大怪獣総進撃   作:アンドロイドQ14

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1話 凶兆

アドノア島

 

 ここ、アドノア島は完全にゴジラと化したジュニアが戻ってきた後、放射能によって変異した植物が生い茂り、以前出現した個体とは別のつがいのファイヤーラドン、アンキロサウルスの生き残りのアンギラス、アロサウルスの生き残りのゴロザウルスといった、放射能によって突然変異した怪獣たちの楽園と化していた。ここに、三枝未希が定期的な視察に訪れていた。

 

未希「完全なゴジラとなったジュニアが住み着いてから、別個体のつがいのラドンにアンギラスにゴロザウルスが現れてアドノア島は怪獣たちの楽園と化してしまったわね…」

 

 極寒の地であるのにも関わらず、ゴジラ自身や餌として世界のあちこちから集められていた核物質の放射能によって変異した植物が生い茂って極寒の地に不相応なジャングルと化したアドノア島に未希は驚きを隠せなかった。

 

未希「今回も怪獣たちに異常はなし。帰ってレポートをまとめないとね」

 

 異常はないと判断した未希は帰路についた。ところが、思わぬ知らせが入った。

 

未希「はい、三枝です。…何ですって!?アドノア島へ輸送している最中の核廃棄物を乗せた貨物船が勝手に動いている環礁に座礁した!?その後、環礁の方から勝手に離れて…。わかりました」

 

 信じられない事に驚きつつも、未希は報告を素直に受け止め、再び帰路についた。しかし、ゴジラは何か本能めいたものに駆られたのか、未希を追ってアドノア島を出ようとしていた。

 

 

 

大河内財団ビル

 

 大河内財団のビルでは、大河内明日香と結婚し、大河内財団総帥の大河内誠剛の義理の息子となった桐島一人が来ていた。

 

誠剛「一人じゃないか。明日香との新婚生活はどうだ?」

 

桐島「と、とりあえず順風満帆です…」

 

誠剛「もっと気楽に接していいんだ。もう君は私の義理の息子なのだからな」

 

桐島「そ、そうですね…」

 

明日香「ねえ、一人はどうしてビオランテ事件の時のように考え事をしてるの?」

 

桐島「…実を言うと、藤戸教授の論文を見て、神話に出てくるキメラは超古代文明によって生み出され、実在していたのではないかと思ってね…」

 

明日香「超古代文明がキメラを…?」

 

桐島「大昔の地球ではムーやアトランティスといった、今の文明よりも進んだ科学力を持つ超古代文明が栄えていたって言われてるよね?それとビオランテ事件を重ねてつい思ってしまったんだ。超古代文明は既に神が造った生物以外の怪物を造ってしまったのではないかと」

 

誠剛「一人、君はムーやアトランティスが既にビオランテのような怪物を造ったのではないかと思っているのかい?」

 

桐島「可能性ではの話です。それも、ビオランテや抗核エネルギーバクテリアとは比較にならないほどの完成度を誇る生物兵器を」

 

誠剛「もし、そうだとすると…ゴジラにも匹敵するかも知れないな…」

 

 その可能性は誠剛や明日香も想定できた。ふと、桐島が窓に視線を向けると、視線の先に今は亡き白神源壱郎そっくりの人間がいた。

 

桐島「白神博士!?」

 

明日香「どうしたの?」

 

桐島「あそこに白神博士が!」

 

 しかし、再び視線を向けると白神そっくりの人間はもういなかった。

 

桐島「あれ…?」

 

誠剛「もしかすると、疲れて白神君の幽霊でも見てたんじゃないかね?」

 

桐島「幽霊だったのだろうか…?」

 

 見えたのは本当に白神の幽霊だったのか疑問に思う桐島であった。

 

 

 

アメリカ 

 

 戦闘機のパイロットが夜間の哨戒任務の際に僚機のパイロットと私語をしていた。

 

パイロットA「(訳)おい、そろそろGフォースでメカゴジラ開発の際に手に入れた技術を使った新兵器が完成するんだろ?」

 

パイロットB「(訳)ああ。それさえ完成すれば、わが軍の戦力は盤石なものとなる」

 

パイロットA「(訳)ゴジラでも何でも来やがれってんだ!超大国アメリカが本気になりゃ、あんな怪獣なんて」

 

???「ギャーオーーーーッ!!」

 

