バーチャルだけど現実 対戦(合法ロリ)編   作:道長(最近灯に目覚めた)

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再び3時のおやつ。

他の案に投票してくださった方、ありがとうございます。友人と解説系が思ったより人気で困惑しました。

とりあえず一旦一区切りとなります。また、試験的に投稿コメント的なものを文中に入れてみました。



調子に乗った妹がいるので躾することになりました

「……『殺害』を『シヴ山のドラゴン』に」

「破壊される」

 

これで飛行クリーチャーはいなくなる。

 

「『墓起こし』、『張り出し櫓のコウモリ』で攻撃」

「ブロックは出来ない。負けだな」

「……勝ったぁ!」

 

 妹がガッツポーズをして満面の笑みで喜ぶ。私が配信に参加して3回目、やっとの思いで掴んだ初勝利だ。

 

 :おめ

 :鈴ちゃん初勝利おめ

 :デッキ入れ替えもあったけどやっと勝ったな

 

「ありがとうみんな! この勢いで重大発表しちゃうよ! なんとみんなのおかげで収益化することが決まりました! はい拍手!」

「マジか。寝耳に水なんだが」

 

 配信参加3回目にして、ようやくマトモにコメントを読める様になった。

 コメント欄はお祝いのメッセージで溢れかえってるが、自分は喜びより戸惑いの方が大きい。

 ウチの妹を金払ってまで見る? ないない。

 ジェ◯ミー・クラークソンくらい面白ければ金払いたいと思うが、コイツのトークに金を払う気はない。

 コイツにレ◯サスLFAを「摘みたてのブルーベリー」と表現する感性があるか? 

 あるいはt◯dのジョン・ベネットに「くま◯ンの方がマシだ!」と叫ばせる豊かな発想力があるとでも?

 いいや。ないね。言葉で金を稼ぐっていうのはそういうことだ。

 

「ふははは、もう負ける気がしないよ私は! そうだ! 兄さんの本気のデッキ出してよ!」

「はぁ? お前、私のデッキのフォーマット分かってんのか?」

「フォーマットって何?」

「ボクシングで言う階級みたいなもんだ。守らないと不幸な事故が起きる」

「階級差如きで今の私が倒せると思うな! もしかして負けるのが怖い?」

「えぇ……皆さんどう思います?」

 

 :かわいい。でもちょっと調子乗りすぎ

 :調子に乗る鈴ちゃんかわいい。でも酷い目に遭う鈴ちゃんはもっとかわいい

 :これはいつもの調子に乗って失敗するパターンですねぇ

 :妹の躾くらいちゃんとして♡しろ(豹変

 :本人が望んでるならやむなし

 

「……えー大半の視聴者さんの賛同を得られたしやるか」

「そうこなくっちゃ! 私は勝つよー」

 

 ちなみにボクシングで例えるなら、はじめて1ヶ月の素人がミドル級のランカーに喧嘩売る様なものである。

 こうして、惨劇の幕が上がった。

 

 

 

 

 

「先攻は譲ろう」

「じゃあ、『沼』を置いて終わり」

「アンタップ、アップキープ、ドロー。『新緑の地下墓地』をエントリー」

「……? 何その〈土地〉」

 

 出された土地を訝しげに覗く妹。そういえば特殊地形について一切話していなかった。

 

 

 :フェッチランドか……

 :3色はこれ無いと話にならない

 :これはモダン以下確定ですねぇ間違いない

 :何このカード?

 :黒緑フェッチいきなりヤバそうなのが……

 

「MTGには5色の基本土地以外にも色々あってな。これは〈フェッチランド〉と言ってタップと1点ライフロスしてサクることで、対応する基本土地タイプを持つ〈土地〉を〈戦場〉に出せる。『新緑の地下墓地』は『沼』か『森』の基本土地タイプを持つ土地を持ってこれる」

「サクる?」

「生け贄に捧げることだ。TCGにはスラングが結構多い。私も最初に言われた時、困惑したわ。『ボブ』もその1つ。ちなみに別なカードゲームの話だが、ラブライブのあるキャラが『ドム』って言われてた」

「どうしてジオンのモビルスーツがラブライブに……?」

「分かるのか?」

「コメントでたまにガンダムネタ出てくるし、少しは。ラブライブは全然分かんないけど」

 

 :ドム!?

