修学旅行も終わり、天田親子についての話し合いも済ませた。後は期末を終わらせて仕舞えばもう年の瀬…冬休みだ。春休みはいけないかも知れないからな、それを考えに入れたらやれる事なんて少ないな。とりあえずは例の倉庫にアメノウズメを連れて行ってみようかな。
その前に…ピクシーやエリザベス達からおねだりされていたクリスマスパーティだ。本当なら美鶴ちゃんや武治さんに誘われてたんだが…さすがの上流階級の催しには気後れしてしまったので断りを入れた。ま、向こうもまだ来るとは思ってなかったみたいなんだけどな。俺が気兼ねなく参加できるのも2年、いや3年後からかな。こんな展望を実現させるためにも頑張らなきゃならないね。
「ふんふーん」
「ゴキゲンだなピクシー」
「もっちろん‼︎封魔管の中でダラダラしてるのも悪くは無かったんだけど…こうしてオモテで色々できる方が楽しいから‼︎」
「そうか。そりゃ封を解いた俺もほっとするよ。ほら、そろそろ封魔管に戻ってくれるか?ベルベットルームへと行くからさ」
「はーい。ねぇ、リョウスケちゃん、着いたらすぐ呼んでよね‼︎」
「了解。ま、すぐだから待ってな」
…ま、大正時代とか明治時代からタイムスリップしてきた様なもんだからな。クリスマスパーティなんてハイカラなモノが楽しみで仕方ないらしい。何たって家にいる時からずーっとはしゃいで外に出てたんだから。せっかくだから楽しんで欲しいけどな。…ピクシーやウズメ、エリザベス達からしたら他神の誕生日なんて祝ってどうするんだって感じかも知れないけど、日本のクリスマスなんて形骸化の極みみたいな所あるからな。ただただ託けてお菓子を食べる会として楽しんでもらえたらいいだろ。
……結果だけで言おう。クリスマス会は何とか終わった、終わらせる事ができた。はしゃぎすぎたピクシーとエリザベスを引き離す事があれほど大変だとは思わなかった。なまじ時間の流れに無頓着な分中々お開きにならない事が大変だとは思わなかった…。実際長い1日だったぞ、すっげぇ疲れた。…はぁ、明日には沖奈へ向かうのに起きれるかな。
「むぅ、エリちゃんともう少し遊びたかったのに…」
「また、出てきたのか。まぁ、それは良いんだけど。エリザベスと遊ぶのはこれからいくらでも機会はあるって。何も今日一日で満足しなくっても大丈夫だって」
物足りなかった様子のピクシーが出てきたみたいだ。…自分から出てきてるけど、これ封魔管として役割果たしてるのか?まぁ、悪さをするでも無いし、ピクシーはマガツヒを浪費するってほどでもないからな。100年近く暇を持て余していた事を考えたらこのくらいは構わないんだけど。
「ねぇ、リョウスケちゃん。まだ…遊ぶだけの時間はあるの?」
「そうだなぁ。少なくとも5年はベルベットルームとの付き合いは続くんじゃないか?仮に俺があの部屋の客人で無くなったとしてもデビルサマナーとしての活動が無くなるかなんて分からないからな。どうしたんだ急に」
「…なんだか楽しすぎちゃって、アタシ、夢でも見てるのかなぁって。眠っちゃったらそのまま起こされるまで起きないのかなぁって思っちゃったら…寂しくなっちゃった」
「…うーん、こりゃああれだな、出会う事が出来るならば先代のライドウさんには1発ぶちかます案件だなぁ。ピクシー、俺がデビルサマナーを引退する時はさ、キチンとお目付役見たいな式神でもなんでも作れる様にしておくよ。そしたらピクシー、お前は自由にしてくれて構わないからさ」
「リョウスケちゃん…。えへへ、ありがとう。うん、その時、楽しみにしてる。……よーし、明日から頑張るっ‼︎じゃ、おやすみ」
「ああ」
俺がいなかったらずーっと封印されて忘れられていったのかと考えるとゾッとするなぁ。恨むよライドウさん…。
そろそろ10マンUAですね。本当にありがとうございます
新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します
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