首相官邸
ファットからの予告は他の国も知る事となった。
ファット『怪獣と組んだ結果とはいえ、姫神島の個体と新たに日本へ飛来したギャオスを素早く全滅させた日本政府、及び自衛隊には賞賛を送るとしよう。だが、1週間後に成体となったキングギャオスがギャオスの群れを引き連れて日本にやってくる。ここまで素早くギャオスを全滅させた日本政府への褒美として大人しく滅ぼされるか、最後まで抵抗するかの選択の猶予を1週間与えよう。無論、最後まで抵抗するならば他国の援軍を呼んだり、様々な秘策を考えてもいいのだがな』
五十嵐「キングギャオスが成体になるまでの間とはいえ、我々に猶予を与えるとはな…」
米大統領『(訳)ファット、超大国であるアメリカを差し置いて日本に挑戦状を叩きつけるとはどういう事だ!?』
露大統領『(訳)国力は我々の方が日本より勝っている!それだというのに、まるでロシアもアメリカも眼中にないような予告だ!奴は神にでもなったつもりか!?』
五十嵐「双方とも、落ち着いてください!落ち着いて冷静にならなければ」
米大統領『(訳)ここまでコケにされて落ち着いていられるか!』
露大統領『(訳)だいぶギャオスの方は片付いた!ギャオスの王などというキングギャオスなど、わが国が総力を挙げれば捻り潰せるはずだ!』
五十嵐「待ってください!キングギャオスはガメラの攻撃が効かなかった怪獣です!そのような怪獣に無策且つ力押しで挑んでも犠牲が増えるだけなのです!」
米大統領『(訳)じゃあ、どうしろというのだ!?』
五十嵐「こういう時こそ、冷静に話し合って知恵を出し合い、どうするのかを決めるべきです。違いますか…?」
五十嵐の説得に双方とも反論できなかった。それから少しして…。
補佐官「総理、よく大国の説得ができましたね。13年も前の三田村総理の時のような感じでした」
五十嵐「あの人には及ばないよ。人1人でできる事は限られている。知恵を出し合い、力を合わせて初めて何でもできるのだと思うよ」
補佐官「そうですか…」
五十嵐「それよりも、1週間後にはキングギャオスがギャオスの群れを率いてやってくる。それまでに様々な対策を練らねばな…」
補佐官「各方面で対策を練っているところです。一応、アメリカを始めとした各国もバックアップすると通達がきました。しかし、中国と韓国は…」
五十嵐「思惑もあってGフォースに加入したアメリカやロシアと異なり、中国と韓国は反日感情と怪獣災害を対岸の火事とみなす姿勢故にGフォースへの参加さえ拒否していたのだからな…。おまけにギャオスによる被害も特に深刻で、反日感情と組み合わさって加入したくないのだろう。あの二か国はあてにしない方がいい」
どこまでも反日感情剥き出しの二か国を五十嵐は完全に見限っていた。
五十嵐「それより、ギャオスの群れの動向は?」
補佐官「現在、東南アジアや南アジアの森林伐採地帯とそれに携わる会社、工場を襲撃して多くの人間を捕食している模様です」
五十嵐「過ぎたるは猶及ばざるが如し…。ファットはギャオスに人間を捕食させて力づくで環境破壊を阻止するつもりか…?」
G対策センター
Gフォースや自衛隊の面々が首相官邸に届いたファットからの挑戦状を見て、今後の事を検討していた。
麻生「ファットめ、神気取りで我々に猶予を与えるとかほざきおって…!」
黒木「だからといって、何の策もなしにキングギャオスと戦ってもこっちがやられるだけです」
麻生「だったら、成体に成長する前にキングギャオスを…」
黒木「それは非常に困難です。キングギャオスを倒そうとしてもギャオスの群れをどうにかする必要がありますし、キングギャオスも相当な防御力を持っています。無策で成体への成長を阻止しようとしてもこっちがやられますよ」
スペースゴジラ襲来時に先代ゴジラの炉心暴走、今回のギャオス騒動とずっと思うように動けない事態の連続に麻生は悔しい様子であった。
黒木「立花准将、自分と共に代表として来られたあなたの意見を伺いたいのですが…」
立花「私としては、キングギャオス襲撃時の備えはもちろんですが、首謀者であるファットのアジトを突き止める事も重要だと思います」
麻生「アジト?」