 :初耳なんだけど

 :知らんがな

 :多分ヴァイスシュバルツのノンちゃんのことだと思われ

 

 ……知らない人の方が多い?

 まーたアイツの内輪ネタか。なんなんだろう、カードゲーマーの絶妙なネーミングセンス。ヴァイス自体が固有名詞が多い割に似た能力が多いから、スラングが生まれやすい土壌なんだが。

 

「とりあえず『新緑の地下墓地』をサクって『血の墓所』をショックイン。『血の墓所』は〈ショックランド〉と言われる基本土地タイプを持つ2色地形だ。2点ライフを払うとアンタップイン出来て、黒マナと赤マナ、好きな方のマナを出せる。支払わない場合はタップイン。だから残りライフは17」

「ああ、だから『ショック』ランドね。いいのかなー? そんなに自分のライフ削っちゃって」

「『稲妻』1枚って考えると実際痛い。『バーン』相手だと悩みどころだ」

 

 :バーンに対しては悩むよね

 :黒緑フェッチから黒赤土地?あっ(察し

 :ジャンドか…モダンではフェアデッキだが

 :フェアデッキ?フェアってことは弱い?

 :逆なんだよなぁ……

 :まだ土地事故があるから(震え声

 

「黒1マナ、『コジレックの審問』。効果は相手の手札を見て、土地以外の3マナ以下の呪文を1枚選んで捨てさせる」

「1マナの手札破壊!?」

「むしろ1マナじゃないタダのハンデス呪文がモダンで採用されるのは余程だぞ。対応ないなら早く公開しろ」

「……はい」

 

 :やっぱり黒と言えばハンデスだよなぁ?

 :えっ?こんな簡単にピーピングとハンデスしていいの?

 :マジックは手札破壊に対して比較的寛容

 :打ち消しが青しか出来ないから

 :ハンデスがないと非パーマネント呪文に対してなんも出来なくなる

 :夏の帳(ボソッ

 :1マナのクリコマとかなんで刷ったし

 

 しぶしぶ公開された手札の中身は2マナの『歩く死骸』、3マナの『男爵領の吸血鬼』、4マナの『グレイブディガー』。残り3枚が土地。墓地からクリーチャーを回収出来る『グレイブディガー』が若干気になるが、4マナは対象に出来ない。それに、今なら2ターン目の動きを縛った方が強い。

 

「『歩く死骸』を捨ててもらおうか」

「オーケー、……これ次のターン土地置くだけで終わりになる?」

「ドロー次第だな」

 

 『歩く死骸』が墓地に送られてターンエンドを宣言。妹は2マナのカードを引かなければ、このターンは沼を置くだけになってしまう。

 

「ドローして……むぅー、『沼』置いて終わり」

 

 まぁ、そんな都合の良いことは早々起きないわけで。

 

「ターンをもらう。『血染めのぬかるみ』を置く。これはさっきのフェッチランドの黒赤版」

 

 手元を見る。自分でやっといてなんだが、ここでクリーチャーが出てない時点で、妹は相当厳しい。

 

「フェッチ起動、『草むした墓』をショックイン。残りライフ14」

「そんなにライフ削って良いの?」

「削ってでも出したいカードがあるんだよ。土地2つをタップして赤緑2マナ、『レンと六番』をキャスト」

「……〈プレインズウォーカー〉って私達プレイヤーのことじゃなかったっけ?」

 

 :げえっレン6!?

 :レ ガ シ ー 禁 止 カ ー ド

 :もう土地事故起きないねぇ!

 :PWマウントもうはじまってる!

 :何がやばいの?

 :Wrenn and S◯X!

 :やめるんだ!

