─インフィニット・ストラトス─ 温羅物語(仮題) 作:バリスタ
千冬
「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実践してもらう
…専用機持ちは機体を展開後飛んでみせろ」
今日はISの飛行実習だとか言われたが…
習ったの昨日だぞ…
篠宮
「よっ!」
セシリア
「…あら?一夏さん?」
2人とも展開早いな…俺も急がないと怒られる…
一夏
「っ!やっと出た…」
千冬
「遅い、織斑
熟練者なら展開まで1秒とかからないぞ
…では、飛べ」
2人とも随分早いな…
セシリアはまだしも…
…なんでそんな手馴れてんだよ…篠宮…
千冬
「何をやっている、スペック上の出力は
ほかの2人の機体より白式の方が上だぞ」
そうは言われても…空を飛ぶイメージなんて想像できねぇよ!
篠宮
「まぁ、何回も飛んでたら感覚は掴めるよ…」
セシリア
「そうですわね」
一夏
「…習うより慣れろ…か…」
千冬
『篠宮…
篠宮
「えっと…一応出来ますけど…普通のでいいですか??」
千冬
『…リボルバーを修得してるのか…貴様は…』
篠宮
「俺のリロードは
千冬
『放課後、貴様はこのアリーナに来い
とりあえず2回やってみせろ』
四宮が目の前で瞬間移動したぞ!?
セシリア
「…もう驚きませんわ…」
千冬
「…では急降下からの完全停止をやってみろ」
セシリア
「はい
ではお先に!」
みるみる離れてって…ビタァっ!と止まる…
え、これやるの?
篠宮
「んじゃ、俺も」
…本当に…平然とやってのけるなよ…
一夏
「うし、俺も!」
……どこら辺で止まればいいんだ?
篠宮
「…あ、こりゃダメだ…」
一夏
「いっ…たくない?」
篠宮
「先に降りといて良かったわ…」
地面に刀を刺していた
千冬
「衝突のエネルギーを吸収した…か…」
篠宮
「ちょっと失敗して地面に刺しちゃったけど…
ま、いっか!」
千冬
「良かったな織斑、グラウンド整備する必要が無くなったな」
篠宮
「……にしてもなんの抵抗もなく刺さったな…」
千冬
「さて、次は…よし、装備を展開しろ」
篠宮
「…先生…俺の武器、常時展開型なんですが」
千冬
「狐は」
篠宮
「あっちはそもそもBT兵装だし…展開武器無いんですよね…」
千冬
「
篠宮
「吸収は別枠なんでスッカラカンです」
千冬
「織斑の頭と同じか」
一夏
「!?」
千冬
「武装はしまわんのか?」
篠宮
「…えっと
千冬
「なんでもいいのか…」
篠宮
「悪食です」
千冬
「…つまり…他兵装を入れても…そいつが喰らい尽くすと…」
篠宮
「はい、その通りです…戦略の幅がクソ狭いです…」
千冬
「制御は?」
篠宮
「これでも昔よりマシです」
千冬
「…ほか2人、武装を展開しろ!」
セシリア
「…えっと…」
腕を真上にあげ、苦戦するセシリア
千冬
「どうしたオルコット」
セシリア
「篠宮さんに武装展開時の事を注意されまして…
展開方法を変えたのですが…まだ感覚が馴染んでいなくて…
やっと出ましたわ…」
千冬
「前はどうしてたんだ」
篠宮
「真横でした」
千冬
「…少し腕を下げるだけでよかったのではないか?」
篠宮
「!!」
千冬
「…『盲点!』みたいな顔してるな…
オルコット、近距離兵装も展開しろ」
セシリア
「はい!」
一瞬でインター・セプターを展開したセシリア
千冬
「…武器の展開時間…逆転して無いか?」
セシリア
「はい…」
千冬
「まぁいい、次は織斑お前だ」
一夏
「はい!
…っ!」
ちょっとかかったが雪片弐型を展開する織斑
千冬
「…まぁいいだろう」
キーンコーンカーンコーン
千冬
「…時間か…次回から打鉄、ラファール・リブァイブを使い
歩行訓練から行う!では解散!」
放課後
篠宮
「織斑先生」
千冬
「…
篠宮
「えっと…爆風加速?」
千冬
「…まあ…よしとしよう…」
あながち間違えでは無い…
篠宮
「いや違うな…風船…かめはめ波?」
千冬
「…
篠宮
「…あ」
千冬
「そうだ、お前が皆に見せたのはリボルバーだ…が」
篠宮
「が?」
千冬
「リボルバー含め
篠宮
「…」
千冬
「…お前のそれは…曲線を描いていた…」
篠宮
「…気のせいじゃないっすかね…」
千冬
「…貴様の剣は吸収を得意とする…
もしそれが操作可能でなおかつ、空間にも適用されるなら…」
鍛えればそれは武器になる…とても強く有用な武器に
篠宮
「…あー…操作は可能です…けど、
少し曲がってたのは副作用的なやつです」
千冬
「…副作用だと?」
篠宮
「少しでも燃費を良くするために空気抵抗なんかの機体にかかる力を吸収
ただまだ吸収にムラがあって、そのせいで軌道がズレるんですよ…」
千冬
「
篠宮
「可能です」
千冬
「…逆に逸れるのを利用したりなどはどうだ?」
篠宮
「…
しかも軌道が直線じゃない…」
千冬
「…可能か?」
篠宮
「可能にします…だから時間をください」
千冬
「…無理はするな
今から2時間は私が貸切っている…存分に修練に励め」
篠宮
「はい!」
そして二時間後
夜7時
千冬
「…」
篠宮
「シャァ!」
完成させただと!?…いや焚き付けたのは私だ…
だが…2時間で仕上げただと?
千冬
「…成功率はどれくらいだ?」
篠宮
「6〜8割ですね、今は」
千冬
「そうか…」
コイツは…化けるぞ…
千冬
「…今日はここまでにするぞ」
篠宮
「はい」
千冬
「明日もやるか?」
篠宮
「…そうですね…この感覚を忘れない内に…」
コイツの成長速度は…才能と呼べるそれだろう…
千冬
「それはお前だけの武器だ…いわゆる必殺技とも呼べる
今後、活躍する機会があるだろう…精進しろ!」
篠宮
「はい!」
千冬
「では解散!」
自室にて
篠宮
「疲れたぁ…」
セシリア
「お帰りなさいませ、篠宮さん」
篠宮
「あれ?
セシリア…飯行ってなかったの?」
セシリア
「はい、篠宮さんを待ってましたわ」
篠宮
「遅くなるから先に行っててって…」
セシリア
「私は篠宮さんと食べたかったので…」
篠宮
「…」
セシリア
「さあ、行きましょう」
篠宮
「…俺汗臭くない?」
セシリア
「…」
セシリアが寄ってくる
セシリアの頭からシャンプーの匂いが鼻を抜ける
セシリア
「…とてもいい匂いですわ」
篠宮
「…そう…か…なら飯食ってからシャワー浴びるか…」
その後2人は妙にギクシャクしながら晩御飯を食べ
部屋に帰ったという……
(食堂のおばちゃん談)
いつかここの自室にてのセシリア側の心象書くわ