立花「キングギャオスとギャオスの群れは人口密集地を襲撃し、多くの人間を喰らってからまた別の人口密集地へ向かうを繰り返してしますが、その道中でテロリストの拠点や森林伐採や海洋汚染されている場所に飛来し、そこにいる人間全てを捕食し、工場や会社を破壊した事例もさっき入ってきました」
友満「テロリストの拠点や工場や会社を破壊した?」
麻生「そんなに多くの人間がいない場所へわざわざ飛来するのはおかしいぞ」
黒木「それこそ、人間による環境破壊を嫌うファットがギャオスを操るか何かしてそこへ向かわせ、人間を捕食させて環境破壊を止めているのではと思います」
麻生「いくら環境を守るといっても、やってる事は怪獣による無差別虐殺ではないか!」
黒木「だからこそ、それを食い止めるためにもファットのアジトを突き止める必要があります」
友満「心当たりは?」
黒木「我々も色々と話し合ったのですが、一番怪しいのはガメラが向かおうとしていた二子山だと思います」
黒木はマップ上の二子山に指差した。
友満「二子山か…」
黒木「我々はキングギャオス襲撃に備えます。なので、Gフォースの方で二子山への突入をやってもらいたのですが…」
麻生「二子山か…。いいだろう、こっちで突入の準備をしておくとしよう」
富士山
富士山では、芽留が超能力でガメラがまだ生きているかどうか確かめていた。
米森「どうなんですか…?」
芽留「あの子の言った通りよ。微弱だけど、ガメラはまだ生きているわ!」
米森「それで、いつぐらいに目覚めそうですか?」
芽留「流石にそこまではわからないわね…」
拓也「それより、ギャオス調査組は朝から何かあったそうだが…」
雅子「富士山の樹海で奇妙な生物の死骸が見つかったのと、朝鮮半島から飛来したギャオスと交戦した場所である南明日香村で何か見つかったそうよ。今から南明日香村に向かえってさ」
拓也「南明日香村で?」
南明日香村
ギャオス調査組は南明日香村でギャオスが飛来する前に爆発音がした祠の調査に来ていた。
真弓「本当に、この祠で爆発音がしたら、亀型の石が壊されていたのね?」
龍成「綺奈と見に行ったら、そうなっとったんや」
梓「それにしても、この卵の中身は富士の樹海に打ち捨てられていた奇妙な生物の死骸と何か関係があるのかしら…?」
未希「こういった事は桐島博士に頼んで解析してもらいましょう」
卵の付着物と謎の生物の死体を筑波へ運ぼうとした一行は祠を出ると、綺奈が待っていた。
梓「どうかしたの?」
綺奈「ガメラは、その後どうなったの…?」
未希「…ガメラはギャオスの王であるキングギャオスに敗れて、富士山の火口に墜落したの。でも、安心して。ガメラは死んでないから、必ず復活してキングギャオスとギャオスの群れをやっつけに行くわ」
綺奈「生きてたんだ…」
龍成「それにしても綺奈、助けられてから随分とガメラへの印象が変わったもんやなぁ」
綺奈「私を助けてくれたから、何か恩返しをしようと思ってて…」
未希「その時が来たら呼ぶからね」
真弓「そろそろ藤戸教授がここに来るから、私達は筑波に向かいましょう」
拓也たちと交代する形でギャオス調査組は筑波へ向かい、拓也は守部の一族からの聞き込みや祠の調査を行った。
拓也「なるほど…。守部はその柳星張って奴の封印を監視し続けていたのか…」
米森「あと、爆発音ってのも不思議なもんだ…」
雅子「きっと、ファットの仕業よ。ファットがその封印を強引に破壊して柳星張ってのを解放したのよ。もしかすると、あの中にキングギャオスが」
拓也「それはあり得ねえな。キングギャオスはファットがギャオスとキングギドラの細胞を使って造り上げたごく最近の新種だ。そんな奴が柳星張のはずがない」
雅子「じゃあ、何のために柳星張を解放したというの?」
拓也「とりあえず、餌として解放したんじゃないか?」
米森「餌…?」
ふと、見回ってみるとガメラの勾玉と似た勾玉を発見した。
雅子「ねえ、これって…」
拓也「勾玉だ…」
筑波生命工学研究所
奇妙な生物の死骸と卵の付着物の検査結果が出た。
真弓「どうでしたか?」