 

 既に察した経験者も多いようで。2マナで早急に処理しなきゃいけないカードが出てくるというのは、かなりキツい。マジックはマナという枷があるため、除去を優先すると自分の動きが遅れてしまう。

 

「〈プレインズウォーカー〉も広義的には魔術師だからな。詳しいことは省くが、カード化されているのもいる。〈プレインズウォーカー〉には〈忠誠度〉というものが設定されていてな。カード右下の数字だ。『レンと六番』なら〈初期忠誠度〉は3。これを上下させてテキストの〈忠誠度能力〉を自分のターンに1度だけ使用可能で、0になると墓地に送られる」

「ふーん。じゃあ『レンと六番』はいきなり一番下の-7の能力は使えない?」

「それが出来たら色々とぶっ壊れるな。〈神ジェイス〉が本当に〈神〉になるぞ。あと〈プレインズウォーカー〉はクリーチャーで直接攻撃して〈忠誠度〉を減らすことが可能だ」

 

 〈忠誠度〉は〈プレインズウォーカー〉のタフネスみたいなもの。マジックでは〈格闘〉出来るという能力がない限り、〈クリーチャー〉が〈クリーチャー〉を直接殴ることは出来ないため、挙動の違いを説明しなくてはいけない。

 

「その場合の計算式は〈忠誠度〉引く〈クリーチャーのパワー〉。〈クリーチャー〉側は〈プレインズウォーカー〉側に何か明記されていない限り、何も起きない。〈忠誠度〉は『ショック』等のプレイヤーに当てられる火力呪文でも減らせる」

「意外と脆い? 〈プレインズウォーカー〉って」

「……やってみればわかる。+1の〈忠誠度能力〉を起動。効果は墓地にある土地を1枚までサルベージ出来る。墓地の『血染めのぬかるみ』を手札に。これで〈忠誠度〉が4になる。こんな風にカウンターが必要なものはダイスを置いておくと分かりやすい。自分が使うなら準備するのがマナーだ。これくらいは貸してくれるプレイヤーも多いけどな」

 

 6面ダイスの4の部分を『レンと六番』の上に置いて手番を渡す。

 

 :何が強いのか分からん

 :全部強い

 :3色デッキが色事故起きないって言ってる

 :タフネス1に人権なし

 :2マナのくせにもう稲妻圏外

 :更地にPW着地いっそ無視したいけど放置すると負ける

 :これがティボルトならしばらく無視出来るんだけどな

 

 妹がコメントをちら見するが、まだ余裕の笑みを浮かべている。これだけだと、精々フェッチの使いまわすしかないからまぁ(感覚麻痺)。

 

「タフネス1は『コウモリ』位だし、こっちも土地伸びるから大丈夫でしょ。じゃあドローして『沼』。3マナで『男爵領の吸血鬼』出して、どうぞ」

「ドローまでいってメインフェイズ。『レン6』の〈忠誠度能力〉を起動、『ぬかるみ』回収で〈忠誠度〉が5に。……布告から入るのは最後の手段か」

 

 多分『苦悶の吸引』で早々に除去されるのが一番寒い。そこをケアするなら『タルモゴイフ』から切るべきか。

 

「2マナで『タルモゴイフ』。墓地のカードは〈ソーサリー〉と〈クリーチャー〉だからパワー2、タフネス3。『地下墓地』置いてターンエンドまで」

「墓地のカード関係あるの?」

「『タルモ』は墓地にあるカードの種類分、パワーとタフネスが上昇する。今は2種類だから2/3だが、フェッチを切ると3/4になる」

「……ん? 2マナで3/4のクリーチャーって聞こえたんだけど、私の聞き間違い?」

「3点クロックなんて『稲妻』1枚分だしヘーキヘーキ。フェッチでショックインするのと同じよ。『稲妻』は1マナだし」

 

 :タルモくんオッスオッス

 :十分なんだよなぁ

 :マナレシオ壊れる

 :インスタント落ちると4/5になるんだぜ?

 :2マナ4/5…普通だな!

 :鈴ちゃんの吸血鬼が3マナ3/2なんですがそれは

 

 段々妹の顔が素面に戻りはじめた。まだ戦意は感じるが。

 

「アンタップ、アップキープしてドロー。う、う~ん。戦闘フェイズ、『吸血鬼』で『レンと六番』」

「タルモでブロック。この時フェッチ切って『沼』。残りライフ13」

「ブロッカー宣言したときに3マナ、『タルモ』に『殺害』!」

「では私も沼から黒1マナ、『吸血鬼』に『致命的な一押し』」

「1マナの除去!? でもこれって2マナ以下のしか対象に出来ないんじゃ……」

「〈紛争〉という能力があってな。唱えるターンに自分の〈戦場〉にある〈パーマネント〉が〈戦場〉から離れるのが発動条件。『致命的な一押し』はその条件を満たすと4マナ以下まで対象に出来る。別に〈タルモ〉が破壊された時でもいいんだが」

