「武治さんが呼んでる?」
「ええ、お父様が例の親子の件について話をしたいと」
「俺に通す様な話あったかなぁ?まぁいいや。いつ行けばいいの?」
「早いうちに…と言いたいところですが学園から向かってしまうと
「分かったよ。とりあえず…名前を出せば行ける?」
「はい、その様に手配しておきます」
うーん、どうなったのかは気になるけど…俺に何の話だろうか。高々1週間ほど前に相談されてからもう動きが決まったのかな?考えても仕方ない、明日話を聞けば分かるか。
「わざわざ来てもらってすまないね」
「いえ、俺こそそちらにお願いした身ですからね。…それに武治さんが動いた方が人目を引きますから」
「それもそうだな。ではまず報告からと行こうか。娘から相談された件についてだが、とりあえずは我がグループの不手際に巻き込まれたという事にして親子にはしばらくの保証を申し出ようと思う。その際子供は別のグループ関係の所に置こうと思っているのだが…どうだろうか」
「悪くは無いと思います。俺としてもやはり小学生にやらせる様な活動では無いですからね。ただ…」
「…そうか、やはり君も奴が不安か」
「そうですね。どうしても小学生ですからね、ぽろっと影時間に巻き込まれた話をしてしまうかもしれません。そうなるとやはりペルソナの素質がある事が分かってしまうかも知れませんね」
「…ふむ、だからこそ遠ざけることは得策では無いと思うわけか」
「はい。遠ざけて戻ってきた時にどう言った印象を持たれるか…を考えるとある程度、内情見せた方が良いのかもしれません。もちろんある程度分別がつく年齢になってからになるとは思いますが」
「なるほど。そういう意味で学園においてしてしまう方が良いと考えたわけか…。うむ、やはり息子の方は学園に置くとしよう。それと、変に遠ざける訳ではなく、幾月にも知らせてしまおう。荒垣君からの報告と言う形でだ」
「リスクはありますがそれが一番かも知れませんね…。そうなると、俺はあんまり見れませんが」
「ふむ、そこは娘達に期待しようでは無いか。あまり過保護にしても成長は見込めんからな」
「…そう、ですね。彼らを信じましょう。最悪出張って仕舞えば何とかなるでしょう」
「ふふ、君、本当に娘の一つ上なのかい?随分と大人びている。しかし、その通りだな。娘を信頼はしている。が、失敗した時に何とかしてやるのが大人…いや親の役目だ」
「そうですね、俺も先輩として恥ずかしくない様研鑽を積んでおきますよ」
「それは心強いな。…私に前線に出る力は無いからな。危険な役目は君や娘に任せてしまう。桐条グループ当主とはいえ何とも無力なものだ」
「ま、その辺は適材適所ですよ。兵站を担える人物があの子達の後ろに居るってのはそれは大きいですからね。何より危険な事をやってる分サポートはありがたいですよ」
「そうか、そう言ってくれるのなら君も私からの援助を受けてもらいたいものだが……、はぁ、わかっているよ。幾月の目がある以上は無理だな」
「そこまでやってもらっちゃうと言い逃れも出来そうに有りませんから仕方ないですよ。ま、俺は俺で何人か協力者を見つけてあるんで現時点では困って無いですよ」
「ふむ、君の事だ。さぞ有能な人物を捕まえているのだろうね。ぜひ事が終われば会いたいものだ」
「…ふふ、事が終わればですね」
「何かおかしな事を言ったかね?」
「事を終わらせる事ができる…そう信じる事が出来る様になっていたみたいですから」
「…‼︎確かに、前向きになれたかもしれんな。……いかんな、浮ついている様では幾月に気取られるやも知れん。名残惜しいがそろそろお開きとしようか」
「ええ、では天田親子の事よろしくお願いします」
「言われなくとも。君の無事を祈っているよ」
うん、大分いい方向に転がったんじゃ無いかな?…ま、ここから起きる事が俺の知らない事って当たり前だしな。わかってる事と言えば俺が悪魔やシャドウと戦わなければならないだろうという事くらい。だったら負けない様準備をするだけ…そう、それだけでいいのさ。
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