 突如、生物の鳴き声と思わしき声が聞こえた。

 

パイロットB「(訳)何だ?さっきの」

 

 通信をしている最中にその戦闘機は光線らしきもので輪切りのように真っ二つに切られ、撃墜されたのであった。

 

パイロットA「(訳)真っ二つだと!?一体、どこの国の」

 

 もう1機も光線らしきもので真っ二つにされ、撃墜された。

 

怪鳥?「ギャーオーーーーッ!!」

 

 その光線らしきものを吐いたのは、暗闇でよくわからないものの、コウモリにも翼竜にも怪鳥にも見える謎の生物であった。暗闇のアラスカの大地である人物が怪鳥が戦闘機を破壊してからパイロットを捕食し、基地の方へ向かっているのを見つめながら佇んでいた。

 

???「幾年経っても人間は全く変わらない…。変わらんのであれば……!」

 

 ある人物は今の人類に完全に絶望し、憎悪を抱いていた。その人物の傍には若い女性とマシンのようなものがあった。

 

 

 

 

 

 大怪獣総進撃

 

 

 

 

 

 

 

G対策センター

 

 ゴジラとデストロイアの死闘、そしてゴジラのメルトダウンから1年経った後だった。度重なる先代ゴジラへの敗北、そしてメルトダウンによる死のショックにGフォース司令官、麻生孝昭はすっかり落ち込んでいた。

 

ナレーション「1996年、バース島のウラン鉱脈爆発の際に膨大な放射能を浴びたゴジラは体内の核分裂を制御できなくなり、デストロイアとの戦いの後、メルトダウンを起こして溶解した。その際の膨大な放射能によって、死んだと思われていたゴジラジュニアは完全なゴジラとなり、東京を後にしてアドノア島へ渡り、そこで静かに過ごしていた。このゴジラは人類に友好的であるため、G対策センターはアドノア島を関係者以外立ち入り禁止の隔離エリアとし、定期的に核物質を集めて監視に留める事とし、世界もゴジラの襲撃を恐れて原子力発電からメカゴジラやモゲラ等に採用されたレーザー核融合へと転換が進みつつあった。ゴジラとの協調路線に伴って一時はGフォースの解散も検討されたが、最終的にゴジラ以外の巨大生物への対処も明確に盛り込まれたのであった。無論、麻生を始めとした打倒ゴジラに執念を燃やしていた者達にとってはメルトダウンという形で先代ゴジラに勝ち逃げされ、今のゴジラと協調路線をとる現状に不満とやるせなさでいっぱいだった。先代ゴジラの死から1年後…」

 

結城「まだあのゴジラの死から立ち直れてねえのか?」

 

麻生「……いつか奴の息の根を止めてやろうと思ってたのに、メルトダウンという形で勝ち逃げされて生き甲斐もなくなってしまってな…」

 

結城「ま、そのやるせなさは他の怪獣共にぶつけるしかねえさ。Gフォースはゴジラ以外の怪獣災害対策にも本腰を入れるようになったんだろ?」

 

麻生「これまでにもビオランテにキングギドラ、モスラにバトラ、ラドン、スペースゴジラ、デストロイアと立て続けに出現した上、怪獣が湧いてくる事態に陥ったんだ。世界規模で怪獣対策に力を入れなければならんのは当然の事だ」

 

結城「そういや、あのゴジラが死んでからモスラが帰還して寿命を迎えてから新しいモスラが生まれ、つがいのラドンやアンギラス、ゴロザウルスといった怪獣がアドノア島に現れ、そのまま住み着いちまったな。おまけにゴジラの放射能のせいで植物も突然変異して南国のジャングルみたいに生い茂っちまった。こうなっちまったら、アドノア島をゴジラアイランドに改名しないか?」

 

麻生「却下だ!!」

 

結城「じゃあ、アドノア怪獣ランドに」

 

麻生「これも却下だ!!お前のいい加減な命名自体、上が許しても俺は絶対に許さん!!!」

 

 胸の内を語り合っていると、驚きの知らせが入ってきた。

 

職員「米国から緊急連絡が入りました!アラスカ州にて、米軍基地が未確認生物の襲撃を受けたとの報告です!」

 

麻生「未確認生物だと!?」

 

職員「それも、米国が独自に開発を進めていた新兵器さえも真っ二つにされ、基地の職員は兵士も含め、未確認生物に食われたとの事です!」

 

