が…っておい一夏!」
一夏
「…篠宮?」
篠宮
「ん?あ、織斑か、お前も飯か
っと、食い終わったし俺らは退くよ
帰ろっか、セシリア」
セシリア
「えぇ、ご機嫌よう、織斑さん」
一夏
「…………」
スゥゥゥゥ___
一夏
「えぇぇぇぇ!?」
箒
「…つまり…篠宮のルームメイトは
セシリア・オルコットという訳か…」
一夏
「…そうなるよな…あの感じ…」
箒
「…いや…しかし…」
一夏
「…まぁ、仲直りでもしたんだろ」
箒
「そういうものなのだろうか…」
一夏
「そういうもんだろ」