 

 墓地に落ちた『新緑の地下墓地』を指差す。

 

「〈土地〉も〈パーマネント〉の一種だということは覚えてるか?」

「そうかフェッチランドが墓地に……ってそんなのあり!?」

「ルール上は一切問題ない」

 

 お互いに『タルモゴイフ』と『男爵領の吸血鬼』を破壊して戦闘フェイズが終了。第2メインに入る。

 

「こっちが3マナでやっとクリーチャー除去してるのに、あっちは1マナで飛ばしてくるんだけど……」

 

 :カードパワーが)ふとすぎるっぴ!

 :タルモ除去出来たし……

 :プッシュは5マナ以上はさわれないから(5マナのクリーチャーが出せるとは言ってない

 :ちょっとマスカン多すぎんよ~

 

「……『沼』置いて終わり」

「ターン貰ってドローまで。『レン6』の〈忠誠度能力〉、〈地下墓地〉回収。〈カウンター〉が6に。『ぬかるみ』置いて即起動、『山』持ってきて残ライフ12」

「……そのフェッチランド使い回せるのズルくない?」

「やっと気付いたようだがもう遅い。実は2マナのプレインズウォーカーは最強でした」

「なんかスゴいイラッとくる」

「黒2マナ含めた計3マナ、『ヴェールのリリアナ』」

「スルーされたと思ったらまた〈プレインズウォーカー〉?今度はなに?」

「〈忠誠度能力〉起動+1の能力。効果は各プレイヤーは自分の手札から1枚選んで捨てる」

「え゛っ」

 

 妹の喉からVtuberとして出してはいけない声が出た。

 

 

 :もう駄目だぁ…おしまいだぁ…

 :キレイにマウントとられたな

 :勝ったな風呂入ってくる(フラグ

 :その程度のフラグは心と一緒にへし折られるんだよなぁ

 

 

 3枚の手札を見つめた後、ひとしきり頭を抱えると、やっとこさ声を出す。

 

「……オーディエンス使います」

「視聴者のみなさーんお願いします。しばらくパソコンは見ませんし、ヘッドホンは外しますね」

「ダイジョブダイジョブ、いけるって。ギリ首の皮一枚で繋がってるって……!」

 

 妹が恥も外聞もかなぐり捨てて視聴者に助けを求めた。

 多分、更地に『レン6』着地の段階で飛頭蛮になってると思うんですけど(小並感)

 

 しばらくすると「いいよ」と、声がかかり振り向く。

 

「同時に捨てる効果だからせーので捨てるぞ」

「うん」

「「せーの」」

 

 捨てたカードは自分が『新緑の地下墓地』、妹が『歩く死骸』。

 

「なるほど」

「『グレイブディガー』は捨てられないから2択だったんだけどね。うん」

「ところで私にはまだ1マナ残ってるんだが?」

「……あっ」

 

 :あっ…

 :あっ…

 :あっ…

 :あっ…

 :鈴ちゃんと視聴者の心が1つになった瞬間である

 

「ちょっと待って」

「待たない」

「私が何したっていうの?」

「多分結構な数のプレインズウォーカーの顰蹙を買う発言をしたな」

「謝るから。土下座するから」

「謝って済むならTwittarは燃えないんだよ」

「いいじゃん! 初勝利に収益化告知だよ!? 嬉しかったんだもん! 楽しかったんだもん!」

「感動的だな。だが無意味だ」

「ゆ る し て !」

「黒1マナ」

「鬼! 悪魔! 兄貴!」

「『思考囲い』。さあ、お前の手札を見せろ」

「ちくせう……」

 

 妹の手札は『グレイブディガー』と『沼』。

 

 :やはりハンデスは悪…

 :フェアってなんだよ(哲学

 :クソだよ!クソ!ハハハハ

 :視聴者の心ごとへし折りにかかるスタイル

 :いうて1:1交換でライフロスあるし…

 :対価は払ってる(釣り合ってるとは言ってない

 

「落とせるのは『グレイブディガー』だけだ。『思考囲い』は落とせる呪文に縛りは無いが、代わりにライフを2点失う。残り10」

「ざぁ~ん~こぉ~くなあにきのてーぜー」

 

 :急に歌うよ!?