麻生「新兵器が真っ二つにされた挙句、未確認生物に食われただと!?」

 

結城「人を食う未確認生物か…。こりゃあ、やべえ事になりそうだな…」

 

 次は驚きの知らせが届いた。

 

職員「たった今、緊急連絡が入りました!アドノア島にいたゴジラが姿を消したとの事です!」

 

麻生「ゴジラが姿を消しただと!?」

 

 

 

日本

 

 ゴジラのメルトダウンの後、伊集院はまだ海底にデストロイアとなっていない古代の微小生命体の生き残りがいるとの懸念を示し、それを政府やG対策センターに報告した。その懸念は当たり、東京に1年前の個体とは別のデストロイアの幼体集団が現れ、スーパーXⅢは出撃した。

 

黒木「やれやれ、ゴジラ関連の予算がゼロになったと思ったら、定期的なデストロイア駆逐のための予算が国連から降りるとはな。謎の環礁の事も気になるから、厄介な事態になる前に素早く駆逐しないとな!」

 

 スーパーXⅢの冷凍兵器の前にデストロイアの幼体はなすすべもなく撃破され、短時間で出現した個体は全滅した。

 

黒木「デストロイアの全滅を確認、これより帰還する」

 

 デストロイアを駆逐したスーパーXⅢは帰還した。

 

 

 

自衛隊基地

 

 帰還後、黒木はスーパーXⅢの隣にあるスーパーXⅢとどこか似たマシンを見つめていた。

 

黒木「スーパーXⅣもようやく半年前に完成したか…」

 

整備士「そもそも、スーパーXⅢの初期案はメカゴジラやモゲラのように超耐熱装甲で熱線を防ぐものではなく、圧倒的な速さと運動性でかわしまくるものでしたよ」

 

黒木「だが、その当時は23世紀の飛行技術の解析が終わっていないが故にそれだけの性能を引き出せない事もあって初期案は却下され、今のスーパーXⅢの案で設計、開発されたからな」

 

整備士「ですけど、初期案はスーパーXⅣという形で通り、半年前にようやく完成しましたからね」

 

黒木「原発事故やゴジラとの戦闘を想定したスーパーXⅢと異なり、スーパーXⅣはモスラやラドンといった、高速飛行可能な怪獣との戦闘を想定して最大速度はマッハ5と従来機ではあり得ないほどの運動性能を誇る。そして何より、武装の換装や広い機内のスペースを利用して輸送や臨時の研究施設代わりにできたりと、幅広い運用ができるのもこの機体の強みだ」

 

整備士「その半年前の初陣では、つがいのラドンと協力してメガニューラ軍団とその親玉のメガギラスとドッグファイトを繰り広げ、羽を撃ち落として勝利するという金星を挙げてますから、すごいものですよ。ちなみに、飛べなくなったメガギラスやメガニューラ、メガヌロン軍団を美味しそうに食べてたつがいのラドンが微笑ましかったですよ」

 

黒木「怪獣と共闘するとは、時代も変わったものだな…」

 

 

 

 

 

ロシア

 

 ロシアのベーリング海に面したとある場所では、現地の人が発見した洞窟で『あるもの』を発見し、その調査のために日本の国立生命科学研究所職員の五条梓が所属する調査チームがやってきた。その中には、アドノア島にいるゴジラや他の怪獣たちの様子を見た帰りで調査チームに同行する事となった三枝未希の姿もあった。

 

梓「これは…卵の殻と生き物の死骸なのでしょうか…?」

 

大前「そのようだが…」

 

 ふと、足だけが残った生物の死骸や卵の殻の様子に気付いた。。

 

大前「だが、死体の腐敗の具合や孵ってから時間があまり経過してないようだ」

 

梓「とすると、これらの卵が孵ったのは3~5日も前の事になるのでしょうか?」

 

大前「そう考えるのが妥当だ。だが、これ程の大きさの卵から生まれてくる生物は一体、何なのだろうか…?一種の古代生物かも知れないが…」

 

梓「足しか残っていない上に以前、翼竜の卵だと思って回収した卵からゴジラザウルスの赤ちゃんのベビーが生まれたケースがあったので、予想が難しいですね…。三枝さんはどのような生物だと思いますか?」

 

未希「私は…」

 