桐島「結論から言いましょう。この生物はギャオスの変異種、または海棲ギャオスのように最初からあの姿の特別なギャオスと言えるでしょう」
真弓「カタツムリみたいな生物が、ギャオス…?」
桐島「ギャオスだとわかったのは、死骸と卵の付着物から調べた結果、染色体がギャオスのものと一致していたからです」
梓「あの生物が変異種か特別なギャオスだとわかりました。ですけど、そんなギャオスをファット博士が切り捨てたのはおかしいのではないでしょうか?」
桐島「あの人は昨日の会話でも話していた通り、いくら強力でもゴジラ細胞のように制御不能なものと不安定なものは一切好みません。きっと、あのギャオスを育てるより原種のキングギドラの細胞と組み合わせた方がより確実にギャオスの王に相応しい強力なギャオスができあがると判断して、あのギャオスをキングギャオスに捕食させたのだと思います。仮に他の生物の遺伝子を取り込み、自分の遺伝子に組み込めたとしても、今度はゴジラ相手だとそれが仇になる危険性があるとして切り捨てたという見方もできます」
未希「そう言えば、基本的にゴジラ細胞はゴジラ以外の生物には制御できない…」
桐島「映像を見てわかったのですが、キングギャオスにはどうやら肉片だけでも捕食すればその生物の遺伝子を組み込む事ができるようです。これを」
桐島は中国やインドでキングギャオスがプラズマ火球を使う映像を見せた。
梓「あれは、ガメラの…」
桐島「恐らく、ガメラの肉片を食べた事であのガメラの技が使えるようになったのでしょう。僕の推測と組み合わせると、キングギャオスはあのギャオスの上位互換ともいえるから、ファット博士はもうあのギャオスが不要だったと思えます」
その場へ職員が来た。
職員「博士、調査隊の人からお電話です」
桐島「わかりました」
桐島は電話に出て、勾玉の事を聞いた。
未希「どうしましたか?」
桐島「先程、南明日香村の祠を調査していた藤戸教授がガメラの勾玉と似た勾玉を発見したそうです」
梓「あの祠から?」
真弓「きっと、このギャオスのものよ。まさか、ガメラと同じように交信ができるギャオスなのかも知れないわ…」
桐島「そうかも知れません。だとすると、このギャオスはファット博士の独力で造ったものではないようです(交信…?もしかすると、ファット博士がこのギャオスを切り捨てたのは…)」
洞窟
桐島の推測と繋がるようにアキレもファットに聞いていた。
アキレ「ねえ、どうしてあれを切り捨てちゃったの?キングギャオスに及ばなくてもそれなりにマシなギャオスになるはずだったのよ?」
ファット「だから言っただろう?あれがどう成長しようとも、ゴジラを超える事はできないからキングギャオスの餌にしたと」
アキレ「柳星張を切り捨てた理由はそう言ってるけど、他にも柳星張は成長に人間との交信が必要だから、途方もなく人間嫌いであるが故、柳星張が成長過程で人間と繋がるのをとても嫌っているのがもう一つの理由なんでしょ?」
図星を突かれたが、ファットは何も否定しなかった。
ファット「…ガメラ製造の技術の一部を組み込んだから、あれは不安定なのだ。あんなものなどより、成長過程でも人間との繋がりが必要ないキングギャオスの方がよっぽど安定していて強力だ」
アキレ「世界でも3分の1近くの人口を誇る中国とインドの人口を億単位でキングギャオスとギャオスの群れの餌にし、中国の工業地帯や東南アジアや南アジアの熱帯雨林の伐採をやっていた人間も全てギャオスの餌にしたのだけど、次はどこを襲撃するの?」
ファット「次はアフリカ、さらにその次は南アメリカだ。環境破壊への反対運動を起こした所で壊す連中はそれを受け入れず、何も変わりはしない。環境破壊を止めるには、それに携わる輩を皆殺しにするしか方法がないのだからな…。ごほっ!」
ところが、ファットは血を吐いた。
アキレ「おと」
ファット「…私の身体もそろそろガタがきているな…」
アキレ「だったら…」
ファット「それはやめてほしい。私は…お前と違って身体も心も生きる事に疲れ始めているのだからな…。だが、死ぬ前にやっておかねばならない事はある…」
自分でも死期が近づいているのを悟っていたファットであった。
アフリカ