 :ピッチが絶妙にズレてる

 :腹の底ってより地獄の底で歌ってそう

 

「さっさと窓辺から飛び立てー!」

「実の妹から自殺を教唆されるとは思わなんだ」

「くそう……、こっから巻き返してやる……!」

「ターンエンドだ」

「アンタップ、アップキープ、ドロー!……終わり!」

「土地でも引いたか? アンタップ、アップキープ、ドロー。『レン6』起動。『地下墓地」回収で〈忠誠度〉が7に。『ヴェリアナ』+1喋ってハンデス」

「まーた変な言葉使ってる。はいはい『沼』ですよー」

「私は『地下墓地』。赤緑含めた3マナで『運命の神クローティス』。今はただの破壊不能〈エンチャント〉。次のターンからお前の墓地のカードを1枚追放して呪文なら2点ドレイン、土地なら1マナ生成」

「……これって詰んでない? 墓地からクリーチャーいなくなるんでしょ?」

「手足もがれて毎ターン検便されるだけだから。まだいける」

「言い方が絶望的に汚すぎる!」

「目は見えるし喋れるから。まっ、多少はね?」

「ホントに多少だよ!」

 

 :実の妹を達磨にして毎日検便する男

 :兄貴実はファイレクシアだったりしない?

 :おにーさんゆるして!

 :鬼畜(直球

 :鬼兄

 :エロゲのタイトルにありそう

 :購買層も製作者も闇が深過ぎる

 

 ジャンドは相手のリソース枯らせるデッキだから至って普通のプレイである。ブン回ってるのは確かだが。

 ターンを渡しても何もせずに戻ってきた。またクリーチャーを引けなかったようだ。

 

「『クローティス』で『グレイブディガー』追放で2点ドレイン。12:18。『レン6』喋って『地下墓地』」

「あれ? 一番下のは使わないの?」

「多分使い切るより維持した方が強い。〈ヴェリアナ〉でハンデス」

 

 捨てられたのは『見栄え損ない』。確かにこの状況だとクリーチャー除去はいらない。私は『地下墓地』を捨てた。

 

「『コラガンの命令』、これは4つあるうち2つの効果を選べる。モードはハンデスとクリーチャーの回収。最後の1枚捨ててもらって、私は『タルモゴイフ』を回収」

「ねぇ、弱い者イジメって楽しい?」

「正直なんも楽しくない。だが被害者振ってるお前を見て、最後までやらなくてはいけないと思った」

「あ、はい」

 

 最後の『沼』が捨てられる。最初の勢いは何処へやら、すっかり小さくなっている。

 

「ちなみに『レン6』の-7の能力だが、効果は手札の土地を自分の墓地にある〈ソーサリー〉、〈インスタント〉として唱えられる様になる、だ。言っておくが私の手札に土地はあるし、『コラガンの号令』は〈インスタント〉だ。つまり次のターンで『レン6』をなんとかしないと、毎ターンドロー時にハンデスなんだが分かってるな?」

「もう勘弁してください……」

「ターンエンド。さっさと引け」

「はい……」

 

 :ついに目と喉も潰されたんですけど

 :心臓は動いてるから……

 :レン6着地の時点で負けとかもうわかんねぇな

 :33-4

 :なんでや!阪神関係ないやろ!

 

 妹が机に突っ伏すと同時に負けを宣言して、適当な解説をした後放送を終了した。

 後日、いわゆる投げ銭によって作られた、妹のデッキと勝負することになるのだが、このアーカイブに載るかは未定である。

 

 

 




もし続きが書いてほしけりゃ感想なり評価なりするんだな!


ウソです。ごめんなさい。1人でも新しいプレインズウォーカーが増えたり、灯を取り戻してくれたプレインズウォーカーがいてくれたら幸いです。
もちろん、現役のプレインズウォーカーの方に読んでいただけたというのなら光栄です。
ありがとうございました。

今回は力尽きたのでカラーパイの話はありません。

需要は分かりませんが整理してのち、カラーパイで1本作ろうと思います。それで今度こそ一区切りになると思います。
MTGに振り切るか、物語として書くのか悩み所先輩なので。

出来ればもう少しだけお付き合いください。



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