???「ギャオオオン!」

 

 突如、何かの生物の鳴き声がした。

 

大前「この鳴き声は…?」

 

 鳴き声の主はエリマキトカゲっぽく見える怪獣であった。しかも、その怪獣は付近の集落を襲い、人々を喰らっていた。

 

住人「(訳)た、助けてくれぇ~っ!!」

 

 助けを求めるも、その直後に叫んだ人は怪獣に食われてしまった。

 

梓「人を食べる怪獣!?」

 

未希「あの怪獣、私達を餌と認識しています!」

 

大前「まさか、あの卵から生まれたのでは!?」

 

梓「急いで逃げましょう!」

 

 調査チームはエリマキトカゲっぽい怪獣、ジーダスから逃げようとしたが、予想以上にジーダスの動きが速く、追いつかれようとしていた。

 

ジーダス「ギャオオオン!」

 

 次の餌をジーダスは梓に定め、舌を伸ばした。

 

梓「きゃあああっ!!」

 

大前「五条君!!」

 

 ところが、その際に青い熱線が飛んできて、ジーダスに深い火傷を負わせて吹っ飛ばした。

 

ジーダス「ギャオオオン!!」

 

大前「あれは…!」

 

 熱線を吐いた主こそ、ゴジラであった。

 

未希「ゴジラ…!アドノア島から駆け付けたの…?」

 

 今のゴジラは卵から生まれてしばらくの間は人間の元で育ったためにかなりお人好しであるが、育ての親である梓を食べようとしたジーダスへの怒りは途方もないものであった。

 

ゴジラ「グオオオン!!」

 

ジーダス「ギャオオオン!」

 

 食事の邪魔をされたジーダスも怒って舌を伸ばしたが、容易くゴジラに掴まれて逆に空中に振り上げられてから地面に叩きつけるゴジラプレスを何度も受ける羽目になった。

 

ジーダス「ギャオオオン……」

 

 何度もゴジラプレスを受けたあと、ジャイアントスイングで投げ飛ばされたジーダスはダメージが蓄積しており、ゴジラは近づいてからジーダスの舌に噛みつき、そのまま噛み千切った。

 

ジーダス「ギャオオオン!!」

 

 舌を噛み千切られたジーダスは大量に血を流した。そして、止めのスパイラル熱線を受けてジーダスは爆散した。

 

調査員「我々は、ゴジラに助けられたのでしょうか…?」

 

大前「そうだな…」

 

 ジーダスを撃破した後、ゴジラは梓の方へ視線を向けた。

 

梓「ベビー…いえ、ゴジラ…。私を助けるために現れたのね…」

 

ゴジラ「グオオオン…」

 

 ゴジラとなっても尚、育ての親である梓の事を覚えており、たった1頭の同一種族の仲間を喪った事もあり、育ての親との再会に嬉しそうな鳴き声を出した。梓もまた、ゴジラとの再会にベビーと一緒に過ごした日々が走馬灯のように蘇り、ベビーが立派なゴジラの姿になった事に感極まって大泣きした。

 

未希「ゴジラ、ベビーだった頃みたいに嬉しそうにしている…」

 

大前「感動の再会に水を差す形で済まないが、我々を襲った生物は何なのだろうか…?あの卵から孵った可能性もあるが…」

 

梓「あの怪獣の死体と洞窟にあった卵の殻と足だけの死骸、調べてみる必要があるようですね…」

 

 発見された卵から孵ったかどうかを調べるため、洞窟で見つけた卵の殻や足だけの生物の死骸、爆散したジーダスの死体の一部を持ち帰って調べる事となった。育ての親の身の安全が心配なのか、ゴジラもその後を追いかけていた。…しかし、死骸と同じ足を持つ生物がどこかへ行き、洞窟のさらに奥にはまだ孵っていない卵があり、それをアラビア人らしき男が見つけていた。

 

エージェント「(訳)これは…世紀の発見だ!もしかすると、落ちぶれたサラジアを立て直せる鍵になるかも知れない!」

 

 ビオランテ事件以来、多数の国から国交を断絶され、海外企業さえも撤退して落ちる所まで落ちぶれてしまったサラジア共和国のエージェントは祖国を立て直すためのカギとして卵を持ち帰る事にした。ビオランテ事件を経ても全く学習せずに未知の卵をゴジラ細胞に代わる新しい資源として利用しようという欲に目が眩み、恐ろしい事態を招くとも知らずに……。