通過途中で中東諸国のイスラム過激派のテロ組織や、サラジア共和国を襲撃して壊滅的被害を与えたギャオスの群れは今度はアフリカに攻め込んだ。
キングギャオス「ギャーオォーーッ!!」
住人A「(訳)な、何だ!?」
住人B「(訳)に、逃げろ~~っ!!」
熱帯雨林周辺はもちろん、サヘルもギャオスの群れの襲撃対象になり、多くの住人がギャオスに捕食された。
アドノア島
キングギャオスに逃げられた後で一旦、アドノア島に帰ってきたゴジラは各国が置いて行った核物質を補充していた。
ゴジラ「グオオオン…」
故郷のアドノア島に帰ってきたのは、未希達の推測通りに核物質を補充して来たるべきギャオスの群れとの決戦のためであった。ちょうど時を同じくして帰ってきた各怪獣たちにも来たるべき時の事を伝えていた。
大河内財団ビル
その晩、桐島はキングギャオスの対策として『あるもの』を譲ってもらいに大河内財団に来ていた。
誠剛「何?ゴジラ細胞を使いたいのか?」
桐島「父さんは『宝の持ち腐れは大嫌いだ』とか言ってたじゃないですか」
誠剛「はっはっはっ!これは先手を取られてしまったな…!」
桐島「そりゃあ、ビオランテ事件の際に父さんはそう言ってたからですよ」
誠剛「そうだな。ま、あの事件以来、ビオランテを通して重大な作用が発覚したために各国はゴジラ細胞に手を出さなくなり、日本政府が持っていたゴジラ細胞は再びここに封印されたのだからな。そのゴジラ細胞を何に使うのかな?」
桐島「敢えて言いません。ですが、これだけは言えます。『毒を以て毒を制す』と」
誠剛「なるほど、その考えか…」
義理とはいえ息子の桐島の頼みを誠剛は快く引き受け、大河内財団で封印されていたゴジラ細胞を使わせた。
南アメリカ
数日後、熱帯雨林周辺やサヘルを襲撃してまたしても億単位で捕食したギャオスの群れは今度は南アメリカに侵攻し、やはり熱帯雨林周辺を中心に襲撃を開始した。
キングギャオス「ギャオオオオオッ!!」
住人「(訳)黄金の鳥の化け物だぁあああっ!!」
伐採関係者は全て、ギャオスの群れに捕食された。
首相官邸
ギャオスの群れとの戦いが刻一刻と迫る中、国会議員の中には地方へ逃げようとする輩も出始めたが、五十嵐は逃げなかった。そこへ、斎藤が来た。
斎藤「総理、ギャオスの群れが来るとどこが戦場になるのかわかりません。どこか、避難先を見つけられた方が…」
五十嵐「心配するお気持ちはわかります。ですが、もう逃げられないようです…。外をご覧ください」
外を見てみると自衛隊が警備に目を光らせており、猛獣らしき生物の気配が政治家にもわかった。
斎藤「では、ギャオスの群れに恐れをなして逃げた国会議員は…」
五十嵐「襲われても仕方ないでしょう。ですので、私は逃げ場がない以前に最高責任者として逃げません。そういうあなたこそ、避難した方がいいのではないのですか?」
斎藤「あの猛獣がいては逃げたくても逃げられませんよ、総理…!」
五十嵐「そうでしたな。ここから避難すべき関係者も逃げ場がないが故、ここに留まるようですから」
道路
五十嵐が察した通り、1週間後に来るギャオスの群れに恐れをなして地方へ逃げようとした国会議員にエイや狼にアルマジロなどのような猛獣が襲い掛かった。
国会議員「お、狼にエイにアルマジロ!?」
見慣れない猛獣が襲い掛かってきた事にポカンとしている間に猛獣は車の窓をブチ破り、中にいる人全員に襲い掛かった。
国会議員「うぎゃぁ~~っ!!」
猛獣に襲われた国会議員は捕食された。
G対策センター
恐怖のあまり、逃げようとした国会議員を捕食した猛獣の事はすぐに報告された。
友満「アルマジロや狼にエイのような怪物が国会議員を襲った?」
五十嵐『先程、目撃者からその話が寄せられました。偶然、目撃者が敷き殺した猛獣の細胞を筑波生命工学研究所の桐島博士に解析したところ、猛獣はギャオスだと判明しました』
麻生「小型のギャオスだと!?」
五十嵐『姫神島では海に適応した海棲ギャオスも出現したのです。アルマジロ型などのギャオスがいたとしても、不思議ではないでしょう。これは、ファットから「戦いを放り出して逃げようとすれば命はない」というメッセージと捉えています』
