年も明け、俺の高校2年ももう終わりかけだ。仲魔と共にメメントスの探索を行うのにも随分慣れたな。ただ…現状でもマガツヒはギリギリだ。これから仲魔が増えたとしても召喚して共に戦うメンツを増やすのは後一柱で限界かも知れないな。悪魔が強くなるほどこっちの仲魔も強くしないといけないからそうなるとマガツヒの消費も増えちゃうから仕方ないんだけどな。
久々にマスターから双葉ちゃんの相手をしてほしいとの事で呼び出しを受けた。バイトの日にお願いされる事はこれまでもちょいちょい有ったんだが、わざわざお願いされるってのも珍しいな。
「おう、悪りぃな。フタバがお願いするもんだからよ。なかなかワガママ言わねぇアイツに頼まれたらお前も叶えてやりてぇだろ?」
「え、なんかお願い事ですか?珍しいっすね。何かは聞いてます?」
「あー、聞いちゃいるけど、俺が言うのは筋違いだろ。アイツから直接聞いてくれ」
「分かりました。もう来るんですか?」
「おう、コーヒー飲んで待っててくれや。今日は奢ってやる」
「お、いただきます」
うーん、美味しいなぁ。此処でのバイトももう少しだしなぁ。ま、おかげさまでカレーもコーヒーも覚えられたけどさ。
「おーっす!そうじろうよろしくな‼︎」
随分と元気な登場だな。ま、元気で何よりだけど。
「おう、ほら、リョウスケはもう待ってるぞ」
「おはよう双葉ちゃん」
「うむ‼︎ワタシより早く来ていて何より‼︎」
「おい、何かいう事あるんじゃねぇのか?」
「そうじろう、分かってる。でもワタシにも準備時間というモノが必要で…」
「なんだよ、早くしねぇと昼になっちまうぞ」
「あー、うー、えーっと…あの、お出かけに連れてって欲しい‼︎」
「いいよ」
「ほら、アタシこんなんだからお母さんも心配しちゃうから無理だけど…そうじろうがね、リョウスケが居たら良いんじゃないかって言ってくれてさ、だから、一緒に行ってくれないか?」
「だから良いよ」
「ああ、あのさ…ってえ?」
「ほら、お出かけしたいんだろ?どこに行きたいのさ」
「ほ、ほんとか?」
「ほら、俺ももうすぐ高3になったら受験あるからあんまり此処に来れなくなるしな」
「そ、そうなのか…」
「流石に受験前にバイト来いって言う程俺も鬼じゃねぇからな。…まぁそのせいでフタバは少し寂しくなっちまうか」
「…でもそれなら仕方ないな。うん、じゃあ今日、アタシは頑張ってお出かけする‼︎それについて来てくれ‼︎」
「おうよ。それでどこ行きたいのさ?」
「うむ、秋葉原だ‼︎」
「…まーた、ディープな所を。たしかに小学生1人に行かせて良い様な街じゃないか」
「ま、お前が居るなら大丈夫だろ。気をつけて行ってこいよ」
「えへへ、ありがとう!」
「準備は出来てるの?」
「うん、バッチリだ。下調べも済んであるぞ」
「何か目的が有るのか。よし、じゃあ行こうか」
「おー‼︎」
あれだけ人見知りだったフタバちゃんも一緒にお出かけ出来るようになったのはすごい進歩だろ。まだ若葉さんの周辺もきな臭くなってないみたいだけど、いつどうなるか分からないからな。ま、今日はフタバちゃんにお付き合いするとしますかね。
新たな仲魔は誰?力不足を自覚してしまったウズメンがバトン(スキル)をいくつか託します
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