 

 

 

東京

 

 同じ頃、未来人の事件に関わった寺沢健一郎は事件後は事件前のようにノンフィクションライターをやっていた。

 

寺沢「やれやれ、ゴジラのメルトダウン以来、怪獣の出現が頻発するようになっちまったな…。これは破滅への前触れっていう奴もいるけど、どうなんだろうな…(それにしても、エミーは未来で元気にしてるんだろうか…?ま、何の連絡もないって事は元気にしてるって)」

 

???「健一郎はいマスか?」

 

 突如、外人っぽい喋り方をする声が聞こえたために寺沢は外へ出た。すると、玄関には未来へ帰ったはずのエミーとアンドロイドM11がいた。

 

寺沢「噂してりゃ、エミーが来たじゃねえか!で、今回は遊びに来たのか?」

 

エミー「そうじゃないの!今、23世紀の世界が大変な事になっているのよ!」

 

寺沢「23世紀の世界が?」

 

M11「エミーと一緒に23世紀に帰ってしばらくシタ後、人食い怪獣が現れたのデス」

 

寺沢「人食い怪獣だって!?」

 

エミー「あの怪獣は人間を好んで捕食する上に空を自在に飛び回り、どんどん湧いてくる最低最悪の怪獣よ!ゴジラなどがマシに見えてくるぐらいだわ!」

 

寺沢「おいおい、とんでもねえ事態になってるぞ!」

 

M11「人食い怪獣のせいデ、23世紀の世界ハ大半の国が壊滅状態にナリ、日本ガ最後の砦となったのデス。ソノ事態に上層部ハ原因が怪獣が20世紀からタイムワープしてきたと判断シマシタ」

 

寺沢「20世紀からタイムワープして23世紀に送られただって!?」

 

エミー「だから、私はM11と一緒に再び20世紀に来たのよ」

 

寺沢「俺達の時代に23世紀で湧いている人食い怪獣出現の謎があるって事か…」

 

エミー「それに、23世紀に帰ってから判明したのだけど、私達が行った歴史改変が何者かによってキングギドラが現れたりした事以外は本来の歴史通りになっている可能性があるのよ」

 

寺沢「何者かに元通りにされただって!?」

 

エミー「そうでなければ、権藤一佐が死亡したままになってたり、ゴジラに関する記憶がそのままだったりするのはおかしいんじゃないかしら?」

 

寺沢「言われてみりゃあ、そうだな…」

 

エミー「とりあえず、私達をG対策センターに案内してほしいの。私達の時代とあなた達の時代を救うためにも、彼等の協力が不可欠なのよ」

 

寺沢「わかった。俺が何とかしてみる」

 

 エミーとM11はG対策センターへ向かう事となった。未来やこれまでゴジラ関連の騒動に巻き込まれた人達を巻き込んだ一大事が起ころうとしていた。




今回の話はこれで終わりです。
今回はそれぞれの場所で大事件の予兆が起こるのを描きました。
スーパーXⅣの元ネタは初期案のスーパーXⅢで、面白そうだったためにその案を利用してスーパーXⅣが思いつきました。スーパーXⅣはパラメータ的にスーパーXⅢの防御力の大半を機動性に回し、モスラやラドンともスピードで勝負できるほどの高機動メカという感じにしています。
まず、ガメラ側の人物より先に主役のガメラさえ差し置いてジーダスが出ましたが、ぶっちゃけジーダスはゴジラの噛ませであり、五条梓と完全なゴジラとなったゴジラジュニアとの再会という名場面を作るための犠牲となったのだ…(オイ!)。
また、ゴジラvsキングギドラでの矛盾を逆手にとり、未来人が行った歴史改変の大半を元通りにし、今回の大事件を引き起こす黒幕が出てきます。
ガメラの方は大怪獣空中決戦がメインですが、ガメラの敗北やある怪獣の大量発生など、ガメラ2やガメラ3の要素も出てきます。
今まで執筆していたシンフォギアの小説はモチベーションの関係で当面の間はお休みし、こっちを執筆します。
次の話はvsモスラに出てきた藤戸一家やコスモスが登場し、米軍基地を襲った謎の生物と発見された割れた卵の中身や足だけ残った死骸の正体が判明します。
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