麻生「小型のギャオスを放って国会議員の逃げ場まで塞ぐとは、とことん用意周到な奴だ…!」
五十嵐『では…』
麻生「…逃げ場を塞がれたのであれば、こちらから攻め込むまでだ…!選抜した突入部隊に二子山への突入を命じる!」
二子山
Gフォースが選抜した二子山の突入メンバーは、かつてメカゴジラを操縦していたメンバーとハイパーメカキングギドラを操縦している結城達であった。そこへ、エミーとM11も同行する事となった。
佐々木「アンドロイドはともかく、一般人は危険じゃないのか?」
エミー「これでも光線銃の扱いには長けているし、何より私の故郷である23世紀の世界をメチャクチャにした奴は許せないわ!」
結城「本当に強気な女だな」
新城「それより、小型ギャオスにはどのような武器が有効なのだろうか…?」
M11「コレを受け取ってください」
M11は突入メンバーに光線銃を渡した。
M11「コレがアレバ、小型ギャオスを一撃で倒せます」
佐々木「ありがとう。これならば、全員で警戒して進めば小型ギャオスも大丈夫だ!」
曾根崎「はい。今回の突入メンバーで最も階級が上なのは結城少佐です。少佐、全体の指揮をお願いします」
結城「やれやれ、こういったのには縁のねえ俺がこのメンバー全体の指揮をとる事になるとはな。そんじゃ、二子山に突入してファットのアジトを突き止めるか。準備はいいか!?」
一同「おう(YES)!」
メンバーの中で最も階級が高い結城が隊長、佐々木が副隊長として二子山に突入した。二子山に突入すると案の定、狼ギャオスやアルマジロギャオス、エイギャオスが続々と現れた。
佐藤「噂をしてたら、本当に小型ギャオスが出てきた!というか、あれが全てギャオスだなんて信じられないぞ!」
佐々木「怯むな!怯んで隙を見せたら俺達がギャオスの餌になってしまうぞ!」
結城「今の俺達がやるべき事は…ビビらずにひたすら前進あるだけだぁあ!」
各員とも正確な射撃で小型ギャオスの頭部や心臓を可能な限り的確に撃ち抜き、短時間で絶命させ続けた。一方のM11はアンドロイドであるが故、厳しい訓練を積んだGフォースの隊員を遥かに凌駕するスピードとパワーで小型ギャオスを翻弄し、接近して来た狼ギャオスの顎を掴み、引き裂いて殺すといった、生身の人間では到底できない事もしてみせた。
新城「これが、23世紀のアンドロイドの力か…」
佐藤「確か、記録によると自分の足で走って自動車を追い越したりしたっていうのもあったぞ」
結城「敵に回ったらヤバイが、味方だとこんなに頼もしい奴はいねえな、こりゃあ」
エミー「それって誉め言葉?」
結城「ま、そんなもんさ」
M11「進みまショウ」
二子山を進んでいると、何やら怪しい洞窟を見つけた。
曾根崎「ここの洞窟がとても怪しく感じます…」
結城「って事は、ここがファットのアジトって事か…」
佐々木「ガメラがここへ向かおうとしていたのだから、その可能性は高いだろう…」
結城「そんじゃ、突入だぜ!」
洞窟に突入すると、またしても小型ギャオスが待ち構えていた。
新城「やっぱりここにもギャオスか!」
結城「だとしても、やる事はさっきと同じだぜ!もたもたしてたら、たちまち俺達がギャオスの餌だ!」
再び一同は小型ギャオスと交戦し、全て片付けたのであった。
M11「コレで、ここにいたギャオスは全滅デス」
エミー「それじゃあ、先に行きましょう!」
ギャオスを片付け終わり、一同は洞窟のさらに先を目指した。
これで今回の話は終わりです。
今回はファットが1週間後にギャオスの群れが日本に来る事を伝えるのと、それぞれの人物たちが1週間後の決戦に備えるのを描きました。
地方へ逃げようとした国会議員に襲い掛かり、二子山で待ち伏せしていた小型ギャオスは全てPSのゲームのガメラ2000に出てくるアルマジロギャオスや犬ギャオス、エイギャオスが元ネタです。
また、今回はイリスが変異種、もしくは特殊なギャオスである事が判明したのと、なぜファットがイリスを切り捨ててキングギャオスの餌にしたのかを桐島が推測するというのも入れています。
次は二子山突入メンバーが洞窟のさらに先を進む事となります。